写真で見る日本の盟友-これが反中決起の台湾魂
2008/10/27/Mon
■打破するべき中国の悪質宣伝
台北では十月二十五日、六十万人(主催者=民進党発表)もが参加する大規模デモが行われた。これは平和統一を促進する中国高官の陳雲林・海峡両岸関係協会長が間もなく入国することを受けての反中国、反国民党政府の抗議行動である。まさに国家主権喪失の危機に直面しつつある台湾人による怒りの決起だったと言うことができよう。
さて日本人にはこれに関心を持ち、支持しなくてはならない理由がある。なぜなら地政学的に見るならば、もし台湾が中国に統一(併呑)されれば、次に国家主権の危機にさらされるのは、ほかならぬ日本だからだ。
そのため中国の脅威の前で台湾人は、自ずと日本人にとってはかけがえのない盟友、戦友となるのである。彼らが世界に向かって主権防衛の意志を表明するなら、我々もまたそれに協力するのが当たり前だ。「一つの中国」なる中国の「妨害宣伝」に対しては、両国がともになって打破しなければならない。
以上は、この一つ前に記事「本日60万人が反中国デモーがんばれ、日本の戦友・台湾人」で書いたとおりだ。 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-542.html
台湾での六十万人デモと言うなら、人口で五倍の日本なら三百万人デモと言うことになり、これはただごとではない。だが、残念ながらこれに関し、日本のメディアには中国の側に立った「妨害報道」と疑われるものが目立った。台湾人が大勢で「台湾は中国の一部ではない」と叫んでいるのに、なぜかそれをはっきりと伝えようとしないのだ。
■中国の側に立つ日本のデモ報道
例えばNHK。「中国製の食品から化学物質のメラミンが相次いで検出されたことに抗議する大規模なデモが行われ…」と報じている。それは朝日新聞も読売新聞も同様だ。
たしかに毒粉ミルク事件を受け、デモでは「反黒心商品」(中国の悪徳製品に反対)なるスローガンが大きく掲げられたが、しかし毒ミルク反対のためだけに、あれほどの群集が参集したわけではない。
デモの参加者たちに聞けばわかることだが、それは中国の悪徳の象徴の一つとして強調されのであって、訴えの重点は何よりもその中国からの国家主権の防衛なのだ。しかしNHKなどがそれを敢えてはっきり伝えなかったのは、「台湾独立の宣伝に加担している」と中国に疑われたくないからだろう。台湾のネット上では「NHKはデモの訴えを著しく矮小化している」との批判が見られた。
これしか報じない新聞も。媚中と言う以前にニュース価値がわからない?
では日本のメディアはデモの参加者数をどう報じているだろうか。台湾ではメディア、政府などによる国民党勢力の情報操作があり、それらが伝える数値は実際よりも極端に少ない。だから台湾では日本など海外メディアの報道に関心が持たれているのだが…。
■日本のメディアも困らす台湾人の力
日本では多くが「民進党の発表」と断りながら「六十万人」と伝えている。だが台湾に非好意的な報道で知られる日経新聞だけは「10万人超とみられる住民が参加し」と書くのである。わざわざ「民進党の発表によると、デモ参加者は60万人」などと付け加えながらだ。
これでは台北市政府発表の「五万人」よりは多いものの、台北市警察の「二十万人」よりはるかに小さい。「二十万人」と言えば八月三十日のデモ参加者数を低く見積もればその程度だろう。しかし今回はその二倍は優に超える規模だから、それですら明らかに過小なのだ。
日経新聞の「十万人」とはいったいどこから来た数値なのか。これでは国民党勢力と同様の情報操作と見做されてもしかたがない。
総統府付近の地図。緑の部分は群集で埋まったようだ(さらに群衆は隣接の
228和平公園にも)。従来のケースに照らせば、日経報道の「十万人」など優
に超えている
しかしそれはともかく、ここで我々が注目するべきは、台湾人の反中国行動が、ここまで日本の媚中メディアを困惑させていると言うことだ。しかも困惑させながら無視することも許さないほどだから、今回の行動の威力は本当にすごかったのだ。
■日本人と台湾人が提携すれば…
それより一番困惑しているのは中国だろう。せっかく陳雲林を送り込み、世界に「平和」な中国統一をアピールしようとしていたのだから、頭を抱えていないはずがない。
そこで声を大にして言いたいのは、この力強い盟友、台湾人と、なぜ日本人は提携することを考えないのか、と言うことでる。
もし両国の勇気ある人々が反中国で手を携えたなら、民主主義勢力の恐るべき連合体の出現に、中国は狼狽せざるを得なくなるはずだ。実際にこの国は戦略上、かねてから日台の結合を恐れているのである。日台間の政治交流を極端なまでに警戒するのもそのためだ。
