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京阪電鉄本線 土居駅②:高瀬神社への訪問

 関西の鉄道駅で思い付きの気ままな途中下車をして、近隣のミニ探索を実施して行く。
 前回に引き続き、今回も大阪府守口市の「京阪電鉄本線」の「土居駅」での下車にて、駅の南東方向に鎮座する「高瀬神社」を訪ねることにしている。

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 「土居駅」から南東方向に延びる商店街「土居駅前通り」を進む。
 そして、5分程度進んだところで左手に神社の裏入り口があるが通り過ぎ、その先の広い道路との交差点を左折する。
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 そこには「式内社 高瀬神社」の東向きの社頭がある。
 「鳥居」、「社号柱」が建つ。
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 「鳥居」を潜ると、正面には「拝殿」、左手には「手水舎」がある。
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 また、右手にはフェンスに囲まれた工事中の領域がある。
 「参集殿」の建て替え工事とのことである。
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 そして、「拝殿」と両手前の一対の「狛犬」である。
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 「拝殿」の奥には「本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」とされている。
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 この「高瀬神社」は、奈良時代に「聖武天皇」の勅願で「僧 行基」によってこの「高瀬里」に創建されたとされる。
 しかし、付近からは「弥生式土器」が発見されていることから、この地ではもっと古い時代から祭祀が行われていたと推測されてもいる。

 「本殿」の左手に境内社が祀られている。
 「楠木稲荷神社」である。
 楠の大木も鳥居前に立っているが、安全のためか上部が切り取られている。
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 かつての「高瀬里」には「旧淀川」と繋がる「高瀬川」が流れていたとされる。  
 その川に「僧 行基」が「高瀬大橋」を架け、その橋を管理する「高瀬橋院」を創建したともされている。
 その川跡碑が、「高瀬神社」の広い道路を挟んだ南側に建てられている。
         2501eIMG_4565.jpg  史蹟高瀬川

 そしてこの地点で、「土居駅」を下車しての「高瀬神社」とその付近のミニ探索を終了したのであった。

京阪電鉄本線 土居駅①:守居神社への訪問

 関西の鉄道駅で思い付きの気ままな途中下車をして、近隣のミニ探索を実施して行く。
 今回は、大阪府守口市の「京阪電鉄本線」の「土居駅」で下車し、先ずは、駅の北西方向に鎮座する「守居神社」を訪ねることにしている。

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 「土居駅」で下車する。
 駅ホームは地上で、通過線2本を挟む2面2線の相対式である。
 そして、出口は南側の一ヶ所である。
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 駅横を線路を潜り、北西方向に進む。
 直ぐに、商店街「ポポラーレ土居」があり、アーケードの中を進む。
 少し進むと、右手に神社が見えて来る。
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 「守居神社」の社頭である。
 社頭には、「社号柱」、少し奥まって「鳥居」、もう少し奥まったところに「注連縄柱」が建っている。
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 右手には手前から、「手水舎」、「磐座」、そして樹木の幹の上の祠に「恵比須神像」が祀られている。
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 正面は「拝殿」であるが、その手前両側に一対の「狛犬」、そして神紋の「木瓜紋」が掲げられている。
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 「拝本殿」である。
 祭神は、「素戔鳴大神」、「賀茂別雷神」とされている。
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 この「守居神社」は、10世紀の初め頃に、淀川流域の守護神としてこの地に土居を築き社殿を構えて祀られたのが創建とされている。
 また、当初は地名の「土居の庄」から、「土居神社」と名付けられていたともされている。

 「本殿」の左手に、「稲荷神社」が祀られている。
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 また、境内左手には「塞神社」が祀られている。
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 境内を一巡したところで社務所にて「ご朱印」を頂き、「土居駅」を下車しての、「守居神社」への訪問を終了したのであった。

大坂メトロ堺筋線 北浜駅:少彦名神社とその周辺への訪問


           謹賀新年

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 本年も、関西の鉄道駅で思い付きの気ままな途中下車をして、近隣のミニ探索を実施して行く。
 今回は、大阪市中央区の「大阪メトロ堺筋線」の「北浜駅」で下車し、駅の南西方向に鎮座する「少彦名神社」を訪ねるとともに、その周辺も合わせて探索することにしている。

