NHKが「台湾入り中国地図」問題でインチキ回答!―「人間動物園」と同じ手口だ
2013/06/18/Tue
「NHK Eテレ」(NHK教育テレビ)の語学番組「テレビで中国語」が四月十六日の放送で使った中国地図に台湾を含めたのはなぜかと言えば、それをせずに中国からクレームを受けるのが怖いからだろう。それとも中国に迎合し、忠誠心でも示したかったか。
中国の地名が話題になった際に映し出された中国地図。台湾が事実に反し同
国の一省と
して描かれていた。中国の台湾併呑を正当化するかのように
いずれにせよそれら以外の理由は考えられない。単なる勘違いであるはずがないのである。
公共放送でありながら、中国の国益のために視聴者へ誤った情報を押し付けるのも厭わないのだから、相当強い中国の影響をNHKは受けているのだろう。
そこで我々は六月に入り、全国、あるいは台湾の人々の協力を得ながら、NHKに訂正を求めているところだ。
これに対してNHKの視聴者窓口である「ふれあいセンター」は当初、「すでに四月の映像は確認する術がない」との理由で、この問題の揉み消しを図ったのだが、しかしすでに私の仲間がその「映像」をユーチューブに投稿していたなどで、そうした誤魔化しは効かない。
そこで新たな手法で揉み消しに出た。
仲間の一人がNHKにメールで抗議したところ、六月十四日に「ふれあいセンター」から次のような返信があったそうだ。
―――NHKで4月16日に放送した「テレビで中国語」という語学番組で、主に中国語が使用されているエリアを地図で示しました。
―――この番組はあくまでも語学番組であり、中国という国の範囲や国境を表したものではありません。
―――何卒、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
―――今後とも、NHKをご支援いただきますようお願いいたします。
つまりあの地図は「主に中国語が使用されているエリア」を示すものであり、「中国という国の範囲や国境を表したものではありません」と言うのだが、それは嘘だろう。
なぜなら地図を写真で確認すればわかる通り、先ず第一に「主に中国語が使用されているエリア」などと、どこにも書かれていない。
そして明らかにこれは中国地図だ。「中国」という国名はないが、いかなる国名表記も見られないのもまた、中国以外の国を表示しない中国地図である証だ。
「自治区」「直隷市」「特別行政区」などの文字も見え、これもまた中国地図である証拠である。
そしてそもそも、この地図を見た視聴者の一〇〇%は、中国の範囲を示す中国地図と見たことだろう。つまり言い訳のしようもないほど、中国地図であるのは明らかなのだ。
従って「中国という国の範囲や国境を表したものではない」というのは嘘である。「国の範囲」も「国境」もきちんと表記しているではないか。しかも中国が主張する通の偽りの表記でだ。
ちなみにこうした台湾入りの中国地図を、NHKは視聴者からの抗議も無視し、これまで何度も放送で使用して来た。要するに今回が初めてではないのである。
ここで思い出されるのは、かのNHKスペシャル「JAPANデビュー」第一回放送「アジアの“一等国”」における「人間動物園」なる歴史捏造を巡る視聴者からの抗議へのNHKの詭弁である。
あの番組を振り返ろう。
「イギリスやフランスは博覧会で植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する人間動物園と呼ばれました。日本はそれを真似たのです」とのナレーションで、日本の台湾総督府が一九一〇年の日英博覧会で台湾のパイワン族を動物扱いにしたとでっち上げたわけだが、これに対して中山成彬衆議院議員が史実捏造を追及すべく「日英博覧会に関する史料に『人間動物園』との記述はあるか」と問合せると、追い詰められた番組のプロデューサーは、「番組では日本がこの展示を『人間動物園』と呼んだとはコメントしていません。イギリスやフランスを『真似た』と伝えています」と言って逃げたのだ。
「コメントしていません」とは「ナレーションしていません」という誤魔化しの言い訳だった。
たしかにナレーションはなかったが、しかしパイワン族の写真を映し出した際、そこに「人間動物園」とのキャプションを付けていたからである。
この画面の写真が「人間動物園」という歴史捏造の証拠。今
回の中国地図問題でも画面写真が証拠となっている
卑劣な手口だ。そして今回のNHKの「逃げ方」は、それとそっくりなのである。
「人間動物園」があったといいながら、のちに「そんなコメントはしていない」と釈明するが、しかしキャプションははっきりと画面に出ていたのが「JAPANデビュー」のケースなのに対し、今回は中国地図で台湾を表示しながら、「中国の範囲を表していない」と釈明するも、しかしどう見ても中国地図における台湾としか見ることができない。
このように見えすく嘘で国民の抗議を封じるNHK。
たんに傲慢で怖いもの知らずなのか。それとも嘘がばれ、慌てて嘘の上塗りに狂奔しているのか。
そのいずれでもあるように見える。
なお私はNHKに対し、メールで次のような質問をし、現在回答を待っているところだ。
―――4月16日の放送で、台湾の入った中国地図が映りました。番組担当者は台湾を中国の一部とするご見解ですか?