しかし一般的に日本人は反中国感情を募らせても、他国と反中国をやろうと言う発想に欠けており、台湾人が素晴らしい盟友たり得ることに気が付いていない。一方台湾人も、たとえ親日感情を抱いてはいても、中国の前で台湾に冷淡な日本の姿ばかりを見ているので、日本人など頼りにならないと思っている(眼中にない)。
しかし、そのような状態でいいわけがないのである。先ず日本人の側が、台湾支持の姿勢をはっきりと見せるべきだ。台湾、そして中国に、日本人の勇気の在り処をである。
以下は昨日のデモにおける我が盟友台湾人の雄姿。心ある日本人なら感動するはずだ。
10・25大デモ行進 2008年10月25日 於台北
祖国の存立と尊厳をかけ全国民が「台湾魂」で大団結!熱気滾らす五個大隊がそれぞれのコースを秩序よく進み、終結地点の総統府前を目指した
台湾は台湾人の国だ!中国とその傀儡である馬英九政府に怒りの声を上げる民衆
原住民(高砂族)も多数参加した。元来勇敢で正義心のある民族だが、純粋さゆえに久しく国民党に操られてきた
先ごろ訪台した張銘清・海峡両岸関係協会副会長を激しく面罵し、中国への退
散を余儀なくさせた王定宇・台南市議はどこでも大人気
日本人が掲げた日の丸。目撃談によると台湾人は大喜びだったそうだ
こちらは現地紙に載った写真。「日本の支持」が注目された
参加できない私のため、台湾人の同志が応援の言葉を代筆してくれた。大勢の
日本語世代から礼を言われたと聞き、感激、恐縮した
台湾はかつて蒋介石に支配され、今は中共に支配されようとしている
日本軍の戦闘帽をかぶる老人。この世代は戦後の中国人独裁で辛酸を嘗めた
集結しつつある五個大隊の壮観。これが台湾人が世界に示す侵略国家中国への回答だ!
台湾人民万歳!
*********************************************
↑ ↑
よろしければクリックをお願いします。
運動を拡大したいので。
■デモの動画
在 TaiwanYes 尋找更多像這類的影片。
■デモの動画2 南部の高雄市でも同日、自発的に参集した数千人がデモ
(画面に流れる曲は国民党独裁時代の反共歌曲ー風刺)
【お知らせ】 「台湾は日本の生命線!」メルマガ版を創刊
反中華覇権主義運動の一助たらんとさまざまな関連情報を配信しておりますので、同志同憂のご登録ならびにご指導をお願い申し上げます。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014/
台北では十月二十五日、六十万人(主催者=民進党発表)もが参加する大規模デモが行われた。これは平和統一を促進する中国高官の陳雲林・海峡両岸関係協会長が間もなく入国することを受けての反中国、反国民党政府の抗議行動である。まさに国家主権喪失の危機に直面しつつある台湾人による怒りの決起だったと言うことができよう。
さて日本人にはこれに関心を持ち、支持しなくてはならない理由がある。なぜなら地政学的に見るならば、もし台湾が中国に統一(併呑)されれば、次に国家主権の危機にさらされるのは、ほかならぬ日本だからだ。
そのため中国の脅威の前で台湾人は、自ずと日本人にとってはかけがえのない盟友、戦友となるのである。彼らが世界に向かって主権防衛の意志を表明するなら、我々もまたそれに協力するのが当たり前だ。「一つの中国」なる中国の「妨害宣伝」に対しては、両国がともになって打破しなければならない。
以上は、この一つ前に記事「本日60万人が反中国デモーがんばれ、日本の戦友・台湾人」で書いたとおりだ。 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-542.html
台湾での六十万人デモと言うなら、人口で五倍の日本なら三百万人デモと言うことになり、これはただごとではない。だが、残念ながらこれに関し、日本のメディアには中国の側に立った「妨害報道」と疑われるものが目立った。台湾人が大勢で「台湾は中国の一部ではない」と叫んでいるのに、なぜかそれをはっきりと伝えようとしないのだ。
■中国の側に立つ日本のデモ報道
例えばNHK。「中国製の食品から化学物質のメラミンが相次いで検出されたことに抗議する大規模なデモが行われ…」と報じている。それは朝日新聞も読売新聞も同様だ。
たしかに毒粉ミルク事件を受け、デモでは「反黒心商品」(中国の悪徳製品に反対)なるスローガンが大きく掲げられたが、しかし毒ミルク反対のためだけに、あれほどの群集が参集したわけではない。
デモの参加者たちに聞けばわかることだが、それは中国の悪徳の象徴の一つとして強調されのであって、訴えの重点は何よりもその中国からの国家主権の防衛なのだ。しかしNHKなどがそれを敢えてはっきり伝えなかったのは、「台湾独立の宣伝に加担している」と中国に疑われたくないからだろう。台湾のネット上では「NHKはデモの訴えを著しく矮小化している」との批判が見られた。
これしか報じない新聞も。媚中と言う以前にニュース価値がわからない?