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 「北浜駅」で下車する。
 駅ホームは地下で、1面2線の島式である。
 そして地上へと出る。
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 地上は南北の「堺筋」である。
 左手に接着剤「ボンド」で有名な「コニシ㈱」の「登録有形文化財」の趣のある建物が見える。
 その先は東西の「道修町(どしょうまち)通」である。
 そしてそのその通りを右に入ると「神農さん」の看板が出ている。
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 「神農さん」とは、「少彦名神社」のことで、その門前である。
 「注連縄柱」、「社号柱」が建ち、「神紋」が掲げられている。
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 「注連縄柱」を潜ると、右手に「谷崎潤一郎」の「春琴抄の碑」が建っている。
 そして左手には、医薬の神らしく薬剤の棚が並んでいる。
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 その先は鳥居である。
 鳥居を潜ると、左手に社務所がある。
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 そして正面は「登録有形文化財」の「拝殿・幣殿・本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「少彦名命」、「神農炎帝」とされている。
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 この神社は、江戸時代の18世紀の後半、薬種中買仲間の伊勢講が、薬の安全と薬業の繁栄を願うために、京都の「五條天神社」より「少彦名命」の分霊をこの地に「神農炎帝」とともに祀ったことが起源とされている。

 境内には加えて、「伊勢神宮遥拝所」、「五社神社」が祀られている。
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 「少彦名神社」境内を一巡したところで、門前の「道修町通」を西へ向かって歩いてみる。

 最初に左側に現れるのは、「武田薬品工業㈱」の「北浜ビル」「道修町ビル」である。
 そして、その先には、「田辺三菱製薬㈱本社」、その向かいに「塩野義製薬㈱本社」などがある。
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 次に、「道修町通」を東へと進む。
 「堺筋」との交差点の北東角にある「コニシ㈱」の登録有形文化剤の建物である。
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 今度は、「少彦名神社」の北側の通りに行ってみる。
 境内からは見えなかった神社の「本殿」が見える。
 そして、西側直ぐに「登録有形文化財」の「青山ビル」、「伏見ビル」がレトロな雰囲気を醸し出している。
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 そしてこの地点で、「北浜駅」を下車しての「少彦名神社」とその周辺のミニ探索を終了したのであった。

京阪電鉄交野線 村野駅:村野神社とその周辺への訪問

 関西の鉄道駅で思い付きの気ままな途中下車をして、近隣のミニ探索を実施している。
 今回は、大阪府枚方市の「京阪電鉄交野(かたの)線」の「村野駅」で下車し、駅の東方向に鎮座する「村野神社」を訪ねるとともに、その周辺も合わせて探索することにしている。

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 「村野駅」で下車する。
 駅ホームは地上で、2面2線の相対式である。
 そして駅舎の東側の出口から出る。
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 駅前の府道を北へと進み、少し進んだところで右折し、住宅街の中を水路に沿って進む。
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 しばらくすると左手の高台に神社の杜が見えて来る。
 そして石段下に至る。
 また、石段横には皇帝ダリアも咲いている。(2024年12月12日)
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 石段を昇り詰め、石造りの「鳥居」を潜る。
 右手に「手水舎」、左手に「灯篭」が並ぶ。
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 そして、正面は「拝殿」である。
 「村野神社」の扁額も掲げられている。
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 「拝殿」の手前には一対の「狛犬」、中央の賽銭箱には「木瓜(もっこう)」と「左三つ巴」の神紋が描かれている。
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 そして「本殿」である。
 祭神は、神額に記載の通りで、「健須佐之鳴命(たけすさのおのみこと)」、「櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)」である。
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 この「村野神社」は、鎌倉時代に現在の枚方市牧野に鎮座する式内社「片埜神社」から分霊を勧請し、創建されたとされる神社である。
 また、それ以前の平安時代の中頃に、惟喬親王が狩猟の時に、大勢を連れて遊覧された荘園とも言われ、その頃には何らかの宮祠があったとも云われている。
 尚、現在の社殿は、昭和38年竣工落成の鉄筋コンクリート造り、銅板葺である。

