台湾駐日大使の有害宣伝―国民党政権で日台関係は増進したか
2009/09/14/Mon
■対中国投降主義で日台関係は増進したと宣伝する国民党
中国傾斜を強め、日本人を不安にさせている台湾の馬英九・国民党政権が、日本でおかしな宣伝をしている。
その駐日大使館にあたる台北駐日代表処のHPに掲載された十四日付のニュースによると、馮寄台代表(大使)は姉妹校訪問のため来日した台湾戯曲学院の学生らの表敬を受けた際、次のような話をしたそうだ。
―――両岸関係(※台中関係)が良くなったため、日本も安心して台日間のさまざまな取り決めを行っている。両岸の和解は台日関係においてもさらに発展するところとなる。
―――馬英九総統の中国との「外交休兵」について台湾の国内での記事は少ないが、国外ではこのように良好な結果をもたらしている。
台湾戯曲学院の学生らの前で話す馮奇台駐日代表
この「外交休兵」とは中国とは外交競争はしないとの馬英九政権の外交方針。たとえば中国との友好国獲得競争(政府承認競争)はやらないとか、国連加盟(あるいは「復帰」)は求めないとか、要するに外交面で中国とは対立せず、共存共栄を図ると言うものだが、実際には中国による台湾から外交活動の空間を奪って孤立、弱体化させるとの中国の外交戦略には抵抗しないと言う主権放棄の投降主義政策である。
「なぜ投降など」と多くの日本人は首を傾げるが、それは馬英九政権が外省人(中国出身者)政権だからだ。中国人である以上、台湾人のために中国と対立するより、中国に靡いて保身を図った方がいいと考えているのだろう。中国の威を借りて、台湾人の擡頭を抑えたいとの思いもあろう。
もちろん馬英九政権としては、「外交休兵」によって中国との関係は平和に向かって改善され、各国もこれを支持していると宣伝したいところだ。そこで馮寄台代表は、日本も台中の「和解」に安心し、台湾との関係を増進していると強調したわけである。
■民進党政権の功績「日台関係の増進」を横取りか
それでは台中の「和解」の結果、日台関係はどう発展したと言うのだろうか。馮寄台氏は次の三つ例を挙げている。
①「今年6月1日からはワーキングホリデー制度がスタートし、台日双方の若者は相手国に1年間滞在し、その間にアルバイトもできるようになった」
「ワーキングホリデー制度」は昨年、馬英九政権が日本側に提案して実現したもの。これはたしかに日台交流をさらに増進するものである。しかしこれが台中「和解」に日本側が安心して実現したものだろうか。
馬英九政権が同制度を提案した直後、フジサンケイビジネスアイ(二〇〇八年七月十六日)はこう報じている。
「日本側も導入に向けた検討に着手した。日本はすでに2005年から、台湾人に対して90日間のビザ免除措置を導入しており、ワーキングホリデーはその延長線上にある」
「日台関係筋は、台湾とこの制度を相互導入しても、『(すでにノービザ措置もあり)中国政府は反発してこないだろう』と話している」
この日本側のビザ免除措置は、中国とは「和解」しない民進党政権時代に始まったものだ。当時の日台関係はしばしば「過去最良」と評され、この措置は、しばしばその象徴の一つともされていた。
同紙はさらにこうも分析する。
「6月に尖閣諸島沖で日本の巡視船に接触した台湾の遊漁船が沈没、台湾が強く反発した事件で悪化した日台関係。だが馬英九政権は、あえて領有権問題とは切り離した民間交流で新提案を行うことで、『対日関係改善のサインを示したようだ』と日台関係筋は受け止めている」
要するに民進党政権時代に良好だった日台関係を後退させてしまった馬英九政権が、慌てて提案したのがこの制度と言うことのようだ。
日本側がこれの導入を決めた背景について、同紙はこう言う。
「05年からのビザ免除措置導入で、台湾人の訪日に問題が起きなかったことなどを日本側は評価している」
つまり日本側の「ワーキングホリデー」制度の導入は、それまでの観光交流の結果として「台湾人」を信用したからであり、何も突然始まった台中「和解」によって決められたのではないようだ。
そもそもこの制度の計画は、民進党時代の許世楷代表の時期から進められていたものだ。
■日台民間の努力ー外登証問題解決は国民党の成果ではない
②「今年秋に北海道の弁事処も開設され、来年には東京の羽田―台北の松山空港間の直行便も就航することになり、これらは大きな前進である」
これも「和解」の結果と言うのだろうか。民進党政権時代から日台観光交流が増大し(とくに北海道との交流は盛んとなった)、両国間の航空路線も増設され続けているが、これらもその一環ではないのか。
