国防最前線・石垣島で尖閣シンポジウムー頑張れ日本!全国行動委員会
2013/11/27/Wed
「頑張れ日本!全国行動委員会」は第十八回尖閣諸島漁業活動を実施した翌十一月二十四日、沖縄県石垣市の石垣市民会館において“緊迫!尖閣映像上映会&講演会 「今語られる 尖閣の今、未来―中国の侵略と石垣島の安全」”を開催。映像でこれまでの「漁業活動」の模様を紹介するとともに、今回の活動に参加したメンバーによるシンポジウムも行われた。
会場となった石垣市民会館
司会の水島総幹事長
中山義隆市長も来賓として
市民を前にさまざまな解説、アピールが行われたシンポジウム
こうした集会が今国防最前線である石垣市で開催された意義はとても大きい。またシンポの内容や来賓である中山義隆市長の挨拶などを現地紙の八重山日報が二十五日に詳報し、集会が発したメッセージが更に広められたことの意義もまた大きい。
下に同紙の記事を転載し、参考に供したい。
(記事1)
「尖閣 海人が守っている」
シンポで漁業活動評価
中国の野心に警鐘
「今語られる尖閣の今、未来 中国の侵略と石垣島の安全」をテーマにした頑張れ日本!全国行動委員会主催の講演会とシンポジウムが24日、石垣市民会館中ホールで開かれた。同委員会の水島総幹事長は「政府は石垣の海人(ウミンチュ)の漁業活動を高く評価している。民間の漁師さんが最先端で尖閣を守ってきた」と述べ、尖閣周辺での漁業活動を高く評価した。尖閣強奪を目指す中国の野心に警鐘を鳴らす意見も相次いだ。
八重山の漁業者は尖閣に避難用の漁港などを設置するよう求めているが、実現していない。水島氏は、米国が尖閣の現状を変更しないよう求めているとの見方を示し「海人が定期的に漁をすることが実効支配。勇気ある海人を応援してほしい」と呼び掛けた。
女優で「やおろずの森」代表の葛城奈海さんは「正直言って今の尖閣の海は、純然たる日本の領海とはいえない状況。中国公船と日本の巡視船が五分五分だ。日本人は、中国船が日本の海に入ることに慣れてしまっていないか。この異常事態を決して当たり前だと思わないようにしないといけない」と訴えた。
同委員会埼玉県本部長で、台湾研究フォーラム会長の永山英樹さんは「中国人はやわらかい土を深く掘るが、固い土は掘らないという。安倍政権は固い土だから、中国は困っている」と、中国の恫喝に屈しない安倍政権を支持。
その上で「中国は昔の帝国のような国際秩序を作ろうとナショナリズムを高めている。尖閣を取られると、石垣島も当然、中国の勢力下に置かれる。石垣から声を上げないと、日本も沖縄も東アジアも危機に瀕する」と市民の自覚を求めた。
漁業者の名嘉全正さん、秀三さん兄弟は、尖閣での漁港や気象観測施設整備、周辺で漁をする際の燃料代援助などを要望。全正さんは、同委員会が開いた尖閣戦時遭難事件の慰霊祭に同行したエピソードを紹介し「御霊が私たちの船の方に向って頭を下げている感じを受けた。やっぱり、日本人の御霊が眠っていると実感させられた」と声を詰まらせた。
全正さんからは、日台漁業協定の問題も提起された。水島氏は「白紙撤回を求めないとだめだ。最初から見直しを求めると、相手に足もとを見られ、やりたい放題になってしまう」と指摘した。
元海上自衛官の伊藤祐靖さんは、中国が23日に尖閣上空を含む空域に防空識別圏を設定したことについて、「気にすることはない」と述べ、日本は従来通りに中国機に対応すべきだとした。
同委員会が実施している尖閣周辺の漁業ツアーの様子を撮影した映像も上映された。
牽制に成功か?「中国海警」出没せずー11・23「頑張れ日本!全国行動委員会」尖閣漁業活動レポート
「頑張れ日本!全国行動委員会」は十一月二十三日、第十八回尖閣諸島漁業活動を実施。私も含むメンバー約二十人が早朝石垣島を出港し、深夜帰着する行程で六隻の漁船に乗り組んだ。
そして波の荒巻く魚釣島、北小島、南小島附近の海域で魚釣りを行った。
中国が同諸島に支配を及ぼしているとの印象を内外に与えようと、周辺海域に監視船を派遣し続ける中、こうした営みは同諸島に対する日本の支配の実証となるのである。
現地では相変わらず海保が大量の巡視船、ゴムボートを出動させ、漁船が島から一海里内に入らないようガードしていた。メンバーが上陸し、中国を刺激することを望まない政府の意向によるものだ。
