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阪急電鉄神戸線13・六甲駅

 大阪市と神戸市のそれぞれの中心部を結ぶ「阪急電鉄神戸線」の「西宮北口駅」から「神戸三宮駅」へと順に各駅下車で、駅周辺をミニ探索している。
 今回は、「西宮北口駅」から5番目の駅で、「大阪梅田駅」から12番目の神戸市灘区にある「六甲駅」である。

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 「六甲駅」で下車する。
 駅ホームは、2面4線の相対式で、中央の2線は通過車両専用となっている。
 また駅舎は高架で、コンコースには店舗が設けられている。
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 駅南側に「六甲八幡神社」が祀られているので、今回はそれを訪れてみることにする。

 駅の南側、神社の西側の道路を下る。
 下って行くと神社の門前に至るが、その手前に「徳川道」と記された説明板がある。
 「徳川道」とは、江戸時代の末期に「西国街道」のバイパスとして整備された道で、石屋川から摩耶山を経由して、明石の大蔵谷に至る道である。
 下って来たのは、その「徳川道」の一部である。
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 この辺りの住所地は、「八幡(やはた)町」で、南向きの社頭は「六甲八幡(やはた)神社」であり、鳥居、社号柱が建つ。
 社号柱には、「攝津國八幡社」と記されている。
 この神社は、古くから「摂津八幡」とも「摂津国石清水八幡宮」とも言われていて、「一国一社」の称号も伝えられているとのことである。
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 長い北向きの参道を昇る。
 右手に「高羽子育て支援センター」があり、灯篭も立っている。
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 正面は石段であり、これを昇ると境内である。
 そしてその正面は「拝殿」であるが、この時は、「夏越大祭」の「茅の輪」の設置中であった。
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 「拝殿」の背後には「本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「八幡大神」、「天照大神」、「春日大神」とされている。
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 この神社の創建については明らかではないが、平安時代から鎌倉時代に、「宇佐八幡宮」、「石清水八幡宮」を勧請したとされている。
 また、「天照大神」や「春日大神」については、それ以前からこの地に奉斎されていたのではとの説もある。

 「本殿」の右手には、「厄神宮」が祀られている。
 また左手には、「金毘羅宮」が祀られている。
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 境内には、酒樽も祀られている。
 そして、東の参道から退出し、「六甲駅」のミニ探索を終了したのであった。
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阪急電鉄神戸線12・御影駅

 大阪市と神戸市のそれぞれの中心部を結ぶ「阪急電鉄神戸線」の「西宮北口駅」から「神戸三宮駅」へと順に各駅下車で、駅周辺をミニ探索している。
 今回は、「西宮北口駅」から4番目の駅で、「大阪梅田駅」から11番目の神戸市東灘区にある「御影(みかげ)駅」である。

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 「御影駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 そして、駅舎の南側から出る。
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 駅の東側の通りを南方向へと進む。
 そして4区画ほど進んだところで、東方向へと左折する。
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 通りを進んで行くと、「弓弦羽神社」の社頭へと至る。
 道路から少し奥まったところに、鳥居が建つ。
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 鳥居を潜り参道を進み、境内へと入る。
 石段を昇った右手には、由緒・境内図が示され、その先に、「力石」が祀られている。
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 その境内図である。
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 正面は「拝殿」である。
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 「拝殿」前には、一対の狛犬が祀られている。
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 「拝殿」の背後には「本殿」が祀られている。
 本殿の祭神は、紀州の「熊野三山」に祀られる神の、「伊弉冉尊」(那智大社)、「事解之男命」(本宮大社)、「速玉之男命」(速玉大社)が祀られている。
 そして配祠は「天照皇大御神」、「素佐男尊」で、「八咫烏(やたがらす)」をシンボルとしてしている。
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 この「弓弦羽神社」の由緒であるが、「神功皇后」の三韓征伐の帰途、「忍熊王(おしくまのみこ)」が皇后とその子「応神天皇」を殺そうと挙兵したことを知り、この地にて、弓矢・甲冑を納めて熊野大神に戦勝を祈願したことが起源とされる。
 弓矢・甲冑を納めたことから、神社背後の山を「弓弦羽岳」「武庫山」と云い、後に「六甲山」と呼ぶようになったとのことである。

 そして、延暦年間に「弓弦羽の森」が神領地と定められ、849年に社殿が造営されたとの経緯を辿っている。

 更に、「御影」と云う地名であるが、「神功皇后」がこの南にある泉に化粧のために姿を映したとのことから、「御影」と名付けられたとの説がある。
 その泉は霊泉として、「沢の井」の名で整備されているとのことである。