 境内社が祀られている。
 「金毘羅大権現」、「稲荷神社」、そして、「西野神社(皇大神宮)」、「次野神社」、「火産靈神社」、「乾野神社」の4社の合祀社である。
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 そして、「神宮遥拝所」も祀られ、本殿裏の裏参道から退出したのであった。
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 裏参道の鳥居前の道は東方向に「東海大仰星中高」に通じている。
 少し進むと左手に通用門と校舎が見える。
 また、道路を挟んで向かい側に「枚方市立桜丘小学校」の校門がある。
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 全国高校ラグビーなどでよく知られる「仰星校」の東側の校門前まで進む。
 校内の案内図が掲載されている。
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 校門からの眺めである。
 左手は1号館(教室)、正面は2号館(本部)、右手には3号館(体育館)である。
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 また、正門の向かい側には、「枚方市立桜丘中学校」がある。
 次に、北側に回り込み、グラウンドを覗いてみる。
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 「仰星校」の西には公園がある。
 「印田町ふれあい公園」である。
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 公園には、遊具施設、運動広場などが設置されている。  
 また、公園からは、東方向に校舎を望むことができる。
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  そしてこの地点で、「村野駅」を下車してのミニ探索を終了したのであった。

京阪電鉄本線 野江駅:野江水神社への訪問

 関西の鉄道駅で思い付きの気ままな途中下車をして、近隣のミニ探索を実施している。
 今回は、大阪市城東区の「京阪電鉄本線」の「野江駅」で下車し、駅の西方向に鎮座する「野江水(のえすい)神社」を訪ねることにしている。

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 「野江駅」で下車する。
 駅ホームは地上で、通過線2本を挟む2面2線の相対式である。
 そして、駅の西口より出る。
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 西方向へと進む。
 少しの西方向に「JR野江駅」がある。
 駅を潜り、線路沿いに北方向へと進む。
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 少し広い道路と交差する。
 これを西方向へと進むと、右手に神社の鳥居が見えて来る。
 「野江水神社」の社頭である。
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 社頭には「鳥居」、「社号柱」が建ち、右手には、明治の淀川洪水の際に流されて、この地に漂着したとされる「水流地蔵尊」と「白杉大明神」が祀られている。
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 「鳥居」を潜ると、右手に「御神水」の井戸と「手水舎」が祀られ、そして参道の正面は「拝殿」である。
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 正面の「拝殿」には手前両側に一対の「狛犬」が祀られている。
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 「拝殿」の背後には「本殿」が祀られている。
 祭神は、「 水波女大神」とされている。
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 この神社は、「応仁の乱」で知られる「細川晴元」の家臣の「三好政長」が水害の多いこの地に「榎並城」を築城した時、その際、城を水害から護るために、城内に水神である「水波女大神」を祀ったのが始まりとされている。

 その後、「大坂城」を築城した「豊臣」秀吉が、水火除難の守護神として当社を篤く崇敬して社殿を修築したとされる。

 また、その後、度々の水害に襲われたが、難を免れた。
 しかし、明治の淀川大洪水にて倒壊し、再建されたとされる。
 そして、大阪大空襲では、この野江地区の辺りはその被害を逃れたとのことでもある。

 「本殿」の左手に境内社が祀られている。
 「野江稲荷大明神」である。
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 神社の北隣には「榎並小学校」がある。
 グラウンドに裏門があるが、そこに「榎並城跡伝承地」「榎並猿楽発祥の地」の石碑が建てられている。
 「榎並猿楽」は「丹波猿楽」の新座として隆盛したが、「応仁の乱」の影響を受けたこともあり、「大和猿楽」の観世に譲り渡したとされている。
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 そしてこの地点で、「野江駅」を下車しての、「野江水神社」とその近隣のミニ探索を終了したのであった。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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