江沢民に逮捕状ー国家再生はスペインに学べ
2013/11/21/Thu
スペインの全国管区裁判所が世界の称賛を浴びている。
十一月十九日に中国の江沢民元国家主席、李鵬元総理の他、喬石元全人代常務委員長、陳奎元元チベット自治区党委員書記、彭珮雲元国家人口計画生育委員会主任ら五人の元政権幹部を、八〇、九〇年代のチベットでの拷問、テロを含む大量虐殺に関与したとして逮捕状を出したからだ。
スペインで逮捕状が発せられた中国の元高官たち。チベット民族への大量虐殺に関与したためだ
スペイン司法当局は「国家指導者らの人道犯罪が当事国で裁かれない場合、第三国の法廷が管轄権を持つとの立場」(読売)を取り、「スペイン人に対する人権侵害の疑いがある場合は国外で行われた犯罪であっても管轄権が及ぶと規定されているということで、今回のケースでは、スペイン国籍を持つチベット族の人などが刑事告発した」(NHK)。在西チベット人や支援グループは〇六年から、「人道の罪、種族滅亡、虐待、テロの罪を起こした」として訴えていた。
同国では〇九年にも、法輪功学習者に対する「ジェノサイド」と「拷問罪」の疑いで江沢民や、法輪功迫害機関である「六一〇弁公室」のトップだった羅幹、商務部長だった薄熙来、北京市委員会書記長だった賈慶林、規律検査委員会書記だった呉官正ら五人を起訴している。
今年十月には胡錦濤前国家主席も、八八~九二年までのチベット自治区党委員書記在任中での「種族滅亡の罪」の疑いで訴追されたばかりだ。
今回逮捕状が出された五人は今後、スペインだけでなく、同国と犯罪者引き渡し条約を締結する国々に入った場合も逮捕される可能性がある。
これに対して中国政府は憤懣を隠さない。外交部の洪磊報道官は二十日、こう述べた。
「海外のチベット独立勢力が何度もデマで誹謗し、中国政府を攻撃し、中国と他国との関係を破壊しようとするが、これは卑劣な行為であり、失敗の宿命にある」
「中国のチベット問題における立場は明確であり、西側社会の理解も得ている。もし報道が事実なら、中国はスペインの関係機構の言行不一致に強烈な不満と断固たる反対を表明する」
「中国はスペインに対し、中国の厳正なる立場を正視し、誤った決定を改め、悪劣な影響を拭い、チベット独立勢力に誤った信号を発さず、両国の関係を損なうことをしないよう要求する」
言うまでもなく「西側社会」は、チベットでの民族浄化にまで「理解」を示しておらず、そうした反人道的な政策は、中国政府にとっては断じて突かれたくないアキレス腱なのだから当然だろう。
かくして「国際社会は見捨てない」との力強いメッセージが、チベット民族に送られたに違いない。中国はこれを「チベット独立勢力への誤った信号」と呼ぶわけだが、「罪のない人々を殺すな」との訴えが、どうして「誤り」なのか。
このように、中国政府の弾圧、迫害を受け、生命の危機に曝される中国国民やチベット、ウイグル、南モンゴルなどの諸民族を救うことができるのは、現段階では国際社会だけなのだ。
しかしこうした認識は、日本では必ずしも広く持たれていないし、むしろこれまでは、「中国政府を攻撃し、中国との関係を破壊」することを恐れ、あの国の人殺し政策は見て見ぬふりをしてきた。「日中関係は大事なのだから、そうするのは当然なのだ」と言わんばかりの政治家やマスコミ関係者は、実際に腐るほど存在するが、実はこうした姿勢こそ懦弱、醜悪なる事大主義、属国根性の表れなのである。
日本人としての誇りがないから、良心、良識など簡単に捨て去ることができるのだろう。このままではいずれ、自分の首を絞める日が必ず来る。
日本はスペインと犯罪者引き渡し条約を結んではいないが、しかし日本自らもスペインのように世界の人々の人権を重んじ、それを守ることができる司法制度を導入したらよい。
いかに「中国を攻撃」するか。今後はそうした議論を重ねるべきではないだろうか。スペインを手本に日本及び日本人の再生を図るのだ。アジアの平和と解放のために。
【過去の関連記事】
スペインは江沢民に逮捕状を出すージェノサイドの罪で 09/11/30
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-968.html
