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近鉄生駒線12・王寺駅の大和川

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から11番目の駅であり、南の起終点の奈良県北葛城郡王寺町にある「王寺駅」である。

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 「王寺駅」で下車する。
 駅ホームは、1面2線の端頭式で、単線線路が駅手前で分離する様子も確認できる。
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 駅舎から出る。
 右隣は、「JR大和路線」の改札口である。
 そして、右手に飲食店が並ぶ通路を、東方向へと進む。
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 左手にはロータリーとその先に「スーパー西友」、右手には「JR王寺駅」へのメインの階段があり、そして突き当りには「近鉄田原本線」の「新王寺駅」がある。
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 今まで、「JR王寺駅」・「新王寺駅」には2度のミニ探索をしている。 
 今回は、3度目と云うことで、北側の「大和川」を眺めてみることにする・

 ロータリーの傍を北へと進む。
 広い道路は「県道 王寺停車場線」に出る。
 その西方向、東方向の風景である。
 そして、道路を渡り、北へと向かう小路に入る。
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 古民家を改装した「BAR」も見られる。
 そして右折左折にて、「大和川」の堤防への石段に出る。
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 石段を上ると「大和川」の左岸土手へと出る。
 その東方向、北方向、西方向の風景である。
 北方向には、「生駒山」のアンテナ群が、西方向には「二上山」が見える。
 また、西方向には、「若草橋」が架かっている。
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 歩行専用の「若草橋」へと向かい、橋上へと進む。
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 橋上からの眺めである。橋下の「大和川ふれあい広場」、そして東側(上流)方向、西側(下流)方向である。
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 橋の先は工事現場である。
 工事は、「大和川の樋門築造等工事」とのことである。
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 そして、この地点で、「近鉄生駒線」と「王寺駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄生駒線11・信貴山下駅はケーブルカー

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から10番目の駅で、奈良県生駒郡三郷(さんごう)町の「信貴山下駅」である。

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 「信貴山下駅」で下車する。
 この駅は、1983年まで約60年間に渡って、「信貴山」へのケーブルの乗換駅であったので、駅舎は他の駅では見られない立派なものである。
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 前後するが、駅ホームは、2面2線の相対式で、列車の行き違いが可能となっている。
 ホームの上り(生駒)方向、下り(王寺)方向には、線路が合流し、単線となる姿が見られる。
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 駅からの出口は西側のみである。
 駅舎を出ると、正面に「信貴山」に向けて直線道路が登っている。
 ロータリーの左奥には、図書館・子育てセンターなどが建っている。
 また、駅舎の左手(南西側)には、「信貴山」へと多くの客を運んだ「東信貴鋼索線」の車両が保存展示されている。
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 ケーブルカーの車両は「コ9」形で、再塗装されたものである。
 この車両を眺めてみる。
 先ずは正面とその左右である。
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 次に背面と、その左右である。
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 そして、両側面である。
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 展示車両の周囲は公園状になっている。
 そこには、東信貴鋼索線の全体図も示されている。
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 歌碑が建っている。
 「山上憶良」の万葉歌碑である。
   「ひともねの うらぶれをるに 龍田川 みまちかづかば わすらしなむか」 
 である。
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 その他、「オルゴール水車」や円筒形の案内板も設置されている。
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 駅の改札内に戻る。
 そこにには、ケーブカーの車輪や運転席の用具が展示されている。
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 そしてこの地点で、「信貴山下駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄生駒線10・勢野北口駅は平隆寺

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から9番目の駅で、奈良県生駒郡三郷(さんごう)町の「勢野(せや)北口駅」である。

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 「勢野北口駅」で下車する。 
 駅ホームは、1面1線の単式である。
 駅舎はホームの北側にある。
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 駅を出て、北方向へ進むと、「県道 信貴山線」と交差するので、これを西へと進む。
 少し行くと、左手に「平隆寺」の案内があるので、これに従って左折する。
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 小路を進むと、右手に「平隆寺」の「本堂」が見えて来る。
 そして進むと、近鉄の踏切に出るので、その手前を右折し、細い道を進む。
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 進んで行くと道はカーブし、「平隆寺」の参拝口に到着する。
 「融通念仏宗 平隆寺」の寺号柱が建つ。
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 この「平隆寺」は、古代の豪族、「平群氏」の氏寺と考えられ、「聖徳太子」創建の46ヶ寺の一つに数えられる。
 現在の寺院は近世の建立で、古代寺院の跡はこの地下にあるとのことである。
 
