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はてなキーワード: 台湾有事とは

2024-12-12

anond:20241212173724

そりゃ台湾有事で何かあっても今のウクライナ未満の共感しかもたらされないって十分わかってるしなぁ

お互い様でしょそこは

2024-12-11

台湾有事が起きたら俺は志願兵に応募するつもり

数年以内に台湾有事が起こるのは間違いなさそうだ

コロナ禍やロシア侵攻など

10年以上前なら"まさか"と思うようなことが現実に起き続けている

まだまだ連鎖するのだろう

これまで何となく俺の中では、現代戦争はすぐに終わるイメージがあった

現実は何年もダラダラと継続し、死傷者が出続けている

台湾有事が発生したら、これも数年は継続するだろうし

戦闘可能人員が不足していくだろう

ロシアウクライナで起きている現実と同じように

待遇で釣った素人を集めて、ブートキャンプに放り込み、

戦場へ送り始めるフェーズが必ず来る

そうなったら俺は志願兵に応募する

俺の学生時代仕事での出来事は、他の人には普通のことかもしれないけれど、

俺にとっては全てが痛みを伴う経験だった

どんなに努力しても、何も報われないような気がして、どんどん自分が小さくなっていった

特に、どこにも居場所がないと感じていた

自分社会の中で排除されていく感覚を味わいながら生きてきた

高校時代、俺はずっと孤立していた

同級生との関係はあまりうまくいかなかったし、運動も得意じゃなかった

ある日、体育の授業でサッカー試合があった

もちろん、俺は得意じゃないから、参加するのが嫌だった

でも、無理にでも試合に出させられた

その時、誰も俺をパスしなかった

ボールが回ってくることはなく、俺が何かしようとしても誰も助けてくれなかった

それどころか、ボールが来ても周りの奴らは意図的に避けるような素振りを見せていた

自分いかに無価値で、誰から必要とされていないかを実感した瞬間だった

その後、俺がサッカー試合でゴールを決めたわけでもなく、チームに貢献したわけでもない

ただ、静かに試合が終わるのを待つだけだった

この出来事は、俺にとって高校時代象徴みたいなものだった

他の生徒たちがグループで楽しんでいる中で、俺だけが一人でいることが多かった

休日も家で何もせず、ただテレビを見て時間を過ごすだけ

自分にとって、誰かと過ごす時間苦痛で仕方なかったし、

からといって誰かと関わる方法がわからなかった

からも声をかけられず、逆に誰かに声をかけることもできなかった

大学に進学してからも、状況は変わらなかった

サークルに入ろうとしても、すぐに自分必要とされていないことを感じた

特に勉強面ではみんながどんどん先に進んでいく中で、俺は取り残されているような気がした

ある日、ゼミグループワークで、課題を一緒にやろうと声をかけられた

最初は嬉しかったみんなで協力して何かを成し遂げることができると思った

しかし、いざ作業を始めると、他のメンバーたちは次々と仕事を分担していくのに、

俺には何も振られなかった

最初は気にしなかったが、時間が経つにつれて、自分けが何もできていないことに気づいた

そして、他のメンバーたちがどんどん作業を進めていくのを見て、俺が必要ない存在だと痛感した

結局、そのグループは俺をほとんど無視する形で、最終的に提出物をまとめ上げてしまった

その後、ゼミ教授からも、「君は積極性が足りないね」と言われ、

ますます自分が無価値に思えてきた

教授にすら必要とされていない

自分はただ、流されているだけの存在だと感じて、心の中でどんどん孤立していった

社会に出てからも、状況は変わらなかった

就職活動が始まったとき

俺は他の学生たちと同じように準備をして、いくつかの企業面接に臨んだ

しかし、面接で何度も落ちた面接官に言われた言葉が今でも忘れられない

「君は自分に自信がないように見えるし、仕事に対する熱意が伝わってこない」と言われた

その言葉が刺さった

自分でもわかっていた

何度面接を受けても、結果は同じだった

結局、100社以上受からなかった

ようやく決まった就職先も、最初不安だらけだった

最初に配属された部署では、先輩たちがすでにチームとしてうまく回っていた

新人である俺は、その中にうまく溶け込むことができなかった

最初の頃、上司から与えられた仕事必死でこなしていたが、何度もミスをしてしまい、

同僚たちに迷惑をかけた

すると、同僚たちは徐々に俺を無視するようになった

ランチ時間になっても、みんなで食堂に行くわけでもなく、俺だけが一人で食べることが多くなった

その度に、俺は自分がここに必要ない存在なんだと感じていた

ある日、ついに耐えきれず、上司相談してみた

すると、言われた

「君が積極的に動かない限り、チームに溶け込むのは難しいよ」と

その言葉を聞いて、もうこれ以上頑張っても無駄だと思った

結局、仕事が続けられなくなり、俺は部署を異動させられた

しかし、その後も、どこに行っても同じような経験を繰り返した

どこに行っても、俺は「排除される側」の人間だった

そんな中で、ふと思ったことがある

自分社会で求められていないことはわかっている

しかし、何もできないまま生きていくのは、

ただ時間無駄にしているだけだ

何か自分存在証明したいという気持ちが強くなった

そしてふと「戦場に行けば死ぬことで何かを残せるんじゃないか」という考えが頭をよぎった

社会排除されてきた自分が、戦場死ぬことで

少なくとも「存在した証」を残せるのではないかと感じた

戦争に行くことで、

今までの無意味時間を終わらせることができるんじゃないかと思うようになった

これまでどんなに努力しても、どこにも自分の居場所はなかった

しかし、戦争に参加することで、死ぬことでのみ、

少なくとも自分価値を示せるかもしれない

台湾有事が起きれば、俺は志願兵として参加する

ウクライナロシア戦争が始まったとき

プロ軍人だけの戦闘でサクっと勝敗が決し

停戦になると俺は思っていた

が、実際の戦争は遥かに泥臭く、長引いている

一般人若者まで、志願兵募集が掛かり始めている

台湾有事も実際に起きれば長引くのだろう

事実上、「弱者戦場構造的に連れて行かれ早死する」ということが

あらゆる時代で起きる

俺のような不要存在を、効率的処分できる大義名分でもある

それに自覚的に乗ろうと思う

誰にも惜しまれない命として

2024-12-04

日本の周辺、ヤバい国ばっかり。日本ってマシな国なのでは?

