「美麗島交流会」が誕生―故国の未来を思う在日台湾人女性グループ(附:動画)
2016/12/24/Sat
「台湾は台湾人の国。その台湾のために頑張りたい。日台のためにも何かをしたい」
そのような思いで二人の台湾出身の女性が、このほど都内で「美麗島交流会」というグループを作った。
新しいグループの発足を報告する謝さん(右)と寺山さん(12月3日、都内で開催された台湾
研究フォーラム忘年会にて)
一人は日本文化チャンネル桜の番組「台湾チャンネル/日台交流頻道」でキャスターを務める謝恵芝さん。番組を見たことがある人なら、彼女の故国への愛情の深さはご存知のはず。
もう一人は寺山美慧さん。勇敢で正義感に富む台湾原住民セデック族の出身である。
「美麗島」とは台湾の美称だ。欧米で台湾は「フォルモサ」(美しい島)と呼ばれてきたが、その漢語訳である。女性グループにはふさわしい優雅な響きがある。
また私個人の感想だが、「美麗島」の三文字には、台湾の未来への夢や希望が込められているような印象も受ける。なぜなら台湾の民主化の大きなきっかけの一つとなった一九七九年の美麗島事件が思い出されるからだ。
二人は今後、講演会、料理教室等々を開きたいと考えている。日本人に台湾のことをもっとよく理解してもらうためだ。
そしてそのような思いがあるからこそ、さらには二〇二〇東京五輪「台湾正名」運動にも積極的に取り組む意向だ。つまり我々台湾研究フォーラムなどが進めるところの、「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)の「台湾」への改称を訴える署名活動などにである。
これは在日台湾人には、なかなか勇敢な姿勢といえそうだ。
なぜなら私が見る限り、ややもすれば「政治」にも触れるこうした活動への参加に、消極的な人が多いからである。
それには、日本に対して物言い、要求をすることへの遠慮や躊躇もあるだろう。これは民族性の問題かもしれない。日本において台湾人は、中国人や韓国人などに比べれば、自己主張が格段に少ない。
さらには意見の異なる友人、知人、職場への配慮もあるはずである。こうした傾向は、もちろん日本人にも普遍的に見られるものではあるが。
しかし二人は芯がとても強い。「ここで台湾人が沈黙していていいのか」との止むに止まれぬ気持ちが働いている様子である。
寺山さんは言っていた。「政治の問題は複雑でわかりにくいが、それでも何が正しくて何が正しくないかだけはわかっている」と。それを聞いて私は、「さすがはセデック族だ」と感心した次第だ。
そこで我々も、この新しいグループを応援して行きたい。そして彼女たちに負けることなく、向こうが台湾人の立場から「台湾は中国の一部ではない。台湾は台湾だ」との声を上げるのなら、こちらは日本人の立場から、「日本は台湾人の台湾を尊重すべきだ。中国などの言いなりになり、兄弟国を侮辱するな」と引き続き訴えていきたい。
そしてこうした日台の友情協力の輪を、今後更に全国へと広げて行けたらと思っている。
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「美麗島交流会」設立発表
ご協力を!1月3日、「Chinese Taipei」を「台湾」に!2020東京五輪「台湾正名」請願署名活動
【日時】平成29年1月3日(火) 10時00分~16時00分
【場所】靖国神社 第一鳥居前 (東京メトロ「九段下」駅 1番出口前)
【主催】台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)
【連絡先】070-6484-2624/080-7796-6353
そのような思いで二人の台湾出身の女性が、このほど都内で「美麗島交流会」というグループを作った。
新しいグループの発足を報告する謝さん(右)と寺山さん(12月3日、都内で開催された台湾
研究フォーラム忘年会にて)
一人は日本文化チャンネル桜の番組「台湾チャンネル/日台交流頻道」でキャスターを務める謝恵芝さん。番組を見たことがある人なら、彼女の故国への愛情の深さはご存知のはず。
もう一人は寺山美慧さん。勇敢で正義感に富む台湾原住民セデック族の出身である。
「美麗島」とは台湾の美称だ。欧米で台湾は「フォルモサ」(美しい島)と呼ばれてきたが、その漢語訳である。女性グループにはふさわしい優雅な響きがある。
また私個人の感想だが、「美麗島」の三文字には、台湾の未来への夢や希望が込められているような印象も受ける。なぜなら台湾の民主化の大きなきっかけの一つとなった一九七九年の美麗島事件が思い出されるからだ。
二人は今後、講演会、料理教室等々を開きたいと考えている。日本人に台湾のことをもっとよく理解してもらうためだ。
そしてそのような思いがあるからこそ、さらには二〇二〇東京五輪「台湾正名」運動にも積極的に取り組む意向だ。つまり我々台湾研究フォーラムなどが進めるところの、「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)の「台湾」への改称を訴える署名活動などにである。
これは在日台湾人には、なかなか勇敢な姿勢といえそうだ。
なぜなら私が見る限り、ややもすれば「政治」にも触れるこうした活動への参加に、消極的な人が多いからである。
それには、日本に対して物言い、要求をすることへの遠慮や躊躇もあるだろう。これは民族性の問題かもしれない。日本において台湾人は、中国人や韓国人などに比べれば、自己主張が格段に少ない。
さらには意見の異なる友人、知人、職場への配慮もあるはずである。こうした傾向は、もちろん日本人にも普遍的に見られるものではあるが。
しかし二人は芯がとても強い。「ここで台湾人が沈黙していていいのか」との止むに止まれぬ気持ちが働いている様子である。
寺山さんは言っていた。「政治の問題は複雑でわかりにくいが、それでも何が正しくて何が正しくないかだけはわかっている」と。それを聞いて私は、「さすがはセデック族だ」と感心した次第だ。
そこで我々も、この新しいグループを応援して行きたい。そして彼女たちに負けることなく、向こうが台湾人の立場から「台湾は中国の一部ではない。台湾は台湾だ」との声を上げるのなら、こちらは日本人の立場から、「日本は台湾人の台湾を尊重すべきだ。中国などの言いなりになり、兄弟国を侮辱するな」と引き続き訴えていきたい。
そしてこうした日台の友情協力の輪を、今後更に全国へと広げて行けたらと思っている。
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「美麗島交流会」設立発表
ご協力を!1月3日、「Chinese Taipei」を「台湾」に!2020東京五輪「台湾正名」請願署名活動
【日時】平成29年1月3日(火) 10時00分~16時00分
【場所】靖国神社 第一鳥居前 (東京メトロ「九段下」駅 1番出口前)
【主催】台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)
【連絡先】070-6484-2624/080-7796-6353