安倍首相を訴えた台湾「反日」勢力の正体は孤独な媚中ピエロ
2013/11/20/Wed
尖閣諸島を巡る日台の紛糾を避けるため、日本のEEZ内での台湾漁船の操業を認める日台漁業協定が四月に締結されたが、それに反撥するのは誰かと言えば、やはり台湾との反日提携を求める中国と、その傀儡の如き「保釣」活動家だろう。
六月には台湾で、複数の保釣グループが結成した「還我釣魚台大聯盟」(釣魚台を返せ大聯盟)が「台湾の漁船は数十年にわたり、釣魚台周辺で日本により漁業権の侵害を受けて来た」とし、日本の安倍晋三首相と防衛省に損害賠償を求める訴訟を宜蘭地裁を起こした(台湾で尖閣諸島は宜蘭県に属するとされている)。
安倍首相を訴えた台湾の反日グループ
もっとも同地裁は八月、「損害を証明する証拠がない」とし、訴えをけんもほろろに棄却している。
そこで同聯盟は十月に再提訴を行い、今度は安倍首相ら以外に、「売国だ」として宜蘭地裁の裁判官をも訴え、さらには同地裁前で抗議運動を行うなど、荒れに荒れている。
如何にも中華愛国主義者らしいハチャメチャな連中だが、しかし一番先頭に立って騒いでいるのは在台中国人ではなく、意外にもかつて民進党の国会議員だった台湾人たちなのだ。
たとえば同聯盟の総召集人を務める張俊宏氏。この人物は「台湾独立」は「台湾孤立」などとして、「一国一制」という民主主義による中国統一を訴える人物で、全民電通事董事長時代の背任行為などで懲役七年の有罪判決を昨年受けている。
もう一人はタイヤル族の巴燕達魯氏。中国の籠絡を受け、高金素梅氏とともに北京詣でも行っている。昨年は強制猥褻罪で懲役五年の判決を受けた。
言わば親中派にしてゴロツキ。こんな連中が、日台分断を狙う中国にとっては実に理想的な「反日台湾人」を演じているのだ。
十一月十九日には同聯盟の記者会見が。席上、張俊宏氏はこう言った。
中国メディアの報道写真。会見の望む張俊宏(左2)、巴燕达鲁(左3)の両氏
「日本人の釣魚島での惷動に関し、政府は国際司法裁判所で日本政府を訴えろ。もし年末までに何もしなければ、我々が行う。すでに海外の弁護士と協議中だ」
馬鹿なことを言っている。国際司法裁判所では国連に加盟していない台湾に訴訟資格は認められておらず、個人もそこに提訴することはできない。相談相手の「海外の弁護士」から、そんな話も聞かされていないのか。
一方、巴燕达鲁もこんなことを述べている。
「我々(タイヤル族)は数千年前に釣魚島で魚を取り、祭りを行っていた。あそこは台湾原住民の伝統領域なのだ。日本は軍国主義を放棄しろ」
タイヤル族が何千年も前に活動していたからと言って、国際法上それで台湾が領有権を主張できるわけがないし、そもそも同族がそこで魚取りをやっていたなど、そんな痕跡はどこにもない。
巴燕達魯は最近、「これから台湾原住民は大声で世界に宣誓する。釣魚台は台湾原住民の釣魚台であり、外来国家の強権占領を許さないと」などする「釣魚台祭文」なるものを公表している。宜蘭地裁への再提訴でも、安倍氏は漁業権だけでなく、原住民の「祭祖権」(先祖を祀る権利)まで侵犯したとの主張が見られた。
こうした歴史捏造に基づく反日宣伝の手法は、高金素梅氏から学んだもののように見える。
少なくとも元来のタイヤル族なら、こうした狡猾な政治「謀略」は弄さないし、そもそも反日ではなく極めて親日である。
記者会見には、七〇年代の米国留学時代から保釣運動に取り組む林孝信氏も姿を見せた。同運動の背後に中共の工作があると見て取った当時の蒋介石政権からの運動緩和の指示を無視し、帰国を許されなくなったこともある、言わば反体制派の反日過激分子だった人だ。
「この問題に四十年以上関心を寄せている。以前は日本の占領に憂慮したが、今は戦争の憂慮も加わっている。今日の日本は一九三八年のドイツに似ている。日本政府の野心は釣魚台だけに向けられているのではない。安倍の軍国主義はかつてのヒトラーの道を行こうとしている」
