南海電鉄南海線32:樽井駅
大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
今回は、「なんば駅」から31番目の駅で、大阪府泉南市の「樽井駅」である。
「樽井駅」で下車する。
駅ホームは、2面3線の単式・島式の複合式で、「なんば駅」行きホームが待避線を伴った島式となっている。
上下ホームは、跨線橋で結ばれ、駅舎・改札口は東側のみである。
駅舎を出て、東方向へ向かう。
進んで行くと、2本の道路を横切る。
2本目の道路は「孝子越街道(紀州街道)」であり、その北方向・南方向の風景である。
「孝子越街道」に面して「提灯ゲート」が設置され、紅白の幕も巻かれている。
これを潜り進んで行くと、左手に大きな建物の「樽井公民館」が建っている。
公民館前を過ぎ、右手の小路に入る。
途中左折し進んで行くと、神社の塀が見えて来る。
神社は「茅渟(ちぬ)神社」である。
大阪湾の南部は「茅渟の海」と呼ばれるが、これは「神武東征」に関わっている。
「神武天皇」の兄の「五瀬命(いつせのみこと)」が矢傷をうけた手を洗ったことから「血沼海」と称したとの伝説からの由来である。
この「茅渟の海」の海岸べりに、熊野詣が盛んになった平安時代に、庶民が「八王子権現」を勧請したのが「茅渟神社」の創建とされる。
一方、「黒鯛」を「チヌ」と呼ぶのは、大阪湾「茅渟の海」で多く棲息することから名付けられたものとされる。
そしてこの神社の現在は、「チヌ」の愛好家が供養と釣りの安全を祈願し、全国から訪れる神社となっているとのことである。
境内正面には「拝殿」が祀られている。
「拝殿」の背後は「本殿」である。
「本殿」の祭神は、「八王子権現」の8柱に加え、「恵比寿大神」、「菅原道真公」、「神倭磐余彦命」の合計11柱である。
境内社には、「市杵島神社」、「伊勢神宮遙拝所」が祀られ、他にも「神輿庫」などもある。
そして、開いている「神輿庫」からは「神輿」が出され、祭礼に向けて手入れ中であった。
見事な「神輿」である。
もう少しで秋の祭礼であるが、「やぐら」などと行列を組み、「茅渟の海」に向けての渡御が行われるが、その準備である。
そしてこの地点で、「樽井駅」のミニ探索を終了したのであった。
今回は、「なんば駅」から31番目の駅で、大阪府泉南市の「樽井駅」である。
「樽井駅」で下車する。
駅ホームは、2面3線の単式・島式の複合式で、「なんば駅」行きホームが待避線を伴った島式となっている。
上下ホームは、跨線橋で結ばれ、駅舎・改札口は東側のみである。
駅舎を出て、東方向へ向かう。
進んで行くと、2本の道路を横切る。
2本目の道路は「孝子越街道(紀州街道)」であり、その北方向・南方向の風景である。
「孝子越街道」に面して「提灯ゲート」が設置され、紅白の幕も巻かれている。
これを潜り進んで行くと、左手に大きな建物の「樽井公民館」が建っている。
公民館前を過ぎ、右手の小路に入る。
途中左折し進んで行くと、神社の塀が見えて来る。
神社は「茅渟(ちぬ)神社」である。
大阪湾の南部は「茅渟の海」と呼ばれるが、これは「神武東征」に関わっている。
「神武天皇」の兄の「五瀬命(いつせのみこと)」が矢傷をうけた手を洗ったことから「血沼海」と称したとの伝説からの由来である。
この「茅渟の海」の海岸べりに、熊野詣が盛んになった平安時代に、庶民が「八王子権現」を勧請したのが「茅渟神社」の創建とされる。
一方、「黒鯛」を「チヌ」と呼ぶのは、大阪湾「茅渟の海」で多く棲息することから名付けられたものとされる。
そしてこの神社の現在は、「チヌ」の愛好家が供養と釣りの安全を祈願し、全国から訪れる神社となっているとのことである。
境内正面には「拝殿」が祀られている。
「拝殿」の背後は「本殿」である。
「本殿」の祭神は、「八王子権現」の8柱に加え、「恵比寿大神」、「菅原道真公」、「神倭磐余彦命」の合計11柱である。
境内社には、「市杵島神社」、「伊勢神宮遙拝所」が祀られ、他にも「神輿庫」などもある。
そして、開いている「神輿庫」からは「神輿」が出され、祭礼に向けて手入れ中であった。
見事な「神輿」である。
もう少しで秋の祭礼であるが、「やぐら」などと行列を組み、「茅渟の海」に向けての渡御が行われるが、その準備である。
そしてこの地点で、「樽井駅」のミニ探索を終了したのであった。