韓国戒厳令

北朝鮮独裁政権

中国独裁政権

ロシア侵略戦争

アメリカトランプ政権

台湾がいてくれるのが救いだけど、台湾有事がいつ起きるかもわからんしなぁ

もしかして日本ってまだマシな国なのでは?

anond:20241204152408

間違いなく親中リベラル政権誕生だね。

ここで韓国親中リベラルに傾くのは非常にまずい。

アメリカの次期大統領の主張は

「おいお前ら、儲けすぎだ!うちに買ってもらいたかったら、米国工場建てるか関税を受け入れろ。

どうせアメリカきじ商売にならないんだろ?」

日本韓国も、アメリカ様に守ってもらいたかったらもっと金を払え!」

って感じなのだが、次の韓国政権はこれに従順に従うとは思えない。

中国との結びつきが強くなると、技術流出も進むだろう。

台湾有事がおっかないところだが、

中国なんか関税で締め付けてやりゃ、土下座して謝ってくるだろ」

東アジアなんて軍事費かけたって金にならんわ」

って感じでアメリカが引きたがってるから武力での緊張は意外と高まらないのかもしれない。

トランプ大統領の次の大統領が頭抱えるやつ。

2024-11-22

anond:20241122051622

トランププーチンとお友達だし、自分大統領になればウクライナ戦争は終わらせると言っているから、トランプ大統領になるまでに核戦争までエスカレートするようなことにならなければ、トランプ大統領になってほどなくウクライナ戦争は少なくとも停戦には漕ぎつけるだろう。

ウクライナは、アメリカ支援をやめると言えば戦争継続することすらおぼつかなくなるからトランプはおそらく、ウクライナに不利な条件、ロシアに有利な条件でウクライナに無理やり停戦を飲ませる。

そっから先、ロシアが再度野心をむき出しにしてウクライナ周辺国侵略した場合はどうなるかわからない。

核兵器を持たない国は核兵器を持つ国による現状変更を抑止できないことがウクライナ戦争で明白になった今、日本場合は、台湾有事台湾が落ちた後、次のステップとして日本侵略される心配をする方がヨーロッパ核戦争心配するよりも現実的かもしれない。

2024-11-19

アメリカとの同盟は維持・強化。

・中露を仮想敵とした近隣国との関係強化に努める。

民主主義は堅持したまま、自衛隊自衛軍とする戦争可能な国へと憲法改正

核ミサイル核ミサイル搭載可能原子力潜水艦軍事ドローンの開発と保有増を急ぐ。

このぐらいしても、台湾有事を皮切りに進展するであろう中露の太平洋側への膨張に際して、日本への侵略を食い止められるかは不透明(無理かも)だと思う。

実際には、これらのうち、アメリカとの同盟関係維持以外は何一つ実現しないうちに中露の日本侵攻が有り得る。彼らからしたら、こちらの準備が整っていないときに戦いたいわけだし。

日本政府が手をこまねいている間に電撃的に攻め込まれて、なすすべなく日本国土の一部あるいは全部が侵略されるのが目に見えるようだ。

自民与党だと、どさくさに紛れて民主主義実質的廃止し、自民一党独裁による独裁国家へ移行も十分あり得る。

日本が核戦力を含めた軍備増強を進めることを欧米、近隣国自国民に納得させることが肝になるだろうけど、石破では無理だな。言動日和りまくってるし、外交面でもまるで役に立ちそうにない(首脳同士の挨拶で立ち姿勢握手を求めてきた相手に対して、自分だけ椅子に座ったまま握手する石破の姿を見るにつけ、暗澹たる気持ちになったよ。誰かこいつに社会人一年目のマナーを教えてやるやつはいなかったのか?)

かと言って、今の日本の政治家で国際政治を鑑みて戦略的に立ち回れる人間なんて誰かいるんだろうか?

2024-11-13

anond:20241113014130

これから台湾有事もあるだろうし、君が生きている間にたぶん中露による日本侵攻もある。

おそらくは、君らの世代氷河期世代ともども、インフレと物不足と人不足と戦争にあえぐ。今そうして他世代を茶化してるのがアホらしくなるくらいに。

2024-11-12

anond:20241112120702

子どもを産んだら老後安心、産まなかったら野垂れ死に

そんなわかりやす分岐になるだろうか

台湾有事の流れ弾に当たって明日死ぬかもしれないのに

2024-11-11

とある書記の一人言

トランプ大統領に返り咲くとの報道を受け、台湾統一への思いが一層強くなってきた。米国の対台湾政策不透明になる今こそがチャンスかもしれない。だが、その前に慎重に検討すべき課題がある

まず、軍事行動必要エネルギー供給問題だ。我が国石油の70%を輸入に依存している。台湾有事となれば、米国とその同盟国による制裁海上封鎖は必至。現状では、イランベネズエラから供給ルートホルムズ海峡マラッカ海峡パナマ運河など要所で遮断されるリスクが高い

最も頼りになるのはロシアだ。ESPOパイプラインを通じた供給は日量30万バレル。海上封鎖の影響を受けない安定した供給源となる。さら2029年には「シベリアの力2」パイプラインも稼働予定で、これにより天然ガス供給も大幅に増加する。モンゴルとの関係も良好で、地政学リスクは低い

