朝日に掲載―馮寄台・台湾大使の親日宣伝に騙されるな
2009/02/19/Thu
■「反日」色払拭に努める「反日国民党」
朝日新聞(二月十七日、朝刊)の「私の視点」欄に、台湾の馮寄台駐日代表(駐日大使)の「馬英九総統 台湾・日本の協力促進を目指す」なる一文が掲載された。

冒頭には、次のように投稿した動機が綴られている。
―――馬総統は「親中国」であり、昨年の釣魚台(尖閣諸島)海域での遊漁船沈没事件の対応などを通じて「反日的だ」と誤解されている方がいるようだ。私は台湾の駐日代表として、決してそうではないとこの誤解を解きたい。
馬英九氏が「反日」だとの印象は、「沈没事件の対応」以前から、日本人の間で抱かれているものだが、国民党の馮寄台氏は昨年九月の就任以来、その印象払拭に懸命だ。
ここでも、次のように説明する。
―――私と総統は30年ほど前に知り合って以来の友人であり、総統は駐日代表になるよう私を説得した。…「自分が信頼する人間を、台湾の最も大切な友人である日本に」と強く求められた。
日本人の心の琴線に触れるエピソードではある。だが次はどうだろう。
■「馬英九は親日」は日本人を欺く詭弁
―――最新の台湾の世論調査によると、台湾人が最も好きな国は日本であり、・・・馬総統は台湾の民意で選ばれた。日本が大好きな台湾人を代表する馬総統が、どうして反日になれようか。
これはいったいいかなる論理だろうか。
馬英九氏が勝利を収めた総統選挙で焦点となったのは経済振興政策などで、対日関係などは一切問題にされなかった。また親日家には反国民党(反中国)の傾向が目立とは、よく指摘されるところ。少なくとも親中反日の人間の多くは国民党を支持していると言える。
ちなみに、日台関係を揺るがした「沈没事件の対応」には台湾人も反撥し、そのため政権支持率の低下に拍車を掛けたとの分析報道も見られた。
台湾人と在台中国人である馬英九氏の対日感情が異なるのは止むを得ないことだが、ここまで日本人に対して詭弁を弄さなければならないのは、それほど馬英九氏の「親日」の度合いが低いと言うことか。

「台湾の盧武鉉」との異名も持つ馬英九。歴史、領土問題など、「反日」で票
集めを試みたことも
■日本人の親台湾感情をひっくり返す気か
国民党は従来から、「民進党は親日で国民党は反日」とのイメージが日本で定着していることに苛立っているように見える。そのためだろうか、次のように強調する。
―――陳水扁・前政権は独立問題をあおって中国と激しく対立し、中台対話のきっかけさえつかめなかった。
―――しかし、馬総統は就任直後から、・・・中台間の人やモノの往来など経済問題に限定して中国側と協議した。そして航空、船舶での直行便を実現し、・・・経済交流の緊密化に力を入れる。
台湾の最大手紙、自由時報は二月十六日、「馬政府の中国傾斜政策こそがトラブルメーカー」と題する社説を掲載、次のように述べている。
<中国やそれに付随する勢力は李登輝や陳水扁などの台湾本土路線をトラブルメーカーとの汚名で呼ぶが、本土路線とは外来政権(※国民党独裁政権)の統治イデオロギーが残した毒素を除去し、台湾を豊かな独自の文化に満ちる国家にするためのものであり、言い換えれば台湾が独立した存在であるとの事実を反映するものだった。自分自身の道を進み、中国と距離を置いて関わらないようにするからと言って、それのどこがトラブルメーカーなのか>
<悲しむべきは、トラブルメーカーの一語が中国の台湾への侵略、併呑の障害を除去するための口実になっていることだ。国民の多数はそれを理解し、鼻で笑っているが、国内の統一派の政治家やメディアは中国に呼応し、本土路線が台湾海峡の緊張の禍源だと、たえず批判する>
<最近は馬英九氏が北朝鮮を例にとり、これからの台湾はトラブルメーカーにはならないと述べたが、…これは台湾の主権を傷つけ、中国に媚び諂うものだ。そもそも朝鮮半島の緊張の原因は北朝鮮が侵略の野心を抱き、韓国を領土の一部と主張していることにある。…それでは台湾海峡で北朝鮮と同じことをしているのは誰か。・・・馬英九氏自身は中国に投降したいのかも知れないが、中国の統治を望まない台湾人にトラブルメーカーとの汚名を着せるのはどうだろうか>