 「本拝殿」の左手には、「儀式殿」、「神具庫」、「絵馬掛」が配置されている。
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 また、「儀式殿」と「拝本殿」の間には、御影石で造られたサッカーボールのモニュメントがある。
 「ヴィッセル神戸」、「INAC神戸レオネッサ」が奉納したものである。
 そして、「カリン」の木が、実を付け始めている。
 更にその背後に、灘五郷に関係して、酒造の神である「松尾社」が祀られている。
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 更に、その横に並んで、「十二社」が祀られている。
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 そして、西側の「横参道」から、神社を後にし、「御影駅」のミニ探索を終了したのであった。
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 最後に余談であるが、8年前にこの神社を訪れたことがある。
 当時は、フィギュアスケートの「羽生結弦」が大活躍の時で、この神社には、名前がよく似ていることから、その活躍を祈願した多くの絵馬が吊るされていたことがあった。
 その絵馬掛の一部である。(撮影は2015年)
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阪急電鉄神戸線11・岡本駅

 大阪市と神戸市のそれぞれの中心部を結ぶ「阪急電鉄神戸線」の「西宮北口駅」から「神戸三宮駅」へと順に各駅下車で、駅周辺をミニ探索している。
 今回は、「西宮北口駅」から3番目の駅で、「大阪梅田駅」から10番目の神戸市東灘区にある「岡本駅」である。

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 「岡本駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
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 駅前はそう広くない道路で、南方向は、「山手幹線」を渡り、JR神戸線の「摂津本山駅」へと行くことができる。
 東方向へ行くと店舗の前を抜け、南北の道路に突き当たる。
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 東へと進み、左手の踏切を渡り、北方向へと向かう。
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 住宅街の中の道を登って行き、「天上川」を渡り、神社の門前へと到着する。
 「岡本八幡神社」である。
 鳥居を潜り石段を昇る。
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 石段脇には趣のある灯篭も祀られている。
 石段の先には「拝殿」が見える。
 そして昇り詰めると境内である。
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 境内正面は「拝殿」である。
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 「拝殿」の前には一対の狛犬が祀られている。
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 「拝殿」の背後は「本殿」である。
 祭神は、「応神天皇」、「神功皇后」とされている。
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 この神社の創建は、不詳であるが、一説には、「源頼朝」が鎌倉幕府を開いたころ、その勢いにあやかろうと源氏の氏神である八幡神を村の高台に祀ったとの伝承がある。

 神社境内には、沢山の杓子の絵馬が奉納されている。
 また境内からの下界の眺めである。
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 「岡本八幡神社」を後にして、東方向へと向かう。

 住宅街の中を左折・右折しながら進んで行くと、神社が見えて来る。
 本殿が見え、回り込んでみると、「保久良神社御旅所 八幡神社境内」の標柱が立っている。
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 境内へと入ってみる。
 南側の鳥居と、北側の「拝殿」が広い境内を介して正対している。
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 正面の「拝殿」である。
 扁額には、「鷺宮八幡神社」と記されている。
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 また、「拝本殿」を囲む「玉垣」には、「鷺宮八幡神社」と記され、一対の狛犬も祀られている。
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 「拝殿」の背後は「本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「天照皇大神」、「八幡大神」、「春日大神」とされている。
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 そして、境内には「玉埼稲荷社」が祀られている。
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 尚、 この神社は、この神社の山手に鎮座する「式内社 保久良神社」の境外末社であり、御旅所でもある。

 そしてこの地点で、「岡本駅」のミニ探索を終了したのであった。

阪急電鉄神戸線10・芦屋川駅

 大阪市と神戸市のそれぞれの中心部を結ぶ「阪急電鉄神戸線」の「西宮北口駅」から「神戸三宮駅」へと順に各駅下車で、駅周辺をミニ探索している。
 今回は、「西宮北口駅」から2番目の駅で、「大阪梅田駅」から9番目の芦屋市にある「芦屋川駅」である。

