日本は結局、台湾を擁護せず―東亜五輪委員会で中国の横暴を放置
2018/07/25/Wed
七月二十四日に開催された東アジア五輪委員会(EAOC)の臨時理事会は、中国覇権主義の残忍、横暴、野卑を象徴するものとして記憶されるべきだ。中国が盟主でそれに周辺諸国が従属するという東アジア世界の実相が表れた会議として注目してもよい。
ここでは中国が、来年の第一回東アジアユース競技大会の台湾台中市の開催権の取り消しを提案し、賛成多数で可決されたわけだが、その取り消しの理由には驚かされる。
東京五輪で台湾の名称を「チャイニーズ・タイペイ」(中国領台北)から「台湾」に改めようと訴える台湾民間の台湾正名運動が、その理由だというのだ。「チャイニーズ・タイペイ」の名での台湾の五輪参加を規定する国際五輪委員会(IOC)のルールに反するというのだが、別に民間の人々がユース大会会場で爆弾テロをやろうというわけでもなく、根拠なき言いがかりとしか言えない。
要するに中国は、そうした運動が広がって、「台湾は中国領土ではない」という真実が国際社会に伝わり、台湾侵略を正当化するための自らの「一つの中国」宣伝がウソであると明らかにされるのが怖いのだが、そんな侵略主義者の都合に合わせ、青少年の国際競技大会を潰すなど、二十一世紀の今日においては断じてあってはならない決定だった。
この日、中国と共に取り消し賛成で挙手したのは香港、マカオ、北朝鮮、韓国、そしてモンゴルの代表。反対は台湾代表のみ。「チャイニーズ・タイペイ」の名義で会議に出ているのに、皮肉なものである。
もう一つ、日本代表の棄権というのも見られた。
東アジアオリンピック委員会の臨時理事会で独り開催中止に反対の挙手をしたのが台湾代表。それに対し
日本代表は棄権という無責任な行為に
中止反対で独り挙手するのは台湾代表。一方日本代表は採決を棄権。再審議を求めての棄権だって?中国が怖いだけだろう。
これについて台湾紙自由時報は次のように報じている。
―――我が国に友好的な日本は台湾を応援し、「重大な問題につき後日再審議を行うべき」との理由で棄権した。
好意的な報道である。しかしこれを「応援」と呼べるのか。
台湾人の間では、日本の行為がたとえ台湾には好ましくないものであっても、できるだけ好意的に受け取ろうとする傾向がよくみられるが、この記事もそういったものではないのか。
実際には、東京五輪で中国の協力を取り付けるには、中国の政治問題で揉めないでいるのが得策であると考え、「棄権」としたのではないだろうか。「反対」とまで言ってしまえば日本国内で批判を浴びることになるわけであるし…。
決して「応援」したとはいえないと思う。そもそも「再審議」などできないことなど、最初から明らかなはず。目の前で中国が不条理極まりない提案を行っているのだから、声を大にしてはっきりと反対を唱えるべきだったのに、それをしなかった。
こうした事勿れ主義が中国を増長させるのである。「最大の悲劇は悪人の抑圧や残酷さではなく善人の沈黙だ」(キング牧師)というのは本当だ。
このままでは悪の国に東アジアは牛耳られかねない。
ところで台湾人はあまり日本を擁護しない方がいい。大きな相手には媚びるが小さい相手には傲慢であるのが事大主義者の特徴だが、日本人にはどうも中国に媚び、台湾を侮る傾向があり、台湾人に噛み付かれでもしない限り、いつまでたっても覚醒できないようである。実に情けないことだが。
我々日本における台湾正名運動は、いつまでも中国に物を言えない日本に対し、奮起を呼びかけるものでなくてはならない。
【過去の関連記事】
台湾の競技大会が中止―東京五輪「台湾正名」を恐れる中国の仕業 18/07/24
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3324.html
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7・29池袋「台湾正名」署名活動~ 東京五輪開幕まで2年!台湾は台湾!チャイニーズ・タイペイではない !
