嘘だらけ!鳩山由紀夫「国賊発言」を徹底分析
2013/06/27/Thu
鳩山由紀夫元首相は六月二十六日の訪中を前に、香港のフェニックステレビ(鳳凰テレビ)のニュース番組とのインタビューで、「(尖閣諸島)は中国側から見れば盗んだと思われても仕方がない」などと発言したため、政府、メディア、そして世論の非難を浴びている。本ブログも六月二十五日の記事「中国で放送の鳩山由紀夫「売国発言」全内容」で、その発言について解説したが、その際に参照したニュース映像よりも、さらに長い映像があるのでチェックしたところ、更に詳細な「売国発言」の内容が明らかになった。
そこでその部分を下に取り上げ、検証を加えたいと思う。
インタビューの中で、フェニックステレビの記者が、日本語で次のような質問をした時のことだ。
「日本政府は領有権問題はそもそも存在しないといった強い姿勢をずっととっています。しかも国際社会に向けて、これからどんどん発信して行こうといった立場をとっているんですけれども、鳩山閣下は係争地であることを認識されているようですが、改めてなぜ係争地とお考えなのかを教えてください」
これに対する鳩山氏の答え(日本語)と、画面に映った字幕(中国語)は次のようなものだった。
―――歴史的に見て、釣魚島がどちらの領有であるのかというのは様々な意見があります。それは日本側から見れば日本側の論理というものがあると思います。でも私が唐家璇先生方のお話を伺うと、さらに古くは、中国の漁船がこの周辺にいて、だからこそ釣魚島との名前が出てきているんだと。
[字幕](歴史から見て、釣魚島の主権の帰属先について様々な意見がある。日本には日本の論理があるが、しかし私は唐家璇先生とお会いした時、たくさんの事実を知らされた。ずっと昔、中国の漁船があの一帯で漁を行っていたため、釣魚島と呼ばれるようになったと)
―――尖閣諸島という名前が出て来たのは、何か、日本が尖閣をそーっと、一八九五年でしたか、日本に入れたわけですが、その時に「尖閣」という名はまだ出てないんですよね。
[字幕](日本は一八九五年、こっそりと島を日本の管轄下に入れたが、当時はまだ尖閣という名はなかった)
鳩山氏は「日本側の論理というものがある」として、日本の事実に基づいた主張を否定することは避けながらも、その一方で「中国の漁船がこの周辺にいて、だからこそ釣魚島との名前が出てきている」といった中国側の根拠なき話を持ち出し、あの国の領有権の主張を肯定するのである。
仮に中国の漁船が漁が事実であり、あるいは島の命名が事実としても、それらが領有権の根拠たり得ないことは国際法の常識だ。中国はその常識を無視して主張を行っているわけだが、そうした無法な振る舞いを、鳩山氏は真似、恬として恥じないでいる。つまり良識を捨て去っている。
また「日本が尖閣をそーっと日本に入れた」との表現も、日本の領有の不法性を印象付ける中国の不当な手口を学んだものである。
―――少なくともポツダム宣言で、私たちの領土というのは本州、北海道、四国、九州と、この四つの島と、あとは連合国側が決めたいくつかの島で限られるということで、そのときに我々が「固有の領土」というのはこの四つの島に限られてしまったわけです。
[字幕](少なくともポツダム宣言で、日本の領土は本州、北海道、四国、九州という四つの島と、連合国が確定するいくつかの島と規定され、その時に日本の固有領土はこの四つの島だけになった)
日本の領土は本州、北海道、四国、九州に限られるとも発言。日本の沖縄領有を否
定する中国メディアの悪意ある反日論法に従っている
日本領土は「四つの島に限られる」というのは、特に日本の戦後における沖縄領有を否定するために、中国の御用学者、メディアが好んで用いる論法で、正しくない。日本の戦後の領土は最終的にはポツダム宣言ではなくサンフランシスコ講和条約によって取り極められ、同宣言の規定は無効となったというのが事実であるから、さすがの中国政府も、そのようなインチキな主張は差し控えているところなのだが、鳩山氏は平然と、そのインチキ宣伝に加担するのだ。
そしてどうも鳩山氏は、日本に沖縄県は帰属しないと考えているようだ。
―――その後も、連合国が決めるという中にも、これはカイロ宣言の中で「清国から奪ったものは返しなさい」というふうに書いてあって、それを私達は呑んだわけです。少なくともそれが歴史的事実としてあります。
[字幕](その後、連合国の決定の中で、カイロ宣言は日本は清朝から奪った領土を返還すべしとある。日本もこの条項を受け容れた。これは歴史事実だ)
