台湾は中国か?ー共同、産経の誤報に気付く国民や幾人
2014/01/21/Tue
中国の国家統計局は一月二十日、二〇一三年の「国民経済運営状況」を発表。それには「二〇一三年末の中国大陸の総人口は十三億六千七十二万人」とある。そこには但し書きが付いていて、「香港、マカオ特別行政区、台湾省、海外華僑を除く」としているが、香港、マカオはいいとしても、なぜ台湾に触れるのか。
中国の所謂「台湾省」とは「中華人民共和国台湾省」を意味するが、そのようなものは地球のどこを探しても見当たらない。
ただ見当たらないけれども、しかし中国は、これからそれを作ろうとしている。
世界が懸念する軍拡の最大目標もそこにある。このようにして台湾の住民を恫喝して降伏(所謂平和統一)を求める一方、降伏を拒否する場合に備え、台湾侵攻、日米同盟の台湾救援阻止の実力を高めているのだ。
そしてそれと同時に日米を含む世界の政府、国民に台湾併呑を妨害しないよう、「台湾は中国の一部」「台湾問題は中国の内政問題」との対外洗脳宣伝を続けているところだ。
さて、今回の人口数値の発表を受け、共同通信は「総人口(台湾や香港、マカオを除く)が前年末より668万人多い13億6072万人」と速報。
そしてそれを二十一日付の産経新聞が掲載している。
産経が掲載した共同の記事。「台湾」を中国領扱いしている
しかしこれは誤報であるばかりか、中国の「台湾は中国の一部」との対外宣伝に協力しているに等しい。日本のマスメディアの真実報道の使命に悖る
そこで共同に電話を掛け、このことを指摘したところ、応対に出た者は「台湾は中国とは別の国だ」と認め、「中国の発表をそのまま報じたのだろう」と説明した。笑っていた(苦笑か)から、事の深刻さを理解していないのだろう。私は二度と「このような誤りを犯さないよう担当者に伝えてほしい」と念を押した。
共同の誤報は北京発。おそらく中国への配慮で敢えて犯したものなのだろう。北京駐在記者が「台湾は中国の一部」が嘘であることを知らないはずがない。
次いで私は産経新聞の読者サービス室にも電話を入れた。先方は記事を読み、不適切さ認めた。「『中国の発表によると』と付け加えるべきだった」と甘いことを言うので、私は「誤解を招く『台湾』を取れるべきだ。担当者に伝えてほしい」と求めた。「今後注意したい」と約束した。
「台湾を除く」とするのは、「日本を除く」「韓国を除く」というのと同じく、驚天動地の誤りなのだ。しかしそれにメディアは気がついていない。
まして庶民となれば、この誤りに気付かないか、気付いても何の問題視もしないのがほとんどだろう。
だから中国は「台湾は中国の一部」などという大嘘プロパガンダを延々と続けることができるのだ。あるいは誰もがそのプロパガンダに洗脳されているということもできる。
地政学的に台湾は日本と一蓮托生の国だが、このような状況はまさに「平和ボケ」の極致。
こうしたメディアの危険な報道に対する注意を喚起したい。
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中国の所謂「台湾省」とは「中華人民共和国台湾省」を意味するが、そのようなものは地球のどこを探しても見当たらない。
ただ見当たらないけれども、しかし中国は、これからそれを作ろうとしている。
世界が懸念する軍拡の最大目標もそこにある。このようにして台湾の住民を恫喝して降伏(所謂平和統一)を求める一方、降伏を拒否する場合に備え、台湾侵攻、日米同盟の台湾救援阻止の実力を高めているのだ。
そしてそれと同時に日米を含む世界の政府、国民に台湾併呑を妨害しないよう、「台湾は中国の一部」「台湾問題は中国の内政問題」との対外洗脳宣伝を続けているところだ。
さて、今回の人口数値の発表を受け、共同通信は「総人口(台湾や香港、マカオを除く)が前年末より668万人多い13億6072万人」と速報。
そしてそれを二十一日付の産経新聞が掲載している。
産経が掲載した共同の記事。「台湾」を中国領扱いしている
しかしこれは誤報であるばかりか、中国の「台湾は中国の一部」との対外宣伝に協力しているに等しい。日本のマスメディアの真実報道の使命に悖る
そこで共同に電話を掛け、このことを指摘したところ、応対に出た者は「台湾は中国とは別の国だ」と認め、「中国の発表をそのまま報じたのだろう」と説明した。笑っていた(苦笑か)から、事の深刻さを理解していないのだろう。私は二度と「このような誤りを犯さないよう担当者に伝えてほしい」と念を押した。
共同の誤報は北京発。おそらく中国への配慮で敢えて犯したものなのだろう。北京駐在記者が「台湾は中国の一部」が嘘であることを知らないはずがない。
次いで私は産経新聞の読者サービス室にも電話を入れた。先方は記事を読み、不適切さ認めた。「『中国の発表によると』と付け加えるべきだった」と甘いことを言うので、私は「誤解を招く『台湾』を取れるべきだ。担当者に伝えてほしい」と求めた。「今後注意したい」と約束した。
「台湾を除く」とするのは、「日本を除く」「韓国を除く」というのと同じく、驚天動地の誤りなのだ。しかしそれにメディアは気がついていない。
まして庶民となれば、この誤りに気付かないか、気付いても何の問題視もしないのがほとんどだろう。
だから中国は「台湾は中国の一部」などという大嘘プロパガンダを延々と続けることができるのだ。あるいは誰もがそのプロパガンダに洗脳されているということもできる。
地政学的に台湾は日本と一蓮托生の国だが、このような状況はまさに「平和ボケ」の極致。
こうしたメディアの危険な報道に対する注意を喚起したい。
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