朝日に日本の衰退願う読者投稿―中国の勢力拡大に連動する左翼の動きに警戒を
2013/06/21/Fri
朝日新聞の読者投書欄「声」は、左翼の活動家らしき人々の溜まり場のようなもので、六月十七日掲載の「日本は控えめな立ち位置で」なる一文を書いた伊賀三江氏(無職、78歳)もそのような類ではないか。こんなことを書いている。
―――9日の朝刊を開いて、思わず「おっ」と言った。習近平(中国国家主席)さんとオバマ(米国大統領)さんが、「新たな関係」を目指して語り合ったという。(中略)それがいいじゃあないか。少なくとも牙をむき出して向かい合っているよりよほど良い。
G2時代の幕開けも取りざたされた米中首脳会談に活気づくのが日本の反日左翼勢力だ
―――「袖」にされた日本の反応については、「薄まる日本の存在感 米中接近、懸念の声も」(9日国際面)との見方が多いようだが、いつまで日本は大国意識が消えないんだろう。いつまで1番でなきゃあいけないんだろう。
―――今も日本は大国だが、これから人口は減るし、ますます高齢化するし、安倍(晋三首相)さんがどんなに頑張っても、世界で戦って勝つ目はあまりない。
―――国際社会における今後の日本の立ち位置としては、控えめで目立たず、遠慮深く、でいいんじゃあないか。勝たなくていい。平和でいよう。原発を作ったり、売ったりはやめよう。国際競争に勝つことばかり考えず、分配の問題や周りの環境について真摯に向き合おう。そういう日本でありたいと、巨頭の並ぶ姿を見て思った。
この人物の投稿は以前にも掲載されている。
尖閣諸島周辺の東支那海で海自護衛艦が、中国海軍のフリゲート艦から火器管制レーダーの照射を受けたことに関し、こう主張しているのだ。
「国民の対中国感情を悪化させ、ナショナリズムが刺激されかねないが、それは危険だ。今こそ日本は隠忍自重して静かに情勢を見守らねばならない。(中略)「平和憲法」という武器で、中国との衝突を収めれば、国際社会から強力な支持を得られるに違いない。(中略)やがては国境が今ほど意味を持たない時代がやってくるだろう。それまで日本は、平和を求めつつ、かつ節を曲げずに待とうではないか」(二月十日、中国艦の「照射」冷静に対処を)などと主張していた。
要するに「ナショナリズム」「国境」(国家)を否定したい左翼分子なのだ。国家は否定するが、しかし否定したいのは日本という国であり、中国の国家主義には寛容で、シンパシーすら抱く反日左翼の典型と見える。
だからこんな人物が言う「控えめで目立たず、遠慮深く」とは、日本の無力化の訴えと見ていい。実際に日本が弱く小さくなることに無上の喜びを味わうような、歪んだ情念がほとばしる文章ではないか。
もっともこうした時代遅れの化石のような投稿の一つ一つを問題にしても詮無きことではある。ただ問題は、朝日新聞がこれらを敢えて掲載することで、化石に息を吹き込み、読者をミスリードしようと試みていることだ。
そう言えば十一日の中日新聞の社説も、米中首脳会談を受け、次のように論じていた。
―――いずれ訪れる米中「二強」時代に、日本としてどう臨むべきか。
―――創造的で、したたかな外交を探るしかあるまい。平和希求の理念を掲げ、独自の文化、技術に磨きをかけておきたい。
―――日米同盟、アジア重視、国連中心は日本外交の太い三本柱だが、思考停止に陥らず、本格的な高齢化社会を世界に先駆けて迎え、いずれ経済大国でなくなっても、国際社会から必要とされ、頼られる国でありたい。
朝日新聞(伊賀氏)とほぼ同じ主張である。米中のはざまで「日本の存在感」が薄まることを是としている。「高齢化」時代の到来をも口実としながら。
今後、実際に米中二強時代に入るとすれば、東アジアに位置する日本は自ずと中国の影響下に転落することが懸念されるわけが、そうした事態は実は反米親中勢力がかねてから待ち望んできたものだ。
今後日本国内では反日左翼のマスコミを中心に「いつまで日本は大国意識が消えないんだろう。いつまで1番でなきゃあいけないんだろう」との主張が活気づきそうだが、しかしそれは中国の擡頭に連動したものであるとの認識を、国民はしっかりと持たなくてはならない。
【過去の関連記事】
恐るべき売国「中日新聞」(東京新聞)―社説で中国の「日本支配」に期待 13/06/19