③「学生諸君が今後留学などで日本に在留した場合には、その在留カードの国籍表記がこれまでの『中国台湾』から『台湾』へと改められることになる」
ここでまず言っておくべきは、国籍表記は「中国」から「台湾」へと変わるのであって、「中国台湾」からなどではないと言うこと。
そしてこの表記改正は「和解」の結果などではないと言うことだ。
私は法務省から直接聞いているが、この改正の原因の一つは「台湾を巡る情勢が変わったこと」。「今さら台湾を中国の一部とするのは時代遅れ」と言う意味に受け取った。
もう一つは「『台湾』に変えてほしいとの声が高まったこと」。これは言うまでもなく在日台湾人(あるいはそれを応援する日本人)から抗議運動が起こったことを指す。もし抗議がなければ、あのかたくなな法務省が、進んでこのような改正措置を採るなど考えられないと言うのが、実際に運動に携わってきた我々が従来の経緯から確信するところである。
ちなみに表記の改正を求める運動は「中華民国」(=中国)の国名を「台湾」へ改めるべきとも主張していた。つまり「一つの中国」(台湾も中国の一部)を掲げて「外交休兵」を行うような国民党とは、主張が真っ向から対立する運動だった。
日台民間は「台湾は中国ではない」として表記改正を訴えた
そもそも馮寄台氏はこの問題については勉強不足のためか、誤解が多い。「在留カードの国籍表記がこれまでの『中国台湾』から『台湾』へと改められることになる」とも言うが、正確には「外国人登録証の国籍表記が…」である。「在留カード」はまだ導入されてはいないのだ。
この「大使」は在日台湾人の権益を真剣に考えているのか。
■警戒すべき国民党政権の有害なる駐日大使
繰り返すが民進党政権時代の日台関係は「過去最良」と言われていた。上記のノービザ実現、観光交流の増大以外にも、日本政府による台湾のWHO参加への支持表明、李登輝氏へのビザ発給、さらには日米2+2において台湾問題の日米共同戦略目標への盛り込みなど、中国の反対圧力を押しのけての、従来には見られなかった措置が数多く見られたからだ。
つまり日本側は、台湾は台湾人の「国家」として、その実態を事実上受け入れざるを得なったと言うこと、そしてそうすることで、増大する中国の軍事的脅威に対処せざるを得なくなったと言うことなのだ。
ところが国民党政権の発足で、「外交休兵」に象徴される中国傾斜政策が始まった。これによって東アジア地域の情勢が、日本に不利に傾くのではないかと、政府関係者、メディアなどを含む多くの日本人が懸念を表明しているのである。
馮寄台氏は本国から来日した学生たちに馬英九政権の実績を誇大宣伝したばかりか、その事実に反する宣伝を、駐日代表処の日本語HPを通じ、日本国民にまで散布したわけだ。
「外交休兵」はあくまでも中国に対する投降路線。これに対して中国はどう見ているか。
昨年十一月、中国の秦剛・外務省報道官は記者会見で、台湾の記者から「馬英九総統の外交休兵」に関する見方を尋ねられるや、「先ずあなたの質問には不正確なところがある」と叱責した。「世界で中国はただ一つだ」と。要するに台湾派中国の領土につき、「総統」と言う「国家元首」の呼称を受け入れなかったのだ。
このようにどんなに「外交休兵」なる「善意」を示しても、「和解」の最低条件は、台湾側が自らの国家主権を否定することなのだ。もちろん馬英九政権は「和解」が行われていると強調する以上、中国の前では事実上それを呑む姿勢を見せているのだ。たとえば国民党の要人は訪中する際、「中華民国」とも「総統」とも言わないでいる。
台湾の在外公館(大使館・領事館・代表処など)のHPのほとんどから国旗
が消えた。これも中国を刺激しないための「外交休兵」。国家主権の自己否
定との批判を集めている。写真は駐パナマ大使館のもの
このように中国の脅威に抵抗しない馬英九政権は、日本にとっては極めて警戒するべき存在なのだ。ところがその日本が「外交休兵」を支持していると宣伝する馮寄台氏。
有害なる「大使」が赴任したものである。
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運動を拡大したいので。
9・19 NHK 「JAPANデビュー」 に抗議する国民大行動・第6弾
平成21年9月19日(土) ※ 雨天決行
【街頭宣伝】11時00分~13時30分 JR「渋谷」駅ハチ公前広場
《登壇予定》永山英樹、松浦芳子、水島総、三輪和雄、柚原正敬 (以上50音順) 各氏 ほか 文化人、地方議員数名
【集会・デモ行進】13時00分 代々木公園 けやき並木中央 集合
※ JR「原宿」駅(表参道口)、東京メトロ「明治神宮前」駅(1番出口)「代々木公園」駅(4番出口)より徒歩5~10分。東京都道413号(表参道通り)からNHKホールへと通じる けやき並木をお進みください。