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緊迫!尖閣映像上映会&講演会 「今語られる 尖閣の今、未来―中国の侵略と石垣島の安全」
日時 平成25年11月24日(日) 15時00分~19時30分 (14時30分開場)
場所 石垣市民会館 中ホール(石垣市浜崎町1丁目1番2)
http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/400000/410000/cityhall/city_hall.htm
内容
15時00分 開演
15時20分 尖閣ドキュメント映像 上映
16時10分 休憩
16時25分 講演会&シンポジウム
19時30分 終了
登壇
伊藤祐靖(元海上自衛隊特別警備隊先任小隊長)
葛城奈海(女優・予備陸士長・やおよろずの森代表)
永山英樹(頑張れ日本!全国行動委員会埼玉県本部長・台湾研究フォーラム会長)
水島総(頑張れ日本!全国行動委員会幹事長)
石垣市の漁師の方々
ほか
入場料 無料 ※ どなたでもお気軽にご参加いただけます。
主催 頑張れ日本!全国行動委員会
http://www.ganbare-nippon.net/
TEL 03-5468-9222 MAIL [email protected]
楊海英先生講演会のお知らせ「中国の民族問題 ―モンゴルとウイグルから考える」
この10月、 天安門で車両が突入した事件を、 中国政府はウイグル人テロ組織によるものと充分な証拠もなく断定、 ウイグル人をはじめとする各民族への弾圧を強化する模様です。
そして南モンゴル (内モンゴル自治区) も、 かって60年代に大虐殺が行われ、 しかも漢族の大量移住によって完全に侵略された悲劇の歴史をたどりました。
今回はモンゴルにおける虐殺の歴史を原資料に基づき客観的に提示した楊海英先生をお招きし、 中国現代史がいかに民族虐殺が行われてきたか、 そして民族問題解決のためには何をなすべきかを考える講演会を開催します。
講演日時 : 平成25年12月1日 (日曜日)
14時開場、 14時半開会 (14 : 30~17 : 00)
参加費 : 1000円 ・ 学生 (留学生) 無料
講演場所 :TKP東京駅前会議室
東京都中央区日本橋 3-5-13 三義ビル2F / 東京八重洲口徒歩5分
主催 : : 南モンゴル文化促進会
協賛団体 : アジア自由民主連帯協議会 http://freeasia2011.org
十一月十九日に中国の江沢民元国家主席、李鵬元総理の他、喬石元全人代常務委員長、陳奎元元チベット自治区党委員書記、彭珮雲元国家人口計画生育委員会主任ら五人の元政権幹部を、八〇、九〇年代のチベットでの拷問、テロを含む大量虐殺に関与したとして逮捕状を出したからだ。
スペインで逮捕状が発せられた中国の元高官たち。チベット民族への大量虐殺に関与したためだ
スペイン司法当局は「国家指導者らの人道犯罪が当事国で裁かれない場合、第三国の法廷が管轄権を持つとの立場」(読売)を取り、「スペイン人に対する人権侵害の疑いがある場合は国外で行われた犯罪であっても管轄権が及ぶと規定されているということで、今回のケースでは、スペイン国籍を持つチベット族の人などが刑事告発した」(NHK)。在西チベット人や支援グループは〇六年から、「人道の罪、種族滅亡、虐待、テロの罪を起こした」として訴えていた。
同国では〇九年にも、法輪功学習者に対する「ジェノサイド」と「拷問罪」の疑いで江沢民や、法輪功迫害機関である「六一〇弁公室」のトップだった羅幹、商務部長だった薄熙来、北京市委員会書記長だった賈慶林、規律検査委員会書記だった呉官正ら五人を起訴している。
今年十月には胡錦濤前国家主席も、八八~九二年までのチベット自治区党委員書記在任中での「種族滅亡の罪」の疑いで訴追されたばかりだ。
今回逮捕状が出された五人は今後、スペインだけでなく、同国と犯罪者引き渡し条約を締結する国々に入った場合も逮捕される可能性がある。
これに対して中国政府は憤懣を隠さない。外交部の洪磊報道官は二十日、こう述べた。
「海外のチベット独立勢力が何度もデマで誹謗し、中国政府を攻撃し、中国と他国との関係を破壊しようとするが、これは卑劣な行為であり、失敗の宿命にある」
