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はてなキーワード: てんやわんやとは

2025-12-10

こういうのが卑怯人間

共用機械の設定が勝手に変わっていて、普段通りに流していったら大変な目にあった

「みんな」でいろいろ原因探求していって、結果的に「ああ、この設定がおかしくなってるね」ってわかって解決したけど

リカバリーにも大変な手間がかかった

 

なんでそんなことが起こったのかと監視カメラを見返してみると

「みんな」の中の一人が昨日、誰もいないところで勝手に設定を変えている姿が映っていた

まりそいつは原因が自分だってわかっていながら、素知らぬ顔で「あれ~?どうしたんだろ~?」とか言いながらてんやわんやする俺たちを見ていたわけ

 

最初から「めんごめんご、俺が設定変えたの忘れてたわ」って言えば後処理ももう少し楽だったのによ

ほんと卑怯人間だなと思った

2025-12-05

映画】決戦は日曜日を見た

ポリティカルコメディの佳作。増田政治クラスタは見たら笑ったり怒ったりできると思う。72点。

 

衆議院解散直前に地盤ガチガチ大物議員が倒れ急遽娘、宮沢りえを担ぎ出すことに。10秘書を務める窪田正孝政治世界世間も知らない素人娘のサポートてんやわんや。なにもかもうまくいかない選挙活動を続ける中お互いの心境変化があって……

というお話

 

個人的に若干ノイズだったのが宮沢りえの役が「バカ政治家」をカリカチュアしすぎていて現実感が薄いこと。

作中でどうやら父親に金を出してもらってネイルサロンを開いてそこのオーナーをやっているらしいことが示されるが、それ以外のパーソナルな情報をごっそり削ぎ落とされているので「そういう存在」として突然生み出されたような違和感がある。

政治家の娘でずっと秘書をやっていたので世間のことがわかっていない。はわかる。

政治家の娘だけど政治に関わっていなかったので政治のことがわかっていない。もわかる。

政治家の娘だから世間のことがわかってないし、政治に関わってないか政治のこともわからない。

は、そんな奴おるかなぁ……?になってしまう。

いちおうネイルサロン従業員雇ってお商売やってるわけじゃん。いろんな人と話するわけじゃん。たぶんワイドショーとか好きじゃん(偏見)。世間一般的炎上政治リテラシーは備わってるんじゃないかなぁと思うのは、もしかしたら自分所属するレイヤー以外を俺が甘く見すぎてるだけかもしれないけど。

それくらい宮沢りえ過去バカ政治炎上事件タスクを次々こなしていく。まぁそれが楽しいんだろと言われれば、確かに笑いましたけど!?逆ギレするしかないんだけど、一方でこんなことするかなぁという気持ちもあったというお話

ただ宮沢りえ自体バカで無神経で甘やかされて育ったお嬢様を溌剌と演じていたし、政治世界の波にもまれワールドイズマインだった自分が崩れていくさまを細やかに演じていてよかった。

 

ポリティカルコメディとしては面白くも何気に先進的。

例えば、爆笑エピソードとして記者に「少子化問題について一言お願いします」と問われた宮沢りえが「結婚してないのに子供を産まないのは怠慢ですよね!」と答え、それを日本国アイコンが絶賛するというシーンがあるんだけど。これ実際に2025年参政党の神谷街頭演説でやってて反応もその通りで笑っちゃう2022年映画なのに。

また、途中で目的が変わって意図的炎上しに行く展開になるんだけどその中で、敵対陣営街頭演説中に乗り込んでいって拡声器で怒鳴りたてて妨害するというめちゃくちゃしよるシーンがあるんだけど、これも2024年補選つばさの党がやって大問題になったことと類似する。

今見て面白映画だと思う。

 

気になる人も多いと思うけど逆にそれが面白いと思ったのはこういうズレを笑うタイプ作品に登場しがちな「世間の目」役のキャラが今作では登場しない。

地方議員も後援者も選挙事務所の面々もみんな政治世界にどっぷりのアウトローたちだし、そこに紛れ込んでくる異分子である宮沢りえ世間感覚ゼロのヤバ女。アウトローたちは普通感覚で見ればおかしいことを言ったりしたりするのを宮沢りえが「それってマジ?」とツッコミ宮沢りえ政治的におかしなことをするとアウトローたちがツッコむという構図が楽しかった。

そういう意味ではこの作品では世間の目で見てまともなことはほとんど行われない。

 

また非常にシニカルにかつ現実的政治世界を捕えていて、賄賂の分配は非常にロジカルに単なる業務として行われているし、なによりフフってなったのは公示日に新人秘書に「当選しますかね」と聞かれた窪田が「するよ。世論調査の結果もらってるし、見てない?」と答えるところ。既に圧倒的地盤があるので、それをひっくり返されるだけのトラブルがなければ当選することは最初から決まっているという地方政治のある種の冷たさ。シビれるね。

 

後半の展開としては父親政治スキャンダルが報じられさらにそれが事実で他の政治家のように秘書尻尾切りされてシャンシャンになるところを目撃したり、実は父親意向ではなく擁立で利害が対立した地方議員たちが「全員で操って各自利権を最大化するためだけ」に自分が選ばれたことを知ったりして、すっかり政治世界に嫌気がさした宮沢落選することを決意する。

また窪田も病院自分生き方を振り返っていた宮沢父親から「お前の考える自分の娘の幸せはお前が自分幸せ押し付けているのではないか。もし(窪田の)娘がお前が考えるのと違う道を行こうとしていてもそれを受け入れてやれ」と言われ"選挙"の正しさを見失っていた自分気づき宮沢に協力し共に落選を目指す。

ここから政治スキャンダル証拠暴露したり、さら自分でもスキャンダルを起こしてそれを拡散してどんどん炎上しようとするのだが、そのたびに別の大きな社会的問題が発生し話題はかき消え、スキャンダルは別方向から評価されむしろ評価が上がって行ってしまう。

このあたりのドライヴ感はめっちゃ楽しい。こんな都合良くいかんやろ~とも思うのだけれど、小泉内閣の後半に支持率が下がりそうなタイミングでなんか別の大きなトラブルが起きてそれの対応に奔走しているうちにまた支持率が持ち直して、みたいなことが実際あったよなぁとも思ってしまう。政治という大きなうねりの中では個人意思など問題にならないのだ。

そして最終的に宮沢当選する。秘書の一番偉い人はこう言う「投票率いからね」。そう、最低得票数が決まっている以上、投票率が下がる=浮遊票が減れば公示日に「当選する」と言われていた通り何もしなくても看板議員当選する仕組みになっているのだ。言外のメッセージとして非常に強いものを感じる。

特筆してなかったけど窪田正孝はいい役だった。達観しながら諦観していて"政治的"常識人でありながら一児の父としてかろうじてつま先を現実に残している。

特によかったのは宮沢選挙の裏側の汚さをマスコミ暴露すると騒ぐシーン。

宮沢に対して「たぶんメディア相手にしない」と告げつつも「仮に報道されてもこちらとしては把握してないとリリースを出すし、本人に問題があるので信頼できる情報とは言えないとしてこちらが把握している過去あなたスキャンダルをどんどん出していくことになる。そうなった場合、仮に落選することができても貴方のその後の人生にも多大な影響を与えることになる」とめちゃくちゃ申し訳なさそうに腰を低く脅迫する。

こいつ終始腰が低いのにデリカシーないしズバズバだしめっちゃいいキャラなんだよな。

宮沢との共闘前の印象的なシーンとしては、ノンデリ発言宮沢ともめた後に事務所屋上から「みんなからの扱いが雑で許せない。政治世界おかしい!改善されないならもう辞める!」と訴える宮沢に対して屋上に向かい「いまさらやめられない、そういうもんだ」と政治うねりの中にいる人物として言外にシステム冷徹さを示し、宮沢ビルから突き落とし(下には緊急用マットが敷いてある)、その後自分飛び降りるシーン。

最後自分飛び降りるところで「こいつはなんだかんだ自分も渦中に寄り添える奴なんだな」と言うのが示されていてこういう人物描写好き。他人やらせるだけのやつじゃないっていう。秘書の鑑。

 

