長崎の媚中知事が責任回避のインチキ回答
2008/10/09/Thu
■長崎県は中国の対日工作目標か
かつて中華帝国の基本的な外交政策は、周辺国王を冊封して(臣下と定めて)権威を与え、さらに朝貢貿易を許するなどで籠絡し、敵対関係を解消して自らの安全保障を確立すると言うものだが、今の中国も相変わらず、各国の政財界を利益で籠絡し、国内で媚中勢力を形成させる外交を行っている。そうした中で朝鮮半島、東シナ海、そして台湾海峡を睨む米軍佐世保基地のある長崎県は、日米同盟の解消、日本の国内分断を一貫して対日工作の重点に置く中国にとり、早くから籠絡工作の対象だったのだろうか。
そう思わさないでいられないのが、同県の金子原二郎知事の尋常ならざる媚中姿勢だ。
■中国に臣下の如き知事発言の数々
一例を言おう。八月下旬、長崎県庁は台湾の駐福岡弁事処長(領事)の表敬訪問(名刺交換)の申し出を拒絶した。この非礼行為の理由について金子知事は、九月十二日の記者会見で、中国との関係への配慮だとし、次のような事情を語っている。一切悪びれもせずに得々と。
「福建、上海市との友好関係など、これまで中国と特別に緊密な友好関係を築いてきており、中国も本県に対し特段の扱いをしている」
「本県には中国総領事館が昭和六十年に設けられた。これは昭和五十八年に来県された胡耀邦総書記が開設すると表明されて実現したもの。大都市以外で、かつ管轄区域が一県に限られる総領事館は、長崎のみ」
「長崎と上海との定期航空路は、東京、大阪に続き、全国で三番目。中国東方航空は厳しい環境の中、今日もなお維持されている」
「胡耀邦総書記、胡錦濤主席、習近平副主席の来県を受けるなど、中国要人との交流も他県よりも深さと広がりを持つ」
「中国が本県を特別視し、重んじるのは、他のどの県よりも熱心に中国との親善交流を深めるべく誠心誠意努力を積み重ねてきた結果」
「中国からの様々な配慮や将来の関係強化を考え、中国との信義の面からも、台湾との行政レベルの対応については、慎重にならざるを得ない。長年培ってきた友好関係や信頼関係に、影響を及ぼしかねないと懸念する」
これはすべて、中国に籠絡、懐柔された者ならではの言ではないだろうか。
長崎県訪中団は朝貢使節団の如く歓迎されるだろう。中央が金子知事
■かくして出た「台湾は中国の地方政府・自治体」発言
そしてさらにこの時金子知事は、さらにこうまで言い切ったのだ。「日本でも台湾は中国の一地方政府、自治体と言うことになっている」と。
つまり「台湾政府は中華人民共和国の領土内の一つ地方政府であり、台湾は地方の自治区である。日本政府もそれを認めている」と言うことだ。しかし台湾は中国の台湾省か、台湾特別行政区か、それとも台湾自治区か。
日本政府は台湾を中国領土とは承認していない。だから中国政府は何としてでもそれを認めさせようとし、あるいはすでに承認しているかのような政治宣伝を行っている。ところが中国にすっかり取り込まれている金子知事は、日本政府の見解を踏み躙り、そして歪曲して、公式の記者会見の場であえて中国の宣伝通りの発言を行い、さらに県の公式HPでもそれを掲載しているのである。
■中国に忠誠尽くす知事への質問、そして回答
中国への忠誠心、媚中のきわみだ。この発言は断固として撤回させなければならない。そこで私は九月二十九日、金子知事に対し、次のような質問を行って回答を求めた。
「台湾は中国の地方政府だと信じてそう発言したのか。それとも間違いと知りながらそう発言したのか」「もし間違いと知りながら発言したのなら、それはなぜか」
質問は、金子知事に代わって県の国際課が受け取り、回答を約束したものの、なかなか連絡が来ない。そこで十月六日になり、こちらから問い合わせをしたところ、国際課は次のような回答を示したのだ。
「知事は『地域』のつもりで『地方政府』と話した。ご理解ください」と。
つまり「日本政府は台湾を『地域』とする立場であるので、その『地域』を『地方政府』と言い換えただけだ」と言っているのである。
■誤魔化し!あくまでも県民・国民を騙す姿勢
一見してこれには説得力がありそうだが、実際には一般の県民、国民が何も知らないことに乗じた詭弁であり、責任回避のための誤魔化である。
なぜなら政府の言う「地域」とは「国家承認する国家ではない」と言う意味であり、「中国領土内の地域」と言うものではない。ところが金子知事は発言したのは明らかに「中国の一地方政府」だ。決して日本政府の言う「地域」などではなかったのである。
そのことを私は国際課に説明すると、相手もそれを理解したようだ。そこで「このような人を騙す回答は県知事本人のものか」と尋ねると、「ご理解ください」としか言わない。ただ言外から「県知事の回答と受け取ってかまわない」と言うことが伝わってきた。
あくまでも台湾を中国領土扱いとする構えである。私は「知事の発言を鵜呑みにして、台湾を中国領土と誤解する県民が一人でも現れたなら、この責任をどうとるのか」とし、改めて誠実な回答を求めたのだった。「本当に台湾を中国の一地方と信じているのか」と。
■中国の長崎総領事館は「宗主国」の出先機関か
聞くところによると長崎県は、中国の総領事館ができてから、あたかも宗主国の出先機関の顔色をうかがう冊封国、属国のように、急速に屈服姿勢を強めたのだそうだ。県内の生徒たちに中国を理解させることを目的に、高校で中国語講座を設けたり、語学研修への派遣を行ったり、中国への修学旅行(反日施設にも立ち寄る)には助成金を出していると言った話も聞かされたが、これは中国への屈従心理を植え付ける一種の危険な洗脳教育政策ではないだろうか。
中国研修を終えた生徒たちから報告を聞く
そして金子知事は中国との交流を語るたび、「県内には中国総領事館があり、特別扱いを受けている」と自慢するのだと言う。
中国の冊封を受けた「長崎国王」の気分なのだろう。それですべての媚中発言の説明もつくかに見える。
■中国の「長崎国王」に発言撤回要求を!
