『栗の実』
『コスモス』
『夕焼帆船?』
『白い彼岸花』
『岡山・路面電車』
『銀河鉄道?』
『伯耆大山』
『大阪四ツ橋』
『京都・勧修寺』
『曼珠沙華』
『変った鳥居』
『京都・祥雲寺の庭』
『天空の白鷺』
『ザクロ』
この時期、ザクロ(柘榴)の実をよく見かける。
ザクロと云えば安産・子育の神の鬼子母神(きしもしん)に関係がある。
鬼子母神はインドではその昔、訶梨帝母(カリテイモ)と呼ばれ、嫁して多くの子をもうけたが、しかしその性質は凶暴で、近隣の幼児をさらって食べるので、人々から恐れられた。
そこで釈迦は、その過ちから帝母を救うことを考え、帝母の末の子を隠してしまった。
その時の帝母の嘆き悲しむ様は尋常ではなかったと云う。
そこで釈迦は、
「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」
と戒め、ザクロの実を与え、人を食べないように諭したのであった。
帝母は今までの過ちを悟り、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったと云われている。
このような謂れから、鬼子母神像はザクロを持ち、幼児を抱いた姿となっている。
『オリーブの実』
ウオーキングの途中で見つけたオリーブの実である。
オリーブは春に花を付け、この季節から晩秋にかけて果実を付ける。
その果実はオリーブ・オイルやピクルスに利用される。
最近はオリーブオイルブームで、その需要も多い。
オリーブは地中海地方原産で、雨が少なくても栽培できることから、地中海イタリアやスペインで広く栽培されている。
我が国では、小豆島オリーブが有名である。
この小豆島は、日本におけるオリーブ栽培の発祥地、かつ日本最大の生産地である。
地方でいうと、香川県や岡山県が栽培の中心である。
我が国に最初に伝わったのは明治の初期で、その伝わった木は神戸の湊川神社にある。
尚、オリーブの枝は平和の象徴とされていて、国際連合の旗にデザインされていることは、良くご存じのことであろう。
『ぎんなん』
『吉野・正行辞世句』
『奈良・法華寺本堂』
『塩辛蜻蛉』
『宇治市・宇治上神社』
『韮の花』
『奈良・般若寺楼門』
京都府から奈良県に入ったところの旧奈良街道の道端に、さりげなく建っている国宝の般若寺楼門である。
般若寺はコスモス寺として、観光名所としても知られる。
関西花の寺第17番札所に指定され、もう少しすると花を求める多くの女性の方々で賑わう所である。
この般若寺は飛鳥時代に高句麗の僧によって開創され、のち聖武天皇が都の北東の鬼門にあたるこの寺に伽藍を建立し、十三重石塔を建てて天皇自筆の大般若経を安置したと云う。
本尊は智慧の文殊菩薩である、
この般若寺、奈良街道の要衝に位置するため、平家の奈良焼き討ちなど度々の兵火にみまわれ伽藍の多くを失ったと云う。
伽藍に加え千人もいた学僧も失われたのであった。
鎌倉時代に西大寺の僧、叡尊によって再建され、その後もあれこれあったが立派に現存している。
旧奈良坂街道に向けて昔のままの土塀を従え、天竺様式を取り入れた国宝楼門が立っているのも、奈良には似つかわしい風景という感じがする。