全体的に静かなトーンで進行して敢えて面白おかしく描こうというよりも世間常識永田町非常識という言葉があるようにそのズレがコメディとして成立していると確信して作られている強度が高い。真面目に作られているからこそ笑えるコメディ

なんとなく伊丹十三スーパーの女とか思い出した。あっちのほうがもうちょっとコミカルだったけど。

政治大好き増田オススメ

2025-11-17

映画ランボーを見た

今見るとちょっと物足りないところもありつつ、classicってこういうことだよなとも思った。

74点。

 

何より颯爽と表現するしかないような佇まいのスタローンがよい。後の筋肉ダルマになる前のスマートに絞り込まれ機能性に優れた(ように見える)肉体に強さに説得力があった。今となってはこいつずっと眠たそうな顔してるなってなるちょっと垂れ目の顔も、ヴェトナム帰還兵の悲哀を感じられてよい。

スタローンじゃなきゃこうはいかんかっただろうなと思う。

 

内容としてはベトナム帰還兵としてフラフラしてるランボーたまたまある街の保安官に目を付けられネチネチといびられ最終的に逮捕されてしまう。留置所拷問を受けた結果、ヴェトナム戦争でのトラウマ発症しブチ切れ。保安官ボコボコにして脱出、山に逃亡し山狩りに合うわ州兵は出てくるわでてんやわんやの結果、いろいろあって街を破壊して泣きながら大演説して逮捕されて終了。

 

今作のランボー基本的に人を殺さない。一歩間違えたら普通に死ぬトラップを仕掛けたり銃を撃ちまくったりするけど一応人は死なない、死なないんじゃないかな、ちっとは覚悟しておけ。なんか急にイチャモンつけられて投獄されて拷問されて逃げ出したという形なので、積極的に戦いたいというよりはランボーは静かに暮らしたい、降りかかる火の粉は払わねばなりますまいという感じ。

なので、なんだかんだあって廃坑から逃げ出した後に軍用トラックを盗んで街を破壊しまくる展開は正直違和感があった。廃坑に閉じ込められる中で一般ランボーは死んだことにされていたので(ランボーはそれを知らないけど)、ランボー普通に逃げればよかったのに、急に一転攻勢に出てもうテロリストでは?ってくらい街を破壊しまくるから「お前そんな感じだっけ?」とはなった。

まぁ、あんだけやられたら怒って当然だよなとも思うんだけど。

 

あとこれが当時の空気感かぁってなるのが、途中でランボー戦争英雄グリーンベレー殺人マシンだったことが分かったとき保安官ズが「戦争英雄殺したらマズくない?」ってならずに「グリーンベレーって怖くね?」ってなるところ。

あ、そっちなんやってなったね。あくまで敵としての強さに注目するんだって言う。今だったらイラク戦争英雄を追いかけてるってわかったら「マズくない?」ってなりそうだけど、当時は「ヴェトナム帰還兵?知らんわ!」って感じだったんだなって。最後ランボーもそれでブチ切れてるし。

 

アクションはもう40年前の作品からモタモタしてるシーンも多くて逃亡チェイスのところとかも、ある意味リアリティがあるもったりしたシーンが続き火薬の使い方もけっこう雑だなぁあと思いつつも、ランボーが絶壁から飛び降りるシーンだけはマジですごい。

飛んだ瞬間に「あれ?ランボー本当に落ちてね?」ってガチでなる。割と真面目にショッキング映像。調べてみたら本当に落ちてて骨折しまくったらしい。なぜそんなことを……ここはすごい気合入っててよかった。

 

後は最後の大演説シーン。俺の中で作品テーマ台詞ペラペラしゃべらせる作品はよくないと思うんだけどさ。今作ではランボーがずーーーーーっと耐えてるのね。まぁ、暴れてんだけど。ずっと理不尽な目にあわされ続けて耐えに耐えて、あらゆるもの破壊した最後の魂の慟哭。さすがに点を引く気にはなれなかった。

原作ではあのシーンなかったらしいんだけど、あのシーンなかったらランボーが今でも愛されるシリーズになってなかった気はする。なぜランボーは戦うのか、戦わなければならなかったのか。トラウト大佐は「ワイがランボーを作った」って言ってたけど、「ランボー」を本当に作ったのは戦争であり、国であり、何もしなかったくせに口だけはデカ一般市民であり、経済であり、要するに俺たちだったんだといういい演説だったと思う。

 

まぁclassicになるだけのことはある作品だと思った。

アクションを求めてみると古臭い感じは否めないが、若いスタローンを見るためだけに見てもいい傑作のひとつだと思う。オヌヌメ

2025-11-06

ハウスブダイナマイトで核撃ったのが北朝鮮だとわかってたら

あの作品ってどこが撃ったかわからんから報復どこにしたらいいかわからんし、だからロシア中国もすでに臨戦態勢だった、という部分に面白みがあったんだけど、でも仮に北朝鮮だったとわかってたらどうなってたんだろうか。

ロシア外務大臣は「うちに対する報復行動じゃなくても、うちの領空ミサイル(核弾頭)が飛行することはまかりならん」ってブチ切れてたけど、これって北朝鮮が撃ったってわかっててもこの姿勢は崩せないよね。そもそも経路的に無理だって言うのもあるし、北朝鮮に核ぶち込むというていで「誤射ってことで一発くらいロシアの主要拠点に核落としてもええか」とアメリカが思っていないという確証ロシアが得ることが難しい以上、ロシアは「北朝鮮に対する核報復」は絶対に認めない気がする。

ロシア軍事ドクトリンから考えれば「アメリカがこっち方向にミサイルを撃ったということは、実際にどこに向けて撃ってても自国に対する攻撃であると見なすべき」のが合理的だと思うし。本編でミサイル到達まで18分だったことも考慮するとアメリカが撃ったらもう撃ち返す決断に入らないといけない。

中国なんかもっとそうだし、なんなら北朝鮮なんかめっちゃ近いから仮に超高精度で間違いなく北朝鮮だけ狙えますってなったとしてもあんな所に核ぶち込まれたらてんやわんやからやっぱ絶対に認めなさそう。日本的にもさすがにそれは頼むわってなるし、韓国もブチ切れるだろう。

そう考えると相互確証破壊ってあまり理論だけすぎない?って感じしてくる。せいぜいアメリカVSロシアくらいでしか成立しない。仮に中国が撃ったとしても北朝鮮が撃ったのと同じ理由ロシア中国に対するアメリカの核反撃は認められないだろうし。

ハウスブダイナマイトは結局タイトルの通り、火が付いたら終わりという問題提起をしてたけど、本当に火が付くかは甚だ疑問だなと思った。実際に核が撃たれて迎撃できませんってなったらロシア中国が核撃ってくるとしてもメンツを守るために核撃たせざるを得ないという判断する可能性はあるか。あるかなぁ。

まぁ、北朝鮮に関しては位置が悪すぎる問題もあるかもしれない。仮に北朝鮮ハワイみたいな位置にあれば撃たれたら撃ち返したらええかってなると思うけど、北朝鮮ハワイみたいな位置にあったらどこも今みたいに好き放題させてないと思うし詮無きことか。もしそうなら、とっくの昔にイラクくらいボコッコボコにされてるだろう。

2025-11-04

映画ミッキー17を見た

エクスペンダブルズスピンオフミッキー17」を見た。違います

51点くらい?まぁだら~っと最後まで見られるので悪い映画ではないんだけど面白くはなかった。

 

人を複製する人体プリンティング技術が開発されるも当然禁忌化。ギリ宇宙でやったらええとしようとなって(なんで?)、エクスペンダブルと呼ばれるそれに応募したミッキーが16回死んで17回生き返った後にてんやわんやする話。

たぶん作品の設定的に面白そうと思われる「人体複製アレコレ」は冒頭の30分くらいでナレーション説明されて終わり。残りの2時間宇宙での独裁者VS反逆者VS王蟲ベタベタSFアクション映画みたいになるのがまずすげー不満。残りの2時間、人体プリンティングの設定一切生きてこないからね。アメリカの縮図風刺映画原作ミッキー7要素を何とか突っ込みました!って感じ。

作品ミッキー17は死んだと思ったらなぜか助かってしまうも、基地では「死んだらしいし新ミッキー複製や!」となりミッキー18が誕生。これは宇宙でも普通に禁忌とされているのでバレないように頑張るドタバタコメディと、バカトランプみたいなマークラファロが独裁先住民王蟲虐殺しようとするというプチアリカ風刺の2本軸。

からがら帰ってきた17恋人が18とイチャイチャしてるところを見せつけられるという「セルフNTR」展開になり、NTR好きとしては「うおおおおお!!!!!」となる部分はすごいよかったのに、すぐに発覚し3Pしようぜ!となる。違うだろ!!!