「台湾の民衆は保釣に無関心。必ず覚醒させなくては。台湾が一歩引き下がれば日本は二歩入りこんで来る。これ以上沈黙してはだめだ」と、反日で立ち上がらない台湾国民に不満をぶつけたのだが、誰がこんなインチキグループに同調するというのか。
以上の如く台湾における保釣運動とは、体制に溶け込めないというか、社会で孤立感を深めているというか、世の中に不満たらたらの、しかしそれでありながら自己顕示欲の強い人々の、ピエロのような愚かなフォーマンスといえそうだ。
そのような不満分子だから、中国の統一戦線工作にまるめ込まれたか。その言動はすべて中国が喜ぶものばかりだが。
しかしピエロだからと笑ってはならない。中国メディアや台湾の親中メディアは、常に彼らの誤った主張を、あたかも台湾国民一般の主張であるかのように報道しているからだ。
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緊迫!尖閣映像上映会&講演会 「今語られる 尖閣の今、未来―中国の侵略と石垣島の安全」
日時 平成25年11月24日(日) 15時00分~19時30分 (14時30分開場)
場所 石垣市民会館 中ホール(石垣市浜崎町1丁目1番2)
http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/400000/410000/cityhall/city_hall.htm
内容
15時00分 開演
15時20分 尖閣ドキュメント映像 上映
16時10分 休憩
16時25分 講演会&シンポジウム
19時30分 終了
登壇
伊藤祐靖(元海上自衛隊特別警備隊先任小隊長)
葛城奈海(女優・予備陸士長・やおよろずの森代表)
永山英樹(頑張れ日本!全国行動委員会埼玉県本部長・台湾研究フォーラム会長)
水島総(頑張れ日本!全国行動委員会幹事長)
石垣市の漁師の方々
ほか
入場料 無料 ※ どなたでもお気軽にご参加いただけます。
主催 頑張れ日本!全国行動委員会
http://www.ganbare-nippon.net/
TEL 03-5468-9222 MAIL [email protected]
六月には台湾で、複数の保釣グループが結成した「還我釣魚台大聯盟」(釣魚台を返せ大聯盟)が「台湾の漁船は数十年にわたり、釣魚台周辺で日本により漁業権の侵害を受けて来た」とし、日本の安倍晋三首相と防衛省に損害賠償を求める訴訟を宜蘭地裁を起こした(台湾で尖閣諸島は宜蘭県に属するとされている)。
安倍首相を訴えた台湾の反日グループ
もっとも同地裁は八月、「損害を証明する証拠がない」とし、訴えをけんもほろろに棄却している。
そこで同聯盟は十月に再提訴を行い、今度は安倍首相ら以外に、「売国だ」として宜蘭地裁の裁判官をも訴え、さらには同地裁前で抗議運動を行うなど、荒れに荒れている。
如何にも中華愛国主義者らしいハチャメチャな連中だが、しかし一番先頭に立って騒いでいるのは在台中国人ではなく、意外にもかつて民進党の国会議員だった台湾人たちなのだ。
たとえば同聯盟の総召集人を務める張俊宏氏。この人物は「台湾独立」は「台湾孤立」などとして、「一国一制」という民主主義による中国統一を訴える人物で、全民電通事董事長時代の背任行為などで懲役七年の有罪判決を昨年受けている。
もう一人はタイヤル族の巴燕達魯氏。中国の籠絡を受け、高金素梅氏とともに北京詣でも行っている。昨年は強制猥褻罪で懲役五年の判決を受けた。
言わば親中派にしてゴロツキ。こんな連中が、日台分断を狙う中国にとっては実に理想的な「反日台湾人」を演じているのだ。
十一月十九日には同聯盟の記者会見が。席上、張俊宏氏はこう言った。