中パ経済回廊(CPEC)も重要輸送ルートとなる可能性があるが、まだ開発途上だ。パキスタン治安状況も不安定で、安定供給には不確実性が残る

軍事訓練も着実に進めている。台湾海峡での演習を重ね、有事に備えた準備は整いつつある。だが、頻繁な演習は台湾周辺国の警戒を高め、サプライズ要素が失われるリスクもある。慎重なバランスが求められる

国内の支持も重要な要素だ。経済が低迷し、国民の不満が高まる中、台湾統一への機運を高めることで、求心力を維持できる。しかし、制裁によるエネルギー不足は国民生活にも大きな影響を及ぼす。そのリスクを最小限に抑える必要がある

これらを総合的に判断すると、「シベリアの力2」が稼働する2029年以降が、エネルギー供給リスクを最小限に抑えられる時期となるだろう。それまでの間、パイプラインの整備や備蓄の拡充を進め、万全の態勢を整える必要がある

もちろん、米国やその同盟国が他の問題に注力しているタイミングを見計らうことも重要だ。しかし、エネルギー供給の安定化なくして、統一への道は開けない。焦ってはならない

まずは静かに準備を進め、タイミングを見極めることだ。中華民族の偉大な復興という夢の実現に向けて、一歩一歩着実に前進していく。祖国の完全統一の実現は大勢の赴くところであり、大義がある。誰も歴史車輪を止められない

2024-11-09

憂国の手記(2024衆院選に寄せて)

2024年10月27日

兎に角、今回は左右両翼問わず波乱の衆院選だったであろう。

今日という日、日本インターネッツでは左右ともに国を憂う人々で溢れかえっている。

いや、これ自体最近よく言われる「フィルターバブル」だの「エコーチェンバー」だの、言わば「目に見える情報・見たい情報しか手元にない」ことによる認知の歪みかもしれない。YouTube Liveに目をやれば、大手事務所から転生したVTuberデビュー配信の同接が、その他あらゆる政治系その他の配信凌駕している点からしてもそんな感じがする(個人的事務所時代彼女推しの1人だったので複雑だが)。それに、そもそも「左右」の二元的視点政治を見ることへの危険だってある。

そういう話はともかくとしても、ここ最近選挙の度に国を憂う、正確に言えば「対立する政治思想の候補者・それを支持する者の罵倒」でネットの海は溢れかえる

でも、これも必然かもしれない。勝手分析記事を垂れ流している私のこのブログを含め、各個人がOwn Mediaを持つ現代国家による徹底した情報統制がない以上、極端な言葉ネットの海に散乱する状態であっても、ほとんど野放しになっている(侮辱権利侵害といった"規約違反"でしょっ引かれることはあってもそういった事例はほんの一握りにすぎない)。それがこの10数年のインターネッツの内実だと思う。とりわけ政治方面でいえば、日本でのSNS普及が例の民主党政権第2次安倍政権発足あたりと時を同じくしている点から、なんとなしに右派政権vs左派野党対立構造帰着している。

正直言って、現下の日本インターネッツ・それも政治方面においては、左右両翼とも一般庶民仮面を被りながら政治家ないしは外部勢力の息のかかったインフルエンサー複数存在すると私は確信している(そんなニュースあったよね)。何を言っても「拡散」される土壌があるなら倫理上どうであれ使わない手はないだろう。第一、「民主主義」と言えば聞こえはいいが、ネアリーイコール人気投票」のようなものだ。

それに、ここ最近迷惑YouTuberよろしく「見られたもん勝ち」と言わんばかりの過激政治主張が目につく。その市場追い風にしてか、陰謀暴力排外主義を堂々と主張する人達が現れ、そのまま政治家となった者がいる。今年の都知事選なんて特にそう。これまたXで拾った話だが、ある英字の投稿で「候補者ほとんどが民主主義嘲笑っている」と書かれる始末だ。まったく左右に関わらず酷い為体だ。

そんな中で迎えた衆院選。ハッキリ言って今回は過去イチ酷く映った。結果をわざわざここで書くつもりもないが、色んな意味で「あぁ、そんなもんなんだな」と思わされた。

(ここは筆者のプロフポジの紹介なので読み飛ばして頂いて結構28独身会社員。Z世代のハシリあたり。給料は低くはないが見渡せばもっと高給もいる。こんな書き方見りゃキャラの陽陰区別つくっしょ← よくつべに上がってる昔のテレビを見漁ったり。罵倒ばかりの言論界隈にウンザリ。よって裏金はどっちかといえば「そう喚くあなたは?」な立場。それと手取り安保観点で今回比例は国民に入れた)

これはもう風水言いがかりしかないが、バブル崩壊・阪神/東北震災コロナと、国全体が苦境に立たされた場面では必ず政治的混乱がセットにあったように思う。ホント台湾有事やら南海トラフやらどうすんだよ…。

特に台湾侵攻。あるウクライナジャーナリストが言っていたが、「民主主義陣営カンカンガクガクしているうちに専制主義陣営に行動を起こされてしまう」…これまさに、今のNATOロシアウクライナ。ならば台湾中国の傍でカンカンガクガク真っ最中日本、それにアメリカって…西側ブルーチームのいう「ならず者国家」の思う壺じゃないの?