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 「芦屋川駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 ホームは「芦屋川」の上にあって、川の下流の風景が良く見える。
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 駅舎の北側へと出る。
 正面は駅前広場で、「星の広場」と云う。
 かつては、星座を文字盤にあしらった花時計が設置されていたとされる。
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 公園手前の左方向は商店街「山手サンモール」である。
 また、公園の右手には、「芦屋川」を渡る橋が架かっているので、その橋への階段を上る。
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 「芦屋川」に架かる橋からの、上流と下流の駅の風景である。
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 駅に戻り、今度は南方向へと「業平さくら通り」を下る。
 少し行くと、左手に橋が架かっている。
 「月若橋」である。
 川向こうに風見鶏の建物も見える。
 そして正面は公園である。
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 公園は「月若公園」と云う。
 公園内には、「高浜虚子親子三代句碑」も設置されている。
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 「月若橋」の交差点まで戻る。
 「芦屋川」の上流、下流を眺め、西方向への道路を進む。
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 進んで行くと、右手に美術館がある。
 「俵美術館」と云う。
 江戸時代のものを中心に、携帯筆記具である矢立てをコレクションしている全国でも珍しい美術館であり、約1,500点の矢立てを収蔵しているとのことである。
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 更に進む。
 右手に、「公光・業平の祠」が祀られている。
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 注連縄柱の間を進んで行くと、本殿が祀られている。
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 本殿は覆屋で、その中に、2基の石の祠が祀られている。
 左の小さい方が「在原業平」、右手の大きい方が「芦屋(藤原)公光」とされている。
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 不詳ではあるが、「在原業平」はこの芦屋に別荘を設けて住んだとされる。
 その、「業平」の「伊勢物語」の第87段に、
 『昔、男、津の国、莵原(うばら)の郡、芦屋の里に、しるよしして、いきて住みけり。 ・・・・』
 と記され、自らが芦屋に住んでいたことを記している。
 更に、「芦屋公光」は、能『雲林院』のワキとして登場する人物で、京都・雲林院を訪ねたところ、在原業平の霊に出会い、『伊勢物語』の秘伝を伝授された、との人物とされる。
 この2公をこの地に祀ったものとされているのがこの「公光・業平の祠」とのことである。

 そしてこの地点で、「芦屋川駅」周辺のミニ探索を終了したのであった。

阪急電鉄神戸線9・夙川駅

 大阪市と神戸市のそれぞれの中心部を結ぶ「阪急電鉄神戸線」の「西宮北口駅」から「神戸三宮駅」へと順に各駅下車で、駅周辺をミニ探索している。
 今回は、「西宮北口駅」の次の駅で、「大阪梅田駅」から8番目の西宮市にある「夙川駅」である。

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 「夙川駅」で下車する。
 「神戸線」のホームは、2面2線の相対式である。
 また、ホームの東部分は「夙川」の上に造られている。
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 そして、駅の北部分は、六甲山麓へと向かう「甲陽線」のホームとなっている。
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 駅舎の南側へと出る。
 駅前はバス停を含むロータリーとなっていて、「夙川」の畔には、「旧羽衣橋」の親柱が保存されている。
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 そして、東西の広い道路は「山手幹線」で、その東方向、西方向の風景である。
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 東の現在の「羽衣橋」からの「夙川」の上流、下流の眺めである。
 上流側には、駅ホームが見える。
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 駅正面の「山手幹線」の南に「夙川公園」へと向かう小路があるので、これを南下する。
 公園の手前に「夙川延命地蔵」が祀られている。
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 そして「夙川公園」へと入る。
 公園は、中央に「片鉾池」があり、その周囲が整備されている。
 また池を利用して、大きな建物も設置されている。
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 そして時節柄、アジサイも咲いている。
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 公園内を回ってみる。
 遊具の広場もある。
 池中の建物もかなり大きい。
 そして、「夙川」畔に至ると、「JR神戸線」の電車も見える風景がある。
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 また、こちらには、夾竹桃の花も咲いている。
 更には、アオサギの住処でもあるらしい。
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 北の駅方向へと進む。
 右手の「夙川」に歩道橋が架かっている。
 「片鉾橋」である。
 そこは大きな建物の正面で、建物は「夙川公民館」であることが分かった。
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 そして、「片鉾橋」の上から「夙川」の上流方向、下流方向を眺めて、「夙川駅」付近のミニ探索を終了したのであった。
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阪急電鉄神戸線8・西宮北口駅

 以前、阪急電鉄の「大阪梅田駅」から「神戸線」、「今津線」、「宝塚線」の3路線にて「大阪梅田駅」まで戻るという閉ループで各駅を巡ったが、今回から、その外側である「阪急電鉄神戸線」の「西宮北口駅」から「神戸三宮駅」へと向かい、各駅下車にて駅周辺をミニ探索してみることにする。

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 先ずは、「神戸線」と「今津線」の交差駅の兵庫県西宮市にある「西宮北口駅」である。