一方的にミサイル配備を強化する中国。どちちらがトラブルメーカーかは明らかなはず・・・
馮寄台氏の「独立問題をあおって中国と激しく対立し、中台対話のきっかけさえつかめなかった」との前政権批判が、結局は馬英九政権の対中国投降路線を正当化するための、台湾人への誹謗であることがわかるだろう。
中国の脅威に晒されながら、「台湾人の国家」作りを進めて来た台湾の健気さに、日本人は感動し、拍手を送り、親しみの感情を従来にないほど高めてきたわけだが、はそのような台湾人への認識を、馮寄台氏は明らかに、根底からひっくり返そうとしている。

馮寄台氏。日本のメディアを通じ、中国支配を望まない台湾人を誹謗
■許されない対中投降路線の正当化
馮寄台氏は、その投降路線を正当化するため、次のようにも述べる。
―――馬総統は就任演説の中で「統一しない、独立しない、武力を用いない」の三つのノーを提唱し、任期中には中国と統一問題を協議しないとも明言している。
「統一」は協議しない、投降ではない、だから日本人はご安心を、と言っているわけだ。
ところが、自由時報の社説は次のように説く。
<馬総統は就任演説の中で「統一しない、独立しない、武力を用いない」を以って両岸の平和を追求すると宣言したが、実際の行動を検証すれば、真の目的は「独立しない、武力を用いない」だけで、「統一しない」は有権者主流を騙すためのスローガンにしか過ぎない。
<毎年実施の漢光軍事演習を隔年実施に変え、節約を名目に実弾使用を止めた。中国の使者から「総統」ではなく「先生」と呼ばれることを受け入れた。自ら台湾を矮小化し「(中国の)地区」と呼んだ。・・・その結果は哀れむべしだ。中国から「褒美」をもらうことなく、むしろ陳水扁政権当時よりもさらに多い千五百基ものミサイルを向けられている>
馬英九氏はしっかりと、「統一」の道を歩んでいるではないか。中国の「統一」の磁力に抵抗をしていないのだ。
そもそも「独立しない」とはどう言う意味か。台湾が中国から独立した存在であることを、自ら否定しているのである。このような政権を、日本人は安全保障の観点から、安心して見てはいられない。台湾人の行く末も、このまま中国に売り飛ばされるのではないかと、非常に心配でならない。
■国会議員も憂慮する台中の緊密化
馮寄台氏は中国との「経済交流の緊密化」について、こうも説明する。
―――年間貿易額はこの8年間で100億ドルから1千億ドルと10倍に増え、中国を訪問した台湾人も昨年500万人に達した。中国に対する台湾人の累積投資はすでに2千億ドルである。日中関係と同様、中台間の急速な経済緊密化は否定できない事実である。
「台湾の対中国輸出は全体の四〇%を超え、中国の成長の衰退の影響を大きく蒙っている」(エコノミスト誌)などと、中国に大きく依存する台湾経済の危険性が指摘される中でのこの発言であるが、自由時報の社説は次のように指摘する。
<馬総統は経済面で中国に傾斜し、開放を加速させ、中国進出を奨励しているが、これは虎に肉をやる「中国依存」路線だ>
台湾は国家統一の前提としての経済統一の方向に進んでいると言うことだ。