まぁ、「にわとり-たまご」的な話で、そういう混乱に至る史実があったからこそ政治も混乱せざるを得ない状態だったと言われるかもしれないが、とにかく「今の政治体制なら困難を乗り切れる」と思えた試しがない。それに…待てよ、振り返ってみると「政治への"信頼を善しとせず"」みたいな風潮が続いているのかもしれない。「常に疑え」と言わんばかりに。そうでしょマスコミの皆様方。

今はもうネットに限らず、既存大手メディアさえ信じる/信じないの篩のかけ方がものをいう時代。冒頭の話に戻るが、Own Mediaの氾濫する今、「何を信じる/信じない」がその人の社会世間に対する認識を半ば不可逆的に決めてしまう。かくいう私だってそうかもしれない説明が難しいが、あらゆるものに対する漠然とした不信感の中で「これなら信じられる」と思ったものに傾倒してしまう。これ、昔はオウム真理教、今はインターネッツの左右急先鋒による陰謀安倍暗殺をはじめフィジカルに訴える連中、はたまた「闇バイト」と、日本のあらゆる社会問題根本にある気がする。そのうえ、世界を見渡せば目下宗教を巡る戦禍が中東継続中だったり。コミュニティを作ることで生き残ってきた人間生物的・本能的弱みで、昔から何度も言われてきた事だろうが、時折その脆さを嫌と言うほど思い知らされる。

そう、「何を信じる」の話で言えば、現役世代の我々がよく言われる/私自身も自己暗示的に復唱してしま言葉がある。

社会環境がどうであれ、いま自分が出来ることに集中しよう」

会社員である私を含め、一定組織の括りで動いている者にとって、こういう発想は少なくとも間違いではないと思う。そりゃ「仕事邁進する」に文句のつけようもあるまい。が、時折こんな事も思う。

「それを言い訳に、もっと目を向けなければいけない重要問題から逃げてないか?」と。

政治に関心を持たない人達、はたまた選挙投票しない人達理由の1つに「それより私が今抱えている仕事(タスク)をやるのに精一杯」なんて文句がある。ああ、国として今何をしなければならないか、そういう事を考える余裕は「ニュースを見る時間のある」人にしかないのだろうか。はたまた、そのニュース記事を作っている人達も、ひょっとして「もっと伝えたい事があるのに、仕事としてやらなきゃいけないから…」なんて思っていたりしてないかしら?

恐らく少子化も「こんなしんどいのに結婚子育てなんて出来ない、それよりも今の自分がやるべきことを」の積み重ねから来る話だと思うし、とりわけ筆者はこういう目線安全保障の話を積極的にしなければならないと思う。ノーベル平和賞取った被団協の方々には土下座ものだが、リアルに核の恐喝が罷り通ってる今、9条信奉のようなユートピアニズムは文字通りの「無力」だ。特に政権を担う政治家にはリアリストであって欲しいと私は強く願う。

地震戦争、片方は人の手で起きるとはいえ、今やどっちも「いつ起こるかわからない/いつ起きてもおかしくない」と思いさえする。「自分1人で何も出来ないくせに考えすぎだ」と人に言われるが、少なくとも国の意思決定を左右する政治家の先生方にはこの手の話をしっかり真面目に考えて頂きたい。

そしてこの際もう1つ、過去歴史や目下の国内外の情勢を見渡していて、文明社会ゆっくりと衰退させているもの何となく分かった気がしたので、ここで書き留めておく。

被害者意識」。

無論、現にいじめ差別その他ハラスメント、あるいは災害を被っている人々に対して、その心痛を突っぱねる意図はないし、適切な保護をするべきだと思う。が、現代はその「被害者」たることを訴える主張が拡声器のように周囲の音響支配し、それを基準社会が目まぐるしく動かされている気がする。で、そうして変わった社会全体最適となるような良い結果をもたらすか…と言われるとクエスチョンが残る事もある。

例えば「働き方改革」。やり甲斐の有無にかかわらず身柄を拘束され、なりふり構わぬ檄を喰らう辛さは、自分だって現役世代、大いに同情する。が、それに対応した結果起きたのが「物流2024年問題」であり、運送コスト上昇は今の物価高の一因となっている。それに、逆にハラスメントを訴えられるリスク待遇の不釣り合いを嫌ってか管理職志望の社員が減り、少子化も相まって人手不足倒産が増加中とか(環境変化に適応できなかった会社が悪いという見方もある)。

もう1つは「ダイバーシティ」。差別偏見をなくし、多種多様な人々の「違い」を受け入れる…理屈結構な話。だが、それで今揉めているのが「移民問題。一度異文化を受容したはいいけど、かえってその痛みを訴える人は地域職種を問わず跡を絶たない。ヨーロッパなんて極右が台頭する始末だから

だがこの「被害者意識」、一言でいえば「かなり根深い」。

まり、「しんどい」「つらい」という主張ゆえ、先述の通りむやみに突っぱねる事は出来ない(それどころか、理解を示さなければ当人がより破滅的な行動を起こすことだってある)。同時に、その被害者意識と醸成に至るまでの背景には本人なりの因果関係論理があるし、訴えを一読すれば、同情する/しないは別としても少なくとも一定のつながりを見出すことができる。が、我々は得てしてその時の感情につられて「加害者とされた側」の論理を見落としてしまう。決してこれは危害を加えている人を擁護する目的で言っている事ではないが、要は「論理は1つだけではない」ことを机上の理屈としては理解したつもりでも、感情では「真理」を追い求め、「悪者」を特定・はたまた無理矢理にでも作りにかかってしまう。ここに怖さがある。

これが、現代言論空間跋扈する陰謀論、あるいは紛争当事国で現に起きている。戦争なんて酷いものだよ。どっちも「自衛のため」っていうんだから

まぁ「被害者意識」と仰々しく言っているが、噛み砕いていえば、「こんなにしんどい思いをしているのに報われないのはおかしい!/こんな仕打ちをしてくるなんてひどい!」、さらに端折っていえば「私の苦しみを理解してくれ!」といった、悲鳴慟哭・喚きの一種である。これまたコミュニティを作ることでしか生存できない人間の「動物本能」の一部なのかもしれない。それゆえ、今後も色んな場面で目にすると思うが、それにどう反応し、対処していくかは、高等動物として会得した知識と理性にしたがって冷静に判断したいところ。