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 「西宮北口駅」で下車する。
 「神戸線」のホームは、4面4線の島式・相対式で、上下線それぞれ列車の待避が可能である。
 コンコースは階上で、陸橋を通って、西宮球場後に設置された「阪急西宮ガーデンズ」に行くことができる。
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 駅の南西側へと降りる。
 ロータリーの南側には、道路「球場線」が通っていて、その向こうには「県立文化芸術センター」がある。
 そして「球場線」の西方向には、「津門川(つとがわ)」が流れていて、「球場橋」が架かっていて、これを渡る。
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 橋を渡り、小路を南方向へと進む。
 「山手幹線」と云われる広い道路に出る。
 そして西方向へと進んで行くと、「東川」があり、「中殿橋」が架かっている。
 この辺りは、「神明町」と云う。
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 「山手幹線」の南側に「神明緑地」があり、「阪神淡路大震災」のモニュメントが建てられている。
 そして北側には、「神明八幡神社」が祀られている。
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 神社の社頭には、石の鳥居、社号柱が建てられている。
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 「鳥居」を潜り、参道を進む。
 「注連縄柱」が建ち、正面は「拝殿」である。
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 「拝殿」前には、一対の狛犬が祀られている。
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 そして、「拝殿」の背後は「本殿」である。
 祭神は、「八幡大神」とされている。
 尚、この神社の創立につては、兵庫県神社庁のページには、年月不詳とされている。
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 また、社殿前には、2頭の「神馬」が左右に祀られているのは、他にない珍しい風景でもある。
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 そして、「神明八幡神社」への参拝を終えたところで、「西宮北口駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄鞍馬線10・鞍馬駅は鞍馬寺

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて9番目の駅であり、京都市左京区にある「鞍馬駅」周辺のミニ探索である。

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 「鞍馬駅」で下車する。
 駅ホームは、1面2線の端頭式である。
 ホームに並んで、旧型の車両の前部と車輪が記念展示されている。
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 駅舎は寺院風の木造建築であり、駅舎に並んで大きな天狗の面が構えている。
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 駅前の道路を進む。
 門前の道路と交差した所に、道標が立っている。
 「右 京みち、左 ひゑいざんみち」と記されている。
 交差道路を左に取ると、「鞍馬寺」の入り口が見えて来る。
 また、入り口手前の右折れの道路は、「花背峠」へと続く「鞍馬街道」である。
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 「鞍馬寺」正面の左手には、「歓喜院・修行道場」が、正面は「仁王門」が、右手には「寺号碑」が建てられている。
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 石段を昇って、「仁王門」へと向かう。
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 また、「仁王門」の両脇には、一対の狛犬ならぬ「狛虎」が祀られている。
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 「仁王門」で入山の受付を済まし、境内図を入手した。
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 境内は堂宇が多数である。
 「仁王門」を後にして、左手の石段を昇る。
 昇り詰めたところの右手に「普明殿」が建っている。ケーブル駅である。
 そこから参道が続くが、反れて右手に入ってみる。
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 先ずは「神池があり、その上に「吉鞍稲荷社」、更に上部に古い鳥居が建っている。
 鳥居は、「鬼一法眼社」のものであろうと思われる。
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 もとの参道に戻る。
 参道の左には、「由岐神社」が祀られている。
 「鳥居」、「社号柱」、割拝式「拝殿」が建っている。
 これらを潜る。
 尚、「拝殿」は重要文化財である。
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 そして、石段参道を昇って行く。
 両側に、境内社が配されている。
 先ずは、「冠者社」、「岩上社」である。
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 その上部は、「大杉社」、「白長弁財天社」である。
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 そして、石段を昇り詰めたところが「本殿」であるが、現在が修復工事中である。
 御朱印を頂き、横の参道から退出したのであった。
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 この「由岐神社」の主祭神は「大己貴命」、「少彦名命」で、相殿に「八所大明神」が祀られている。
 「鞍馬寺」の鎮守社で、例祭「鞍馬の火祭」が良く知られている。

 神社を退出したところに「川上地蔵堂」が祀られている。
 途中に「双福苑」が祀られ、参道は九十九折となる。
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 九十九折の途中に、「義経公供養塔」が祀られている。
 そして昇って行くと、「中門」へと達する。
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 更に昇って行く。
 石段もある。 
 そして見下ろすと、深い谷となっている。
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 更に昇って行くと、左手に「巽の弁財天社」、その上に「寝殿」がある。
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 そして、1階に売店や休憩所と伴う「転法輪堂」が祀られ、その前の石段を昇って行く。
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 石段を昇り詰めると朱塗りの柵に囲まれた「本殿」エリアである。
 右手には、「閼伽井護法善神社」の拝所、そして中央に「本殿金堂」の拝所がある。
 そして本尊は、「尊天(毘沙門天王・千手観世音菩薩・護法魔王尊)」とされている。
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 「鞍馬寺」の創建については、「鑑真」の高弟「鑑禎」が宝亀元年(770年)に草庵を結び、毘沙門天を安置したのが始まりと云われている。
 また、「鞍馬寺」は、「牛若丸(源義経)」が修行をした地としてもよく知られ、能の「鞍馬天狗」でも知られている。