※ 集会が終了する前まで(~14時30分)に集合してください。
13時00分 集会(準備・挨拶)
《登壇予定》永山英樹、松浦芳子、水島総、三輪和雄、柚原正敬 (以上50音順) 各氏 ほか 文化人、地方議員数名
14時30分~15時00分 隊列準備
15時00分~16時00分 NHK抗議デモ → 代々木小公園 到着
※ 台湾のイメージカラーである 緑色の風船の準備(ガス注入等)をお手伝いいただける方は、11時までに代々木公園 けやき並木中央 へいらしてください。 少しでも多くの参加者に 緑の風船を手にしていただけるよう、ご協力をお願いいたします! (風船準備の時間と場所は変更になる可能性もあります。当ページにてお知らせいたしますので、ご確認くださいますよう、お願いいたします)
【主催】草莽全国地方議員の会、「NHK『JAPANデビュー』を考える国民の会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、在日台湾同郷会、台湾団結連盟日本支部、メルマガ「台湾の声」、NHK報道を考へる会、誇りある日本をつくる会、昭和史研究所、日本世論の会、日本会議東京都本部、日本文化チャンネル桜二千人委員会有志の会、新しい歴史教科書をつくる会 東京支部・三多摩支部 ほか
【協賛報道】日本文化チャンネル桜、國民新聞
【ご連絡先】草莽全国地方議員の会 TEL/FAX 03-3311-7810
日本文化チャンネル桜二千人委員会有志の会 TEL 03-6419-3900
NHK「JAPANデビュー」に抗議する国民大行動 in 札幌・第3弾
日時 : 平成21年9月27日(日) 13時00分~15時00分 ※ 雨天決行
集合場所 : 札幌市 大通西 10丁目公園
内容 :
13時00分~13時40分 抗議集会 & デモ行進 準備、リレートーク
13時40分~14時40分 抗議デモ行進 (オータムフェスタ開催中の大通公園にて)→ 終了後、集会 (約10分)
主催 : マスコミの偏向報道を許さない道民の会
ご連絡先 : TEL 090-9432-5273 (泉)、 TEL 090-1302-0103(渡邊)
MAIL [email protected]
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中国傾斜を強め、日本人を不安にさせている台湾の馬英九・国民党政権が、日本でおかしな宣伝をしている。
その駐日大使館にあたる台北駐日代表処のHPに掲載された十四日付のニュースによると、馮寄台代表(大使)は姉妹校訪問のため来日した台湾戯曲学院の学生らの表敬を受けた際、次のような話をしたそうだ。
―――両岸関係(※台中関係)が良くなったため、日本も安心して台日間のさまざまな取り決めを行っている。両岸の和解は台日関係においてもさらに発展するところとなる。
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台湾戯曲学院の学生らの前で話す馮奇台駐日代表
この「外交休兵」とは中国とは外交競争はしないとの馬英九政権の外交方針。たとえば中国との友好国獲得競争(政府承認競争)はやらないとか、国連加盟(あるいは「復帰」)は求めないとか、要するに外交面で中国とは対立せず、共存共栄を図ると言うものだが、実際には中国による台湾から外交活動の空間を奪って孤立、弱体化させるとの中国の外交戦略には抵抗しないと言う主権放棄の投降主義政策である。
「なぜ投降など」と多くの日本人は首を傾げるが、それは馬英九政権が外省人(中国出身者)政権だからだ。中国人である以上、台湾人のために中国と対立するより、中国に靡いて保身を図った方がいいと考えているのだろう。中国の威を借りて、台湾人の擡頭を抑えたいとの思いもあろう。
もちろん馬英九政権としては、「外交休兵」によって中国との関係は平和に向かって改善され、各国もこれを支持していると宣伝したいところだ。そこで馮寄台代表は、日本も台中の「和解」に安心し、台湾との関係を増進していると強調したわけである。
■民進党政権の功績「日台関係の増進」を横取りか
それでは台中の「和解」の結果、日台関係はどう発展したと言うのだろうか。馮寄台氏は次の三つ例を挙げている。
①「今年6月1日からはワーキングホリデー制度がスタートし、台日双方の若者は相手国に1年間滞在し、その間にアルバイトもできるようになった」
