史上最良の秩序!台北「50万人デモ」/台湾及び東亜を守る学生と民衆(付:チャンネル桜の関連報道)
2014/04/03/Thu
台湾の国民党・馬英九政権が六月、中国の併呑狙う中国との間でサービス貿易協定を密室作業で締結したが、それが台湾経済の主体である中小企業に大打撃を与えるばかりか、中国から大量に投資移民(正確には投資移民と言う名の単なる移民)を呼び寄せ(十年間で百万人が移住するとの推計も)、台湾自体を中国の勢力圏内に組み込み、併呑を加速させるものであるのを国民が知ったのは、何と調印された後だった。
なぜかと言えば、事前にそのことを知らせれば反対されるからだ。しかしさすがに立法院(国会)では反撥の声が上がり、与野党は逐条審査を行うことで合意した。国と国との条約だから、議会の同意を経るのは当然のことだが、速やかなる発効を求める中国の習近平政権の前で馬英九は、それがもどかしくてならない。
そもそもこの人物は「一つの中国」を掲げ、台中関係を国と国との関係と見ておらず、同協定も条約ではなく行政命令との位置付けだ。
一方の中国も逐条審査は断じて容認できない。こちらは台湾(中華民国)を国と見ておらず、もし逐条審査による内容の修正を認めれば、すなわち台湾の国会(国の議会)の存在を承認することになってしまうからだ。
そこで三月十七日、国会では国民党の議員団は審査を打ち切った。本会議で議席数に頼み、採決を強行するつもりだった。
しかしこうした国民党の強権的なやり口に学生や民衆の怒りが爆発した。十八日に国会の議場に数百人がなだれ込み、議場と周辺の道路を占拠。馬英九に逐条審査、さらには協定の撤廃を要求して今日に至っている。これが所謂「太陽花学運」(ヒマワリ学生運動)である。
しかし馬英九は要求を無視し、学生らがやがて疲れて帰宅するのをじっと待ってきた。つまり引き延ばし作戦に出たわけだったのだが、そこで国民の政権に対する積年の怨嗟の声が爆発した。
三月三十日、学生らが総統府前での座り込みデモを実施するや、実に数十万人もが全国から結集したのだ。
その前日、馬英九は「逐条審査」には賛意を示したが、しかし協定の撤回は拒絶した。そのことも参加者の数を膨らませた。学生側は参加者数を五十万人と発表したが、実際にはさらに数十万人多いとの推計も見られるほどで、一つの歴史的な壮挙となったのは間違いない。
ちなみに警察当局は十一万人と発表したが間違いだ。なぜなら昨年八月に同地点で行われた二十五万人の反政府デモよりはるかに人の出があったからだ。しかし日本の一部メディアはその捏造数値を報じている。
中国への配慮のためか、日本のメディアは当初から、このように運動を矮小化したがる傾向が見られる。たとえば「弱小企業の救済」を運動の目的と強調してきたのも一例だ。それはそれで間違いではないが、しかし訴えの一側面でしかない。実際にはそうしたことも含め、運動が要求するのは国民党(そしてその後の中国)から台湾の民主主義を守ることにあった。
それでは国民軽視の馬英九政権は、これに対してどう出たか。二十三、四日の一部学生、群衆が行政院(内閣)の建物を包囲した際のように、警察の特殊部隊を投入し、寝ころんで無抵抗主義に徹する人々を襲撃し、暴行を加えたが、この時はどうだったかと言えば、総統府前には警察と憲兵による三層の防衛線を張ったのだ。
最前列は侵入阻止の要員、第二列は逮捕を行う要員、そして第三列は銃を構えた武力鎮圧要員だ。
おそらく馬英九は、内心では群衆を暴徒化させ、武力発動の機会が到来するのを期待していたかもしれない。そもそも敵に汚名を着せ、それに対する暴力の行使を正当化するのが、彼ら中国人権力者の伝統的な手段である。
だが台湾人の民衆には理性があった。午後一時からの座り込みには確固たる秩序があった。午後八時近くに終了したのが驚くなかれ、その時数十万人の群衆はゴミ一つ残さず、整然とその場を立ち去ったのである。ネットでは「世界市場最良の抗議デモ」と称賛する声も上がった。
こうした民度高き台湾人の姿を目にして、愚民統治、すなわち民を欺き、あるいは脅すという中国式の政治文化しか知らない馬英九及び中国は何を思ったか。
総統府前を撤収後、一部の学生、民衆は国会の議場や周辺の道路を引き続き占拠。さらに士気は上がったことだろう。
馬英九が協定を撤回するまで抗戦の構えだが、こうした若者を中心といた群衆の行動が、馬英九による台湾売却の動きにストップを掛けている。