 「本殿金堂」の正面、左側面である。
 また、「本堂金堂」前には、星曼荼羅を模した「金剛床」が描かれている。
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 「本殿金堂」の手前には、一対の「狛虎」、そして「虎石」が配されてもいる。
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 また、「本殿金堂」の左手には、「光明心殿」が祀られ、「本坊」も配置されている。
 そして、境内からの東南方向の風景である。
 遠くの山は、「比叡山」と思われる。
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 そしてこの地点で、「鞍馬駅」と「叡山電鉄鞍馬線」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄鞍馬線9・貴船口駅は貴船神社

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて8番目の駅であり、京都市左京区にある「貴船口駅」周辺のミニ探索である。

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 「貴船(きぶね)口駅」で下車する。
 駅ホームは、1面1線の単式である。
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 駅前には、「貴船川」が流れ、バス停のある「貴船街道」が山中へと続く。
 「貴船神社」へはバスで向かうことになる。
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 その前に、南方向の「鞍馬街道」へと出てみる。
 街道の分岐点には、「貴船(きふね)神社」の「一ノ鳥居」と社号碑が建つ。
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 そして鳥居前に、境外社で祭神「宇賀魂命」の「梶取社」が祀られている。
 また、「鞍馬駅」へと向かうバス停もある。
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 駅前のバス停へと戻り、「貴船神社」へと向かう。
 終点の「貴船」で下車し、「貴船川」を眺めながら、神社方向へと進むと、「貴船神社」の「二ノ鳥居」が見えて来る。
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 「二ノ鳥居」の傍には社号柱が建ち、鳥居を潜ると右手には、境内社の「白髭社」が祀られている。
 そして灯篭が立ち並ぶ石段を昇る。
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 石段を昇り詰めると、「神門」である。
 潜ると、「本宮」の境内で、右手には「龍船閣」、左手に「拝殿」が祀られている。
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 「拝殿」の背後は「本殿」である。
 「本殿」の祭神は、「高龗神(たかおかみのかみ)」とされている。
 そして「本殿」横には、霊泉に浮かべる「水占おみくじ」もある。
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 この「貴船神社」の創建は、古墳時代の「反正天皇」の時代とされ、神社は「式内社 名神大社」とされている。
 また、この神社は「絵馬発祥の神社」ともされている。

 「本宮」の裏参道から退出する。
 途中に清流が下り、そして、元の「貴船街道」へと出る。
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 「貴船街道」を上って行くと、右手の川に「川床(かわどこ)」が営業されている。
 そして、料理旅館も軒を連ねている、まさに「貴船」の風景である。
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 更に進んで行くと、左手に「結社(ゆいのやしろ 中宮)」の社頭があり、石段を昇って行く。
 社殿には、「磐長姫命」が祀られ、縁結びの神として信仰されているとのことである。
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 また境内には、「天の磐船」が祀られ、「和泉式部」の歌碑も建てられている。
 歌碑には、「もの思へば 澤のほたるも わが身より あくがれいづる 魂たまかとぞ見る」と記されている。
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 「貴船街道」へと戻り、更に奥へと進む。
 左手に石段があり、昇った先には、境外社の「林田社」、「私市社」が祀られている。
 そして「奥宮」の社頭がある。
 「思ひ川」の石碑も建っている。
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 鳥居を潜り、参道を進む。
 途中左手に「つつみヶ岩」が置かれている。
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 そして「奥宮」の「神門」へと到達し、潜ると境内である。
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 境内正面は、「拝殿」、そして「拝所 本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「闇龗神(くらおかみのかみ)」とされでいるが、「本宮」の「高龗神」と同一神とのことでもある。
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 また境内には、「玉依姫命」が乗ってきた黄船の周りを石で固めたものとされる「御船型石」、そして、「権地」が祀られている。
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 更に境内社であるが、「日吉社」、「吸葛社」、「鈴市社」の3社が祀られている。
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 尚、「奥宮」であるが、元々この地に「貴船神社」の「本宮」が創建されたとされる地でもある。

 そしてこの地点で、「貴船口駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄鞍馬線8・二ノ瀬駅へはもみじのトンネル