長崎総領事館での祝賀会で総領事(前列右2)を前に畏まる金子知事(同左1)
そのような金子知事がもし、「台湾は中国の一地方政府」発言の誤りを認めて撤回すれば、総領事館は「臣下の裏切り」として、黙ってははいられないだろう。しかしだからこそ発言は撤回しなければならないのだ。長崎県のために。そして日本国のために。
金子原二郎・長崎県知事に「台湾は中国の一地方」発言の撤回要求を!
*電話が好ましい。
■長崎県国際課 (媚中事件担当)
電話 095-895-2087
ファックス 095-827-2487 メール [email protected]
■長崎県秘書課 (知事担当)
電話 095-895-2011 mailto:[email protected]
■金子原二郎長崎県知事
https://www.pref.nagasaki.jp/koho/goiken/goiken_form.php?nshu=2
過去の関連記事
長崎県は中国の愚かな「忠犬」―台湾領事の表敬拒否 (付・抗議呼びかけ) 8/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-484.html
中国の懐柔受ける長崎県―「友好」の前に道義なし 8/31
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-486.html
台湾紙が長崎県の媚中に怒りの報道 9/5
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-490.html
長崎の媚中知事に質問中-県からの回答に注目を 9/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-516.html
抗議を!ー長崎県知事が抗議封じのメール作戦 10/2
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-519.html
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かつて中華帝国の基本的な外交政策は、周辺国王を冊封して(臣下と定めて)権威を与え、さらに朝貢貿易を許するなどで籠絡し、敵対関係を解消して自らの安全保障を確立すると言うものだが、今の中国も相変わらず、各国の政財界を利益で籠絡し、国内で媚中勢力を形成させる外交を行っている。そうした中で朝鮮半島、東シナ海、そして台湾海峡を睨む米軍佐世保基地のある長崎県は、日米同盟の解消、日本の国内分断を一貫して対日工作の重点に置く中国にとり、早くから籠絡工作の対象だったのだろうか。
そう思わさないでいられないのが、同県の金子原二郎知事の尋常ならざる媚中姿勢だ。
■中国に臣下の如き知事発言の数々
一例を言おう。八月下旬、長崎県庁は台湾の駐福岡弁事処長(領事)の表敬訪問(名刺交換)の申し出を拒絶した。この非礼行為の理由について金子知事は、九月十二日の記者会見で、中国との関係への配慮だとし、次のような事情を語っている。一切悪びれもせずに得々と。
「福建、上海市との友好関係など、これまで中国と特別に緊密な友好関係を築いてきており、中国も本県に対し特段の扱いをしている」
「本県には中国総領事館が昭和六十年に設けられた。これは昭和五十八年に来県された胡耀邦総書記が開設すると表明されて実現したもの。大都市以外で、かつ管轄区域が一県に限られる総領事館は、長崎のみ」
「長崎と上海との定期航空路は、東京、大阪に続き、全国で三番目。中国東方航空は厳しい環境の中、今日もなお維持されている」
「胡耀邦総書記、胡錦濤主席、習近平副主席の来県を受けるなど、中国要人との交流も他県よりも深さと広がりを持つ」
「中国が本県を特別視し、重んじるのは、他のどの県よりも熱心に中国との親善交流を深めるべく誠心誠意努力を積み重ねてきた結果」
「中国からの様々な配慮や将来の関係強化を考え、中国との信義の面からも、台湾との行政レベルの対応については、慎重にならざるを得ない。長年培ってきた友好関係や信頼関係に、影響を及ぼしかねないと懸念する」
これはすべて、中国に籠絡、懐柔された者ならではの言ではないだろうか。
長崎県訪中団は朝貢使節団の如く歓迎されるだろう。中央が金子知事
■かくして出た「台湾は中国の地方政府・自治体」発言
そしてさらにこの時金子知事は、さらにこうまで言い切ったのだ。「日本でも台湾は中国の一地方政府、自治体と言うことになっている」と。
つまり「台湾政府は中華人民共和国の領土内の一つ地方政府であり、台湾は地方の自治区である。日本政府もそれを認めている」と言うことだ。しかし台湾は中国の台湾省か、台湾特別行政区か、それとも台湾自治区か。
日本政府は台湾を中国領土とは承認していない。だから中国政府は何としてでもそれを認めさせようとし、あるいはすでに承認しているかのような政治宣伝を行っている。ところが中国にすっかり取り込まれている金子知事は、日本政府の見解を踏み躙り、そして歪曲して、公式の記者会見の場であえて中国の宣伝通りの発言を行い、さらに県の公式HPでもそれを掲載しているのである。