後、最初にパッパと説明で流されちゃう人体プリンティング説明でこれ系の作品で出てきがちな「この技術があるのになんでエクスペンダブル必要なの?機械でよくない?」に対して「人体実験に使うんだよ!」というめちゃくちゃ非人道的ながらめちゃくちゃ合理性の高い回答はよかった。いつも思ってたんだよね、兵士複製するよりロボ作った方がよくない?って。

からその辺の人体プリンティング技術がある世界ならではの話が見たかったのに中盤以降、ずっとどこかで見たような閉鎖空間バカ独裁者支配されがちでそれってアメリカだよね問題が続くのは正直「そうじゃないんだよな~」って感じだった。

 

まぁ、ポン・ジュノから監督からはあるので見ててめちゃくちゃ退屈ってわけじゃないのでだら~っとは見られるんだけど、作品の設定的にはもっと面白く撮れただろ!って思っちゃうだけに残念に感じた。

主役の役者もよかったし、吹き替えで見たんだけど吹き替えの人もめちゃくちゃよかったな。冒頭の超ロングナレーションもそうだし、2人も登場するからここがダメだったらもう終わってたけどこの人たちの力でかなり見てられた部分は大きいと思う。

ポン・ジュノは正直、スノーピアサーも微妙だったし一生韓国で地に足がついた映画撮ってた方がいいと思う。

ビッグバジェット使わなきゃ!ってなるとブレるタイプ監督だと思う。

2025-10-14

映画ほんとうにあった怖い話~変な間取り~を見た

いや、意外とよくできてたし普通に怖いところもあった71点。

アマプラで視聴した。

(おそらく)低予算ホラー映画ということで肩ひじ張らずに見られたという部分に若干の加点があるのは認める

 

実は「事故物件怖い間取り」「事故物件ゾク怖い間取り」と実は同じ原作であるというワンダー。

松原タニシ覇権やな。

キングディックみたいな「同じ作品いろいろ使いまわされる系作家」になれる才能ある。

 

それぞれ同じ家を舞台にした3部構成になっており、それぞれ別の怖さがあってよい。

 

第一話は古民家的な家に泊りに来た姉妹の話が妹視点のやや画像が荒いPOV(主観)方式で描かれる。

なんかじめ~っと不気味な感じが続き、姉が寝たと思ってドッキリしかけようとふすま空けて枕投げたら全然知らん女が寝てて襲い掛かってくるシーンとか嫌すぎてヒョエ~~ってなった。

心霊動画系ってこういうのでいいんだよおじさん「こういうのでいいんだよ」

その後、姉がおかしなっちゃうシーンの演技もキモいとやりすぎの丁度いいところとってて、ディレクション偉いわぁ~ってなった。

 

第二話は彼女結婚しようと思って家買ったけど不妊が発覚して別れた男がAI元カノ名前つけたら頭おかしくなる話。

実のところAI要素は「対話AIってなんかこわくね?」程度の解像度物語に直接関わってくるわけではない。導入程度なのでそこはちょこっと残念だったかな。

元カノAIと話すことで現実妄想区別がつかなくなった男が、家族を錬成しその家で過去に起きた惨劇をなぞりつつその家庭を破壊していくさまが描かれる。たぶん、この男本当に子供が欲しかったんだろうし、たぶん別れた理由もクソほどモラハラたからなんだろうな、嫌な男だな。と思えて、これは一種のヒトコワ系としてよくできてるなと感じた。

 

第三話は最近ベタテンプレである心霊Youtuber心霊物件に挑んだ映像が発掘された」というていで、例の家で何があったのかを明かすある種の解決編的な話になっている。

こいつキモいみなみかわみたいな顔してるなと思ったらキモいみなみかわだった!という衝撃がありつつ、マジで売れてないYoutuberみたいな顔したYoutuberが不気味な家の不気味な現象に挑むんだけど、その中でガンガン現象が起きるわ、どんどん人は死ぬわ、死んだと思ったら霊になって帰ってくるわ、結局怖いのは人だったよっていう話になるわ、こっくりさん、裏拍手といったホラーミームてんこもりてんやわんやであるサービス精神が旺盛すぎるだろ。

なぜ彼はその取材データを廃棄せずに袋詰めして埋めたのだろうか。コレガワカラナイ。

 

総括すると3話とも「心霊ビデオテープもの映画化」という天井が低い作品の中では一定以上のクオリティ担保されており、演技の質も高く、「心霊ビデオテープもの」の観客が見たいと思っているもの完璧提供できている、という点において高得点を付けざるを得ない。

吉野家牛丼食いに行ったら吉野家牛丼が出てきたときのような満足感があった。

心霊ビデオテープものはこういうのでいいんだよおじさんならこう言うだろう

心霊ビデオテープものはこういうのでいいんだよ」

2025-09-29

映画】M.I.ファイナルレコニングを見た

ついでにデッドレコニングも見た。

評価としてはデッドが23点でファイナル31点。

デッドがマジで酷すぎてそれに比べたらマシだけどやっぱ相当酷い。

 

デップーウルヴァリンワイルドスピードファイヤブーストみたいな作品だった。

シリーズ追ってきた人に対するご褒美映画というか、製作者のケジメ映画というか。

過去作品からいろんな人物がちょこちょこ出てきて雑に消費されていく。

これ見て「サービス精神がすごい!」ってみんな言うからMCUみたいなサプライズゲスト商法蔓延るんだろうな。

一生やってろアホ。

 

どっちも悪い部分は共通していて、しかもその部分がこの作品のウリになっているのがタチが悪い。

そういう意味ではnot for meな作品なのかもしれないが、

それでもレコニングシリーズになるまではまだおもろかったんだよ。

なので、このレコニング2部作が特にヤバいんだと俺は思ってる。

もう語り尽くされてるけど「いい歳したトム・クルーズがすごいスタント自力でやる」ことだけが主題

あとはそのスタントにどうつなぐか以外にほとんど意味がない作品になっている。

なので、どっちも二時間半を超える大作だけどほとんどの時間が退屈。

特にデッドはもう話が退屈で退屈で。

ウルトラグレートスゴイAI支配する鍵の奪い合いゲームなんだけど、

スられました、スり返しました、スられ返しました、スり返しました、落としました、それを拾われました、それをスり返しました、終わり。話がイチミリも進んどらんのよ。

やってるのが超A級エージェントと超AAエージェントとその辺のスリの女。アホなん?

デッドではUGS(ウルトラグレートスゴイ)AI電子機器アクセスしまくって妨害してくるっていう(凄腕ハッカーが出てくる作品とどう違うのかよくわからんが)現代スパイの弱点を突く展開があって、そこは若干の面白みがあったんだけど。

ファイナルはそのAIにほぼ全世界支配された世界の話なのに急にAIの影が薄くなってて笑う。

核発射施設へのハッキングに忙しくてイーサンのほうには意識が避けなかったのかもしれない。

ワンオペAIかわいいね。アホか。

ファイナルのほうは多分、スタントしながら脚本書いたんだと思うんだよね。

今回のウリのトム・クルーズが小型飛行機免許取って実際に飛行機運転しながらやりました!ってスタントがあるんだけどさ。

そこでラスボス飛行機に空中でトムが乗り移っててんやわんやあって飛行機が壊れて、敵が「パラシュートいからお前死ぬで」って言って飛び降りたら尾翼に頭ぶつけて死ぬっていう酷い展開があるんだけど。

でもまぁ、空中で超高速で飛行する壊れた飛行機に取り残されたトム。どうやって脱出するのか!