・・・と、ここまで選挙を機に自分なりに考えた今の社会世界の歪みをつらつらと綴ってきた。「自由選挙」が出来る民主主義は恵まれているようで、分断やレッテルの張り合い、そして今はノイジーマイノリティといった弱点が露呈している。だけど、野田さんがいう「不完全」な状態でありながらも、こう徒然なるままに憂国の情を書けることは、やっぱり恵まれた国なのかもしれない。でも、そんな国を取り巻く環境はやっぱり厳しいし、向いてる方向は違ってもそこは日本人みな理解してるんじゃないかな。

もう1回言う。私も有権者の1人として政治に参加させてもらいましたので、政治家の先生方は他人の足を引っ張ったり悪者を作ったりしてないで、真剣に国について議論してください。

最後に、ここまで書いた私の文章も、究極的には一個人稚拙な雑感に過ぎず、共感する/しないは個々人の価値観次第であることを付け加えておきます。というか、こう書くことさえ「主語を大きくしておきながら"個人の感想です"とか言って責任から逃げやがって」とか「善人ぶるな」という自己批判が出来てしまうな…やはりインターネッツはもとよりメディアに毒されすぎたか

まぁ、仮にも「自由民主主義の国」の一員として生をうけた者として、そこは(節度をもって)大いに論議してください。気の済むまで。

・・・私は脱稿して少しは気が済みましたっ!笑

2024-11-08

くだらない事、この上ない。

こういうの見ると、増田非表示機能つけてほしいと思う。

真剣な話なんだが

トランプ政権によって間違いなくアジア安全保障体制不安定化する。台湾有事から沖縄有事へ、我が国戦火に巻き込まれ可能性も高まってきた。

大戦中、空爆により動物園猛獣が市中に逃げ出すリスクを考えてやむなく殺処分が行われた。紛争のどさくさに弱者男性女児を襲う事態を防ぐための予防的殺処分をいますぐ行わなければならない。それか手足を切ってなんか亀みたいに公園の池とかで飼うのもいいかもしれない。お前らどっちがいいですか?

anond:20241108200307

2024-11-07

anond:20241107195450

古今東西、世情が不安定になると強権的なリーダー煽動家が支持されがちってだけ。トランプは強権的かつ煽動家で、トランプが支持されたということは、アメリカ社会の混迷の深さを物語っている。

台湾有事なんて起きた日には日本人もコロッと変節して強権タイプ煽動タイプ政治家を支持するようになる。日本の政治家は善きにつけ悪しきにつけおしなべて小ぶりで、トランプほどわかりやすジャイアンは見当たらないが、直近の自民総裁選であれば、高市なんかはそっち方向の人物だろう。

2024-11-06

anond:20241106213451

トランプ率いるアメリカ台湾有事の際に台湾軍事支援しない。また、百歩譲ってアメリカ軍事支援しても、台湾はおそらく持ちこたえられない。

台湾中国の手に落ちる。

太平洋進出中国の悲願であり、その線で台湾の次に狙われるのは日本中共反日教育を続けていて、時が満ちれば習近平日本を攻めることを大義とすら言って、日本に侵攻するだろう。

日本が中露に侵略されてもトランプ率いるアメリカ日本軍事支援しない。核の傘幻想

日本の一部、あるいは全部が、中露の手に落ちる。

この流れが、風が吹けば桶屋が儲かる式の与太話ではなく、現実味を増した。

ハリスでも遅かれ早かれこの展開が待っている可能性があるが、トランプが率いるアメリカほどには薄情な展開にはならない期待が持てた。

anond:20241106194851

もちろん不安なんだけど、トランプ台湾有事に何もしないって言ったらそうかトランプ台湾有事に何もしないんだなと思って台湾侵攻するほど中共純真素朴じゃねえのよ。

結局どう出るかわからないってのがトランプの危ないところであり、それには変な抑止効果もある。

そもそも中共ロシアみたいな全面侵攻じゃなくグレーゾーンな搦手で出てくるだろうし、はっきり言ってトランプだろうがそうじゃなかろうがアメリカ頼みは既に成り立ってない

トランプが再び勝ったけれども

海外には必然的に悪いイメージが届きやすいのかもしれないし、従前の政治における問題がずっと積み上がってきてしまっていたのかもしれないとは思うけど、できれば違ったらよかったなと海の向こうのこちらでは思ってしまう。

台湾有事に何らの対応をしないと名言していたトランプ勝利した以上、おそらくこの四年間に台湾有事が発生することは否定できないだろうと思う。

日本にとっては著しい不利益であることに代わりはないが、アメリカ国民アメリカ復興こそを目的とすることは当然だろうし、その結果として覇権国家的なイデオロギー価値を重視しないことも、その余波として他国を見捨てる(本来であれば他の国のことな留意するのは二の次であるというのはそのとおりだろうし)ことも当然だろう。

ただ、日本に住んでいる以上は不都合だなぁ、と思ってしまうだけで、そこに価値観の相違以上の何か、例えば能力が不足しているだとか、性格問題があるとかいったそれ以上のことを見出ししまうと、余計に分断が広がってしまうのだろうとも思う。

嫌だなぁ、というだけ。

死にたくはない。

うっそだろ、と思ったら、Yahooニュースへのリンクと見せかけたデマだった

トランプ大統領になったら日本はどうなるか。メリットデメリットAIに聞いたよ

ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領就任した場合日本にとって以下のようなメリットデメリットが考えられます

