SARSは中国の細菌兵器―台湾国家安全局の重大証言
2008/10/07/Tue
台湾の蔡朝明・国家安全局長は十月六日午前の国会答弁で、二〇〇三年に世界をパニックに陥れた中国肺炎ことSARS(重症急性呼吸器症候群)のウィルスは「中国の生物兵器だった」との証言を行った。

「SARSは生物兵器」と証言する蔡朝明・国家安全局長
これはSARS騒動当時の衛生署長(厚生相)だった涂醒哲議員の質問に答えたもの。なお蔡朝明氏は当時も国家安全局長だった。両者のやり取りは次の通り。台湾国民に大きな衝撃を与えている。
涂醒哲氏――SARSが蔓延していた当時、蔡英文(大陸委員会主任委員)から「SARSは生物兵器か」と尋ねられたので、私は「世界はそう疑っている。証拠はないが、可能性はある」と答えた。そこで伺うが、SARSは生物テロではなかったと言えるのか
蔡朝明氏――当時私は最初の段階であなたに電話をし、SARSの全状況を把握した
涂醒哲氏――この生物テロ兵器は流出していないと言えるのか
蔡朝明氏――我々はそれを生物兵器と見做した。それには相当の証拠もある。国連の専門家に調査してもらったところ、大陸のある部分に問題があることが判明した。
涂醒哲氏――そうだろう。私の国外での感触もそれと同じだった。はっきりと言って、多くの人々が疑っている。新興の伝染病は生物テロと同じだ。後になってわかったことだが、実際に生物テロとの区分は難しいのだ

蔡朝明氏から重大発言を引き出した涂醒哲氏(左)
涂醒哲氏は医学界の権威としても名高い人物。彼は質問を終えた後、生物兵器である可能性に関し、メディアに次のように指摘した。
――SARS発生当時、中国は四ヶ月間も情報を封鎖した。私が最初に聞いた情報は広東にいる台湾商人からのもので、「現地はおかしい。医師や看護士ですらたくさん死んでいる」と聞かされた。中国は当初、クラミジアだと言っていたが、殺傷力から見て違うと直感した。そこで中国に調査人員を派遣しようとしたが、思わぬことに中国から拒絶された
――SARSでの死亡率は、台湾より中国の方が低い。だが中国の医療水準から見れば不思議なことだ
――コロナウィルスに属するSARSがなぜ急激に変異したのか。中国は、死者も出す鳥インフルエンザの感染源はハクビシンだと言っていたが、以前は感染はなかった。同じようにSARSの類も以前はなかった。そして事態の沈静化後、実験室で感染して外に伝わったとする情報が次々と入ってきた
SARSだけではなく、鳥インフルエンザもまた、生物兵器である可能性は排除できないと言うことか。
中国の情報隠蔽によって広がったSARS被害。とくに台湾での被害は甚大だった。中国の妨害によってWHOから十分な防疫情報も入手できず、全世界の死者二百六十四人のうち、台湾国民は八十四人に上るなどで国民は恐怖におののき、経済も観光業界などを中心に大きな打撃を受けた。しかも中国は国際社会に対し、台湾での防疫は中国が面倒を見ると宣言し、「すでに抗体免疫試剤を台湾に送っている」とのウソの宣伝まで行い、各国の台湾支援を妨害し続けた。
台湾を恐怖に陥れた疫病は生物兵器だったのか(当時のニュース速報画面)
そして今回、国際的に禁じられている生物兵器(細菌兵器)との疑惑が浮上したのだ。これは今後の台湾にとって、強大な脅威である。
ところが国民党政権はその日の夕刻以降、この蔡朝明証言の揉み消しを図り始めたのである。
まず国家安全局が「答弁は時間が短く、表現が完全ではなかった」として「相当の証拠がある」との証言を撤回した。そして夜には蔡朝明氏自身も、「大陸の生物化学兵器などとは言っていない。ただ答弁の時間が短かったので、誤解を招いた」と弁解した。総統府の高官も「質問を受けて疲れ、言い間違った」とメディアに説明している。
そして蔡朝明氏は現在、国民党の議員たちから「証拠があるなら出せ」「陳水扁時代には隠して、なぜ馬英九時代になって話したのか。国家の安定を損なうものだ」などと、ヒステリックな謝罪要求を突きつけられている。
ではなぜ国民党政権はそれほど必死になって証言を揉み消そうとするのか。これについて台湾メディアの多くは、間もなく台湾を訪問する中国の陳雲林・海峡両岸関係協会会長を無事に歓迎できるようにするためだと報道している。
これに対して涂醒哲氏は「中国は間違いなく馬英九政府を通じ、蔡朝明氏に圧力をかけている。中国傾斜を加速させる政府は中国のウィルスにやられ、中国から解毒剤をもらわなければ生きて行けないらしい」と批判し、「私は真相を語った蔡氏を全力で擁護したい」と強調した。
中国は本当に国民党政権に圧力をかけたのだろうか。国民党政府は中国側とのやり取りについては語りたがらないが、中国にびくびくしていることだけは確かである。中国メディアが盛んに流していたる蔡朝明証言に関するネットニュースも、証言撤回後は消えており、政府の揉み消し工作は順調に進んでいる模様だ。
しかしこれほどの重大問題で、国家安全局長たるものが「相当の証拠はある」などと言い間違いをするだろうか。中国の傀儡政権がおかしな言い訳をするほど、証言の信憑性は高まる一方に見える。