パラシュートありました!やったぜ。

エッ!?

たぶんさー、飛行機に取り残されたところまで撮って、やっぱいい感じで脱出するの無理やなってなったから、パラシュートあったことにしとこうぜってなったんだと思うんだよね。じゃなきゃ説明つかない。悪役の人頭打って死んじゃったし、もうスタント撮り直せないからそのまま行きにしたんだと思うの。

M.Iシリーズアクションを魅せる映画だって主張は6割は理解できるとしてもこればっかりは擁護のしようがないでしょ。

俺は別にそうは思ってないし、過去作に登場したラスト大どんでん返しもなくなってれば、面白スパイガジェットもなくなってるし、これが本当にM.Iシリーズか?M.Iシリーズファンならこの作品を嫌いになるわけない!って言ってるやついっぱい見たけど、この2作は明らかにスパイ作戦じゃなくてトムのスタント作戦だろ。

 

で、パラシュートで着地したトムをバックにこの作品テーマを死亡したルーサー(レックスじゃないほう)先生が5分栗かけてペラペラお語りになられるんだけど、まーじでダサいからやめて。最後に「このメッセージは5秒後に自動的消滅する」って出るんだけど、それは「視聴者の頭からも5秒後には消滅してる」って意味か。ずいぶん自虐的だな。

あとどうでもいいノイズとして、まーた黒人の女大統領かよっていうのと、サイエントロジー信者陰謀論者を説教する映画is何っていうのと、結局スリの女、ホンマにその辺から急に生えてきたスリの女なん?っていうのと、ガブリエルに妻を殺されてMIFに入ったトムが今度はガブリエルから大切な女を救う話かと思ったらそっちはそっちで勝手問題解決してて草、とか。

過去のM.Iシリーズを好きだった人ほど、この作品適当さには心底怒りがわくと思うんだが。

もちろん、特にこのVFX全盛期でここからAI映画業界支配される可能性もある時代にいい歳したトムが自分ですごいスタントをやって、そのことで役者ってすごいんだぜ、生身の人間がやる映画ってすごいんだぜ!っていうランドマークを打ち立てたこ自体は大変意義のあることだし、トムありがとう、そしてありがとう、って思いはある。

が、それと映画面白いことは別だし、生身の人間危険なことやってるのがいい!ってだけならそれこそXゲームダイジェスト集でも編集して映画サイズにしとけばよくね?主役をヴィン・ディーゼルとかアイスキューブかにしてさ!

 

とにかく最後に言いたいことはトム・クルーズお疲れ様。安らかに眠れ。R.I.P

二度と復活するな。

2025-09-08

なんかコロナってすごかったな

遠い昔のように感じるわ。

 

母親が「グッド・ドクター 名医の条件」っていう自閉症研修医が主役のドラマ毎日ずっと見てるんだけど

たぶんシーズン4とかかな?から、当時の時代性を反映したと思わしき「コロナ禍編」が始まってさ。

コロナ合併症で人がバンバン死ぬし、助けよう助けようとしても全然手が追い付かないし

医療関係者病院勤務ってだけで周囲の理解ない彼氏彼女ちゃんたちに病原菌みたいに扱われるし

何なら平然と差別されたりするし、隔離、ソーディズの影響で人間関係はギスギスしていくし。

たった数年前のことなのに、あーこんな感じだった気がするなぁって思った。

 

増田的にはコロナ禍ってもうとっくに過去のことって感じ?

なんかあの数年間、異常な熱狂状態だったよな。

ワイ増田スペイン風邪世代でもないし、あんなに病気世界てんやわんやになるなんて考えられんかった

と思って調べてみたら2002年SARS流行って(まぁこ日本にはあん関係なかったけど)、

2009年には新型インフルエンザが大流行してたわ。でもそれでも緊急事態宣言は出なかったもんなぁ。

たぶんワイ増田が生きてる間にあんな大騒動経験することってたぶんないんだろうな。

 

つーか、あんだけ殺傷能力が高かったコロナが今ではインフルエンザ亜種みたいになったのって

多分医療の発展とかじゃなくて代替わりしていく間に弱毒化していったとかって感じだよね?

あれ?ワクチンが効いたんだっけ?

いや、ワクチンは人体を5G化するための人体実験コロナ自体が本当はなかったんだっけ?(唐突陰謀論)

 

ちなみに、ワイ増田土曜日に急に熱が出たので病院に行ったらコロナでした(憤怒)

今病床でこの増田を書いています(憤怒)

2025-09-07

IT企業経営者の兄が首を吊って自殺した

ITエンジニアIT企業経営してる兄が縊死した。妻子を残したまま、まだ45歳だった。

突然の報に両親ともに驚き、様々な事後処理などでてんやわんやして暫く季節も経ち、ようやく落ち着いたので心の整理のためにこれを書いてる。

――なぜ、兄は自殺してしまったのだろうか。

原因はいろいろあるけれども、今思えば兄は色んなものを無理に背負い過ぎてしまったんだと思う。気が弱いのに自らを大きく見せようとしていた、それが限界だった、というべきだろうか。

兄は子供のころからパソコンが好きだった。10歳下の俺は、よく兄にくっついて後ろでPCを見ていた。プログラミングいかにすごいかはともかく、当時渡辺製作所グローブオンファイトやその手のPCゲームをワクワクしながら後ろで眺めていたのをよく覚えている。AAFLASHゲラゲラ笑ったり、俺がIT文化に初めて触れたのは、それが最初だった。

IT世界を変えられるんだぜ。これから時代ITだ、きっと時代が変わるぞ」、兄のいうIT論は、当時子供の俺にはよくわからなかったが、とにかくすごいものなんだな、という気持ちにはさせられていた。

兄はその後、情報科学系の大学卒業し、IT企業に当然のように足を踏み入れた。時は2002年だったと思う。世は確か就職氷河期も最盛期、それでも会社選びに苦労していた様子は当時を思い返してもうかがえない。起業をして社長をやるくらいなのだ。その方面では優秀だったのだろう。

「同期の中では俺が一番優秀なんだ」、「客先からの評判だっていいんだぜ」、天職についた兄は心底楽しそうだったと思う。

確か、2009年か、2010年の事だったと思う。俺がまだ大学生だった頃、今にして思えば、自殺に至る兄の人生に影が指す「変化」と言える違和感を覚えることがあった。

―――兄が自殺に至るまでの理由を探そうとした過去記憶を辿る旅、思い返せば、そこには虚飾と虚栄と業に塗れて死んだ、一人の朴訥なITが好きなだけの少年の救われぬ魂の旅路があった。

「まだSIerで消耗してるの?」、「SIerはあと五年で滅びるよ」、「web系に行かない奴はエンジニアとして終わってるね」――兄は似合わないレゲエファッションに変わって俺と家族にそう言った。

兄の自殺の原因を自分なりに考える中で、心当たりがあることを想い返したため、ITmediaと日経クロステック2010年記事を見たところ、web系の求人続伸、と出ていた。

所謂意識高い系」とかいうのがネットで出だしたのも、この時代だったと思う。

まずIT系でそういうムーブメントが起こっていたことは、当時の俺でさえ知っていた、確か何某だか、本当に儲かってるのかも怪しい過激な言説の売れない、日劇ミュージックホール昭和ポルノ女優や売れない芸人みたいな芸名の様な人間が現れては、マトモな社会常識を持っている人間であれば「こんな馬鹿な話信じる奴いるのか」という様なことがネットで飛び交っていた。

――IT好きな朴訥な少年のまま大人になった兄は、そのITという毒にやられてしまったんだと思う。

から15年か、16年前だったと思う。実家帰省した時、俺と両親は兄の変化に驚いた。

後述する「ルカねえ」と兄が付き合いだして、俺たち家族と知己になったのもこのころだが、朴訥だった兄はどこぞのレゲエヒップホッパーみたいなファッションイメージチェンジをしていた。