そうした政府の行為もまた、理屈の上では実効支配の一環となると言えなくもないが、しかし傍から見れば明らかに支配を差し控える「棚上げ」行為としか映るまい。
漁船団は制止を振り切り、一応は一海里内への進入を果たしたが、それでも制止を受けてなかなか奥へは進めない。この日魚が思うようには釣れなかったが、それはそのためだとも聞かされた。
さて漁業活動でもうひとつの「常連客」である中国の海警船は、今回出現しなかった。
二十一日午前、には久場島の沖およそ七十キロの日本のEEZ内で海警2101と2113の二隻の乗組員が中国漁船に乗り込み、支配を「実証」するパフォーマンスを演じている。二十二日には海警2143、2151も加わり領海を侵犯している。そして二十三日、漁船団が尖閣海域を離脱し始めた午後三時の時点で、この四隻はなお久場島の北およそ三十八キロの接続水域を航行していたのだが、ついに漁船団の前に現れ、いつもの「駆逐」(強制退去)パフォーマンス(漁船団を追尾し、「駆逐した」したと宣伝する)などを行うことはなかった。
それがなぜかは知りようもないが、海警にとり漁船団に接近するのことは損か得かを考えると、やはり「損」なのではないかと思うのだ。
なぜなら海保巡視船に阻止され、漁船団に接近することもできず、漁船自身も逃げないため(そして何度も漁業活動を継続する)、「駆逐」芝居がせいぜいだ。このように恫喝も効かないとなれば、面子が潰れるばかりとなる。
仮に漁船に対して停船、臨検、強制退去、拿捕を行い得るとすれば、海警は嬉々として漁船団に手を下し、尖閣海域支配の宣伝を全世界に行っているはずである。
このように政府が事実上の「棚上げ」を続ける中で敢行される「頑張れ日本」の漁業活動は、実は中国の動きを大きく牽制しているのではないか。少なくともこうした国民の国防運動が行われていなければ、中国は益々増長していることだろう。
この日、漁船団が尖閣海域に到着する直前の午前十時、中国は防空識別圏を設定し、そこに尖閣諸島の上空も含めた。そしてその直後にTU154情報収集機を飛ばし、尖閣諸島の領空の北方四十キロメートルまで接近させている。
このように中国の攻勢をとどまることを知らず、尖閣諸島を巡る日中間の緊張は高まる一方である。こうした現実を前に、政府、国民は如何なる決意が求められているか。とにかくあの国には毅然と対処し、断じて弱さを見せないことだ。
(記事2)
防空識別圏「非常な憤り」
市長、中国に抗議の意思示す
石垣市の中山義隆市長は24日、中国が尖閣諸島上空に防空識別圏を設定したことについて「(尖閣は石垣市なので)石垣市の上空に防空識別圏が設定された。非常に憤りを感じる」と中国に対する抗議の意を表した。
同日、頑張れ日本!全国行動委員会が石垣市民会館で開いたシンポジウムの来賓あいさつで述べた。
中山市長は「中国の出方は日に日にエスカレートしている。平和的に解決されるべきだが、政府は毅然とした態度で臨んでほしい。その後押しとなるのが国民世論だ」と指摘した。
同委員会の水島総幹事長は「石垣市の行政区の上が中国の防空識別圏になってしまった。すごい話だが、中国はそれだけ切羽詰っている」と述べ、安倍政権の外交戦略による「中国包囲網」の構築で、中国が追い詰められているとの見方を示した。
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楊海英先生講演会のお知らせ「中国の民族問題 ―モンゴルとウイグルから考える」
この10月、 天安門で車両が突入した事件を、 中国政府はウイグル人テロ組織によるものと充分な証拠もなく断定、 ウイグル人をはじめとする各民族への弾圧を強化する模様です。
そして南モンゴル (内モンゴル自治区) も、 かって60年代に大虐殺が行われ、 しかも漢族の大量移住によって完全に侵略された悲劇の歴史をたどりました。
今回はモンゴルにおける虐殺の歴史を原資料に基づき客観的に提示した楊海英先生をお招きし、 中国現代史がいかに民族虐殺が行われてきたか、 そして民族問題解決のためには何をなすべきかを考える講演会を開催します。
講演日時 : 平成25年12月1日 (日曜日)
14時開場、 14時半開会 (14 : 30~17 : 00)
参加費 : 1000円 ・ 学生 (留学生) 無料
講演場所 :TKP東京駅前会議室