中国はSARS被害の賠償を、政府は国連に中国の生物兵器禁止条約違反を訴えろと叫ぶ
民進党議員(7日)
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運動を拡大したいので。
10月8日 中華民国国慶節祝賀パーティー ボイコットの呼びかけ
日本が第二次大戦で敗れて間もない1945年10月25日、連合軍司令官マッカーサー元帥が下した指令第一号にもとづいて中華民国政府軍が台湾に進駐したが、同政府は不法にも、一方的に台湾領有を宣言し、その後は国共内戦で敗れた中華民国亡命政権が台湾にいすわり、きわめて陰惨な独裁統治を敷いた。
1988年以降、李登輝氏の主導で台湾人の民主化勢力が結束し、中華民国は台湾人の智恵と力で民主化され、その後、三人の総統が平和的かつ民主的な選挙で選ばれたものの、その人物が反中であろうが親中であろうが、あるいは親日であろうが反日であろうが、法理的には中華民国政府が台湾を占領する外来政権である事実には、何の変りもないのである。
台湾は決して中華民国ではないし、中華民国は台湾でもない。
そこで問題となるのが10月10日の中華民国の国慶節(1911年の中国・辛亥革命の記念日)だ。この日は国民党には歴史的な関係はあっても、台湾と台湾人には一切関係などない。むしろ国民党が中華民国への忠誠心(中国人意識)を扶植する目的で、台湾人に押し付けた記念日であるといえる。
日本でも毎年この日に合わせ、10月には駐日代表機関による国慶節祝賀の式典が開かれ、在日台湾人や台湾を支持する日本人が多数招待されているが、無批判、歓喜の気持ちで会場に足を踏み入れる前に、是非もう一度台湾と中華民国との歪な歴史関係を考えてほしい。
中華民国の国慶節は台湾人が屈辱を覚えるべき日であって祝賀すべき日ではないのだ。
そこでわれわれはここにおいて、中華民国国慶節の式典への参加ボイコットを呼びかける。
台湾を愛する人びとの理解と呼応をお願いしたい。
【呼びかけ団体】(順不同)日本台湾医師連合、日本台医人協会、在日台湾同郷会、台湾研究フォーラム、メールマガジン「台湾の声」、メールマガジン「日本之声」、(有)杏二十一、青森日台交流会、グローバル・フオーラム(USA)、日本愛台湾長工之友會、台湾団結聯盟日本支部、日本建国塾、信濃台湾友の会、日本と台湾の未来を考える会
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「SARSは生物兵器」と証言する蔡朝明・国家安全局長
これはSARS騒動当時の衛生署長(厚生相)だった涂醒哲議員の質問に答えたもの。なお蔡朝明氏は当時も国家安全局長だった。両者のやり取りは次の通り。台湾国民に大きな衝撃を与えている。
涂醒哲氏――SARSが蔓延していた当時、蔡英文(大陸委員会主任委員)から「SARSは生物兵器か」と尋ねられたので、私は「世界はそう疑っている。証拠はないが、可能性はある」と答えた。そこで伺うが、SARSは生物テロではなかったと言えるのか
蔡朝明氏――当時私は最初の段階であなたに電話をし、SARSの全状況を把握した
涂醒哲氏――この生物テロ兵器は流出していないと言えるのか
蔡朝明氏――我々はそれを生物兵器と見做した。それには相当の証拠もある。国連の専門家に調査してもらったところ、大陸のある部分に問題があることが判明した。
涂醒哲氏――そうだろう。私の国外での感触もそれと同じだった。はっきりと言って、多くの人々が疑っている。新興の伝染病は生物テロと同じだ。後になってわかったことだが、実際に生物テロとの区分は難しいのだ