パイレーツオブカリビアン海賊コスプレにでもハマったのか」、当時の父と俺はそういい合っていたのが記憶に残っている。

聞けば、新卒から働いている会社を辞め、webスタートアップベンチャー転職することとなったらしい。

「まだSIerで消耗してるの?」、「SIerはあと五年で滅びるよ」、「web系に行かない奴はエンジニアとして終わってるね」、決してITに関してはどんなことでも悪く言うことがない兄が、古巣を後ろ足で砂を掛ける様な事を言っている。聞けば、本当は客先常駐なんてしたくなかった、オフィスで社内で自由に開発ができるのがアメリカでも当たり前なんだ、と俺には半分も理解できないITの話を力説していた。だが、それはどこかネットの「意識高い系」の連中から受け売りで、どうも兄の本音から出た様な感じではない、そういう感覚を俺は思っていた。

だが、これほどまでに人は変わるのか、東京は恐ろしいところだ、と当時思ってた。

酒もそれほどたしなまず、タバコも吸わない朴訥な兄は、毎晩六本木赤坂コネをつなぐだのエンゲージだと横文字を使いながら飲み歩く様になった。怪しい連中や取り巻きが、兄の周りに集っていた。俺は、なんだか恐ろしくなって遠目に眺める事しかできなかった。

兄は、web系という場所にいってから、変わっていった。それも、人間としていってはいけない方向性

――ITを愛した朴訥な少年の心は、ついにITという時代の毒に呑まれしまったのだ。

ルカねえと府中分倍河原、そして釣り堀とプラネタリウムと夜空の星

兄の奥さん(当時は兄の彼女)と詳細は伏すが音楽関係活動していた。web系に転職してから何らかの縁で付き合うこととなったらしい。

ルカねえ、というのは俺が勝手に心の中で読んでいることだ、巡音ルカの様な立ち振る舞いや性格容姿だったから。

俺は大学卒業後、東京へ出た。兄はweb系の会社を立ち上げて独立していた。相変わらず、娘が生まれたというのにSNS中毒しか思えないほど旧TwitterやらFacebookやらブログやらを更新し、胃下垂で食いきれないであろうに、どこそこの店の料理を食っただ、高級ワインを開けただのと写真投稿して自己アピールに余念がない。乗れもしないのに外車オーナーになり、高所恐怖症気味なのにタワーマンションの部屋を買った、ある種、あの当時のwebベンチャーにありがちだが、プチカルト宗教とその信者、という様な小サークルの様な社長社員関係だったという。

まるで昭和成金のようだ、と俺は思った。

「ルカねえ」は自尊心毒虫の様に肥大化していく、虚栄心の怪物の様になっていった、そんな兄を後ろから支え続けた、常に2歩下がって佇んで…そしてかつての朴訥な青年は、次第に、酒席と人脈と、虚飾に頼る人間へと変わっていった。

俺はもルカねえと同じく、遠巻きにその姿を見ていた。

だが、心のどこかでこうも思っていた。

――兄はいつか、本来自分に立ち返るのではないか少年のころ、無垢パソコンの画面を覗き込んでいた兄に戻るのではないか

しかし、それは叶わなかった。兄は業に塗れたまま虚飾と虚栄という寄生虫に体も脳も食い荒らされて、導かれるように自ら縊死をした。世には、自らを鳥に食わせるよう宿主を操る寄生虫があるという。兄の死を思うとき、俺はその奇怪な生態をふと思い出すのだ。

―――兄の一家で、記憶に残ってる出来事が一つある。

府中分倍河原、そこは東京と言っても昔ながらの風情が残る都会と田舎の境目の様な場所だった。当時俺がそこ近くに住んでいたので、久しぶりの休みの日、兄と一家と遊ぶことになった。そこにはプラネタリウム釣り堀のある、体育館も併設された大きな公園がある。

休日子連れ家族たちがよく来ており、催し物も多い。(俺は筋トレのために赴くことが多かったのだが)

兄は文句タラタラだった、「こんな田舎公園釣り堀やプラネタリウムなんて、貧乏ったらしい」と、カエシのない針の釣り竿を両手にはしゃぐ兄の娘とルカねえを置いて、PCスマホ片手に「仕事」の続きをし始めていた。必然的に3人でそれらを回ることになった。

プラネタリウムの後の帰りの夜、府中駅の大通りを見上げれば「本物の」プラネタリウムを、兄の娘とルカねえは見上げていた、眠く、退屈そうな兄と駅前で別れる時だった。

今日は楽しかったよ、増田君、ごめんね、ありがとう」、「よかったらまた一緒にこの子と兄くんと一緒に来ようね、約束だよ」

優しい人だな、そしてなんて憐しい人だろう、と思った。それ以来そういって遊びに行くことさえなくなった。約束は果たせないまま、兄はそんな周りのやさしささえ感じられなくなって。自ら首に縄を括って死んだ。

――兄が首を吊った時、首を絞めつけたのは重力で落ちたからではない、自分自身の虚勢と業に押しつぶされるように、人間が堕ちてはならぬ闇へと引きずり落とされたのだ…少なくとも俺はそう思っている。

――ルカねえとの約束は、今後永遠に果たされる日は来ないのだろう。

そう、どちらかといえば、自殺者よりも、残された人間の方が悲しいしやることも大変だし、多大な迷惑をかける、という現実をみんなに知ってほしい。

業が禍を呼び、そして厄は憐しい人たちに無慈悲に降りかかる、理不尽に。

後述するが、伝え聞いてくるいくつかの理由で兄の会社はかなり苦しかったらしい。何よりも、兄はどうもかなり生活出費はそのままに無理した生活をしていたようだ。

会社経営が傾いてから都内高級住宅街から地価の低い「一応首都圏」なところに、兄の一家は居を移した。

兄の娘はかなり学費の高い私立に通っていた。制服姿で電車に乗ることもできず、私服で朝乗り、学校の近くで着替えてから通学する、というあまりにも痛ましい生活だったという。

――俺と父は、一度兄がルカねえと娘に暴力をふるっている場所居合わせて止めたことがある。休みと聞いたか実家から送られてきた梨(と父)を私に行った時だ。

後で聞けば、「私は兄くんを信じてるよ。兄くんがITの事が大好きだって知ってるから。今からでもまた頑張ろう、私もできることは何でも手伝うよ。兄くんはお父さんなんだから」、そう行ったのが癪に障った発端だったそうだ。

「うるせえ!うるせえうるせえ!踏ん張ったところで何になるんじゃッ!今更お前や子供のために地べた這いずり回れっていうんかッ!?うんざりなんじゃ!俺だってやってるんじゃ!やりたくもないのに客先に出て!バカにしやがってッ!お前に男のメンツがわかるんか!」

俺と父が怒鳴り声を聞いて急いで玄関から入り、二人を引きはがしたところで、兄は暴れるのを辞めなかった。なお兄は荒れ狂った。叫びは、すでに虚勢ではなかった。むしろ、虚栄に踊らされた一つの魂が擦り切れてゆく音のようであった。

ITみたいなしみったれ商売うんざりなんじゃ~!チマチマ働いたってキラキラした人生に浮かび上がることなんてできはせんのじゃァ~ッ!クソがァー!どいつもこいつもカネカカネカネ言いやがってェーッ!こうなったらヤクザにでもテロリストにでもなって巻き返したるわァ~!俺だって頑張ってるのに!バカにしやがってッ!クッソォォォォンッ!」

出来もしないことを叫びながら兄は泣いた。それは慟哭に近かった。兄の叫びは、すでに人間の声ではなく、業に食われた一つの魂の呻きの様であったと俺は思った。

泣く娘とそれを抱きしめて守るルカねえ、そしてそれを抑え込みながら聴くしかない俺と父、ネットの闇と毒に当てられた男と、情報化社会が生んだ新しい闇が凝縮していた。

それは、ある意味で「意識高い系」の成れの果て、帰結する先なのかもしれない。俺は別にキラキラした人生キラキラした仕事生活否定しているわけではない。誰だってブラックジャックドクターK先生や、サラリーマン金太郎島耕作になりたいだろう。だが、仕事というのは多分きっとそうではない、若輩者ので門外漢の俺でもそれはわかる。自己顕示欲を誇示するための仕事など、シュメール文明から現在に至るまであったことがあるだろうか?折に触れて思い出す分倍河原駅の前の足利像を見るたびに思う。歴史の表舞台にたった「キラキラ人生」の偉人たちは、必要にせまられてその立場になったのであって、最初から目立ちたくて戦争をしていたわけではない。ITエンジニア先祖に当たる江戸時代和算学者たちは、ただ自身の顕学を神様仏様に感謝するために解いた計算難問を額縁に入れて奉納している。