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて7番目の駅であり、京都市左京区にある「二ノ瀬駅」周辺のミニ探索である。

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 「市原駅」を出て、「二ノ瀬駅」へ到着する途中に、「もみじのトンネル」がある。
 時節柄(6月)、「青モミジ」であるが、紅葉シーズンには迫力のある風景と思われる。
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 「二ノ瀬駅」で下車する。
 駅ホームは、上下列車の交換が可能の2面2線の相対式である。
 丁度そこへ、「出町柳駅」へ向かう観光列車「きらら」が入線して来たのであった。
 車窓からの風景を楽しめる窓に向いた座席もある。
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 また、「出町柳駅」方面のホームには、ログハウス状の待合室もある。
 駅ホームの北側から出ると、二ノ瀬の集落が広がる。
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 坂道を降りて北方向へ進むと、「鞍馬川」に橋が架かっている。
 その「二ノ瀬大橋」と、上流下流の風景である。
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 橋を渡って、左岸堤防上の道を進む。
 少し進んだところに、橋が架かっているので、「鞍馬川」を渡り返す。
 橋は「銀杏橋」で、その上流下流の風景である。
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 橋の袂には、「京都一周トレイル」の標柱、「東海自然歩道」の案内柱が立っている。
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 傍に「鞍馬川」に流れ込む支流があるので、これに沿って坂道を登る。
 登って行くと、神社が見えて来る。
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 踏切の向こうは神社である。
 社号碑には、東「守谷神社」、西「冨士神社」と記されている。
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 鳥居を潜ると、左手には「拝殿」、正面には「本殿」が祀られている。
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 「本殿」は覆屋の中にあり、右手(東)は「守谷神社」、左手(西)は「冨士神社」である。
 また、「本殿覆屋」の裏側である。
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 祭神は、「守谷神社」が「文徳天皇」の第一王子の「惟喬親王(これたかしんのう)」、「冨士神社」が「惟喬親王」の母の「紀静子」とされている。
 「惟喬親王」は、藤原氏との政争により立太子されず(立太子は清和天皇)、洛北の山間部「市ノ瀬」に隠遁したとされる。
 そしてその後この地に隠遁したので、この地が「二ノ瀬」と呼ばれたとのことでもある。

 神社前の道は「東海自然歩道」で、登って行くと「夜泣峠」に至るとされる。
 「夜泣峠」とは、 「惟喬親王」の幼少のころ、この峠で夜泣きをしたとの伝説に基づくものとされている。
 そして、神社横の踏切で、観光列車「きらら」の通過を見守り、「二ノ瀬駅」へと戻り、この駅のミニ探索を終了したのであった。
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叡山電鉄鞍馬線7・市原駅の式内社

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて6番目の駅であり、京都市左京区にある「市原駅」周辺のミニ探索である。

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 「市原駅」で下車する。
 駅ホームは、1面1線の単式で、出入口は両方向にある。
 「叡山電鉄鞍馬線」は、ひとつ前の「二軒茶屋駅」からは単線となっている。
 ホームからの「二軒茶屋駅」方向の風景である。
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 駅ホームの北端には、駅名看板の他に、地蔵尊や墓石が祀られている。
 京都の三大長者の一人「後藤顕乗」の墓石と伝えられている。
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 駅から石段・坂道を辿って下に降りると、そこは「鞍馬街道」である。
 街道を少し南へ進むと、右手に神社が祀られている。
 「厳島神社」である。
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 鳥居を潜ると、右手に「本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「市杵嶋姫命」とされている。
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 この神社の創建は不詳である。
 しかしながら、この神社は「式内社 鴨岡太神社」の論社とされている。
 この地はかつて「岡本郷」と呼ばれたことが、その理由の一つでもある。

 「厳島神社」の社頭の鳥居の向かい側に、別の神社の参道がある。
 「大神宮社」である。
 参道を進んで行くと、「鞍馬線」の線路を潜る。
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 線路を潜ると、その先は石段である。
 石段の途中に建つ「一ノ鳥居」を潜り更に昇ると、左手に朱塗りの鳥居が建ち、4社の境内社が覆屋の中に祀られている。
 左から、「八幡宮」、「貴船大明神」、「神明大明神」、「片岡大明神」である。
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 境内右手に石段がある。
 これを昇り、「二ノ鳥居」を潜ると左手に「本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「天照皇大神」である。
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 この「大神宮社」の創建等については不詳であるが、この神社も「岡本郷」にあることから、「式内社 鴨岡太神社」の論社とされている。