■中国に忠誠尽くす知事への質問、そして回答
中国への忠誠心、媚中のきわみだ。この発言は断固として撤回させなければならない。そこで私は九月二十九日、金子知事に対し、次のような質問を行って回答を求めた。
「台湾は中国の地方政府だと信じてそう発言したのか。それとも間違いと知りながらそう発言したのか」「もし間違いと知りながら発言したのなら、それはなぜか」
質問は、金子知事に代わって県の国際課が受け取り、回答を約束したものの、なかなか連絡が来ない。そこで十月六日になり、こちらから問い合わせをしたところ、国際課は次のような回答を示したのだ。
「知事は『地域』のつもりで『地方政府』と話した。ご理解ください」と。
つまり「日本政府は台湾を『地域』とする立場であるので、その『地域』を『地方政府』と言い換えただけだ」と言っているのである。
■誤魔化し!あくまでも県民・国民を騙す姿勢
一見してこれには説得力がありそうだが、実際には一般の県民、国民が何も知らないことに乗じた詭弁であり、責任回避のための誤魔化である。
なぜなら政府の言う「地域」とは「国家承認する国家ではない」と言う意味であり、「中国領土内の地域」と言うものではない。ところが金子知事は発言したのは明らかに「中国の一地方政府」だ。決して日本政府の言う「地域」などではなかったのである。
そのことを私は国際課に説明すると、相手もそれを理解したようだ。そこで「このような人を騙す回答は県知事本人のものか」と尋ねると、「ご理解ください」としか言わない。ただ言外から「県知事の回答と受け取ってかまわない」と言うことが伝わってきた。
あくまでも台湾を中国領土扱いとする構えである。私は「知事の発言を鵜呑みにして、台湾を中国領土と誤解する県民が一人でも現れたなら、この責任をどうとるのか」とし、改めて誠実な回答を求めたのだった。「本当に台湾を中国の一地方と信じているのか」と。
■中国の長崎総領事館は「宗主国」の出先機関か
聞くところによると長崎県は、中国の総領事館ができてから、あたかも宗主国の出先機関の顔色をうかがう冊封国、属国のように、急速に屈服姿勢を強めたのだそうだ。県内の生徒たちに中国を理解させることを目的に、高校で中国語講座を設けたり、語学研修への派遣を行ったり、中国への修学旅行(反日施設にも立ち寄る)には助成金を出していると言った話も聞かされたが、これは中国への屈従心理を植え付ける一種の危険な洗脳教育政策ではないだろうか。
中国研修を終えた生徒たちから報告を聞く
そして金子知事は中国との交流を語るたび、「県内には中国総領事館があり、特別扱いを受けている」と自慢するのだと言う。
中国の冊封を受けた「長崎国王」の気分なのだろう。それですべての媚中発言の説明もつくかに見える。
■中国の「長崎国王」に発言撤回要求を!
長崎総領事館での祝賀会で総領事(前列右2)を前に畏まる金子知事(同左1)
そのような金子知事がもし、「台湾は中国の一地方政府」発言の誤りを認めて撤回すれば、総領事館は「臣下の裏切り」として、黙ってははいられないだろう。しかしだからこそ発言は撤回しなければならないのだ。長崎県のために。そして日本国のために。
金子原二郎・長崎県知事に「台湾は中国の一地方」発言の撤回要求を!
*電話が好ましい。
■長崎県国際課 (媚中事件担当)
電話 095-895-2087
ファックス 095-827-2487 メール [email protected]
■長崎県秘書課 (知事担当)
電話 095-895-2011 mailto:[email protected]
■金子原二郎長崎県知事
https://www.pref.nagasaki.jp/koho/goiken/goiken_form.php?nshu=2
過去の関連記事
長崎県は中国の愚かな「忠犬」―台湾領事の表敬拒否 (付・抗議呼びかけ) 8/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-484.html
中国の懐柔受ける長崎県―「友好」の前に道義なし 8/31
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-486.html
台湾紙が長崎県の媚中に怒りの報道 9/5
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-490.html
長崎の媚中知事に質問中-県からの回答に注目を 9/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-516.html
抗議を!ー長崎県知事が抗議封じのメール作戦 10/2
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-519.html
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