『神戸市西区・住吉神社』
兵庫県神戸市西区押部谷町細田に鎮座する式内社「宇留神社」の論社の「押部谷 住吉神社」の社頭の標柱である。
神社の場所は、神戸市地下鉄の終点「西神中央駅」からバス便にて、西神工業団地を通り抜け、明石川を少し遡った「細田住吉前」が最寄りである。
バス停から直ぐの明石川の河畔へ行くと、神社の標柱が建ち、住吉橋の参道を渡ると冒頭の標柱の社頭へと至る。
社頭には鳥居が建ち、境内の左手正面が拝殿である。
拝殿前には一対の狛犬が祀られている。
拝殿の背後は中門と瑞垣、そしてその中に住吉四神の四本殿が祀られている。
住吉四神とは、表筒男命、中筒男命、底筒男命、気長足姫命(神功皇后)である。
この住吉神社は、かつて(西暦754年)に摂津国住吉大社の社家津守連が、川向の元住吉山(可美真手命神社が鎮座)に楯神、鉾神、並びに神霊を勧請したことに始まるとされている。
その後の中世に疫病の流行と五穀不穣が続いたため、現在地に遷座されたものである。
境内社として、創建時に勧請された楯神社、鉾神社が祀られている。
その他の境内社として、稲荷神社、天満神社、幸神社が祀られている。
尚、住吉神社は、神戸電鉄「押部谷」駅からは、南方向の明石川右岸に鎮座している。