日時 7月29日(日)10時30分~13時30分
場所 JR池袋駅東口前
主催 台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)
協力 2020東京五輪「台湾正名」推進協議会
連絡先 070-6484-2624
※台風の予報が出ました。雨天、強風の場合は中止します。
■全国の皆さん、台湾正名請願署名にご協力ください!
http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
ここでは中国が、来年の第一回東アジアユース競技大会の台湾台中市の開催権の取り消しを提案し、賛成多数で可決されたわけだが、その取り消しの理由には驚かされる。
東京五輪で台湾の名称を「チャイニーズ・タイペイ」(中国領台北)から「台湾」に改めようと訴える台湾民間の台湾正名運動が、その理由だというのだ。「チャイニーズ・タイペイ」の名での台湾の五輪参加を規定する国際五輪委員会(IOC)のルールに反するというのだが、別に民間の人々がユース大会会場で爆弾テロをやろうというわけでもなく、根拠なき言いがかりとしか言えない。
要するに中国は、そうした運動が広がって、「台湾は中国領土ではない」という真実が国際社会に伝わり、台湾侵略を正当化するための自らの「一つの中国」宣伝がウソであると明らかにされるのが怖いのだが、そんな侵略主義者の都合に合わせ、青少年の国際競技大会を潰すなど、二十一世紀の今日においては断じてあってはならない決定だった。
この日、中国と共に取り消し賛成で挙手したのは香港、マカオ、北朝鮮、韓国、そしてモンゴルの代表。反対は台湾代表のみ。「チャイニーズ・タイペイ」の名義で会議に出ているのに、皮肉なものである。
もう一つ、日本代表の棄権というのも見られた。
東アジアオリンピック委員会の臨時理事会で独り開催中止に反対の挙手をしたのが台湾代表。それに対し
日本代表は棄権という無責任な行為に
中止反対で独り挙手するのは台湾代表。一方日本代表は採決を棄権。再審議を求めての棄権だって?中国が怖いだけだろう。
これについて台湾紙自由時報は次のように報じている。
―――我が国に友好的な日本は台湾を応援し、「重大な問題につき後日再審議を行うべき」との理由で棄権した。
好意的な報道である。しかしこれを「応援」と呼べるのか。
台湾人の間では、日本の行為がたとえ台湾には好ましくないものであっても、できるだけ好意的に受け取ろうとする傾向がよくみられるが、この記事もそういったものではないのか。
実際には、東京五輪で中国の協力を取り付けるには、中国の政治問題で揉めないでいるのが得策であると考え、「棄権」としたのではないだろうか。「反対」とまで言ってしまえば日本国内で批判を浴びることになるわけであるし…。
決して「応援」したとはいえないと思う。そもそも「再審議」などできないことなど、最初から明らかなはず。目の前で中国が不条理極まりない提案を行っているのだから、声を大にしてはっきりと反対を唱えるべきだったのに、それをしなかった。
こうした事勿れ主義が中国を増長させるのである。「最大の悲劇は悪人の抑圧や残酷さではなく善人の沈黙だ」(キング牧師)というのは本当だ。
このままでは悪の国に東アジアは牛耳られかねない。
ところで台湾人はあまり日本を擁護しない方がいい。大きな相手には媚びるが小さい相手には傲慢であるのが事大主義者の特徴だが、日本人にはどうも中国に媚び、台湾を侮る傾向があり、台湾人に噛み付かれでもしない限り、いつまでたっても覚醒できないようである。実に情けないことだが。
我々日本における台湾正名運動は、いつまでも中国に物を言えない日本に対し、奮起を呼びかけるものでなくてはならない。
【過去の関連記事】
台湾の競技大会が中止―東京五輪「台湾正名」を恐れる中国の仕業 18/07/24
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3324.html
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※台風の予報が出ました。雨天、強風の場合は中止します。
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