『岩国市・白蛇神社&今津天満宮』
山口県岩国市今津町に鎮座する「白蛇神社」の鳥居の扁額である。
場所は、同じ今津町に鎮座する白崎八幡宮の少しの東南側である。
白蛇神社の社頭は住宅街の中である。
狛犬ならぬ狛蛇が祀られ、石段を昇ると冒頭の扁額が掛かる鳥居を潜り、神社の境内となる。
下図の現在地が鳥居の位置である。
神社の境内は、変則的である。
鳥居を潜り、Uターン方向に灯篭や社殿が祀られている。
先ずは拝殿である。
そして本殿である。
本殿には白蛇の彫刻が施されている。
白蛇神社は、平成24年12月に創建された極めて新しい神社である。
岩国の白蛇信仰に基づき設立されたものである。
祭神は、九州の宗像大社から勧請された三女神の田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神に加え、厳島神社から勧請された宇迦之御魂神(宇賀弁財天)である。
また境内には、白蛇資料館や天然記念物の白蛇の飼育施設もある。
同じ境内に今津天満宮が祀られている。
社頭は白蛇神社と逆側である。
社頭には一対の狛犬が祀られている。
そして鳥居である。
天神社の境内もUターン方向である。
そして拝殿・本殿が祀られている。
天満宮であるので、祭神は菅原道真公である。
この神社は、菅原道真公が九州太宰府に左遷される際に、この地へたどり着き、暫しの間休息したと云う謂れのある神社である。 道真公が櫂(かい)を杖代わりにして丘に上がったと云われ、別名、櫂つき天満宮と云われる神社である。