これは中国政府の歴史捏造、法理歪曲の踏襲だ。「その後も」と言うが、鳩山氏はポツダム宣言の後にカイロ宣言が発せられたと誤解しているらしい。だがそうした知識の欠如はともかく、カイロ宣言もポツダム宣言と同様、確かに日本は一度は「呑んだ」ものの、その規定は無効である。
仮に有効だとしても、尖閣は「清国から奪ったもの」ではないのである。ところが鳩山氏は「元首相」の肩書で、こうしたプロパガンダを事実だと認定してしまったのだ。
―――従って釣魚島、所謂尖閣に関しては、そのことから言えば一八九五年、日清戦争の末期に、そーっと日本のものにしてしまった。それを中国側から見れば、「盗んだ」というふうに思われても仕方がない。
[字幕](釣魚島、所謂尖閣は、日本が一八九五年の甲午戦争末期に管轄に入れたが、中国から見れば日本が盗み取った中国の領土となり、それも道理に適っている。
かくして政府、メディア、世論から轟々の非難を浴びるところの「盗んだと思われても仕方がない」との売国発言が出たわけだ。
字幕では「日本が盗み取った中国の領土となるのも道理に適っている」と書かれ、こうした誤った情報が中国内外に発信されたのである。
―――ならばそれは返すべきだというのはカイロ宣言の中に、尖閣が入るだろうということは、そういう解釈は充分に、私は中国側から見れば当然成り立つ話だと、すなわち、まさに係争地であると。
[字幕](中国は、日本はカイロ宣言で規定される釣魚島を返還するべきだと考えているが、中国がそのように言うのも、もちろん道理に適っている。そのため、釣魚島は領土紛争の地となる)
このように鳩山氏の「係争地」との頑なな主張は、こうした歴史捏造のプロパガンダを容認するものなのである。
記者はさらに次のような質問を続ける。
「島の領有権の問題の存在ということですが、閣下が今年一月に訪中された際、この島は係争地であることを、この認識を中国のお伝えしたようですが、しかしそのような認識があったということに関しては、日本の国内の中で大変な批判を浴びているようですけれども、この批判は如何ご覧になりますか」と。
これに対しても鳩山氏は、とんでもない妄言を吐く。
―――日本人の多くが歴史というものを忘れてしまって、従って、国有化するから私のものなんだと。「中国の人たちには近寄らせないぞ」(笑)というみたいにですね、領有権の問題は解決しているから、問題はないんだという、大変強い言い方になってしまっている。これがそもそもの誤りだと思います。
[字幕](多くの日本人は歴史を忘れ、国有化で尖閣は自分たちの領土にすることができると考え、中国人に対し、武力で釣魚島を奪うことは許さない、主権問題はすでに解決していると言うなど、日本は非常に強硬な態度だが、これは誤りだ)
日本人が忘れたという「歴史」とは、中国が捏造宣伝する歴史を指す。
「中国側から見れば」との前置きを繰り返し、自身は中国の主張に与しているわけではないと防衛線を貼りながら、実際にはこのように、中国の主張を是とし、それの受け入れを日本の政府、国民に求めようとしているのだ。
そもそも「国有化するから私のものなんだ」と考える日本人がどこにいるのだろうか。尖閣の「国有化」を「領有」と勘違いする勉強不足の言論が中国でも散見されたが、それと同様の誤解をする鳩山氏は、本当に「元首相」なのだろうか。
言うまでもなく「誤り」は、一切の思考を停止させ、真実よりも中国のプロパガンダを優先し、誤ったメッセージを中国及び世界に発信してしまった鳩山氏の国賊的な行為にこそある。
【過去の関連記事】
中国で放送の鳩山由紀夫「売国発言」全内容(鳳凰網バージョン)13/06/26
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2140.html#comment
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6.29 「頑張れ日本!」 日の丸大行進 in 沖縄
平成25年6月29日(土)
14時00分 集会 於・牧志公園
http://www.goyah.net/okinawa_park/naha/makishi/makishipark.html
15時00分 デモ行進 (牧志公園 ~ 国際通り ~ 県庁前)
16時00分 街宣 於・県庁前
17時00分 終了 → 自治会館ホールへ移動
18時30分 「世界ウイグル会議・ラビア・カーディル総裁来日