では日本のメディアはデモの参加者数をどう報じているだろうか。台湾ではメディア、政府などによる国民党勢力の情報操作があり、それらが伝える数値は実際よりも極端に少ない。だから台湾では日本など海外メディアの報道に関心が持たれているのだが…。
■日本のメディアも困らす台湾人の力
日本では多くが「民進党の発表」と断りながら「六十万人」と伝えている。だが台湾に非好意的な報道で知られる日経新聞だけは「10万人超とみられる住民が参加し」と書くのである。わざわざ「民進党の発表によると、デモ参加者は60万人」などと付け加えながらだ。
これでは台北市政府発表の「五万人」よりは多いものの、台北市警察の「二十万人」よりはるかに小さい。「二十万人」と言えば八月三十日のデモ参加者数を低く見積もればその程度だろう。しかし今回はその二倍は優に超える規模だから、それですら明らかに過小なのだ。
日経新聞の「十万人」とはいったいどこから来た数値なのか。これでは国民党勢力と同様の情報操作と見做されてもしかたがない。
総統府付近の地図。緑の部分は群集で埋まったようだ(さらに群衆は隣接の
228和平公園にも)。従来のケースに照らせば、日経報道の「十万人」など優
に超えている
しかしそれはともかく、ここで我々が注目するべきは、台湾人の反中国行動が、ここまで日本の媚中メディアを困惑させていると言うことだ。しかも困惑させながら無視することも許さないほどだから、今回の行動の威力は本当にすごかったのだ。
■日本人と台湾人が提携すれば…
それより一番困惑しているのは中国だろう。せっかく陳雲林を送り込み、世界に「平和」な中国統一をアピールしようとしていたのだから、頭を抱えていないはずがない。
そこで声を大にして言いたいのは、この力強い盟友、台湾人と、なぜ日本人は提携することを考えないのか、と言うことでる。
もし両国の勇気ある人々が反中国で手を携えたなら、民主主義勢力の恐るべき連合体の出現に、中国は狼狽せざるを得なくなるはずだ。実際にこの国は戦略上、かねてから日台の結合を恐れているのである。日台間の政治交流を極端なまでに警戒するのもそのためだ。
しかし一般的に日本人は反中国感情を募らせても、他国と反中国をやろうと言う発想に欠けており、台湾人が素晴らしい盟友たり得ることに気が付いていない。一方台湾人も、たとえ親日感情を抱いてはいても、中国の前で台湾に冷淡な日本の姿ばかりを見ているので、日本人など頼りにならないと思っている(眼中にない)。
しかし、そのような状態でいいわけがないのである。先ず日本人の側が、台湾支持の姿勢をはっきりと見せるべきだ。台湾、そして中国に、日本人の勇気の在り処をである。
以下は昨日のデモにおける我が盟友台湾人の雄姿。心ある日本人なら感動するはずだ。
10・25大デモ行進 2008年10月25日 於台北
祖国の存立と尊厳をかけ全国民が「台湾魂」で大団結!熱気滾らす五個大隊がそれぞれのコースを秩序よく進み、終結地点の総統府前を目指した
台湾は台湾人の国だ!中国とその傀儡である馬英九政府に怒りの声を上げる民衆
原住民(高砂族)も多数参加した。元来勇敢で正義心のある民族だが、純粋さゆえに久しく国民党に操られてきた
先ごろ訪台した張銘清・海峡両岸関係協会副会長を激しく面罵し、中国への退
散を余儀なくさせた王定宇・台南市議はどこでも大人気
日本人が掲げた日の丸。目撃談によると台湾人は大喜びだったそうだ
こちらは現地紙に載った写真。「日本の支持」が注目された
参加できない私のため、台湾人の同志が応援の言葉を代筆してくれた。大勢の
日本語世代から礼を言われたと聞き、感激、恐縮した
台湾はかつて蒋介石に支配され、今は中共に支配されようとしている
日本軍の戦闘帽をかぶる老人。この世代は戦後の中国人独裁で辛酸を嘗めた
集結しつつある五個大隊の壮観。これが台湾人が世界に示す侵略国家中国への回答だ!
台湾人民万歳!
*********************************************
↑ ↑
よろしければクリックをお願いします。
運動を拡大したいので。
■デモの動画
在 TaiwanYes 尋找更多像這類的影片。
■デモの動画2 南部の高雄市でも同日、自発的に参集した数千人がデモ
(画面に流れる曲は国民党独裁時代の反共歌曲ー風刺)
【お知らせ】 「台湾は日本の生命線!」メルマガ版を創刊
反中華覇権主義運動の一助たらんとさまざまな関連情報を配信しておりますので、同志同憂のご登録ならびにご指導をお願い申し上げます。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014/