『兵庫県明石市・大窪八幡宮』
兵庫県明石市大久保町大窪に鎮座する「大窪八幡宮」を訪ねてみる。
最寄はJR山陽本線の「大久保駅」である。
駅から北方向へと延びる県道の一本東側の道が参道のようなのでこれを北へと歩く。
突き当りが神社の社頭であり、古い鳥居の柱を活用したと思われる社号柱が建つ。
そして石の鳥居が建つ。
鳥居を潜ると、つ中央に石畳が続く境内である。
その入り口付近には、寛政年間の灯篭も建つ。
右手には、地車庫や社務所が建つ。
そして突き当りは拝殿である。
拝殿の両手前には、一対の狛犬が祀られている。
また拝殿内の拝所の両側頭上には武者絵(那須与一、宇治川の先陣)が掲げられている。
拝殿の背後は本殿である。
本殿の祭神は八幡大神(仲哀天皇、応神天皇、神功皇后)、天照大神、春日大明神、天満大神とされている。
この神社の由緒は、兵庫県神社庁のページによると、寛永7年(1630年))、豊前国宇佐より八幡大神の分霊を勧請し、同年、明石城主小笠原忠政が一町二反五畝の黒印領を寄せ、以来、累代十五石の黒印領を捧げたものである。
広い境内であるが、境内社は少ない。
荒神社一社のみである。
そして玉垣の外から神社の境内を眺め、西側のバス通りから大久保駅へと戻ったのであった。