蔡朝明氏から重大発言を引き出した涂醒哲氏(左)
涂醒哲氏は医学界の権威としても名高い人物。彼は質問を終えた後、生物兵器である可能性に関し、メディアに次のように指摘した。
――SARS発生当時、中国は四ヶ月間も情報を封鎖した。私が最初に聞いた情報は広東にいる台湾商人からのもので、「現地はおかしい。医師や看護士ですらたくさん死んでいる」と聞かされた。中国は当初、クラミジアだと言っていたが、殺傷力から見て違うと直感した。そこで中国に調査人員を派遣しようとしたが、思わぬことに中国から拒絶された
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――コロナウィルスに属するSARSがなぜ急激に変異したのか。中国は、死者も出す鳥インフルエンザの感染源はハクビシンだと言っていたが、以前は感染はなかった。同じようにSARSの類も以前はなかった。そして事態の沈静化後、実験室で感染して外に伝わったとする情報が次々と入ってきた
SARSだけではなく、鳥インフルエンザもまた、生物兵器である可能性は排除できないと言うことか。
中国の情報隠蔽によって広がったSARS被害。とくに台湾での被害は甚大だった。中国の妨害によってWHOから十分な防疫情報も入手できず、全世界の死者二百六十四人のうち、台湾国民は八十四人に上るなどで国民は恐怖におののき、経済も観光業界などを中心に大きな打撃を受けた。しかも中国は国際社会に対し、台湾での防疫は中国が面倒を見ると宣言し、「すでに抗体免疫試剤を台湾に送っている」とのウソの宣伝まで行い、各国の台湾支援を妨害し続けた。

台湾を恐怖に陥れた疫病は生物兵器だったのか(当時のニュース速報画面)
そして今回、国際的に禁じられている生物兵器(細菌兵器)との疑惑が浮上したのだ。これは今後の台湾にとって、強大な脅威である。
ところが国民党政権はその日の夕刻以降、この蔡朝明証言の揉み消しを図り始めたのである。
まず国家安全局が「答弁は時間が短く、表現が完全ではなかった」として「相当の証拠がある」との証言を撤回した。そして夜には蔡朝明氏自身も、「大陸の生物化学兵器などとは言っていない。ただ答弁の時間が短かったので、誤解を招いた」と弁解した。総統府の高官も「質問を受けて疲れ、言い間違った」とメディアに説明している。
そして蔡朝明氏は現在、国民党の議員たちから「証拠があるなら出せ」「陳水扁時代には隠して、なぜ馬英九時代になって話したのか。国家の安定を損なうものだ」などと、ヒステリックな謝罪要求を突きつけられている。
ではなぜ国民党政権はそれほど必死になって証言を揉み消そうとするのか。これについて台湾メディアの多くは、間もなく台湾を訪問する中国の陳雲林・海峡両岸関係協会会長を無事に歓迎できるようにするためだと報道している。
これに対して涂醒哲氏は「中国は間違いなく馬英九政府を通じ、蔡朝明氏に圧力をかけている。中国傾斜を加速させる政府は中国のウィルスにやられ、中国から解毒剤をもらわなければ生きて行けないらしい」と批判し、「私は真相を語った蔡氏を全力で擁護したい」と強調した。
中国は本当に国民党政権に圧力をかけたのだろうか。国民党政府は中国側とのやり取りについては語りたがらないが、中国にびくびくしていることだけは確かである。中国メディアが盛んに流していたる蔡朝明証言に関するネットニュースも、証言撤回後は消えており、政府の揉み消し工作は順調に進んでいる模様だ。
しかしこれほどの重大問題で、国家安全局長たるものが「相当の証拠はある」などと言い間違いをするだろうか。中国の傀儡政権がおかしな言い訳をするほど、証言の信憑性は高まる一方に見える。

中国はSARS被害の賠償を、政府は国連に中国の生物兵器禁止条約違反を訴えろと叫ぶ
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10月8日 中華民国国慶節祝賀パーティー ボイコットの呼びかけ
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1988年以降、李登輝氏の主導で台湾人の民主化勢力が結束し、中華民国は台湾人の智恵と力で民主化され、その後、三人の総統が平和的かつ民主的な選挙で選ばれたものの、その人物が反中であろうが親中であろうが、あるいは親日であろうが反日であろうが、法理的には中華民国政府が台湾を占領する外来政権である事実には、何の変りもないのである。
台湾は決して中華民国ではないし、中華民国は台湾でもない。
そこで問題となるのが10月10日の中華民国の国慶節(1911年の中国・辛亥革命の記念日)だ。この日は国民党には歴史的な関係はあっても、台湾と台湾人には一切関係などない。むしろ国民党が中華民国への忠誠心(中国人意識)を扶植する目的で、台湾人に押し付けた記念日であるといえる。
日本でも毎年この日に合わせ、10月には駐日代表機関による国慶節祝賀の式典が開かれ、在日台湾人や台湾を支持する日本人が多数招待されているが、無批判、歓喜の気持ちで会場に足を踏み入れる前に、是非もう一度台湾と中華民国との歪な歴史関係を考えてほしい。
中華民国の国慶節は台湾人が屈辱を覚えるべき日であって祝賀すべき日ではないのだ。
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