「ワーキングホリデー制度」は昨年、馬英九政権が日本側に提案して実現したもの。これはたしかに日台交流をさらに増進するものである。しかしこれが台中「和解」に日本側が安心して実現したものだろうか。
馬英九政権が同制度を提案した直後、フジサンケイビジネスアイ(二〇〇八年七月十六日)はこう報じている。
「日本側も導入に向けた検討に着手した。日本はすでに2005年から、台湾人に対して90日間のビザ免除措置を導入しており、ワーキングホリデーはその延長線上にある」
「日台関係筋は、台湾とこの制度を相互導入しても、『(すでにノービザ措置もあり)中国政府は反発してこないだろう』と話している」
この日本側のビザ免除措置は、中国とは「和解」しない民進党政権時代に始まったものだ。当時の日台関係はしばしば「過去最良」と評され、この措置は、しばしばその象徴の一つともされていた。
同紙はさらにこうも分析する。
「6月に尖閣諸島沖で日本の巡視船に接触した台湾の遊漁船が沈没、台湾が強く反発した事件で悪化した日台関係。だが馬英九政権は、あえて領有権問題とは切り離した民間交流で新提案を行うことで、『対日関係改善のサインを示したようだ』と日台関係筋は受け止めている」
要するに民進党政権時代に良好だった日台関係を後退させてしまった馬英九政権が、慌てて提案したのがこの制度と言うことのようだ。
日本側がこれの導入を決めた背景について、同紙はこう言う。
「05年からのビザ免除措置導入で、台湾人の訪日に問題が起きなかったことなどを日本側は評価している」
つまり日本側の「ワーキングホリデー」制度の導入は、それまでの観光交流の結果として「台湾人」を信用したからであり、何も突然始まった台中「和解」によって決められたのではないようだ。
そもそもこの制度の計画は、民進党時代の許世楷代表の時期から進められていたものだ。
■日台民間の努力ー外登証問題解決は国民党の成果ではない
②「今年秋に北海道の弁事処も開設され、来年には東京の羽田―台北の松山空港間の直行便も就航することになり、これらは大きな前進である」
これも「和解」の結果と言うのだろうか。民進党政権時代から日台観光交流が増大し(とくに北海道との交流は盛んとなった)、両国間の航空路線も増設され続けているが、これらもその一環ではないのか。
③「学生諸君が今後留学などで日本に在留した場合には、その在留カードの国籍表記がこれまでの『中国台湾』から『台湾』へと改められることになる」
ここでまず言っておくべきは、国籍表記は「中国」から「台湾」へと変わるのであって、「中国台湾」からなどではないと言うこと。
そしてこの表記改正は「和解」の結果などではないと言うことだ。
私は法務省から直接聞いているが、この改正の原因の一つは「台湾を巡る情勢が変わったこと」。「今さら台湾を中国の一部とするのは時代遅れ」と言う意味に受け取った。
もう一つは「『台湾』に変えてほしいとの声が高まったこと」。これは言うまでもなく在日台湾人(あるいはそれを応援する日本人)から抗議運動が起こったことを指す。もし抗議がなければ、あのかたくなな法務省が、進んでこのような改正措置を採るなど考えられないと言うのが、実際に運動に携わってきた我々が従来の経緯から確信するところである。
ちなみに表記の改正を求める運動は「中華民国」(=中国)の国名を「台湾」へ改めるべきとも主張していた。つまり「一つの中国」(台湾も中国の一部)を掲げて「外交休兵」を行うような国民党とは、主張が真っ向から対立する運動だった。
日台民間は「台湾は中国ではない」として表記改正を訴えた
そもそも馮寄台氏はこの問題については勉強不足のためか、誤解が多い。「在留カードの国籍表記がこれまでの『中国台湾』から『台湾』へと改められることになる」とも言うが、正確には「外国人登録証の国籍表記が…」である。「在留カード」はまだ導入されてはいないのだ。
この「大使」は在日台湾人の権益を真剣に考えているのか。
■警戒すべき国民党政権の有害なる駐日大使
繰り返すが民進党政権時代の日台関係は「過去最良」と言われていた。上記のノービザ実現、観光交流の増大以外にも、日本政府による台湾のWHO参加への支持表明、李登輝氏へのビザ発給、さらには日米2+2において台湾問題の日米共同戦略目標への盛り込みなど、中国の反対圧力を押しのけての、従来には見られなかった措置が数多く見られたからだ。
つまり日本側は、台湾は台湾人の「国家」として、その実態を事実上受け入れざるを得なったと言うこと、そしてそうすることで、増大する中国の軍事的脅威に対処せざるを得なくなったと言うことなのだ。