「一つの中国」として経済統合を求める中国と呼応する国民党。台湾はどうなる
自由時報(二月十五日)の報道によると、日本の日華議員懇談会は十二日、台湾青年記者訪日団と会見したが、その際藤井孝男幹事長は、「直航など経済交流に務めているが、日本人の一部は、中国は大国であり、しかも一党独裁の国であり、台湾が中国のペースに巻き込まれることを懸念している」と指摘した。また玉澤徳一郎氏は、「の安全に関わるとし、過去にも二度国共合作があったが、毎回国民党は共産党に利用され、敗北している」と警鐘を鳴らした。何人かの議員は「両岸関係は東アジアの安全に関わる」として憂慮を示したと言う。
■中国支配下へ日本を誘うことが「反日」なのだ
だが馮寄台氏は、こうした中国との経済の緊密化を踏まえた上で、こう強調する。
―――馬総統は、中台関係が平和であってこそ初めて台湾の繁栄が実現し、同時に台湾の存在が中国を民主化へと導き、アジアや世界に平和と安定をもたらすと考えている。その方針は日本の人びとの利益とも一致するはずである。
「平和と安定」が日本の利益と一致するのは間違いがない。しかしそれがパックスシニカ(中国支配下での平和)と言うのであれば・・・。
「台湾の存在が中国を民主化へと導き」と言うが、投降路線をひた走る馬英九政権が一党独裁体制の中国が警戒してやまない「民主化」の波を、どのように及ぼそうと言うのか。
馬英九氏は一九八九年の六・四天安門事件の発生以来、毎年その日には記念活動に参加し、あるいは文章を発表してきたが、昨年の総統就任直後のその日には、四川大地震における中国政府の対応を賞賛するコメントを示すだけに止めている。また、ダライ・ラマ法王の台湾訪問についても、総統就任時には「歓迎する」と述べながら、その後は「今はその時期ではない」として、受け入れ拒否の姿勢に転じている。
このような人物について馮寄台氏は、
―――総統は1月7日、…「今年は台湾と日本の特別なパートナーシップ関係を促進する」と述べた。
と強調するが、はたして日本にいかなる「パートナーシップ関係」を求めているのだろうか。
馬英九氏はかつて日本人に、中国、台湾、日本との三角関係を呼びかけた人物。その代理人である馮寄台氏は、パックスシニカと言う「平和と安定」を実現するため、日本もまた台湾とともに、中国に対して「朝貢」をと誘っているようにしか読み取れないのだ。
尖閣諸島の領土問題のためだけではない。馬英九政権の危険な中国傾斜自体が日本の安全を大きく脅かす「反日」行為なのである。
このたび示された馮寄台氏の親日メッセージに、「日本人は惑わされるな」と訴えたい。今の台湾政府は、これまでの台湾政府とは断じて違うのだ。
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■日 時:2月22日(日)午後1時30分~4時00分
■場 所:JR「新宿駅」西口前
■主 催:日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、メールマガジン「台湾の声」
■問合せ:TEL:03-5211-8838(日本李登輝友の会)
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台湾人の国籍は「中国」ではなく「台湾」です!
法務省に外国人登録での国籍記載の修正を求めましょう!
法務省入国管理局は外国人登録において、在日台湾人の国籍を在日中国人と同様に「中国」としています。そのため、在日台湾人は外国人登録証、運転免許証などで「中国」国籍と記載され、日常において中国(中華人民共和国)国民と誤解されることが多く、大きな不便を感じるとともに、祖国を否定される屈辱を味わっています。
言うまでもなく、台湾は断じて中国の領土ではありません。「台湾は中国の一部」とするのは中国の誤った政治宣伝であり、日本政府も認めていません。
そこで私たちは、法務省に対し、政府の立場に従って在日台湾人の国籍表記を「台湾」に改め、外国人登録を正確なものに修正することを求める署名運動を展開中です。
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朝日新聞(二月十七日、朝刊)の「私の視点」欄に、台湾の馮寄台駐日代表(駐日大使)の「馬英九総統 台湾・日本の協力促進を目指す」なる一文が掲載された。

冒頭には、次のように投稿した動機が綴られている。
―――馬総統は「親中国」であり、昨年の釣魚台(尖閣諸島)海域での遊漁船沈没事件の対応などを通じて「反日的だ」と誤解されている方がいるようだ。私は台湾の駐日代表として、決してそうではないとこの誤解を解きたい。
馬英九氏が「反日」だとの印象は、「沈没事件の対応」以前から、日本人の間で抱かれているものだが、国民党の馮寄台氏は昨年九月の就任以来、その印象払拭に懸命だ。
ここでも、次のように説明する。
―――私と総統は30年ほど前に知り合って以来の友人であり、総統は駐日代表になるよう私を説得した。…「自分が信頼する人間を、台湾の最も大切な友人である日本に」と強く求められた。
日本人の心の琴線に触れるエピソードではある。だが次はどうだろう。
■「馬英九は親日」は日本人を欺く詭弁
―――最新の台湾の世論調査によると、台湾人が最も好きな国は日本であり、・・・馬総統は台湾の民意で選ばれた。日本が大好きな台湾人を代表する馬総統が、どうして反日になれようか。
これはいったいいかなる論理だろうか。
馬英九氏が勝利を収めた総統選挙で焦点となったのは経済振興政策などで、対日関係などは一切問題にされなかった。また親日家には反国民党(反中国)の傾向が目立とは、よく指摘されるところ。少なくとも親中反日の人間の多くは国民党を支持していると言える。
ちなみに、日台関係を揺るがした「沈没事件の対応」には台湾人も反撥し、そのため政権支持率の低下に拍車を掛けたとの分析報道も見られた。
台湾人と在台中国人である馬英九氏の対日感情が異なるのは止むを得ないことだが、ここまで日本人に対して詭弁を弄さなければならないのは、それほど馬英九氏の「親日」の度合いが低いと言うことか。