メリット

1. 防衛力強化の機会

トランプ氏は過去日本に対して防衛費の増加や自衛隊役割拡大を求めてきました。これにより、日本防衛力を強化し、地域安全保障における自主性を高める機会を得る可能性があります

2. 中国への圧力強化

トランプ氏は中国に対して強硬姿勢を示しており、再選された場合も同様の政策継続する可能性があります。これにより、中国軍事的経済的圧力に直面する日本にとって、アメリカとの連携が強化されることが期待されます



デメリット

1. 貿易摩擦リスク

トランプ氏は全輸入品に一律10%の関税を課す計画を表明しており、日本からの輸出品も対象となる可能性があります。これにより、日本輸出産業に打撃が及ぶ恐れがあります。 

2. 防衛費負担の増加

トランプ氏は同盟国に対して防衛費の増額を求める傾向があり、日本さらなる負担増を迫られる可能性があります。これにより、日本財政に影響を及ぼす懸念があります

3. 環境政策の後退

トランプ氏は化石燃料産業の振興を掲げており、再選された場合環境対策や脱炭素の取り組みが後退する可能性があります。これにより、地球温暖化対策における国際的協調が難しくなる恐れがあります

4.ウクライナ紛争への影響

トランプ氏はウクライナへの支援消極的姿勢を示しており、再選された場合アメリカウクライナ支援が縮小または停止される可能性があります。これにより、ウクライナ防衛力が低下し、ロシアの影響力が増大する恐れがあります。 

5.パレスチナ問題への影響

トランプ氏は在イスラエル大使館エルサレム移転するなど、イスラエル寄りの政策を推進してきました。再選された場合パレスチナ問題解決さらに困難になる可能性があります。 

6.台湾有事への影響

トランプ氏は台湾に対して防衛費負担を求める発言をしており、再選された場合台湾海峡の平和と安定に影響を及ぼす可能性があります日本アメリカと協力して台湾海峡の平和を維持する必要があります。 


これらの要素を総合的に考慮すると、トランプ氏の再選は日本にとって防衛面での強化や中国への圧力強化といったメリットがある一方、貿易摩擦リスク防衛費負担の増加、環境政策の後退、さらウクライナ紛争パレスチナ問題台湾有事への影響といったデメリット存在します。日本はこれらの影響を慎重に見極め、適切な対応策を検討する必要があります



デメリットの方が多いじゃん!!

大丈夫なの?

anond:20241106173019

なんでいきなり核ミサイルの話になってるんだよ?

台湾有事で一番やばいのは貿易だろ

それだけで日本大ピンチだよ

アメリカが良くなろうが悪くなろうが知ったこっちゃないね

ウクライナがどうとかパレスチナがどうとかの話じゃないね

アメリカウクライナ支援消極的

台湾有事にも消極的だろうと中国が考える

ここがやばいねん

まじで来年あたりやりそうじゃん

2024-11-01

anond:20241101191644

トランプ大統領になったら、世界バランスが音を立てて崩れる。トランプ大統領になった暁には政治的対立する人間を粛正するようなことを言っているし、対外的にはイスラエル支援しまくり、ウクライナ支援は止め、台湾有事には知らん顔するかもなぁ。日本が中露に侵略される未来が近づく。

2024-10-27

台湾有事への備え

いうて、中共アメリカに手出しされたくないから、やるとしたら確実に短期決着

日本が巻き込まれるような長期戦にはならない

それだけの準備は整えてから動く

制圧してしまえばおそらくアメリカは手を出さないだろう

これにどう備えたらいいんだ?

2024-10-26

どこに投票すればいいのか誰か教えてくれ。助けてくれ。

誰か教えてくれ、衆議院選挙投票先を。

どの党に投票すればいいかを。

経済政策政治とカネ非公認社会保障外交国防選択夫婦別姓表現規制、反ワクチン政治家や支持者の発言で、SNSではあらゆる論点俎上にのぼっている。

だって選べるのだ、論点がこれらだけなら。

20年近く選挙投票してきたから。自分だって政治思想があるから普段だったら選択できたはずなのだ

でも、今回ばかりはどうすればいいのか分からない。

なぜなら、多くの政治家、それに支持者、政治ちゃんと関心がある人でも、ごく一部の人を除いてほとんどが正面から向き合っていない、それとも気づけていないリスクがあるせいで。

『どうも再来週11月5日の米国大統領選で、トランプが割と勝ちそうな情勢になっている』ことだ。

衆院選をめぐる様々な論点の中で、「ハリスが勝ってもトランプが勝ってもちゃんと付き合える首相・党を選びましょうね」と無難に言っている人もたまに見かけるが、そのくらいのテンションで語れるのは、たぶん、ドナルド・トランプという危険人物大統領選勝利する可能性をかなり低く見積もっていて、本心ハリスだろうと思っているのではないか

たぶん、少なくない人が、うっすらと「ハリスが勝つ情勢になったんでしょ?」と思っているだろう。それは、そうなるはずだったのだ。今は違うということをまだ知らない。

7月13日に選挙集会中のトランプが一度暗殺されかけた後、バイデン高齢による不安と低支持率問題視され、7月21日にバイデン大統領選を断念した。そして8月6日にハリス正式大統領候補として指名を受けた。もともとは国民の人気が低く、大統領選に立った場合支持率不安視されていたハリスも、実際に大統領候補になると想像はるかに超えて善戦若さもあってトランプに対して完全に優位に立ち、トランプ再選リスクは大幅に低くなった。

普通に政治への関心がある人」程度なら、米大統領選についての認識は、この辺りで終わっていると思う。まあハリスが勝つ流れになったんでしょ、と認識しているだろう。トランプマック店員やったりヒトラー関連の失言したくらいは流れてきただろうが。