―――すでに「中国語圏の地図」だと強弁しているようですが、番組でそのような断わりを入れない限り、誰が見ても中華人民共和国の地図であり、台湾がその一部だとの誤った印象を視聴者に与えます。あの地図を映すのは不適切だと思いませんか?少なくとも私はそのような印象を受けました。訂正する気はありますか?
「台湾は中国ではない」との見解は絶対に見せないと思う。なぜなら中国への配慮という以前に、誤った地図を放映してしまったことを自ら認め、訂正、謝罪の義務を負うことになるからだ。
しかし追及がら逃げ続ければ、NHKの国民侮辱、中国迎合の本質を自らさらけ出すことになる。
そのため、追及を続けなければならないと思っている。
引き続き抗議を!すでに台湾でも、NHKへの抗議が呼び掛けられているところだ。
■NHKに訂正と謝罪を求めよう!
Eテレが4月16日に放送の「テレビで中国語」で使った「台湾入り中国地図」は誤り。視聴者に誤った情報を与えるとともに台湾国民の尊厳を傷つけるばかりか、中国の台湾侵略を正当化するものであり、直ちに謝罪と訂正を行うべきだと訴えよう。
電話(ふれあいセンター) 0570-066-066(左記が利用できない場合は050-3786-5000)
メール http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
【過去の関連記事】
NHKが「台湾入り中国地図」―追及から逃げる視聴者窓口(附:証拠動画+抗議呼び掛け)13/06/13
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2130.html
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中国の地名が話題になった際に映し出された中国地図。台湾が事実に反し同
国の一省と
して描かれていた。中国の台湾併呑を正当化するかのように
いずれにせよそれら以外の理由は考えられない。単なる勘違いであるはずがないのである。
公共放送でありながら、中国の国益のために視聴者へ誤った情報を押し付けるのも厭わないのだから、相当強い中国の影響をNHKは受けているのだろう。
そこで我々は六月に入り、全国、あるいは台湾の人々の協力を得ながら、NHKに訂正を求めているところだ。
これに対してNHKの視聴者窓口である「ふれあいセンター」は当初、「すでに四月の映像は確認する術がない」との理由で、この問題の揉み消しを図ったのだが、しかしすでに私の仲間がその「映像」をユーチューブに投稿していたなどで、そうした誤魔化しは効かない。
そこで新たな手法で揉み消しに出た。
仲間の一人がNHKにメールで抗議したところ、六月十四日に「ふれあいセンター」から次のような返信があったそうだ。
―――NHKで4月16日に放送した「テレビで中国語」という語学番組で、主に中国語が使用されているエリアを地図で示しました。
―――この番組はあくまでも語学番組であり、中国という国の範囲や国境を表したものではありません。
―――何卒、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
―――今後とも、NHKをご支援いただきますようお願いいたします。
つまりあの地図は「主に中国語が使用されているエリア」を示すものであり、「中国という国の範囲や国境を表したものではありません」と言うのだが、それは嘘だろう。
なぜなら地図を写真で確認すればわかる通り、先ず第一に「主に中国語が使用されているエリア」などと、どこにも書かれていない。
そして明らかにこれは中国地図だ。「中国」という国名はないが、いかなる国名表記も見られないのもまた、中国以外の国を表示しない中国地図である証だ。
「自治区」「直隷市」「特別行政区」などの文字も見え、これもまた中国地図である証拠である。
そしてそもそも、この地図を見た視聴者の一〇〇%は、中国の範囲を示す中国地図と見たことだろう。つまり言い訳のしようもないほど、中国地図であるのは明らかなのだ。
従って「中国という国の範囲や国境を表したものではない」というのは嘘である。「国の範囲」も「国境」もきちんと表記しているではないか。しかも中国が主張する通の偽りの表記でだ。