「台湾の盧武鉉」との異名も持つ馬英九。歴史、領土問題など、「反日」で票
集めを試みたことも
■日本人の親台湾感情をひっくり返す気か
国民党は従来から、「民進党は親日で国民党は反日」とのイメージが日本で定着していることに苛立っているように見える。そのためだろうか、次のように強調する。
―――陳水扁・前政権は独立問題をあおって中国と激しく対立し、中台対話のきっかけさえつかめなかった。
―――しかし、馬総統は就任直後から、・・・中台間の人やモノの往来など経済問題に限定して中国側と協議した。そして航空、船舶での直行便を実現し、・・・経済交流の緊密化に力を入れる。
台湾の最大手紙、自由時報は二月十六日、「馬政府の中国傾斜政策こそがトラブルメーカー」と題する社説を掲載、次のように述べている。
<中国やそれに付随する勢力は李登輝や陳水扁などの台湾本土路線をトラブルメーカーとの汚名で呼ぶが、本土路線とは外来政権(※国民党独裁政権)の統治イデオロギーが残した毒素を除去し、台湾を豊かな独自の文化に満ちる国家にするためのものであり、言い換えれば台湾が独立した存在であるとの事実を反映するものだった。自分自身の道を進み、中国と距離を置いて関わらないようにするからと言って、それのどこがトラブルメーカーなのか>
<悲しむべきは、トラブルメーカーの一語が中国の台湾への侵略、併呑の障害を除去するための口実になっていることだ。国民の多数はそれを理解し、鼻で笑っているが、国内の統一派の政治家やメディアは中国に呼応し、本土路線が台湾海峡の緊張の禍源だと、たえず批判する>
<最近は馬英九氏が北朝鮮を例にとり、これからの台湾はトラブルメーカーにはならないと述べたが、…これは台湾の主権を傷つけ、中国に媚び諂うものだ。そもそも朝鮮半島の緊張の原因は北朝鮮が侵略の野心を抱き、韓国を領土の一部と主張していることにある。…それでは台湾海峡で北朝鮮と同じことをしているのは誰か。・・・馬英九氏自身は中国に投降したいのかも知れないが、中国の統治を望まない台湾人にトラブルメーカーとの汚名を着せるのはどうだろうか>

一方的にミサイル配備を強化する中国。どちちらがトラブルメーカーかは明らかなはず・・・
馮寄台氏の「独立問題をあおって中国と激しく対立し、中台対話のきっかけさえつかめなかった」との前政権批判が、結局は馬英九政権の対中国投降路線を正当化するための、台湾人への誹謗であることがわかるだろう。
中国の脅威に晒されながら、「台湾人の国家」作りを進めて来た台湾の健気さに、日本人は感動し、拍手を送り、親しみの感情を従来にないほど高めてきたわけだが、はそのような台湾人への認識を、馮寄台氏は明らかに、根底からひっくり返そうとしている。

馮寄台氏。日本のメディアを通じ、中国支配を望まない台湾人を誹謗
■許されない対中投降路線の正当化
馮寄台氏は、その投降路線を正当化するため、次のようにも述べる。
―――馬総統は就任演説の中で「統一しない、独立しない、武力を用いない」の三つのノーを提唱し、任期中には中国と統一問題を協議しないとも明言している。
「統一」は協議しない、投降ではない、だから日本人はご安心を、と言っているわけだ。
ところが、自由時報の社説は次のように説く。
<馬総統は就任演説の中で「統一しない、独立しない、武力を用いない」を以って両岸の平和を追求すると宣言したが、実際の行動を検証すれば、真の目的は「独立しない、武力を用いない」だけで、「統一しない」は有権者主流を騙すためのスローガンにしか過ぎない。
<毎年実施の漢光軍事演習を隔年実施に変え、節約を名目に実弾使用を止めた。中国の使者から「総統」ではなく「先生」と呼ばれることを受け入れた。自ら台湾を矮小化し「(中国の)地区」と呼んだ。・・・その結果は哀れむべしだ。中国から「褒美」をもらうことなく、むしろ陳水扁政権当時よりもさらに多い千五百基ものミサイルを向けられている>
馬英九氏はしっかりと、「統一」の道を歩んでいるではないか。中国の「統一」の磁力に抵抗をしていないのだ。
そもそも「独立しない」とはどう言う意味か。台湾が中国から独立した存在であることを、自ら否定しているのである。このような政権を、日本人は安全保障の観点から、安心して見てはいられない。台湾人の行く末も、このまま中国に売り飛ばされるのではないかと、非常に心配でならない。
■国会議員も憂慮する台中の緊密化
馮寄台氏は中国との「経済交流の緊密化」について、こうも説明する。
―――年間貿易額はこの8年間で100億ドルから1千億ドルと10倍に増え、中国を訪問した台湾人も昨年500万人に達した。中国に対する台湾人の累積投資はすでに2千億ドルである。日中関係と同様、中台間の急速な経済緊密化は否定できない事実である。
「台湾の対中国輸出は全体の四〇%を超え、中国の成長の衰退の影響を大きく蒙っている」(エコノミスト誌)などと、中国に大きく依存する台湾経済の危険性が指摘される中でのこの発言であるが、自由時報の社説は次のように指摘する。
<馬総統は経済面で中国に傾斜し、開放を加速させ、中国進出を奨励しているが、これは虎に肉をやる「中国依存」路線だ>
台湾は国家統一の前提としての経済統一の方向に進んでいると言うことだ。