東京都中央区日本橋 3-5-13 三義ビル2F / 東京八重洲口徒歩5分
主催 : : 南モンゴル文化促進会
協賛団体 : アジア自由民主連帯協議会 http://freeasia2011.org
会場となった石垣市民会館
司会の水島総幹事長
中山義隆市長も来賓として
市民を前にさまざまな解説、アピールが行われたシンポジウム
こうした集会が今国防最前線である石垣市で開催された意義はとても大きい。またシンポの内容や来賓である中山義隆市長の挨拶などを現地紙の八重山日報が二十五日に詳報し、集会が発したメッセージが更に広められたことの意義もまた大きい。
下に同紙の記事を転載し、参考に供したい。
(記事1)
「尖閣 海人が守っている」
シンポで漁業活動評価
中国の野心に警鐘
「今語られる尖閣の今、未来 中国の侵略と石垣島の安全」をテーマにした頑張れ日本!全国行動委員会主催の講演会とシンポジウムが24日、石垣市民会館中ホールで開かれた。同委員会の水島総幹事長は「政府は石垣の海人(ウミンチュ)の漁業活動を高く評価している。民間の漁師さんが最先端で尖閣を守ってきた」と述べ、尖閣周辺での漁業活動を高く評価した。尖閣強奪を目指す中国の野心に警鐘を鳴らす意見も相次いだ。
八重山の漁業者は尖閣に避難用の漁港などを設置するよう求めているが、実現していない。水島氏は、米国が尖閣の現状を変更しないよう求めているとの見方を示し「海人が定期的に漁をすることが実効支配。勇気ある海人を応援してほしい」と呼び掛けた。
女優で「やおろずの森」代表の葛城奈海さんは「正直言って今の尖閣の海は、純然たる日本の領海とはいえない状況。中国公船と日本の巡視船が五分五分だ。日本人は、中国船が日本の海に入ることに慣れてしまっていないか。この異常事態を決して当たり前だと思わないようにしないといけない」と訴えた。
同委員会埼玉県本部長で、台湾研究フォーラム会長の永山英樹さんは「中国人はやわらかい土を深く掘るが、固い土は掘らないという。安倍政権は固い土だから、中国は困っている」と、中国の恫喝に屈しない安倍政権を支持。
その上で「中国は昔の帝国のような国際秩序を作ろうとナショナリズムを高めている。尖閣を取られると、石垣島も当然、中国の勢力下に置かれる。石垣から声を上げないと、日本も沖縄も東アジアも危機に瀕する」と市民の自覚を求めた。
漁業者の名嘉全正さん、秀三さん兄弟は、尖閣での漁港や気象観測施設整備、周辺で漁をする際の燃料代援助などを要望。全正さんは、同委員会が開いた尖閣戦時遭難事件の慰霊祭に同行したエピソードを紹介し「御霊が私たちの船の方に向って頭を下げている感じを受けた。やっぱり、日本人の御霊が眠っていると実感させられた」と声を詰まらせた。
全正さんからは、日台漁業協定の問題も提起された。水島氏は「白紙撤回を求めないとだめだ。最初から見直しを求めると、相手に足もとを見られ、やりたい放題になってしまう」と指摘した。
元海上自衛官の伊藤祐靖さんは、中国が23日に尖閣上空を含む空域に防空識別圏を設定したことについて、「気にすることはない」と述べ、日本は従来通りに中国機に対応すべきだとした。
同委員会が実施している尖閣周辺の漁業ツアーの様子を撮影した映像も上映された。
牽制に成功か?「中国海警」出没せずー11・23「頑張れ日本!全国行動委員会」尖閣漁業活動レポート
「頑張れ日本!全国行動委員会」は十一月二十三日、第十八回尖閣諸島漁業活動を実施。私も含むメンバー約二十人が早朝石垣島を出港し、深夜帰着する行程で六隻の漁船に乗り組んだ。
そして波の荒巻く魚釣島、北小島、南小島附近の海域で魚釣りを行った。
中国が同諸島に支配を及ぼしているとの印象を内外に与えようと、周辺海域に監視船を派遣し続ける中、こうした営みは同諸島に対する日本の支配の実証となるのである。
現地では相変わらず海保が大量の巡視船、ゴムボートを出動させ、漁船が島から一海里内に入らないようガードしていた。メンバーが上陸し、中国を刺激することを望まない政府の意向によるものだ。
そうした政府の行為もまた、理屈の上では実効支配の一環となると言えなくもないが、しかし傍から見れば明らかに支配を差し控える「棚上げ」行為としか映るまい。