兄はその逆であった。必要もないのに「輝き」を求め、虚栄に心を壊された。人間の弱さを思わずにいられない。

それを「その世界の人たち」はわかっていない。兄も含めて…兄は人間として当たり前の心理的バランス感覚を、明らかにネットITという虚栄がはびこる世界で狂ってしまっていたのだと今にして思う。

まだ内省ができる俺の様なオッサンはいい、まだタピオカミルクティー片手に韓流イケメン芸能人は誰がカッコイイと山手線盛り場を歩く様な年頃の子である兄の娘に、そんな責と家庭不和を負わせるなんてどれほどその心を兄は傷つけたのだろう。娘の心中はきっと想像を絶するものであろう。

それでも一応は、「超出来の悪い弟である10歳年下の俺の給料の2倍は稼いでいた(会社が傾いてからの話だ、それより以前はもっと稼いでいたのだろう)。だから何とか学費だとか生活費も払えてたのだろう。そんな兄がある日突然首を吊って自殺した。

…残されたルカねえと兄の娘の生活破綻するよりほかない。できる限り俺達や実家の父母も精神的な負担ケアしようと、あまり合わない仲だったのが様子見をしたり連絡をすることが多くなった。

それでも、実家組の俺達に、あん天文学的学費を払えるだけの余裕はない、結局、娘は学校をやめ(中学から辞めるというのもおかし表現だが)、学費の安い公立に転校することとなった、まだ14歳やそこらなのに、年齢を偽ってバイトまでして家計を支えようとしていたらしい。俺はそれを聞いて胸が痛くなる思いがした。ルカねえの優しさを受け継いだ兄の娘に、兄は背を向けたのだ。

残されたルカねえは悲惨の一語に尽きる。彼女は詳細は伏すが音楽関係活動していた。だが、兄の希望で、ルカねえはほぼ専業主婦だった。するとどうだろう、殆ど働いてない彼女はこれから自分生計を立てなければならないのだ。…マトモな職などあるだろうか?

結局父の知り合いが働いているスーパーでルカねえは働いている。この後は母もやっていたため、そのツテで保険販売員をやることが決まっているらしい。言い方は悪いが兄の憧れた「キラキラした世界しか社会を知らない彼女だ、激変する生活精神的にもかなり堪えているようで、かつて俺が「ルカねえのようだ」と思っていた美貌も陰りが見えてどこかやつれているように見える。だが優しさと健気さはそのままだ、俺はルカねえの「大丈夫大丈夫。」という笑顔を見るたびに、哀しくなって泣きたくなってくる。頭もよくなく力もない俺や父母では、これくらいのことしかできない。ルカねえの両親はどうか?今となっては聞くこともはばかられるが、どうも(俺の)兄と向うの両親はそりが合わなかったらしい、絶縁同然となっているそうだ。…思えば、兄の「虚勢と業に塗れた姿」に、それでも立ち直ってくれると信じたルカねえのやさしさは、暗い未来を呼ぶだけだということを、その両親は見えていたのかもしれない。

後述するが、ルカねえの両親が絶縁に近く関わりを断ったのにも、これもまた兄が纏いつけて残していった陰湿な闇のせいである。怪しい人間が今度はその獣欲の牙を兄の娘に向けようと這い寄ってきたのだ。そして彼女と兄の娘の心は砕け散った。それは綺麗なガラス細工が地に叩きつけられ四散した無惨さがあった。

――ルカねえの両親は、ルカねえを見限ったのではない。ただただ醜く腸を食い荒らされるかのように兄が残していった社会の闇の連中に孫と娘が食い物にされていく光景が見るに堪えず、恥辱のあまり目を逸らしたのだ。

それに欲望の充足を感じ取れる人間こそが、社会の闇に潜む人非人足りえるのだろう。だが俺も、父も、ましてやそれになろうとした兄も、人面獣心になるにはあまりにも普通価値観人生を生きていた。それが、兄が死んだ理由なのかもしれない。

その②

https://anond.hatelabo.jp/20250908163905

2025-09-02

Nintendoプラチナポイント

4000Pとか溜まってるのにもらいたいグッズがない。

ゼルダトートバッグが出てからもうすぐ1年になるのに、マリオカートワールドとかでグッズがあるかなって期待したのもハズレ。

以前は、忘れた頃にふぁっとグッズが出てきてびっくりしたんだよな。

Switch 2発売でてんやわんやしているんだろうけど、それこそかんたんなSwitch 2グッズとか出してもいいんじゃないかとか思ったりする。布モノは大変だろうから、紙もの、例えば、Switch 2のロゴステッカーとか、ひみつ展の入場券っぽいしおりとかさ。全然買うし。

送料かかってもそれだけの価値はあると思ってる。

あとできれば出して欲しいのがDrag x Driveデザインマウスパッド。2枚欲しい……。

2025-05-18

猫にも家族愛がある

今日はうちの娘の誕生日だった。ちなみに四歳。

からずっとテンションが高くて、午前中はプレゼントに何が入ってるか予想してみたり、ケーキはどんなのかって騒いだりしてて、こっちは準備があるからてんやわんや

午後になってさすがにはしゃぎ疲れたのか、娘はお昼のあとでお昼寝。

これはチャンスと思って、寝ている枕元にプレゼントをそっと置いた。起きたときにびっくりさせようと思ってね。

夕方。娘が起きて、プレゼントの袋を持ってリビングにやってきた。その顔が満面の笑み。こっちまで本当に嬉しくなった。

でも娘の手をよく見たらプレゼントの袋とは別に、小さなぬいぐるみを持ってたんだ。

うちの猫は雄で、今年で十歳になる。娘が持っていたのはその猫が子猫のころからずっと大事にしてたお気に入りぬいぐるみ。今でもたまにくわえて遊ぶくらい、お気に入りのやつだった。それを何故か娘が持っていた。

「それ、どうしたの?」って聞いたら、プレゼントの横に置いてあったのだという。

え?と思って、猫のほうを見たらそっと顔をそらして小さくにゃあって鳴いた。

なんかね、胸がきゅっとなった。

猫って世間一般イメージでは自分勝手とか、馴れ馴れしさを嫌うとかいろいろ言われるけどさ。全然そんなことない。ちゃん空気読んでるし、思いやりもある。

しかも見返りなんて一切求めずに、さらっとそういうことをするんだよ。

たぶん、猫なりに「おめでとう」って思ってたんだと思う。

それが伝わってきて、もう泣きそうだった。

ていうかちょっと泣いた。

猫にも、ちゃん家族への愛情がある。

それは言葉よりも静かで、でも確かで、あったかい。

から今なら断言できる。

猫にも家族愛はあるんだってことを。

2025-04-21

アクセンチュアも全社員週5フル出社になるらしい

6月最初営業日、どこに出社すればいいのかわからない者です。こんにちは

[B! 労働] アクセンチュアが週5出社になったことについて感じたこと|おでん | 外資コンサル

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/oden_hekichi/n/n639115b57f5f

アクセンチュア6月から社員に週5日のフル出社を要求オフィス回帰の波到来か

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02414/

オフィス回帰の波?アクセンチュアが週5フル出社に舵を切ろうとしていることに多くの反応「今更出社には戻れない」「そもそも十分な席があるのか?」など

https://togetter.com/li/2539549

当方戦略コンサルではなく、技術部門の末端エンジニアです。現状、フルリモートです。

コンサルファームはどこもそうだと思いますが、バックオフィスを除き客先常駐基本的なワークスタイルとしています

とはいえ顧客、あるいはプロジェクト事情により、常駐ではなく、自社のオフィスに席を確保したり、コロナからは在宅勤務を取り入れたりしています

人により捉え方は様々だと思いますが、私の認識では、Return to Office(RTO)を進めたいグローバルの決定が各国の支社に下りてきたので、日本でもHR国内事情を鑑みつつ基本方針策定、そして今各プロジェクトで執務席の確保にてんやわんやしている現状です。DEIやめたり、グローバルも忙しいですね。

オフィスのスペースは確保できるの?