 奥には「山門」が見えるので、進んで行くが、残念ながら閉じられている。
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 「山門」前には、説明パネル、そして右後ろに「五輪塔」も見られる。
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 境内は断念して、寺院の周りを回ってみる。
 「本堂」の斜め前方、そして側面である。
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 そして斜め後ろ、そして後面である。
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 「平隆寺」周囲の一巡を終え、元の「県道 信貴山線」へ出たので、今回の「勢野北口駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄生駒線9・竜田川駅の烏土塚古墳

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から8番目の駅で、奈良県生駒郡平群(へぐり)町の「竜田川駅」である。

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 「竜田川駅」で下車する。
 駅ホームは、1面1線の単式である。
 駅舎・改札口は東側のみに設けられている。
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 この「竜田川駅」の西方向の丘陵地に生駒山東麓の最大の古墳「烏土塚(うどづか)古墳」があるので、訪ねてみることにする。

 駅前の道路を南下し右折、踏切を渡り、西方向の坂道へと入る。
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 坂道の道路を進んで行くと、古墳への分かれ道があるので、これを右折し進む。
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 進んで行くと、左手に釣り池が現れる。
 釣り池の向こう遠くには「生駒山」のアンテナ群も見える。
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 釣り池の右手(東側)は古墳である。
 登ってゆく階段があるので、これを登る。
 登りの途中に「史跡 烏土塚古墳」の標柱が立っている。
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 更に登ると、前方後円墳の前方部に到着し、この上を歩いて後円部の頂上へと到着する。
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 説明板に古墳図が掲載されている。

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 古墳は拝所・前方部北向きの前報後円墳である。
 全長は60.5m、後円部の直径は32m、高さ6mで、後円部には横穴式石室があるとされている。

 頂上部からの風景である。
 北西方向には「生駒山」、北方向の眼下には「平群中央公園・西宮古墳」、北東方向には「矢田丘陵」と右下の「竜田川」河畔に桜並木が見える。
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 後円部の石室を見るために階段を降りる。
 石室は横幅に比べて高さがある。
 石棺には、二上山産の白色凝灰岩で構成されいるとのことである。
 尚、この墳墓の築造は、古墳時代後期(6世紀後半)と考えられ、平群氏族長の墓と推定されている。
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 この地点で、「烏土塚古墳」の見学を終え、「竜田川駅」へと戻る。

 先ほど古墳上から眺めた桜並木を見学してみる。
 駅前の道を北へと進み、右折する。
 直ぐに「竜田川」の桜並木に到着する。
 「竜田川さくら親水公園」と云う。
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 桜の時期でもあり(4月2日)、家族での散策や遊ぶ姿も見られる。
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 そして、「竜田川」の上流、下流の風景を眺め、駅へと戻り、「竜田川駅」のミニ探索を終了したのであった。
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近鉄生駒線8・平群駅の長屋王

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から7番目の駅で、奈良県生駒郡平群(へぐり)町の「平群駅」である。

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 「平群(へぐり)」とは難読ではあるが、その名付けの一説に、この地は「大和国(現奈良県)」の西端であることから、「大和国の辺郡(へぐに)」とされ、後に「平群」と転じたものとされる。

 「平群駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式で、単線区間内の駅ではあるが、列車の行き違いが可能なようになっている。
 そして駅舎は、西側のみにある。
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 駅前は、モニュメントが建ち、バス停を含む広いロータリーである。
 そして、ロータリーの北側には道路を挟んで、「平群町 総合文化センター」が建っている。
 またその向こう遠くに「生駒山」が見えている。
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 その道路を東へと進む。
 踏切を渡り進んで行くと、右手に「安明寺 叶堂 東三丁(300m強)」を示す、灯篭・標柱が建っている。
 そして、その向かいの小川沿いの小路を北へと進む。
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 しばらく進んで行くと、車道に突き当たる。
 そこには、「長屋王御陵公園」があり、その右手に「長屋王御陵」がある。
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 「長屋王」とは、奈良時代に「聖武天皇」の下で左大臣まで昇り詰めた皇族であるが、皇位継承に絡み、謀反の疑いがあるとして館が囲まれ、自殺に追いやられた人物である。
 また、「長屋王」は、「壬申の乱」で知られる「天武天皇」の孫でもある。

 御陵の拝所である。
 御陵は、直径15m、高さ1.5mの円墳で、そう大きくないものである。
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 この「長屋王」の御陵の北に、妃の「吉備内親王」の御陵がある。
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 御陵は、直径20m、高さ2mほどの円墳である。
 「吉備内親王」も、館を囲まれ、「長屋王」と4人の皇子と共に自殺に追い込まれたとされている。
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 そしてこの地点で、「平群駅」のミニ探索を終了したのであった。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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