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『播磨国分寺』

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 兵庫県姫路市の東部の御着駅近くにある播磨国分寺である。
 手前の広い部分は、奈良時代聖武天皇の勅願により建立された国分寺址である。
 建立当時の遺構は特には見られないが、かつての場所に礎石や築地塀などが再現されている。

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 奥に見えるのは現在まで受け継がれている牛堂山国分寺である。
 現在の建物は姫路城主であった松平忠明が菩提所として再建したものと云われている。

 某公共放送のドラマ官兵衛の影響であろうか、観光する人もちらほらと見られる。

『讃岐国分寺址』

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 香川県高松市国分寺町の国の特別史跡である讃岐国分寺跡である。
 この国分寺跡には写真のように当時の資料に基づいた10分の1の石造りの模型が常設されている。

 この国分寺では遺構の保存状況は極めて良く、金堂、七重塔などの礎石がそのまま残っている。
 また築地塀の一部が実物大で復元されていたり、僧房跡は遺構を覆屋で覆い、建物の一部が復元され、内部を見学することができる。

 この国分寺跡の隣には現在の国分寺がある。
 四国八十八ヶ所の第80番である。

 また近くには現在は法華寺となっている讃岐国分尼寺跡、国分寺や国分尼寺の瓦を焼いた府中山内瓦窯(やまのうちがよう)跡がありこれも国の史跡となっている。

『備中国分寺』

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 岡山県総社市にある国分寺の五重塔である。

 かつてはこの場所に奈良時代、全国に創建された国分寺の一つ「備中国分寺」があったが、後年荒廃してしまっていた。
 その場所に天正年間(戦国時代)に備中高松城主・清水宗治が再興したがそれも荒廃し、江戸時代中期に再々建されたものである。

 現在の国分寺は日照山国分寺と云い、真言宗御室派の寺院である。
 この五重塔は重要文化財となっている。
 またこの備中国分寺跡は少し東にある備中国分尼寺跡とともに国の史跡に指定されている。

 付近は田畑で、春にはレンゲ・菜の花、梅、桃、桜が咲きカラフルな風景となるが、現在は夏、緑一色の中に佇む五重塔である。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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