現在、自社の席は全然足りません。基本は客先常駐なので、顧客オフィス場所を確保できないプロジェクトは、自社オフィスに月極席を確保することになりますが、私の所属オフィスでは数年前から恒常的に満席状態です。現状、まずは顧客に席の確保をお願いすることになると思います

ちなみに地方オフィスは以前からフル出社している方が多い印象ですが、それでも席に余裕のあるところが多いです。

人を減らしたいから?

USなど北米文脈で考えれば、その可能性はあります

ところが日本は今でも積極採用中でして、今メンバーに辞められるのは日本に限ると辛いです

極東大陸中国不明ですが)、東南アジア案件多くて好調な反面、グローバル全体では芳しくない業績が続いているので、全体的には締めていきたいモードなのだ理解しています

北米ベース企業は、部門の再編からワークスタイルの変更まで、会社方針変更は気軽に行う印象です。日本欧州から見ると朝令暮改に思えることもしばしばですが、「とりあえず、やってみよう!よかったら続けるし、ダメだったらやめる!」の精神を感じます

USは特にそうですが、エグゼクティブからメンバーまで「会社方針に合わなければ、他に行けばいいよね」という考えもあり、何ならCEOも相応しい人を探してくるような文化なので、日本企業文化雇用慣行とは大きな乖離があります

末端の私から見える、今日景色はそんなところです。現場からは以上です。

2025-04-14

anond:20250414120853

声優になる人は、割と陽キャパリピガチ体育会系で、不倫も芸の肥やし、薬物も演技のためなら仕方ない勢だから

不祥事なんて日常茶飯事で話題にすらならないし、個人不祥事作品には紐づかない、紐づけないのが暗黙の了解だった時代が長かった。

だけど時代が変わってしまった。

ちょっとした不倫ですらSNSで、てんやわんやの大騒ぎになってしまうようでは、声優人間性も自ずと問わざるを得なくなってしまう。

2025-02-28

とある役所職員愚痴

増えゆく外国人対応疲弊している。

どこかの会社従業員不足対策外国人を入れているせいで、こっちの職員てんやわんや

窓口対応に倍以上の時間がかかり、後処理は残業するしかない。

話通じない本人もそうだが、連れてくる日本人も主張が強い。無理なもんは無理なんや

外国人対応時間が割かれ、日本人はずっと待たされている状態

誰のためのサービス?なんなのこの状況。

国は外国人積極的に入れたいなら、せめて受け入れ側の体制も整えてくれ。

今いる人員だけじゃ無理無理無理

2025-01-29

anond:20250129151049

道路管理者管理責任があるのは正解だが、瑕疵となるかどうかは複雑だね

1)違法構造物や地下埋設物などが原因か否か

 → 設置者側にも管理状況などから瑕疵の有無が問われることになります

2)通常の道路管理において異常を確認できる状態にあったか

 → これが一番難しい。道路巡回の頻度や項目がどうであったか。当然異常を把握してて放置してたら100%瑕疵が問われるんだけど

  異常が「通常の巡回」では判断できない場合、「通常の巡回」が社会通念上ゆるされる範囲のものであったかから議論ですね

3)増田が疑問に思っている通り、陥没が直上で起こったか、事前に起こっていたか

  これはドライブレコーダーやその他カメラがあるならカメラ確認するしかないんだけどね

  運転手運転手安全運転義務があるから、前方の異変を感知できたのかどうかの判断必要

  落石の例でいうと、車の前方に当たった → 運転手側にも非があると判断される可能性が高い

          車の側面に当たった → 落石の所有者(私有地なら土地所有者、道路のり面なら道路管理者)の瑕疵が大きく問われる

道路管理者が誰とか詳細知らんけど、担当部署てんやわんや+やべーよやべーよ+お通夜状態が同時に来てるでしょうね

2025-01-23

名前は男女ハッキリ分かるようにすべき? ジェンダーレスにすべき?

ガン★ガゼ @gan_gaze

字面だと男性名に見えなくもないオバちゃんから、「男の子には男性名女の子には女性名」も追加でお願いします… 災害現場とかで私が意識不明になったら「◯◯さんって男性行方不明で、身元不明女性が倒れてる」って無駄てんやわんやを強いることになる可能性あるの嫌すぎる

https://x.com/gan_gaze/status/1881915001772122381?t=kgXiDxVWkkwjhW3XRhaQ9w&s=19


どみちゃ @d_dos_attack_19

あとなるべくジェンダーレス名前

成長してトランスとかだと発覚したとき改名手続きがクソほどダルい

https://x.com/d_dos_attack_19/status/1881926885778788745?t=gJbwozX1YQPTEoWxHL9XKw&s=19

同じポスト引用についたこの2つ見てうーんとなった

(厳密に言うと上は「男性女性っぽい名前をつけないでほしい(逆も)」という話で、ジェンダーレスとはまた別の話かもしれんが)

どうすべきだろう

2024-11-16

[]11月15日

ご飯

朝:サンドイッチ。昼:サラダ。夜:ピザビール。間食:お芋のタルト

調子

むきゅーはややー。お仕事は、トラブルてんやわんや

グランブルーファンタジー

転スラコラボ始まったのでイベントは軽く周回して重要アイテムを入手しておしまい

来週の後半戦で砂もらえるの嬉しいな。

2024-10-31

anond:20241029220006

あくま選択的だから同姓にしたい人に迷惑かけないって本当?

というより、今まで「男性だけ楽、女性だけ苦労」という、性別など選べないのに、選べない部分で何かを強制される状態が固定されている。

これを緩和するのが目的。新しい手間は増えるだろうけど「強制迷惑」が減るのは、社会的によいことでは?

迷惑をかけないことは目的ではない、苗字関係ない様々な法律時代とともに変わり、それによる役所仕事は複雑になったので、その部分については【増税のたびに小売店てんやわんやしてるよりはずっと少ない混乱だろうね。そもそも特定性別強制される迷惑を緩和するのが目的なので、問いかけがおかしい】。

子供の姓どうするの?

話し合いって言葉をしらんのか。そもそもの別姓だって選択肢を並べて【各々の家庭で話し合って決めるだけ、己が当事者でない家庭の心配><まで引き合いに出すのは詭弁】。

強制強制じゃなくす道の話をしてるのに、なぜお前は揉めだとか強制前提の話をしてるのかわからない。

選択夫婦別姓がないと、男尊女卑が温存されるの?

から「男だけ楽、女だけが苦労が強制されてる」んだよ苗字問題は。気持ちとかじゃなくて物理的に時間と手間を取られた上に、今までの自分苗字が「旧」になる。うるせえな現だわってしたいわけ。

それに古い人間がそこに「そういうものから」って余計な援護をいれてくる。

法律的にはなんでもどうでもいいですよ」ってベースの上で、保守的思想親族圧力戦いつつ、当事者が話し合いすればいいだけ。

「切り崩す」とかいってるけど、別にマクロ数字を競ってるんじゃなくて、ミクロの「私と私の伴侶」においての選択肢を増やせと言っている。【さも男尊女卑問題が絡むような詭弁はやめろ。関係ない】

・なんで結婚したいの?

パートナー制度とか作って保証できるようにした方がよくない?←【それはそう。】でも頭の硬いうちの国は同性婚認めるよりは別姓認めて時間稼ぎたいんじゃない?どっちが先かってなったら別姓が先だろうね。

手続きめんどくさいとかはマイナカードに言えば?

簡単にできるような施策」は、今まで社会生活で使ってた苗字を突然やめて社内の関わる人にいちいちいちいちいちいち訂正して回ることには【役立ってない。】

・むしろ姓にこだわってアインデンティティをそこに求めてる人たちなの?

からマクロのはなしじゃなくてミクロの話なんだって。25年使ってた苗字をお前は男だからもう使わないほうが社会的自然です、って言われるのおかしくない「男だからって何????」ってならない?なってるんですよ。って話。

アイデンティティまでいかなくても、愛着や慣れはあり、それを「当然諦めるべき、【女なんだから」というのが気に食わない。】年収少ない方が折れるもの、とかならまだ努力して戦えるからマシ。

2024-10-14

三つ子とお散歩

2歳三つ子(これ書いた人です→anond:20231205154351)の母です。

 

昨日初めて、3人を歩かせてお散歩してきた!