中国メディアの報道写真。会見の望む張俊宏(左2)、巴燕达鲁(左3)の両氏
「日本人の釣魚島での惷動に関し、政府は国際司法裁判所で日本政府を訴えろ。もし年末までに何もしなければ、我々が行う。すでに海外の弁護士と協議中だ」
馬鹿なことを言っている。国際司法裁判所では国連に加盟していない台湾に訴訟資格は認められておらず、個人もそこに提訴することはできない。相談相手の「海外の弁護士」から、そんな話も聞かされていないのか。
一方、巴燕达鲁もこんなことを述べている。
「我々(タイヤル族)は数千年前に釣魚島で魚を取り、祭りを行っていた。あそこは台湾原住民の伝統領域なのだ。日本は軍国主義を放棄しろ」
タイヤル族が何千年も前に活動していたからと言って、国際法上それで台湾が領有権を主張できるわけがないし、そもそも同族がそこで魚取りをやっていたなど、そんな痕跡はどこにもない。
巴燕達魯は最近、「これから台湾原住民は大声で世界に宣誓する。釣魚台は台湾原住民の釣魚台であり、外来国家の強権占領を許さないと」などする「釣魚台祭文」なるものを公表している。宜蘭地裁への再提訴でも、安倍氏は漁業権だけでなく、原住民の「祭祖権」(先祖を祀る権利)まで侵犯したとの主張が見られた。
こうした歴史捏造に基づく反日宣伝の手法は、高金素梅氏から学んだもののように見える。
少なくとも元来のタイヤル族なら、こうした狡猾な政治「謀略」は弄さないし、そもそも反日ではなく極めて親日である。
記者会見には、七〇年代の米国留学時代から保釣運動に取り組む林孝信氏も姿を見せた。同運動の背後に中共の工作があると見て取った当時の蒋介石政権からの運動緩和の指示を無視し、帰国を許されなくなったこともある、言わば反体制派の反日過激分子だった人だ。
「この問題に四十年以上関心を寄せている。以前は日本の占領に憂慮したが、今は戦争の憂慮も加わっている。今日の日本は一九三八年のドイツに似ている。日本政府の野心は釣魚台だけに向けられているのではない。安倍の軍国主義はかつてのヒトラーの道を行こうとしている」
「台湾の民衆は保釣に無関心。必ず覚醒させなくては。台湾が一歩引き下がれば日本は二歩入りこんで来る。これ以上沈黙してはだめだ」と、反日で立ち上がらない台湾国民に不満をぶつけたのだが、誰がこんなインチキグループに同調するというのか。
以上の如く台湾における保釣運動とは、体制に溶け込めないというか、社会で孤立感を深めているというか、世の中に不満たらたらの、しかしそれでありながら自己顕示欲の強い人々の、ピエロのような愚かなフォーマンスといえそうだ。
そのような不満分子だから、中国の統一戦線工作にまるめ込まれたか。その言動はすべて中国が喜ぶものばかりだが。
しかしピエロだからと笑ってはならない。中国メディアや台湾の親中メディアは、常に彼らの誤った主張を、あたかも台湾国民一般の主張であるかのように報道しているからだ。
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場所 石垣市民会館 中ホール(石垣市浜崎町1丁目1番2)
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15時00分 開演
15時20分 尖閣ドキュメント映像 上映
16時10分 休憩
16時25分 講演会&シンポジウム
19時30分 終了
登壇
伊藤祐靖(元海上自衛隊特別警備隊先任小隊長)
葛城奈海(女優・予備陸士長・やおよろずの森代表)
永山英樹(頑張れ日本!全国行動委員会埼玉県本部長・台湾研究フォーラム会長)
水島総(頑張れ日本!全国行動委員会幹事長)
石垣市の漁師の方々
ほか
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