ところが国民党政権の発足で、「外交休兵」に象徴される中国傾斜政策が始まった。これによって東アジア地域の情勢が、日本に不利に傾くのではないかと、政府関係者、メディアなどを含む多くの日本人が懸念を表明しているのである。
馮寄台氏は本国から来日した学生たちに馬英九政権の実績を誇大宣伝したばかりか、その事実に反する宣伝を、駐日代表処の日本語HPを通じ、日本国民にまで散布したわけだ。
「外交休兵」はあくまでも中国に対する投降路線。これに対して中国はどう見ているか。
昨年十一月、中国の秦剛・外務省報道官は記者会見で、台湾の記者から「馬英九総統の外交休兵」に関する見方を尋ねられるや、「先ずあなたの質問には不正確なところがある」と叱責した。「世界で中国はただ一つだ」と。要するに台湾派中国の領土につき、「総統」と言う「国家元首」の呼称を受け入れなかったのだ。
このようにどんなに「外交休兵」なる「善意」を示しても、「和解」の最低条件は、台湾側が自らの国家主権を否定することなのだ。もちろん馬英九政権は「和解」が行われていると強調する以上、中国の前では事実上それを呑む姿勢を見せているのだ。たとえば国民党の要人は訪中する際、「中華民国」とも「総統」とも言わないでいる。
台湾の在外公館(大使館・領事館・代表処など)のHPのほとんどから国旗
が消えた。これも中国を刺激しないための「外交休兵」。国家主権の自己否
定との批判を集めている。写真は駐パナマ大使館のもの
このように中国の脅威に抵抗しない馬英九政権は、日本にとっては極めて警戒するべき存在なのだ。ところがその日本が「外交休兵」を支持していると宣伝する馮寄台氏。
有害なる「大使」が赴任したものである。
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9・19 NHK 「JAPANデビュー」 に抗議する国民大行動・第6弾
平成21年9月19日(土) ※ 雨天決行
【街頭宣伝】11時00分~13時30分 JR「渋谷」駅ハチ公前広場
《登壇予定》永山英樹、松浦芳子、水島総、三輪和雄、柚原正敬 (以上50音順) 各氏 ほか 文化人、地方議員数名
【集会・デモ行進】13時00分 代々木公園 けやき並木中央 集合
※ JR「原宿」駅(表参道口)、東京メトロ「明治神宮前」駅(1番出口)「代々木公園」駅(4番出口)より徒歩5~10分。東京都道413号(表参道通り)からNHKホールへと通じる けやき並木をお進みください。
※ 集会が終了する前まで(~14時30分)に集合してください。
13時00分 集会(準備・挨拶)
《登壇予定》永山英樹、松浦芳子、水島総、三輪和雄、柚原正敬 (以上50音順) 各氏 ほか 文化人、地方議員数名
14時30分~15時00分 隊列準備
15時00分~16時00分 NHK抗議デモ → 代々木小公園 到着
※ 台湾のイメージカラーである 緑色の風船の準備(ガス注入等)をお手伝いいただける方は、11時までに代々木公園 けやき並木中央 へいらしてください。 少しでも多くの参加者に 緑の風船を手にしていただけるよう、ご協力をお願いいたします! (風船準備の時間と場所は変更になる可能性もあります。当ページにてお知らせいたしますので、ご確認くださいますよう、お願いいたします)
【主催】草莽全国地方議員の会、「NHK『JAPANデビュー』を考える国民の会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、在日台湾同郷会、台湾団結連盟日本支部、メルマガ「台湾の声」、NHK報道を考へる会、誇りある日本をつくる会、昭和史研究所、日本世論の会、日本会議東京都本部、日本文化チャンネル桜二千人委員会有志の会、新しい歴史教科書をつくる会 東京支部・三多摩支部 ほか
【協賛報道】日本文化チャンネル桜、國民新聞
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日本文化チャンネル桜二千人委員会有志の会 TEL 03-6419-3900
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日時 : 平成21年9月27日(日) 13時00分~15時00分 ※ 雨天決行
集合場所 : 札幌市 大通西 10丁目公園
内容 :
13時00分~13時40分 抗議集会 & デモ行進 準備、リレートーク
13時40分~14時40分 抗議デモ行進 (オータムフェスタ開催中の大通公園にて)→ 終了後、集会 (約10分)
主催 : マスコミの偏向報道を許さない道民の会
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