 本殿の周辺に境内社が1社祀られている。
 狐の置物が多数見られることから「稲荷神社」かも知れない。
 また、境内から参道を振り返ると、先に参拝した「厳島神社」の朱塗りの鳥居が見えるという2社の位置関係が確認できたのであった。
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 そしてこの地点で、「市原駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄鞍馬線6・二軒茶屋駅は京産大

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて5番目の駅であり、京都市左京区にある「二軒茶屋駅」周辺のミニ探索である。

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 「二軒茶屋駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
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 駅ホームから、「出町柳駅」方向、「鞍馬駅」方向を眺め、駅の外に出る。
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 駅前の道を西方向へと進む。
 「長代川」を渡り進むと、「鞍馬街道」へと出る。
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 この「鞍馬街道」を南西方向へと辿って行くと、大学ラグビーで知られる「京都産業大学」に行けるので、訪ねてみる。
 左手に「洛北病院」があるが、現在、全面改装中である。
 そして、その先右手に、京産大の「国際交流会館」、「神山(こうやま)寮」の入り口がある。
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 更に進む。
 道路は山間の切り通しであるが、峠「原峠」を越えると、商店やアパートなどで賑やかとなる。
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 そして、左手には「京都産業大学」の「正門」がある。
 自動車道路のようなのでスルーして、先へと進む。
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 バス停を含むロータリーがある。
 そこには大学の構内へと登って行くエスカレータが設置されているので、これに乗る。
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 エスカレータを降りたところの風景である。
 下を見ると、先ほどの通りの向こうに、「体育館」が見える。
 またその奥には、キャンパスや建物の名称に使われている「神山(こうやま)」があるとのことである。
 恐らくは右上隅の山であろうが、定かではない。
 そして。キャンパスは上へと続く。
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 キャンパスマップがあるので、眺めてみる。
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 先にもエスカレータがあるので、乗ってみる。
 エスカレータを降りたところには、「天地館」、「万有館」などの建物がある。
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 更に南方向には、ドームを伴う「神山天文台」が見える。
 その後、階段を利用して下まで降りると「神山ホール」と云う、大きなホールがあった。
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 そして「京都産業大学」の一部分を見学したところで、「二軒茶屋駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄鞍馬線5・京都精華大前駅は正門駅

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて4番目の駅であり、京都市左京区にある「京都精華大前駅」周辺のミニ探索である。

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 「京都精華大前駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
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 駅は大学キャンパスの一段低いところにあり、大学へは階段を登り、跨線橋を渡る。
 跨線橋は「パラディオ橋」と云う。
 イタリア人建築家の「パラディオ」の発明した三角形で組み上げるトラス橋の原型とのことである。
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 橋上からの東、西、南方向の風景である。
 西方向では、眼下に駅が見える。
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 橋を渡り切り、振り返る。
 橋の袂には、「京都精華大学」の門柱が建っていて、その先がキャンパスである。
 この「京都精華大学」は、国内で初めて「マンガ学部」を設置した大学で、多くの漫画家を輩出している大学として知られている。
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 左右を眺めてみる。
 建物は「情報館」で、左右に広がっている。
 右手には続いて「黎明館」が並んでいる。
 そして、左手の突き当たりは「友愛館」である。
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 「情報館」には先へと抜ける階段があるので、これを登る。
 登り終えると、広場へ出る。
 正面は学食やコンビニなどがある「悠々館」で、その奥は「流渓館」である。
 そして、左手奥の少し高いところに、「遠友館」が建っている。
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 広場の右手である。
 下に、「天ヶ池」があり、その向こうはガラス張りの「明窓館」である。
 その左には、「本館」が建っている。
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 池畔まで降りてみる。
 そして再び「明窓館」、「本館」を眺めて、この地点で「京都精華大前駅」のミニ探索を終了したのであった。
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叡山電鉄鞍馬線4・木野駅は妙満寺

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて3番目の駅であり、京都市左京区にある「木野駅」周辺のミニ探索である。

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 「木野駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
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 駅前の道路から南方向へ出ると、「鞍馬街道」が通っている。
 その東方向、西方向の風景である。
 東方向には「比叡山」が見える。
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 「鞍馬街道」を西方向へ進んで行くと、「北陵高校」がある。
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 高校の手前には、「長代(ちょうだい)川に橋が架かっている。
 「あんた橋」と云い、その上流(西方向)、下流(東方向)の風景である。
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 「あんた橋」を渡り、住宅街の中を南へと進む。
 道路は少し左にカーブし、寺院前の通りとなる。
 寺院は「妙満寺」で、先ずは「修行道場」、「大書院」が見えて来る。
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 そのまま進んで行くと「比叡山」が見える「妙満寺」の入り口である。
 「寺号柱」が建ち、参道には「放生池」がある。
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 「放生池」の間を進んで行くと「山門」である。
 「山門」を潜ると、広い境内である。
 左手には、「鐘楼」が建っている。
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 「妙満寺」の境内図である。
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 この「妙満寺」は、「顕本法華宗総本山」で、室町時代になる前に、「天台宗」であった「日什大正師(にちじゅうだいしょうし)」が「日蓮」の門下に入り、改宗して、京都市中に「妙満寺」を創建したとされている。
 その後、戦乱や秀吉の施策で、あちこちと移転し、昭和43年に、最終的に、この地に移設されたとの歴史を辿っている。

