「台湾国」パスポートで来日する台湾の勇敢な若者たちを歓迎しよう!
2017/04/07/Fri
中共機関紙人民日報の姉妹紙、環球時報はヒステリックな民族主義的論調で知られるが、そこの記者が三月に出張で来日した際、羽田空港の入国審査場で「ジャーナリストとして納得できない状況」を目撃。そこでそれを記事にしている。次のような内容だ。
―――桜の季節のため、空港内は世界各地からの客でいっぱいで、その中には中国の台湾から来た者も大勢いた。
―――入国審査のため並んでいると、ある台湾人女性の旅券には「台湾国」の文字が。旅券の表紙に貼られたシールのようで、元々ある「中華民国」の文字を見えなくしていた。
―――これが蔡英文当局の密かに認める行為であり、少数の台湾独立分子たちだけがやっていることなのかを私は知りたくなった。
環球時報記者が羽田空港で盗み撮りした台湾人女性。憎しみを込めてこの写真を
配信した
―――そこで、その女の子の後に立ち、入国審査官が、この泣くに泣けず笑うに笑えない「台湾国」を、どう処理するかを見ていたのだが、私は審査官が旅券の表紙が改竄されているのを知りながらも女の入国を許し、シールも剥がさなかったのを見逃さなかった。
―――以上、日本政府が台湾に関わる問題で中国にとって超えてはならない一線に対する挑発行為についてお伝えした。
これは近年台湾の勇敢な若者達の間で流行する「台湾国旅券ステッカー」の話だ。現在台湾の旅券の表紙には「中華民国 REPUBLIC OF CHINA」と書かれているが、そこに「台湾国 REPUBLIC OF TAIWAN」とのステッカーを張るのである。これで中華人民共和国の国民と間違われかねない「CHINA」は見えなくなるとともに、自分は台湾人であるとのアピールもできる訳だ。
また「中華民国」の国名の下には中華民国徽である青天白日(国民党徽とほぼ同じ)が記載されているが、そこには台湾黒熊、新高山、台湾本島の形、あるいは独立運動の英雄たる鄭南榕といった台湾を象徴するさまざまな図案のステッカーも用意されている。
基進党の張小博氏は「台湾国ステッカー運動は台湾独立運動。無視することのできない事実を表明するものだ。この土地(台湾)にアイデンティティを持ち、旅券に『台湾国』の三文字を張った時、中華民国は台湾とイコールではないと宣言したことになるのである」(自由時報、二〇一五年十一月十七日)と説明する。
そして、そのように表紙を変えても旅券自体は本物だから、今回の女性のようにすんなり入国できるのだ。ちょうど彼女と同時期に、私の友人達も成田空港や関西空港から「台湾国」旅券ですんなり入国している。
だが、中国の中華民族主義者から見れば、こうした状況は何とも許容しがたいのだろう。「台湾独立」と聞くだけで、ややもすれば「日本軍国主義」に対する以上の憎しみを抱くのが、あの勢力のおぞましさである。
そこで記者は、怒りからか功名心からか、この問題を日中間、台中間の大問題にまで発展させようと狙ったのだろう。記事はまさにそんな書き方ではないか。
実際にこの記者は帰国後、日本大使館に出向き、「なぜ日本政府は台湾国旅券を黙認するのか」と質している。
もっとも応対に出た公使から「日本政府の台湾問題に対する立場は変わらない。この答えがすべてだ」などとはぐらかされたため、今度は日本の外務省に電話で質問したのだが、「これは外務省の管轄ではない。入国管理局に聞いて」とたらいまわし。そこで次に入管に電話すると、「この事件に関する報道は知っており、現在状況を調査中。一般的には入国では、先ず旅券が有効か否かが問題となる」との説明されたため、「いつ調査結果が出るのか」と食い下がると、「入管には入管のやり方があり、外部には公表しにくい。結果が出たあと、何か措置が必要かどうかを判断する」と、またもはぐらかされている。
それにしても、このような中共メディアによる「圧力」に、入管などは屈服しないかと心配になってくる。シンガポールは「台湾国」旅券を持つ台湾人のうち、すでに三人の入国を拒否しているが、それは中国の圧力を受けてのことだろう。実は関西空港かどこかの入国審査官が「台湾国」旅券の保有者を別室に連れて行ったとの話も聞くが、それは中共への配慮で行った一種の見せしめだろうか。
中共は「台湾国」ステッカーに象徴される台湾の若者たちの「台湾は台湾。中国の一部ではない」との世界に向けたアピール行動を真剣に警戒していると思う。その訴えは事実に基くものであるゆえ、中共にとっては大変な脅威のはずである。
こうしたささやかなアピールも、台湾侵略を目論む中共には大きな脅威のはずだ。邪魔をしてはならない
だからそれだけに、「日本もシンガポールのように台湾独立分子を拒絶せよ」などと苛立っていないはずがない。しかし台湾人が中華民国(CHINA)体制から脱却し、台湾国を建国するかしないかは台湾人がけってすべきことで、中共には何の関係もないのである。
だから入管は仮にそうした不当な要求が来ても、それを受け入れて日本の名誉を傷つけるような真似はしないように。
そして日本人は「台湾国」旅券で来日する勇敢な台湾の若者たちを歓迎しよう!