そういう認識は、9月中くらいまでは正しかった。9月11日にあったハリストランプ第一回目の討論の後も、ハリスの優位はほとんど揺るがずに、トランプは二回目の討論を拒否した。9月15日にトランプが二度目の暗殺未遂にあったが、アメリカでさえ前回ほどの話題にならなかった。この辺りまでは、確実にハリスが優位だった。

その後、保守派が「カマラハリスの業績」という題名白紙の本を売り出してハリス揶揄したり、イーロン・マスクトランプ応援キャンペーンを打って選挙違反と批判されたり、大統領候補がずっと出席してきたカトリックの晩餐イベントハリスが欠席してトランプ揶揄されたり、この時ハリス批判した枢機卿リベラルから叩かれたり、ハリス庶民層の支持者を得るためマクドナルドで働いていた過去を語ったり、保守側が嘘だ証拠を見せろと叩いた挙句それに乗ってトランプが一日マクドナルド店員を務めたり、トランプヒトラーの部下みたいな部下が欲しかったと語って案の定叩かれたり、泥仕合みたいなしょうもない選挙戦が繰り広げられるうち、何一つ劇的な事件も決定打も無いまま、なぜか10月の間ハリス支持率がジリジリ、着実に下がっていった。もちろん、ハリス支持率の方が上がった州もあるが、全体の傾向としてはトランプの方に天秤が傾き始め、支持率だけでなく、各州の予想される選挙結果を総合してもトランプ当選確率が徐々に上昇していき、とうとうCNNやWSJなども互角かトランプ勝利可能性が僅かに高いという結果を出し始めた。

ウクライナ情勢を軽視するトランプに度々接触を図っていたゼレンスキーは今週、「make russia small again」というシャツを着て演説した。どう見ても欧米リベラルには評判が悪いであろうことが容易に予想のつくこの行動を選んだ背景には、トランプ当選可能性の上昇を踏まえてトランプの歓心を買うための苦渋の決断があっただろう。

こういう状況が、国内政治に関心のある人さえリーチしきっていない事情も分かる。日本から米大統領選の情報を得ようとすると、Qアノン日本保守党支持者みたいな連中が、郵便投票不正だのバイデンジャンプだの陰謀論デマばっかり流すし、バラモン左翼バラモン左翼で、如何にトランプとその支持者が非民主主義的な言動を繰り返していて愚劣であるかという情報しかさない。あと、賭けサイト勝利率を見てこっちが優勢!と触れ回るような短絡的な人々の狂騒。そういうノイズが大きすぎるので、正気人間ほど情報仕入れようとしないせいだ。

それでもごくごく一部の、CNN的な世界観とFOX的な世界観の双方の選挙報道や世論調査淡々分析し続けている人たちは、どうも10月に入ってからトレンドトランプに傾き始め、どちらの世界観から見ても、2020年のバイデン勝利時よりは明らかに2016年のトランプ勝利時に、問題となる州こそ違うけれど構図が似てきていることに気づき始めていた。ちなみに一部世論調査最初トランプ有利に傾き始めた頃、米国民主党支持者とそれに追従する一部の日本人は、「世論調査共和党組織的なハックをされ始めたのでもう信用できない」と主張していて、Qアノンみたいになるありさまだった。

何が最悪かといえば。

さっき書いた通りハリス指名されたのは8月6日で、直後にハリス有利の世論調査が出て、岸田文雄が次期総裁選不出馬を表明したのは8月14日だってこと。

分かるだろうか。

きっと岸田はハリス大統領選に勝つという前提のもと、総理大臣の座を降りている。

バイデン政権の後半は、バイデン大統領選で再度トランプに勝てるか怪しいとずっと疑問視されていたので、トランプ政権再誕というリスクが一番低くなった瞬間に、岸田は不出馬選択したということになる。さらに。自民党総裁選は、9月12日告示、27日投開票だった。ハリス優勢は揺らいでいなかった。自民党総裁選に投票できた党員議員の中で、トランプ絶対支持の一部のやばい人間を除いて、次の米国大統領トランプになることを前提に投票できた人間はほぼいなかっただろう。

今の首相は、ここ二年間くらいで一番、トランプ大統領があり得なさそうなタイミングで選ばれてしまった。

その結果、靖国参拝日韓関係破壊し、極東自由主義圏の連帯を揺るがしかねない高市早苗と(トランプ米大統領になった場合日本自由主義国家として信頼の置ける首脳が、尹錫悦のほか極東にいるだろうか?)、中国観が習近平国家主席就任以前で腐り落ちていて、日米地位協定改定アジアNATO設立など鳩山由紀夫生霊のような大東亜共栄圏レベルに終わった極東観を持つ石破という、外交の二大リスク………大統領トランプなら絶対に選んではいけない二人を残してしまった。そして、自民党は第二次鳩山政権を選んだ。驚くべきことにこの鳩山二号、アジアNATO設立喧伝してアメリカ外交筋だけでなくインド外相から批判され、一旦ひっこめたかと思いきや主張を再開、その結果つい二日前に中印首脳が会談し劇的に両国関係改善させており、麻生安倍菅岸田が15年積み上げてきた対中包囲網を一か月足らずで破壊するという最悪の結果を生み出している。

一方で立憲民主党はといえば、代表野田佳彦に変えた結果、民主党政権とは違う現実的外交政策に転換したというイメージを持たれている。だがそれは単なるイメージ戦略に過ぎない。というのも2006年に国と県知事合意していた普天間から辺野古への移設について、2009年に鳩山目玉政策ひとつとして最低でも県外移設宣言して政権交代、移転先の候補が無いままオバマトラストミーして信頼を失い迷走した挙句2010年に鳩山自身辺野古撤回を断念して米国合意するというプロセス日米関係を滅茶苦茶にした、その民主党の後継政党たる立憲民主党が、改めて「辺野古移設撤回」するという日米関係を今度こそ木端微塵に砕く内容を、公約の目玉に入れている。公約には更に安保法制違憲部分を廃止する宣言とセットで、石破と同じく日米地位協定改定も入れているという、どう見ても民主党鳩山政権外交政策復活を声高にうたっているのだ。