 境内左手には「仏舎利大塔」が建っている。
 これは、インドのブッダガヤ大塔を模したもので、内部に釈迦如来坐像が祀られ、四面の外壁には486体の釈迦如来像が嵌め込まれている。
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 境内正面は「本堂」で、本尊は「三宝尊」とされている。
 そして「本堂」石段からの、境内の風景である。
 正面には、「山門」、そして「比叡山」である。
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 境内の右手(上記写真の左手)には「方丈」が建つ。
 「方丈」前には、市中から移設された、京都七名水の一つの「中川の井」、そして、「天正年間五条大橋橋脚石」が置かれている。
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 そして、「妙満寺」の境内を一巡したところで、「木野駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄鞍馬線3-②・岩倉駅は長谷八幡社

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて2番目の駅であり、京都市左京区にある「岩倉駅」周辺のミニ探索の〔その2〕である。

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 「岩倉駅」で下車し、「岩倉中通り」を北方向へと向かう。
 しばらく進み、右折・左折を繰り返すと、神社の参道へと出る。
 鳥居は「長谷(ながたに)八幡社」の「一ノ鳥居」である。
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 参道を東進すると、「八幡神社」と記された社号柱が建つ「長谷八幡社」の社頭が近づく。
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 社頭には、朱塗りの鳥居、そして右手に境内社の「蛭子神社」が祀られている。
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 朱塗りの鳥居の両側には、一対の狛犬が祀られ、鳥居を潜った先は境内である。
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 正面は「拝殿」である。
 周辺には、「神具庫」や「灯篭」が配されている。
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 そして、「拝殿」の背後には「本殿」が祀られている。
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 この神社の創建は、平安時代初期で、「本殿」の祭神として、「惟仁親王」が祀られたとされる。
 そして、昭和時代の後半には、「仁徳天皇」、「応神天皇」、「比咩大神」、「宗像三女神」、「神功皇后」が合祀されたとされている。
 拝所は「本殿覆屋」であり、絵馬などが飾られているのは珍しい。
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 「本殿」の左手にも境内社が祀られている。
 「蔭山神社」で、祭神は「高皇産霊命」とされている。
 また、灯篭も立っている。
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 そして、長屋の合祀社も祀られている。
 「神明神社」、「稲荷神社」、「山王神社」、「春日神社」、「厄神社」、「蔵王神社」、「貴船神社」、「鴨皇神社」、「梅宮神社」である。
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 そして「長谷八幡社」の境内を一巡したところで、東方向の「比叡山」を眺め、「岩倉駅」のミニ探索を終了したのであった。
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 尚、「岩倉」と云う地名は、平安京鎮護のために「一切経(いっさいきょう)」を納めた「岩蔵」が設けられたことが起源とされている。

叡山電鉄鞍馬線3-①・岩倉駅は学園前

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、起終点「宝ケ池駅」から数えて2番目の駅であり、京都市左京区にある「岩倉駅」周辺のミニ探索の〔その1〕である。

2305pIMG_2335 (2)

 「岩倉駅」で下車する。
 駅ホームは2面2線の相対式である。
 そして南側の出口から出る。
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 駅の東南方向には学校が見える。
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 道路を南下して行くと、「京都市立洛北中学校」とわかる。
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 その南は広いグラウンドを伴った公園である。
 「岩倉東公園」と云い、公園の向こうには「比叡山」が良く見える。
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 公園の南には東西の道路がある。
 「こぶし通り」と云う。
 その南には「同志社小学校と記された門がある。
 校内は木々に覆われているので、西方向へ進んでみる。
 川の傍まで来ると、校舎の側面が見える。
 そして、この先、南方向へは、同志社小学校から、同志社中高校へと続く。
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 川は「岩倉川」である。
 その北方向の風景である。
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 そして、この地点で、「岩倉駅」の南側のミニ探索を終了し、一旦駅へと戻ったのであった。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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