ちなみにこうした台湾入りの中国地図を、NHKは視聴者からの抗議も無視し、これまで何度も放送で使用して来た。要するに今回が初めてではないのである。
ここで思い出されるのは、かのNHKスペシャル「JAPANデビュー」第一回放送「アジアの“一等国”」における「人間動物園」なる歴史捏造を巡る視聴者からの抗議へのNHKの詭弁である。
あの番組を振り返ろう。
「イギリスやフランスは博覧会で植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する人間動物園と呼ばれました。日本はそれを真似たのです」とのナレーションで、日本の台湾総督府が一九一〇年の日英博覧会で台湾のパイワン族を動物扱いにしたとでっち上げたわけだが、これに対して中山成彬衆議院議員が史実捏造を追及すべく「日英博覧会に関する史料に『人間動物園』との記述はあるか」と問合せると、追い詰められた番組のプロデューサーは、「番組では日本がこの展示を『人間動物園』と呼んだとはコメントしていません。イギリスやフランスを『真似た』と伝えています」と言って逃げたのだ。
「コメントしていません」とは「ナレーションしていません」という誤魔化しの言い訳だった。
たしかにナレーションはなかったが、しかしパイワン族の写真を映し出した際、そこに「人間動物園」とのキャプションを付けていたからである。
この画面の写真が「人間動物園」という歴史捏造の証拠。今
回の中国地図問題でも画面写真が証拠となっている
卑劣な手口だ。そして今回のNHKの「逃げ方」は、それとそっくりなのである。
「人間動物園」があったといいながら、のちに「そんなコメントはしていない」と釈明するが、しかしキャプションははっきりと画面に出ていたのが「JAPANデビュー」のケースなのに対し、今回は中国地図で台湾を表示しながら、「中国の範囲を表していない」と釈明するも、しかしどう見ても中国地図における台湾としか見ることができない。
このように見えすく嘘で国民の抗議を封じるNHK。
たんに傲慢で怖いもの知らずなのか。それとも嘘がばれ、慌てて嘘の上塗りに狂奔しているのか。
そのいずれでもあるように見える。
なお私はNHKに対し、メールで次のような質問をし、現在回答を待っているところだ。
―――4月16日の放送で、台湾の入った中国地図が映りました。番組担当者は台湾を中国の一部とするご見解ですか?
―――すでに「中国語圏の地図」だと強弁しているようですが、番組でそのような断わりを入れない限り、誰が見ても中華人民共和国の地図であり、台湾がその一部だとの誤った印象を視聴者に与えます。あの地図を映すのは不適切だと思いませんか?少なくとも私はそのような印象を受けました。訂正する気はありますか?
「台湾は中国ではない」との見解は絶対に見せないと思う。なぜなら中国への配慮という以前に、誤った地図を放映してしまったことを自ら認め、訂正、謝罪の義務を負うことになるからだ。
しかし追及がら逃げ続ければ、NHKの国民侮辱、中国迎合の本質を自らさらけ出すことになる。
そのため、追及を続けなければならないと思っている。
引き続き抗議を!すでに台湾でも、NHKへの抗議が呼び掛けられているところだ。
■NHKに訂正と謝罪を求めよう!
Eテレが4月16日に放送の「テレビで中国語」で使った「台湾入り中国地図」は誤り。視聴者に誤った情報を与えるとともに台湾国民の尊厳を傷つけるばかりか、中国の台湾侵略を正当化するものであり、直ちに謝罪と訂正を行うべきだと訴えよう。
電話(ふれあいセンター) 0570-066-066(左記が利用できない場合は050-3786-5000)
メール http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
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NHKが「台湾入り中国地図」―追及から逃げる視聴者窓口(附:証拠動画+抗議呼び掛け)13/06/13
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