『日本・ウイグル 自由のための連帯フォーラム』」参加
※ ただし希望者のみ(有料/別掲参照)
主催 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222 MAIL [email protected]
http://www.ganbare-nippon.net/
そこでその部分を下に取り上げ、検証を加えたいと思う。
インタビューの中で、フェニックステレビの記者が、日本語で次のような質問をした時のことだ。
「日本政府は領有権問題はそもそも存在しないといった強い姿勢をずっととっています。しかも国際社会に向けて、これからどんどん発信して行こうといった立場をとっているんですけれども、鳩山閣下は係争地であることを認識されているようですが、改めてなぜ係争地とお考えなのかを教えてください」
これに対する鳩山氏の答え(日本語)と、画面に映った字幕(中国語)は次のようなものだった。
―――歴史的に見て、釣魚島がどちらの領有であるのかというのは様々な意見があります。それは日本側から見れば日本側の論理というものがあると思います。でも私が唐家璇先生方のお話を伺うと、さらに古くは、中国の漁船がこの周辺にいて、だからこそ釣魚島との名前が出てきているんだと。
[字幕](歴史から見て、釣魚島の主権の帰属先について様々な意見がある。日本には日本の論理があるが、しかし私は唐家璇先生とお会いした時、たくさんの事実を知らされた。ずっと昔、中国の漁船があの一帯で漁を行っていたため、釣魚島と呼ばれるようになったと)
―――尖閣諸島という名前が出て来たのは、何か、日本が尖閣をそーっと、一八九五年でしたか、日本に入れたわけですが、その時に「尖閣」という名はまだ出てないんですよね。
[字幕](日本は一八九五年、こっそりと島を日本の管轄下に入れたが、当時はまだ尖閣という名はなかった)
鳩山氏は「日本側の論理というものがある」として、日本の事実に基づいた主張を否定することは避けながらも、その一方で「中国の漁船がこの周辺にいて、だからこそ釣魚島との名前が出てきている」といった中国側の根拠なき話を持ち出し、あの国の領有権の主張を肯定するのである。
仮に中国の漁船が漁が事実であり、あるいは島の命名が事実としても、それらが領有権の根拠たり得ないことは国際法の常識だ。中国はその常識を無視して主張を行っているわけだが、そうした無法な振る舞いを、鳩山氏は真似、恬として恥じないでいる。つまり良識を捨て去っている。
また「日本が尖閣をそーっと日本に入れた」との表現も、日本の領有の不法性を印象付ける中国の不当な手口を学んだものである。
―――少なくともポツダム宣言で、私たちの領土というのは本州、北海道、四国、九州と、この四つの島と、あとは連合国側が決めたいくつかの島で限られるということで、そのときに我々が「固有の領土」というのはこの四つの島に限られてしまったわけです。
[字幕](少なくともポツダム宣言で、日本の領土は本州、北海道、四国、九州という四つの島と、連合国が確定するいくつかの島と規定され、その時に日本の固有領土はこの四つの島だけになった)
日本の領土は本州、北海道、四国、九州に限られるとも発言。日本の沖縄領有を否
定する中国メディアの悪意ある反日論法に従っている
日本領土は「四つの島に限られる」というのは、特に日本の戦後における沖縄領有を否定するために、中国の御用学者、メディアが好んで用いる論法で、正しくない。日本の戦後の領土は最終的にはポツダム宣言ではなくサンフランシスコ講和条約によって取り極められ、同宣言の規定は無効となったというのが事実であるから、さすがの中国政府も、そのようなインチキな主張は差し控えているところなのだが、鳩山氏は平然と、そのインチキ宣伝に加担するのだ。
そしてどうも鳩山氏は、日本に沖縄県は帰属しないと考えているようだ。
―――その後も、連合国が決めるという中にも、これはカイロ宣言の中で「清国から奪ったものは返しなさい」というふうに書いてあって、それを私達は呑んだわけです。少なくともそれが歴史的事実としてあります。
[字幕](その後、連合国の決定の中で、カイロ宣言は日本は清朝から奪った領土を返還すべしとある。日本もこの条項を受け容れた。これは歴史事実だ)
これは中国政府の歴史捏造、法理歪曲の踏襲だ。「その後も」と言うが、鳩山氏はポツダム宣言の後にカイロ宣言が発せられたと誤解しているらしい。だがそうした知識の欠如はともかく、カイロ宣言もポツダム宣言と同様、確かに日本は一度は「呑んだ」ものの、その規定は無効である。