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2134.html
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―――9日の朝刊を開いて、思わず「おっ」と言った。習近平(中国国家主席)さんとオバマ(米国大統領)さんが、「新たな関係」を目指して語り合ったという。(中略)それがいいじゃあないか。少なくとも牙をむき出して向かい合っているよりよほど良い。
G2時代の幕開けも取りざたされた米中首脳会談に活気づくのが日本の反日左翼勢力だ
―――「袖」にされた日本の反応については、「薄まる日本の存在感 米中接近、懸念の声も」(9日国際面)との見方が多いようだが、いつまで日本は大国意識が消えないんだろう。いつまで1番でなきゃあいけないんだろう。
―――今も日本は大国だが、これから人口は減るし、ますます高齢化するし、安倍(晋三首相)さんがどんなに頑張っても、世界で戦って勝つ目はあまりない。
―――国際社会における今後の日本の立ち位置としては、控えめで目立たず、遠慮深く、でいいんじゃあないか。勝たなくていい。平和でいよう。原発を作ったり、売ったりはやめよう。国際競争に勝つことばかり考えず、分配の問題や周りの環境について真摯に向き合おう。そういう日本でありたいと、巨頭の並ぶ姿を見て思った。
この人物の投稿は以前にも掲載されている。
尖閣諸島周辺の東支那海で海自護衛艦が、中国海軍のフリゲート艦から火器管制レーダーの照射を受けたことに関し、こう主張しているのだ。
「国民の対中国感情を悪化させ、ナショナリズムが刺激されかねないが、それは危険だ。今こそ日本は隠忍自重して静かに情勢を見守らねばならない。(中略)「平和憲法」という武器で、中国との衝突を収めれば、国際社会から強力な支持を得られるに違いない。(中略)やがては国境が今ほど意味を持たない時代がやってくるだろう。それまで日本は、平和を求めつつ、かつ節を曲げずに待とうではないか」(二月十日、中国艦の「照射」冷静に対処を)などと主張していた。
要するに「ナショナリズム」「国境」(国家)を否定したい左翼分子なのだ。国家は否定するが、しかし否定したいのは日本という国であり、中国の国家主義には寛容で、シンパシーすら抱く反日左翼の典型と見える。
だからこんな人物が言う「控えめで目立たず、遠慮深く」とは、日本の無力化の訴えと見ていい。実際に日本が弱く小さくなることに無上の喜びを味わうような、歪んだ情念がほとばしる文章ではないか。
もっともこうした時代遅れの化石のような投稿の一つ一つを問題にしても詮無きことではある。ただ問題は、朝日新聞がこれらを敢えて掲載することで、化石に息を吹き込み、読者をミスリードしようと試みていることだ。
そう言えば十一日の中日新聞の社説も、米中首脳会談を受け、次のように論じていた。
―――いずれ訪れる米中「二強」時代に、日本としてどう臨むべきか。
―――創造的で、したたかな外交を探るしかあるまい。平和希求の理念を掲げ、独自の文化、技術に磨きをかけておきたい。
―――日米同盟、アジア重視、国連中心は日本外交の太い三本柱だが、思考停止に陥らず、本格的な高齢化社会を世界に先駆けて迎え、いずれ経済大国でなくなっても、国際社会から必要とされ、頼られる国でありたい。
朝日新聞(伊賀氏)とほぼ同じ主張である。米中のはざまで「日本の存在感」が薄まることを是としている。「高齢化」時代の到来をも口実としながら。
今後、実際に米中二強時代に入るとすれば、東アジアに位置する日本は自ずと中国の影響下に転落することが懸念されるわけが、そうした事態は実は反米親中勢力がかねてから待ち望んできたものだ。
今後日本国内では反日左翼のマスコミを中心に「いつまで日本は大国意識が消えないんだろう。いつまで1番でなきゃあいけないんだろう」との主張が活気づきそうだが、しかしそれは中国の擡頭に連動したものであるとの認識を、国民はしっかりと持たなくてはならない。
【過去の関連記事】
恐るべき売国「中日新聞」(東京新聞)―社説で中国の「日本支配」に期待 13/06/19
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