「一つの中国」として経済統合を求める中国と呼応する国民党。台湾はどうなる
自由時報(二月十五日)の報道によると、日本の日華議員懇談会は十二日、台湾青年記者訪日団と会見したが、その際藤井孝男幹事長は、「直航など経済交流に務めているが、日本人の一部は、中国は大国であり、しかも一党独裁の国であり、台湾が中国のペースに巻き込まれることを懸念している」と指摘した。また玉澤徳一郎氏は、「の安全に関わるとし、過去にも二度国共合作があったが、毎回国民党は共産党に利用され、敗北している」と警鐘を鳴らした。何人かの議員は「両岸関係は東アジアの安全に関わる」として憂慮を示したと言う。
■中国支配下へ日本を誘うことが「反日」なのだ
だが馮寄台氏は、こうした中国との経済の緊密化を踏まえた上で、こう強調する。
―――馬総統は、中台関係が平和であってこそ初めて台湾の繁栄が実現し、同時に台湾の存在が中国を民主化へと導き、アジアや世界に平和と安定をもたらすと考えている。その方針は日本の人びとの利益とも一致するはずである。
「平和と安定」が日本の利益と一致するのは間違いがない。しかしそれがパックスシニカ(中国支配下での平和)と言うのであれば・・・。
「台湾の存在が中国を民主化へと導き」と言うが、投降路線をひた走る馬英九政権が一党独裁体制の中国が警戒してやまない「民主化」の波を、どのように及ぼそうと言うのか。
馬英九氏は一九八九年の六・四天安門事件の発生以来、毎年その日には記念活動に参加し、あるいは文章を発表してきたが、昨年の総統就任直後のその日には、四川大地震における中国政府の対応を賞賛するコメントを示すだけに止めている。また、ダライ・ラマ法王の台湾訪問についても、総統就任時には「歓迎する」と述べながら、その後は「今はその時期ではない」として、受け入れ拒否の姿勢に転じている。
このような人物について馮寄台氏は、
―――総統は1月7日、…「今年は台湾と日本の特別なパートナーシップ関係を促進する」と述べた。
と強調するが、はたして日本にいかなる「パートナーシップ関係」を求めているのだろうか。
馬英九氏はかつて日本人に、中国、台湾、日本との三角関係を呼びかけた人物。その代理人である馮寄台氏は、パックスシニカと言う「平和と安定」を実現するため、日本もまた台湾とともに、中国に対して「朝貢」をと誘っているようにしか読み取れないのだ。
尖閣諸島の領土問題のためだけではない。馬英九政権の危険な中国傾斜自体が日本の安全を大きく脅かす「反日」行為なのである。
このたび示された馮寄台氏の親日メッセージに、「日本人は惑わされるな」と訴えたい。今の台湾政府は、これまでの台湾政府とは断じて違うのだ。
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■日 時:2月22日(日)午後1時30分~4時00分
■場 所:JR「新宿駅」西口前
■主 催:日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、メールマガジン「台湾の声」
■問合せ:TEL:03-5211-8838(日本李登輝友の会)
E-mail:[email protected]
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言うまでもなく、台湾は断じて中国の領土ではありません。「台湾は中国の一部」とするのは中国の誤った政治宣伝であり、日本政府も認めていません。
そこで私たちは、法務省に対し、政府の立場に従って在日台湾人の国籍表記を「台湾」に改め、外国人登録を正確なものに修正することを求める署名運動を展開中です。
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