仮に有効だとしても、尖閣は「清国から奪ったもの」ではないのである。ところが鳩山氏は「元首相」の肩書で、こうしたプロパガンダを事実だと認定してしまったのだ。
―――従って釣魚島、所謂尖閣に関しては、そのことから言えば一八九五年、日清戦争の末期に、そーっと日本のものにしてしまった。それを中国側から見れば、「盗んだ」というふうに思われても仕方がない。
[字幕](釣魚島、所謂尖閣は、日本が一八九五年の甲午戦争末期に管轄に入れたが、中国から見れば日本が盗み取った中国の領土となり、それも道理に適っている。
かくして政府、メディア、世論から轟々の非難を浴びるところの「盗んだと思われても仕方がない」との売国発言が出たわけだ。
字幕では「日本が盗み取った中国の領土となるのも道理に適っている」と書かれ、こうした誤った情報が中国内外に発信されたのである。
―――ならばそれは返すべきだというのはカイロ宣言の中に、尖閣が入るだろうということは、そういう解釈は充分に、私は中国側から見れば当然成り立つ話だと、すなわち、まさに係争地であると。
[字幕](中国は、日本はカイロ宣言で規定される釣魚島を返還するべきだと考えているが、中国がそのように言うのも、もちろん道理に適っている。そのため、釣魚島は領土紛争の地となる)
このように鳩山氏の「係争地」との頑なな主張は、こうした歴史捏造のプロパガンダを容認するものなのである。
記者はさらに次のような質問を続ける。
「島の領有権の問題の存在ということですが、閣下が今年一月に訪中された際、この島は係争地であることを、この認識を中国のお伝えしたようですが、しかしそのような認識があったということに関しては、日本の国内の中で大変な批判を浴びているようですけれども、この批判は如何ご覧になりますか」と。
これに対しても鳩山氏は、とんでもない妄言を吐く。
―――日本人の多くが歴史というものを忘れてしまって、従って、国有化するから私のものなんだと。「中国の人たちには近寄らせないぞ」(笑)というみたいにですね、領有権の問題は解決しているから、問題はないんだという、大変強い言い方になってしまっている。これがそもそもの誤りだと思います。
[字幕](多くの日本人は歴史を忘れ、国有化で尖閣は自分たちの領土にすることができると考え、中国人に対し、武力で釣魚島を奪うことは許さない、主権問題はすでに解決していると言うなど、日本は非常に強硬な態度だが、これは誤りだ)
日本人が忘れたという「歴史」とは、中国が捏造宣伝する歴史を指す。
「中国側から見れば」との前置きを繰り返し、自身は中国の主張に与しているわけではないと防衛線を貼りながら、実際にはこのように、中国の主張を是とし、それの受け入れを日本の政府、国民に求めようとしているのだ。
そもそも「国有化するから私のものなんだ」と考える日本人がどこにいるのだろうか。尖閣の「国有化」を「領有」と勘違いする勉強不足の言論が中国でも散見されたが、それと同様の誤解をする鳩山氏は、本当に「元首相」なのだろうか。
言うまでもなく「誤り」は、一切の思考を停止させ、真実よりも中国のプロパガンダを優先し、誤ったメッセージを中国及び世界に発信してしまった鳩山氏の国賊的な行為にこそある。
【過去の関連記事】
中国で放送の鳩山由紀夫「売国発言」全内容(鳳凰網バージョン)13/06/26
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6.29 「頑張れ日本!」 日の丸大行進 in 沖縄
平成25年6月29日(土)
14時00分 集会 於・牧志公園
http://www.goyah.net/okinawa_park/naha/makishi/makishipark.html
15時00分 デモ行進 (牧志公園 ~ 国際通り ~ 県庁前)
16時00分 街宣 於・県庁前
17時00分 終了 → 自治会館ホールへ移動
18時30分 「世界ウイグル会議・ラビア・カーディル総裁来日
『日本・ウイグル 自由のための連帯フォーラム』」参加
※ ただし希望者のみ(有料/別掲参照)
主催 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222 MAIL [email protected]
http://www.ganbare-nippon.net/