つまり日本のマスメディアははっきり伝えないことだが、これら勇気ある台湾人の勢力が中国の拡張から東亜の平和を守っているのである。
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【日台連携】3.30 台湾民主支援活動、台中サービス貿易協定の撤回を![桜H26/3/31]
なぜかと言えば、事前にそのことを知らせれば反対されるからだ。しかしさすがに立法院(国会)では反撥の声が上がり、与野党は逐条審査を行うことで合意した。国と国との条約だから、議会の同意を経るのは当然のことだが、速やかなる発効を求める中国の習近平政権の前で馬英九は、それがもどかしくてならない。
そもそもこの人物は「一つの中国」を掲げ、台中関係を国と国との関係と見ておらず、同協定も条約ではなく行政命令との位置付けだ。
一方の中国も逐条審査は断じて容認できない。こちらは台湾(中華民国)を国と見ておらず、もし逐条審査による内容の修正を認めれば、すなわち台湾の国会(国の議会)の存在を承認することになってしまうからだ。
そこで三月十七日、国会では国民党の議員団は審査を打ち切った。本会議で議席数に頼み、採決を強行するつもりだった。
しかしこうした国民党の強権的なやり口に学生や民衆の怒りが爆発した。十八日に国会の議場に数百人がなだれ込み、議場と周辺の道路を占拠。馬英九に逐条審査、さらには協定の撤廃を要求して今日に至っている。これが所謂「太陽花学運」(ヒマワリ学生運動)である。
しかし馬英九は要求を無視し、学生らがやがて疲れて帰宅するのをじっと待ってきた。つまり引き延ばし作戦に出たわけだったのだが、そこで国民の政権に対する積年の怨嗟の声が爆発した。
三月三十日、学生らが総統府前での座り込みデモを実施するや、実に数十万人もが全国から結集したのだ。
その前日、馬英九は「逐条審査」には賛意を示したが、しかし協定の撤回は拒絶した。そのことも参加者の数を膨らませた。学生側は参加者数を五十万人と発表したが、実際にはさらに数十万人多いとの推計も見られるほどで、一つの歴史的な壮挙となったのは間違いない。
ちなみに警察当局は十一万人と発表したが間違いだ。なぜなら昨年八月に同地点で行われた二十五万人の反政府デモよりはるかに人の出があったからだ。しかし日本の一部メディアはその捏造数値を報じている。
中国への配慮のためか、日本のメディアは当初から、このように運動を矮小化したがる傾向が見られる。たとえば「弱小企業の救済」を運動の目的と強調してきたのも一例だ。それはそれで間違いではないが、しかし訴えの一側面でしかない。実際にはそうしたことも含め、運動が要求するのは国民党(そしてその後の中国)から台湾の民主主義を守ることにあった。
それでは国民軽視の馬英九政権は、これに対してどう出たか。二十三、四日の一部学生、群衆が行政院(内閣)の建物を包囲した際のように、警察の特殊部隊を投入し、寝ころんで無抵抗主義に徹する人々を襲撃し、暴行を加えたが、この時はどうだったかと言えば、総統府前には警察と憲兵による三層の防衛線を張ったのだ。
最前列は侵入阻止の要員、第二列は逮捕を行う要員、そして第三列は銃を構えた武力鎮圧要員だ。
おそらく馬英九は、内心では群衆を暴徒化させ、武力発動の機会が到来するのを期待していたかもしれない。そもそも敵に汚名を着せ、それに対する暴力の行使を正当化するのが、彼ら中国人権力者の伝統的な手段である。
だが台湾人の民衆には理性があった。午後一時からの座り込みには確固たる秩序があった。午後八時近くに終了したのが驚くなかれ、その時数十万人の群衆はゴミ一つ残さず、整然とその場を立ち去ったのである。ネットでは「世界市場最良の抗議デモ」と称賛する声も上がった。
こうした民度高き台湾人の姿を目にして、愚民統治、すなわち民を欺き、あるいは脅すという中国式の政治文化しか知らない馬英九及び中国は何を思ったか。
総統府前を撤収後、一部の学生、民衆は国会の議場や周辺の道路を引き続き占拠。さらに士気は上がったことだろう。
馬英九が協定を撤回するまで抗戦の構えだが、こうした若者を中心といた群衆の行動が、馬英九による台湾売却の動きにストップを掛けている。
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