「中国のチベット問題における立場は明確であり、西側社会の理解も得ている。もし報道が事実なら、中国はスペインの関係機構の言行不一致に強烈な不満と断固たる反対を表明する」
「中国はスペインに対し、中国の厳正なる立場を正視し、誤った決定を改め、悪劣な影響を拭い、チベット独立勢力に誤った信号を発さず、両国の関係を損なうことをしないよう要求する」
言うまでもなく「西側社会」は、チベットでの民族浄化にまで「理解」を示しておらず、そうした反人道的な政策は、中国政府にとっては断じて突かれたくないアキレス腱なのだから当然だろう。
かくして「国際社会は見捨てない」との力強いメッセージが、チベット民族に送られたに違いない。中国はこれを「チベット独立勢力への誤った信号」と呼ぶわけだが、「罪のない人々を殺すな」との訴えが、どうして「誤り」なのか。
このように、中国政府の弾圧、迫害を受け、生命の危機に曝される中国国民やチベット、ウイグル、南モンゴルなどの諸民族を救うことができるのは、現段階では国際社会だけなのだ。
しかしこうした認識は、日本では必ずしも広く持たれていないし、むしろこれまでは、「中国政府を攻撃し、中国との関係を破壊」することを恐れ、あの国の人殺し政策は見て見ぬふりをしてきた。「日中関係は大事なのだから、そうするのは当然なのだ」と言わんばかりの政治家やマスコミ関係者は、実際に腐るほど存在するが、実はこうした姿勢こそ懦弱、醜悪なる事大主義、属国根性の表れなのである。
日本人としての誇りがないから、良心、良識など簡単に捨て去ることができるのだろう。このままではいずれ、自分の首を絞める日が必ず来る。
日本はスペインと犯罪者引き渡し条約を結んではいないが、しかし日本自らもスペインのように世界の人々の人権を重んじ、それを守ることができる司法制度を導入したらよい。
いかに「中国を攻撃」するか。今後はそうした議論を重ねるべきではないだろうか。スペインを手本に日本及び日本人の再生を図るのだ。アジアの平和と解放のために。
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日時 平成25年11月24日(日) 15時00分~19時30分 (14時30分開場)
場所 石垣市民会館 中ホール(石垣市浜崎町1丁目1番2)
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内容
15時00分 開演
15時20分 尖閣ドキュメント映像 上映
16時10分 休憩
16時25分 講演会&シンポジウム
19時30分 終了
登壇
伊藤祐靖(元海上自衛隊特別警備隊先任小隊長)
葛城奈海(女優・予備陸士長・やおよろずの森代表)
永山英樹(頑張れ日本!全国行動委員会埼玉県本部長・台湾研究フォーラム会長)
水島総(頑張れ日本!全国行動委員会幹事長)
石垣市の漁師の方々
ほか
入場料 無料 ※ どなたでもお気軽にご参加いただけます。
主催 頑張れ日本!全国行動委員会
http://www.ganbare-nippon.net/
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楊海英先生講演会のお知らせ「中国の民族問題 ―モンゴルとウイグルから考える」
この10月、 天安門で車両が突入した事件を、 中国政府はウイグル人テロ組織によるものと充分な証拠もなく断定、 ウイグル人をはじめとする各民族への弾圧を強化する模様です。
そして南モンゴル (内モンゴル自治区) も、 かって60年代に大虐殺が行われ、 しかも漢族の大量移住によって完全に侵略された悲劇の歴史をたどりました。
今回はモンゴルにおける虐殺の歴史を原資料に基づき客観的に提示した楊海英先生をお招きし、 中国現代史がいかに民族虐殺が行われてきたか、 そして民族問題解決のためには何をなすべきかを考える講演会を開催します。
講演日時 : 平成25年12月1日 (日曜日)
14時開場、 14時半開会 (14 : 30~17 : 00)
参加費 : 1000円 ・ 学生 (留学生) 無料
講演場所 :TKP東京駅前会議室
東京都中央区日本橋 3-5-13 三義ビル2F / 東京八重洲口徒歩5分
主催 : : 南モンゴル文化促進会
協賛団体 : アジア自由民主連帯協議会 http://freeasia2011.org