台独運動指導者・黄昭堂氏の像に赤ペンキー下手人は中華民族主義者
2019/02/23/Sat
本ブログは二月二十二日、台北の政治大学に立つ独裁者蒋介石の騎馬像を破壊した学生たちのその日未明の行動を伝えたが、その翌二十三日、蒋介石を崇拝する中華民族主義者が、蒋介石の仇討と称し、南部台南なる黄昭堂記念公園の元台湾独立建国聯盟主席、黄昭堂氏の銅像に赤いペンキをかけて汚した。
黄昭堂氏と言えば、日本留学時代より一貫して蒋介石・経国の中華民国体制打倒を目指す台湾独立運動に挺身した人物。二〇一一年に亡くなるまで運動の指導者として活躍し、今も多くの人々から敬愛されている。日本でも長期間活躍したため、日本人にも有名だし人気も高い。このような事件があったと知って、悲しむ日本人は多いことだろう。
聯合報が掲載した黄昭堂氏の像の写真。ペンキの赤でに染まっている
犯人は男女二人。そのうちの一人が犯行後、国民党系の新聞、聯合報に動機を話し、同紙がすぐに速報した。それによれば次のように語っている。
「政治大学構内でまたも蒋公も像を毀損する事件が発生した。独立派の学生が移行期正義政策(国民党独裁時代の反人権行為の清算など)に不満だとしてやったと言うが、実際には彼らは反中華民国で、台湾独立が目的であり、中華文化の倫理道徳精神を軽視し、そして更には国家社稷で紛争を起こしている」
「台独青年たちは毎年二二八事件(蒋介石軍による台湾人大量虐殺事件)記念日が近づくと蒋公の棺や各地の銅像にペンキをかけたり破壊したりするが、またも我々族群(在台中国人)を怒らせた。我々族群は蒋介石公の恩沢を深く受けており、こうした事件が発生するのを絶対に許せない」
「私は炎黄の子孫、中国人の一人として蒋公が台湾に撤退し、全島の軍民が団結したおかげで今日の台湾の局面があると深く感じており、蒋公が侮辱されるのを防ぐため、本日は黄昭堂の銅像にペンキをかけたのは同じことをやっただけだ」
「以其人之道還治其人之身」(相手のやったことを、そのまま相手に返す)と強調した犯人だが、それでは台湾人は、どうすればこうした蒋介石の忠臣たち(蒋亡き今は中共の走狗だが)に「以其人之道…」をやることができるのだろう。こうした中国系の人々を二二八事件の時のように虐殺するわけにもいかないし、白色テロのように罪もなく投獄したり処刑したりもできないだろう。
ちなみに政治大学に事件は、中国系による二二八事件の記念施設への破壊行為及び事件犠牲者への暴言に対する正義の怒りがきっかけで発生した。それであるのに中国系は更にそれに報復するというのか。
学生たちは不本意だろう。こちらは蒋介石像という独裁時代の洗脳の道具の恐ろしさ、そしてそれに対する政府、国民の無警戒ぶりに警鐘を鳴らしたのであって、いまだ独裁者の威を借り、台湾人の上に君臨したがるカルト的な中華民族主義勢力の人々とは、人としてのレベルが違いすぎる。台湾民族と中国民族との格差の大きさというべきか。
だから黄昭堂像も、「若き台湾独立派はこれからも自信を以って戦え」と語っているかのようだ。事件後の写真で、あの力強い姿を見るとそう感じる。赤で汚されはしたが、そんな虫けらどもの攻撃など痛くも痒くもないだろう。
【過去の関連記事】
台湾の大学生たちの勇気を讃えたいー蒋介石銅像破壊事件相次ぐ 19/02/22
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3361.html
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24日、台湾はChinese Taipei(中国台北)ではない! 東京五輪「台湾正名」街宣署名活動
日時 2月24日(日)12時00分~15時00分
場所 京成「上野駅」正面口前付近(西郷隆盛像階段下)
主催 台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)、美麗島交流会、
在日台湾同郷会
協力 2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
台湾はChinese Taipeiではない!
東京五輪「台湾正名」署名集めにご協力を!
署名用紙ダウンロード
http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
黄昭堂氏と言えば、日本留学時代より一貫して蒋介石・経国の中華民国体制打倒を目指す台湾独立運動に挺身した人物。二〇一一年に亡くなるまで運動の指導者として活躍し、今も多くの人々から敬愛されている。日本でも長期間活躍したため、日本人にも有名だし人気も高い。このような事件があったと知って、悲しむ日本人は多いことだろう。
聯合報が掲載した黄昭堂氏の像の写真。ペンキの赤でに染まっている
犯人は男女二人。そのうちの一人が犯行後、国民党系の新聞、聯合報に動機を話し、同紙がすぐに速報した。それによれば次のように語っている。
「政治大学構内でまたも蒋公も像を毀損する事件が発生した。独立派の学生が移行期正義政策(国民党独裁時代の反人権行為の清算など)に不満だとしてやったと言うが、実際には彼らは反中華民国で、台湾独立が目的であり、中華文化の倫理道徳精神を軽視し、そして更には国家社稷で紛争を起こしている」
「台独青年たちは毎年二二八事件(蒋介石軍による台湾人大量虐殺事件)記念日が近づくと蒋公の棺や各地の銅像にペンキをかけたり破壊したりするが、またも我々族群(在台中国人)を怒らせた。我々族群は蒋介石公の恩沢を深く受けており、こうした事件が発生するのを絶対に許せない」
「私は炎黄の子孫、中国人の一人として蒋公が台湾に撤退し、全島の軍民が団結したおかげで今日の台湾の局面があると深く感じており、蒋公が侮辱されるのを防ぐため、本日は黄昭堂の銅像にペンキをかけたのは同じことをやっただけだ」
「以其人之道還治其人之身」(相手のやったことを、そのまま相手に返す)と強調した犯人だが、それでは台湾人は、どうすればこうした蒋介石の忠臣たち(蒋亡き今は中共の走狗だが)に「以其人之道…」をやることができるのだろう。こうした中国系の人々を二二八事件の時のように虐殺するわけにもいかないし、白色テロのように罪もなく投獄したり処刑したりもできないだろう。
ちなみに政治大学に事件は、中国系による二二八事件の記念施設への破壊行為及び事件犠牲者への暴言に対する正義の怒りがきっかけで発生した。それであるのに中国系は更にそれに報復するというのか。
学生たちは不本意だろう。こちらは蒋介石像という独裁時代の洗脳の道具の恐ろしさ、そしてそれに対する政府、国民の無警戒ぶりに警鐘を鳴らしたのであって、いまだ独裁者の威を借り、台湾人の上に君臨したがるカルト的な中華民族主義勢力の人々とは、人としてのレベルが違いすぎる。台湾民族と中国民族との格差の大きさというべきか。
だから黄昭堂像も、「若き台湾独立派はこれからも自信を以って戦え」と語っているかのようだ。事件後の写真で、あの力強い姿を見るとそう感じる。赤で汚されはしたが、そんな虫けらどもの攻撃など痛くも痒くもないだろう。
【過去の関連記事】
台湾の大学生たちの勇気を讃えたいー蒋介石銅像破壊事件相次ぐ 19/02/22
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