牽制に成功か?「中国海警」出没せずー11・23「頑張れ日本!全国行動委員会」尖閣漁業活動レポート
2013/11/24/Sun
「頑張れ日本!全国行動委員会」は十一月二十三日、第十八回尖閣諸島漁業活動を実施。私も含むメンバー約二十人が早朝石垣島を出港し、深夜帰着する行程で六隻の漁船に乗り組んだ。
新川漁港を出港する漁船団
そして波の荒巻く魚釣島、北小島、南小島附近の海域で魚釣りを行った。
中国が同諸島に支配を及ぼしているとの印象を内外に与えようと、周辺海域に監視船を派遣し続ける中、こうした営みは同諸島に対する日本の支配の実証となるのである。
現地では相変わらず海保が大量の巡視船、ゴムボートを出動させ、漁船が島から一海里内に入らないようガードしていた。メンバーが上陸し、中国を刺激することを望まない政府の意向によるものだ。
海保に取り囲まれながらの漁業活動。不条理な状況だ。尖閣の島影を見よ。我
が領土として神々しさを感じさせる
日本の法律に従い、尖閣諸島の領海で漁業が営まれることも実効支配の一環と
なる。中国はこれを不法な領海侵犯としながら、あえて取り締まらなかったのは、
その力がないからだ
そうした政府の行為もまた、理屈の上では実効支配の一環となると言えなくもないが、しかし傍から見れば明らかに支配を差し控える「棚上げ」行為としか映るまい。
漁船団は制止を振り切り、一応は一海里内への進入を果たしたが、それでも制止を受けてなかなか奥へは進めない。この日魚が思うようには釣れなかったが、それはそのためだとも聞かされた。
さて漁業活動でもうひとつの「常連客」である中国の海警船は、今回出現しなかった。
二十一日午前、には久場島の沖およそ七十キロの日本のEEZ内で海警2101と2113の二隻の乗組員が中国漁船に乗り込み、支配を「実証」するパフォーマンスを演じている。二十二日には海警2143、2151も加わり領海を侵犯している。そして二十三日、漁船団が尖閣海域を離脱し始めた午後三時の時点で、この四隻はなお久場島の北およそ三十八キロの接続水域を航行していたのだが、ついに漁船団の前に現れ、いつもの「駆逐」(強制退去)パフォーマンス(漁船団を追尾し、「駆逐した」したと宣伝する)などを行うことはなかった。
それがなぜかは知りようもないが、海警にとり漁船団に接近するのことは損か得かを考えると、やはり「損」なのではないかと思うのだ。
なぜなら海保巡視船に阻止され、漁船団に接近することもできず、漁船自身も逃げないため(そして何度も漁業活動を継続する)、「駆逐」芝居がせいぜいだ。このように恫喝も効かないとなれば、面子が潰れるばかりとなる。
仮に漁船に対して停船、臨検、強制退去、拿捕を行い得るとすれば、海警は嬉々として漁船団に手を下し、尖閣海域支配の宣伝を全世界に行っているはずである。
このように政府が事実上の「棚上げ」を続ける中で敢行される「頑張れ日本」の漁業活動は、実は中国の動きを大きく牽制しているのではないか。少なくともこうした国民の国防運動が行われていなければ、中国は益々増長していることだろう。
この日、漁船団が尖閣海域に到着する直前の午前十時、中国は防空識別圏を設定し、そこに尖閣諸島の上空も含めた。そしてその直後にTU154情報収集機を飛ばし、尖閣諸島の領空の北方四十キロメートルまで接近させている。
このように中国の攻勢をとどまることを知らず、尖閣諸島を巡る日中間の緊張は高まる一方である。こうした現実を前に、政府、国民は如何なる決意が求められているか。とにかくあの国には毅然と対処し、断じて弱さを見せないことだ。
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新川漁港を出港する漁船団
そして波の荒巻く魚釣島、北小島、南小島附近の海域で魚釣りを行った。
中国が同諸島に支配を及ぼしているとの印象を内外に与えようと、周辺海域に監視船を派遣し続ける中、こうした営みは同諸島に対する日本の支配の実証となるのである。
現地では相変わらず海保が大量の巡視船、ゴムボートを出動させ、漁船が島から一海里内に入らないようガードしていた。メンバーが上陸し、中国を刺激することを望まない政府の意向によるものだ。
海保に取り囲まれながらの漁業活動。不条理な状況だ。尖閣の島影を見よ。我
が領土として神々しさを感じさせる
日本の法律に従い、尖閣諸島の領海で漁業が営まれることも実効支配の一環と
なる。中国はこれを不法な領海侵犯としながら、あえて取り締まらなかったのは、
その力がないからだ
そうした政府の行為もまた、理屈の上では実効支配の一環となると言えなくもないが、しかし傍から見れば明らかに支配を差し控える「棚上げ」行為としか映るまい。
漁船団は制止を振り切り、一応は一海里内への進入を果たしたが、それでも制止を受けてなかなか奥へは進めない。この日魚が思うようには釣れなかったが、それはそのためだとも聞かされた。
さて漁業活動でもうひとつの「常連客」である中国の海警船は、今回出現しなかった。
二十一日午前、には久場島の沖およそ七十キロの日本のEEZ内で海警2101と2113の二隻の乗組員が中国漁船に乗り込み、支配を「実証」するパフォーマンスを演じている。二十二日には海警2143、2151も加わり領海を侵犯している。そして二十三日、漁船団が尖閣海域を離脱し始めた午後三時の時点で、この四隻はなお久場島の北およそ三十八キロの接続水域を航行していたのだが、ついに漁船団の前に現れ、いつもの「駆逐」(強制退去)パフォーマンス(漁船団を追尾し、「駆逐した」したと宣伝する)などを行うことはなかった。
それがなぜかは知りようもないが、海警にとり漁船団に接近するのことは損か得かを考えると、やはり「損」なのではないかと思うのだ。
なぜなら海保巡視船に阻止され、漁船団に接近することもできず、漁船自身も逃げないため(そして何度も漁業活動を継続する)、「駆逐」芝居がせいぜいだ。このように恫喝も効かないとなれば、面子が潰れるばかりとなる。
仮に漁船に対して停船、臨検、強制退去、拿捕を行い得るとすれば、海警は嬉々として漁船団に手を下し、尖閣海域支配の宣伝を全世界に行っているはずである。
このように政府が事実上の「棚上げ」を続ける中で敢行される「頑張れ日本」の漁業活動は、実は中国の動きを大きく牽制しているのではないか。少なくともこうした国民の国防運動が行われていなければ、中国は益々増長していることだろう。
この日、漁船団が尖閣海域に到着する直前の午前十時、中国は防空識別圏を設定し、そこに尖閣諸島の上空も含めた。そしてその直後にTU154情報収集機を飛ばし、尖閣諸島の領空の北方四十キロメートルまで接近させている。
このように中国の攻勢をとどまることを知らず、尖閣諸島を巡る日中間の緊張は高まる一方である。こうした現実を前に、政府、国民は如何なる決意が求められているか。とにかくあの国には毅然と対処し、断じて弱さを見せないことだ。
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