漁船団は制止を振り切り、一応は一海里内への進入を果たしたが、それでも制止を受けてなかなか奥へは進めない。この日魚が思うようには釣れなかったが、それはそのためだとも聞かされた。
さて漁業活動でもうひとつの「常連客」である中国の海警船は、今回出現しなかった。
二十一日午前、には久場島の沖およそ七十キロの日本のEEZ内で海警2101と2113の二隻の乗組員が中国漁船に乗り込み、支配を「実証」するパフォーマンスを演じている。二十二日には海警2143、2151も加わり領海を侵犯している。そして二十三日、漁船団が尖閣海域を離脱し始めた午後三時の時点で、この四隻はなお久場島の北およそ三十八キロの接続水域を航行していたのだが、ついに漁船団の前に現れ、いつもの「駆逐」(強制退去)パフォーマンス(漁船団を追尾し、「駆逐した」したと宣伝する)などを行うことはなかった。
それがなぜかは知りようもないが、海警にとり漁船団に接近するのことは損か得かを考えると、やはり「損」なのではないかと思うのだ。
なぜなら海保巡視船に阻止され、漁船団に接近することもできず、漁船自身も逃げないため(そして何度も漁業活動を継続する)、「駆逐」芝居がせいぜいだ。このように恫喝も効かないとなれば、面子が潰れるばかりとなる。
仮に漁船に対して停船、臨検、強制退去、拿捕を行い得るとすれば、海警は嬉々として漁船団に手を下し、尖閣海域支配の宣伝を全世界に行っているはずである。
このように政府が事実上の「棚上げ」を続ける中で敢行される「頑張れ日本」の漁業活動は、実は中国の動きを大きく牽制しているのではないか。少なくともこうした国民の国防運動が行われていなければ、中国は益々増長していることだろう。
この日、漁船団が尖閣海域に到着する直前の午前十時、中国は防空識別圏を設定し、そこに尖閣諸島の上空も含めた。そしてその直後にTU154情報収集機を飛ばし、尖閣諸島の領空の北方四十キロメートルまで接近させている。
このように中国の攻勢をとどまることを知らず、尖閣諸島を巡る日中間の緊張は高まる一方である。こうした現実を前に、政府、国民は如何なる決意が求められているか。とにかくあの国には毅然と対処し、断じて弱さを見せないことだ。
(記事2)
防空識別圏「非常な憤り」
市長、中国に抗議の意思示す
石垣市の中山義隆市長は24日、中国が尖閣諸島上空に防空識別圏を設定したことについて「(尖閣は石垣市なので)石垣市の上空に防空識別圏が設定された。非常に憤りを感じる」と中国に対する抗議の意を表した。
同日、頑張れ日本!全国行動委員会が石垣市民会館で開いたシンポジウムの来賓あいさつで述べた。
中山市長は「中国の出方は日に日にエスカレートしている。平和的に解決されるべきだが、政府は毅然とした態度で臨んでほしい。その後押しとなるのが国民世論だ」と指摘した。
同委員会の水島総幹事長は「石垣市の行政区の上が中国の防空識別圏になってしまった。すごい話だが、中国はそれだけ切羽詰っている」と述べ、安倍政権の外交戦略による「中国包囲網」の構築で、中国が追い詰められているとの見方を示した。
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楊海英先生講演会のお知らせ「中国の民族問題 ―モンゴルとウイグルから考える」
この10月、 天安門で車両が突入した事件を、 中国政府はウイグル人テロ組織によるものと充分な証拠もなく断定、 ウイグル人をはじめとする各民族への弾圧を強化する模様です。
そして南モンゴル (内モンゴル自治区) も、 かって60年代に大虐殺が行われ、 しかも漢族の大量移住によって完全に侵略された悲劇の歴史をたどりました。
今回はモンゴルにおける虐殺の歴史を原資料に基づき客観的に提示した楊海英先生をお招きし、 中国現代史がいかに民族虐殺が行われてきたか、 そして民族問題解決のためには何をなすべきかを考える講演会を開催します。
講演日時 : 平成25年12月1日 (日曜日)
14時開場、 14時半開会 (14 : 30~17 : 00)
参加費 : 1000円 ・ 学生 (留学生) 無料
講演場所 :TKP東京駅前会議室
東京都中央区日本橋 3-5-13 三義ビル2F / 東京八重洲口徒歩5分
主催 : : 南モンゴル文化促進会
協賛団体 : アジア自由民主連帯協議会 http://freeasia2011.org