双子ベビーカー&抱っこ紐でお散歩は何度か行っていたけど、自分達で歩かせるとワンオペできる気がしなくて行ったことなくて、1人と手を繋いでちょっとコンビニへ…どまりだった。

 

昨日は地区運動会があったので、お昼ごはん用におにぎりを持って出掛けてみることにした。

歩き疲れて抱っこ要求されると終わるので、最近保育園送迎に使っているクロテックワゴンを持って行き、押しながら「離れないでね」と伝えるも、やっぱりバラバラになる三つ子…。

やっぱり無理か…と諦めかけたけど、「ワゴン持って歩いてね」と言うと、ワゴンの両脇にしっかり捕まってくれた!

運動会の会場まで1キロくらいの道をゆっくり歩いてお散歩できた。「とんぼがとんでる!」「あかいおはな!」「はっぱいっぱい!」と3人ともすごく楽しそうにしてた。

 

運動会スタッフで夫が駆り出されていたので合流し、「おにぎり食べる?」とお昼ごはん最近、家ではだらだら食べたり、食べ渋ることも多くてどうなるか不安だったけど、3人ともぱくぱく食べた。

会場の隅で走り回る三つ子を見ていると、何度か「三つ子ちゃん?」と話しかけられ、「もしかして家ってあの辺り?」と私の必死保育園送迎が目撃されて三つ子がいると認識されていたw

 

リレー選手として招集された夫が走るのを見届け、運動会の会場を後へ。

消防車見る?」と聞くと、3人とも見たいと言うので、そのまま消防署へ行くことに。

 

前に来たときベビーカーと抱っこ紐で見学したけど、今回はそれぞれ見たいものを見に行くのでてんやわんや

1人が鳥の巣避けに吊るしてある厚紙でできたようなカラスを見つけて「からすがいるよ!」と言うと、他の2人も「こっちにもからす!」「いっぱいいるよ!」と言い始める。消防車を見て…

 

しばらく消防車を見せてもらい、帰り道。

「しょうぼうしゃいっぱいいた!」「しょうぼうしゃみたよ」と話しながら歩いていると、長女が「すわりたい…」と言うのでワゴンへ。揺れが気持ちいいのか、座ったまま寝始める長女。

他2人は「歩ける?」と聞くと「あるくの」と、結局最後まで歩いて帰宅

12時前に家を出て、家に着いたのは15時。

 

次女はすぐ寝たけど、長男は「しょうぼうしゃいたねー」と働く車の絵本を捲りながらニコニコしていてなかなか寝なくて2歳の体力にびっくり。

 

めちゃくちゃ疲れたけど、達成感はあった!

テンション上がって言うこと聞かないときもあるけど、そこそこ指示が通るので近場のお散歩ならワンオペで行けることが分かったので、またお出掛けしたいな。

2024-09-14

社会の役に立ちたくて公務員になったけど、10年やって思ったのは「ここは社会で最も役に立たない奴らの職場だ」ということ

自分たち無駄ルール増やしてその処理にてんやわんやしてるマッチポンプ業務が多すぎる。

ITのこと微塵もからないまま「とくにかく怖いから全部駄目🚫」で今時メールもロクに使えずFAX中心で仕事してたりして業務効率がクソすぎる。

偉いおじいちゃん達がデジタル承認をロクに使えないかアナログ押印でスタンプラリー未だにやってたりで本当に気が狂ってるよ。

民間企業だったらとっくに潰れてるような仕事の仕方してるから人がいくら居ても足らないし、人が辞めていく側から情報流出を防ぐために個人情報部長しか触れないようにしましょう。必要とき部長に見せてもらって目コピで覚えようね」みたいなこと言い出してるし。

トップの脳が完全に腐ってる🧟・・・

こんな職場で何頑張っても結局はトップ連中の無意味な保身ごっこに突き合わされるだけで社会に何の貢献もできねえ。

学生時代にしてたスマホ屋のバイト情弱から金を毟り取るだけで人類に何の価値も産み出してない詐欺師まがいだった反動で「社会に対して何か価値提供できる仕事につきたい。その確信を持って働きたい」と公務員になったけど、情弱共に使い方教えてその分のサービス料は意味不明なサブスク補填するって形で社会に食い込んでるスマホ屋の方がまだマシだったか・・・

自分毎日頑張ってやってることのうちで何割が社会に対して本当に意味を齎しているのか考え出すと10%も無いんじゃないかって気がしてくる。

やってる仕事の大部分が自縄自縛保全管理ゴッコでしかないんだよな。

そんでいざなにか起きたら「オラオラ地域住民のためだぞ」と言って民間企業から設備や労力を無償提供させてばかりでヤクザと何も変わらねえし。

技術担当者技術知識はなく「この会社の人に頼めば無償でなんかやってくれる」ということだけ知ってるだけだし、事務員達はそういうった担当者名前を覚えているだけの電話交換手ばかり。

何の能力もなく、何の価値も生み出せず、ただただ公務員という地位を盾にして地域住民から労力を奪ってはそれに税金というブースターを取り付けて再分配してるだけ。

職業としての方向性じゃ女衒あたりと似たようなもんなんだろうね。

悲しくなる。

10年働いたけど、社会人として価値のある技術を身に着けた感覚もなければ、社会人として自慢できるような経歴もない。

こんな無価値人間なっちゃうとは思わなかったなー。

本当に大失敗だ。

10年前の自分をぶん殴りたい。

今、就活やってて気の迷いで公務員受けてる子に言いたいんだけど、「今スグ公務員なんて辞めて興味のある分野の小さい会社にでも潜り込めるように就活頑張ったほうがいいよ」

10年後に後悔するから

2024-08-16

東京台風直撃しねぇかな

直撃しててんやわんやしてるとこに南海トラフ直撃しねぇかな

台風地震てんやわんやしてるところに北朝鮮テポドン直撃しねぇかな

東京文化なくなればいいのに

2024-07-22

始めてプレイしたアサクリは、epicで配布されてたシンジケートだった

産業革命期のイギリス舞台なのだが、たまに現代パートが挟まる

人類が発生する前に「来たりし者」という現在人類より進んだ技術(ほぼ魔法)を持った存在がいて

その存在が残した科学を超えるアイテムを一部の組織が求めている

そんで転々とするアイテム所在を求めて産業革命期の人の思考アクセスして当時の事情を探るみたいなストーリー

肉体の損傷を治す不老不死アイテムがあって、それを探していたが敵組織に奪われて

敵は入手していた「来たりし者」の遺体を布で復活させてしまい、てんやわんやという話だった

要するにアサクリシンジケートはファンタジーとかSFかいジャンルになる

一方epicでのアサクリシンジケートの紹介文はこう

若き無謀なアサシンジェイコブ・フライとなりスキルを活かして、進歩の歩みに虐げられた人々を助けよう。

産業革命最盛期の街を巡り、伝説的な歴史上の人物出会おう。ウェストミンスターからホワイトチャペルまで、ダーウィンディケンズヴィクトリア女王といった多くの偉人出会える。

ギャングリーダーとして拠点を強化し、ライバルギャングメンバーを味方につけ、テンプル騎士団の手から首都を取り戻そう。

産業革命期にテンプル騎士団?」とは思うかもしれないが、紹介文だけだとSFファンタジーと無縁な時代劇に思える

時代劇かと思ったら魔法みたいなのとか現代パートとか出てきた!?」というある種の引っ掛けもアサクリの魅力

実際そういう要素が出てきた時は驚いた

その引っ掛けが悪い方向に作用し「アサクリのことよく知らないけど今までは歴史に忠実なノンフィクションのお硬いゲームだったんでしょ?」と誤解した人たちが怒ったのが今回の騒動

フィクション魔法とか進みすぎたSF技術とか出てくる作品なんだ

歴史上の実在人物が敵キャラとして不思議アイテムを駆使したバトルを仕掛けてきたりするんだ

許してくれ

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