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協議会HP http://2020taiwan-seimei.tokyo/index.html
署名(連署)用紙 http://www.ganbare-nippon.net/PDF/2020taiwanshomei
連署漢語説明 http://2020taiwan-seimei.tokyo/petition_tw.html
―――桜の季節のため、空港内は世界各地からの客でいっぱいで、その中には中国の台湾から来た者も大勢いた。
―――入国審査のため並んでいると、ある台湾人女性の旅券には「台湾国」の文字が。旅券の表紙に貼られたシールのようで、元々ある「中華民国」の文字を見えなくしていた。
―――これが蔡英文当局の密かに認める行為であり、少数の台湾独立分子たちだけがやっていることなのかを私は知りたくなった。
環球時報記者が羽田空港で盗み撮りした台湾人女性。憎しみを込めてこの写真を
配信した
―――そこで、その女の子の後に立ち、入国審査官が、この泣くに泣けず笑うに笑えない「台湾国」を、どう処理するかを見ていたのだが、私は審査官が旅券の表紙が改竄されているのを知りながらも女の入国を許し、シールも剥がさなかったのを見逃さなかった。
―――以上、日本政府が台湾に関わる問題で中国にとって超えてはならない一線に対する挑発行為についてお伝えした。
これは近年台湾の勇敢な若者達の間で流行する「台湾国旅券ステッカー」の話だ。現在台湾の旅券の表紙には「中華民国 REPUBLIC OF CHINA」と書かれているが、そこに「台湾国 REPUBLIC OF TAIWAN」とのステッカーを張るのである。これで中華人民共和国の国民と間違われかねない「CHINA」は見えなくなるとともに、自分は台湾人であるとのアピールもできる訳だ。
また「中華民国」の国名の下には中華民国徽である青天白日(国民党徽とほぼ同じ)が記載されているが、そこには台湾黒熊、新高山、台湾本島の形、あるいは独立運動の英雄たる鄭南榕といった台湾を象徴するさまざまな図案のステッカーも用意されている。
基進党の張小博氏は「台湾国ステッカー運動は台湾独立運動。無視することのできない事実を表明するものだ。この土地(台湾)にアイデンティティを持ち、旅券に『台湾国』の三文字を張った時、中華民国は台湾とイコールではないと宣言したことになるのである」(自由時報、二〇一五年十一月十七日)と説明する。
そして、そのように表紙を変えても旅券自体は本物だから、今回の女性のようにすんなり入国できるのだ。ちょうど彼女と同時期に、私の友人達も成田空港や関西空港から「台湾国」旅券ですんなり入国している。
だが、中国の中華民族主義者から見れば、こうした状況は何とも許容しがたいのだろう。「台湾独立」と聞くだけで、ややもすれば「日本軍国主義」に対する以上の憎しみを抱くのが、あの勢力のおぞましさである。
そこで記者は、怒りからか功名心からか、この問題を日中間、台中間の大問題にまで発展させようと狙ったのだろう。記事はまさにそんな書き方ではないか。
実際にこの記者は帰国後、日本大使館に出向き、「なぜ日本政府は台湾国旅券を黙認するのか」と質している。
もっとも応対に出た公使から「日本政府の台湾問題に対する立場は変わらない。この答えがすべてだ」などとはぐらかされたため、今度は日本の外務省に電話で質問したのだが、「これは外務省の管轄ではない。入国管理局に聞いて」とたらいまわし。そこで次に入管に電話すると、「この事件に関する報道は知っており、現在状況を調査中。一般的には入国では、先ず旅券が有効か否かが問題となる」との説明されたため、「いつ調査結果が出るのか」と食い下がると、「入管には入管のやり方があり、外部には公表しにくい。結果が出たあと、何か措置が必要かどうかを判断する」と、またもはぐらかされている。
それにしても、このような中共メディアによる「圧力」に、入管などは屈服しないかと心配になってくる。シンガポールは「台湾国」旅券を持つ台湾人のうち、すでに三人の入国を拒否しているが、それは中国の圧力を受けてのことだろう。実は関西空港かどこかの入国審査官が「台湾国」旅券の保有者を別室に連れて行ったとの話も聞くが、それは中共への配慮で行った一種の見せしめだろうか。
中共は「台湾国」ステッカーに象徴される台湾の若者たちの「台湾は台湾。中国の一部ではない」との世界に向けたアピール行動を真剣に警戒していると思う。その訴えは事実に基くものであるゆえ、中共にとっては大変な脅威のはずである。
こうしたささやかなアピールも、台湾侵略を目論む中共には大きな脅威のはずだ。邪魔をしてはならない
だからそれだけに、「日本もシンガポールのように台湾独立分子を拒絶せよ」などと苛立っていないはずがない。しかし台湾人が中華民国(CHINA)体制から脱却し、台湾国を建国するかしないかは台湾人がけってすべきことで、中共には何の関係もないのである。
だから入管は仮にそうした不当な要求が来ても、それを受け入れて日本の名誉を傷つけるような真似はしないように。
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