そう、今、何の因果日本自公政権立憲民主党中心政権、どちらを選ぼうと第二次鳩山内閣外交になる政治状況なのだ。そのうえで今回は、五割超の確率で、相手正気オバマではなく、共和党の抑えさえきかず個人的世界観に生きるドナルド・トランプだ。

投票は人を殺す。

小泉純一郎政権支持に投じられた票は、非正規雇用を爆増させ、間接的に多くの人を殺しただろう。民主党政権誕生支持に投じられた票は、円高不況就職率の低下で、間接的に多くの人を殺しただろう。

でもそれは、反対側に投票していれば、加担することを回避できていた殺人だ。

ドナルド・トランプ大統領になった場合、それは万が一ではなく、もはや、半が一以上の確率で起こりうるのだけど、私が入れる一票は、どちらに入れても恐らく人を殺す。

一部ネトウヨの中では対中強硬派ということになっているが、「中国台湾占領したら200%の関税をかける」という、一見脅しのようで「中国台湾占領しても交戦はしない」かのような宣言を一週間前にしたばかりで、台湾有事リスクを既に高めているトランプだ。

もともとプーチン尊敬していると発言していて、自分大統領になったら速やかにロシアウクライナ戦争が終わると主張し、つい今月、プーチンとの関係を問われて大統領辞任後に私的な連絡を取っていた可能性を否定しなかったトランプだ。

もともとイスラエル擁護的であり、今週、ネタニヤフに会談で「あなたがやるべきことをやればいい」と伝えたばかりのトランプだ。

そういう人間米国大統領になった場合米国軍事力に頼らなければ生きていけない日本国の首相が、米国インド丸め込みながら自由主義サイドで中国牽制して台湾有事を起こらないようにし、ロシア侵略虐殺抗うウクライナ欧米韓国とともに支援し、アメリカ庇護される状況にありながらイスラエルガザ虐殺を最大限非難するという、戦後80年平和主義を貫いてきた国家代表としてあるべき舵取りができるだろうか? 一手間違うだけで、不正義と虐殺自由主義社会崩壊に加担することになる、そんな綱渡りをやり遂げることができるだろうか?

信念の岸田か、トランプになぜか信頼された安倍なら、できるか少なくともやろうとしただろうし、上川とか林とか、総裁選の序盤で散った人にも、もしかしたらできたかもしれない。

でも、目の前に示されたのは、どちらにも「鳩山由紀夫首相」と書かれた二枚の切符だ。

彼らが何もしないとか、トランプ妄言追従するということさえ最悪でないかもしれない。自分ならロシアウクライナ戦争を終わらせられると豪語して親露派議員を連れてプーチンに電撃面会、まんまと丸めまれ日本首相としてプーチン片棒を担がされるくらいまであり得る。きっと鳩山ならそうした。

からこそ、聞きたい。私は誰に投票すればいいんだ。

与党に入れても鳩山政権

野党に入れても鳩山政権

大統領ドナルド・トランプ

高市早苗支持者は、「自民党下野しない程度に負けたら石破が退陣して別の首相になる」という夢物語を語って戦略投票を気取っているが、そんなのは都合のいい現実逃避だ。大負けしても石破総裁のままだったらどうする気だ。議席が狙っていたよりも減って立憲民主党政権になったらどうする気だ。今回もし政権交代が起きて、立憲が民主党政権の失敗を踏まえて絶対衆議院解散しなかった場合、四年先まで、つまりあなた達の大好きなトランプ大統領になった場合任期四年間、ずっと立憲民衆党政権である可能性を想定しているのか。

国民民主党をはじめとする第三極支持者は、自分たちに入れろと言うかもしれない。でもそれって現実的自民か立憲のどちらかが第一党になる状況下では単なる甘言で、単純に自公政権議席を減らして野田内閣誕生アシストするか、総選挙自公政権と連立して石破内閣アシストするか、そのどちらかでしかない。

与党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

野党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

米国大統領トランプになった瞬間………それはほぼ五割以上の確率で起こりうるのだけど、私の投票は、きっとどこかの国で人が殺される未来に加担することになる。

絶対白紙投票棄権はしない。それは普通選挙保証された自由主義国家で生きられる人間にとって、致命的な恥だ。

でもだからこそ教えて欲しい。私は誰に投票すればいい? 四年後、すべてがグチャグチャになっているかもしれない世界で、胸を張っていられる投票はあるのか?

最後に言わせてほしい。私はトランプ再選が現実にならないことを祈っている。ただトランプが次の大統領に本当に選出された場合日本がどちらの鳩山政権であったとしても、当面の間、首相をはじめ主要な政治家与党野党わず、どうかできる限り今以上にSPを増やしてほしい。熱狂的なトランプ信者日本人が「こいつを排除したら日本トランプとの関係が良くなる」とか、熱狂的な反トランプ日本人が「こいつを排除して日本トランプ化を阻止する」とか行動を起こしかねない。絶対そいつらの企みを成功させるな。これ以上日本を二・二六の時代に戻さないでくれ。

ネットオープンな箇所に長文を書いたことが一度もないから、どうすればこの記事が人に読んでもらえるか分からなかった。昼にこれと同じ文章を上げたけれど全然まれなかったので、ヤケになって上げ直し、はてなブログにもnoteにも上げた私を許してほしいい。

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