中国海軍が恐れる日清戦争「黄海海戦」の再演
2010/05/20/Thu
■艦隊示威の成功を喜ぶ中国人に戒めの声
四月十日、沖縄本島と宮古島との間の公海上を中国東海艦隊が通過したことで、日本の政府、メディアは騒然としたが、このことは中国国内で盛んに報じられている。
それほど日本の狼狽振りがあの国の民族主義を満足させ、国威発揚に役だったと言うことでもあろう。
日本メディアの「狼狽」ぶりを伝える中国の報道写真
だがあの国の内部では、この「戦勝気分」を戒めるような声もある。
ある海軍軍人は「日本がこれほどのことで大騒ぎするのは、それほど中国の軍艦の海洋進出が少なかったと言うことなのだ。日本は今後さらに頻繁となる中国の軍艦の航行に慣れなければならない。しかし中国海軍が大洋に出るのは容易なことではない。それは航路が地理的に制約されているばかりか、日米の軍事力による包囲を受けているからだ」と指摘する。
このコメントを紹介するのが、「国際先駆導報」(新華社)が四月二十六日に掲載した論文「甲午の悲劇の再演はあり得る」だ。
■中国海軍に加えられる地理的制限とは
ちなみに「甲午」とは「甲午戦争」。すなわち一九八四~五年の日清戦争のことだ。この戦争で清国は、当時アジア最大だった北洋艦隊を、黄海海戦で日本の連合艦隊に壊滅させられている。
それでは中国海軍の航路は、いかなる地理的な制限を受けているのか。論文によると海軍が大洋に出るルートは次の九つだ。
<図門江——日本海——千島列島——西北太平洋>
中国は図門江から航行権を関係国から承認を受けてはいるが、軍艦の航行条件をいまだクリアしていない。
<東海(東支那海)——大隅海峡——太平洋>
<東海——横奄水道(トカラ海峡)——太平洋>
<東海——宫古水道(沖縄本島と宮古島の間)——太平洋>
<東海——与那国島西水道——太平洋>
これらは国際海洋法条約上での国際海峡、あるいは公海であり、日本側への通告なしで潜水艦を含む海軍艦艇は自由に通過できる。
<台湾海峡―バシー、バリンタン海峡―太平洋>
<南海(南支那海)——シンガポール海峡——マラッカ海峡——インド洋>
<南海——スンダ海峡—インド洋>
<南海——ミンドロ海峡——マカッサル海峡——ロンボク海峡——インド洋>
これらの海峡は国際航路かインドネシアなどの海域に属し、航行には国際海洋法や沿岸国の国内法規による一定の制限を受ける。
論文によると、「以上の九ルートのうち、常に問題なく利用できるのは三、四ルートのみで、しかも日米印などの大洋進出ルートとも重なり、そのため相互に監視、追跡が行われ、さらには悪意の挑発的な状況も随時発生し得る」と言う。
「たとえば日本の海上自衛隊は軍艦とヘリコプターを派遣し、二十四時間の追跡、撮影を行い、中国の軍艦の正常な航行を妨害した」とも。
中国海軍の戦略範囲目標図
■日米による海上封鎖を恐れる中国海軍
論文は上記の「地理的列島線による制限」のほか、中国海軍は「軍事力チェーンの封鎖」も受けていると言う。
「海底のソナー群や電磁波測定器、あるいはP3C哨戒機や海洋監視衛星によって、どの大洋への出口付近も、日米の厳密な監視を受けている」
「たとえば日本は宮古島や福江島に電磁波測定器を増設し、自動的に解放軍の電磁波放射源を探知し、関連技術パラメーターを測定し、渤海、黄海、あるいは南下する中国艦を有効に監視している」
「このほか、日米は沖縄群島、グアムなど第一、第二列島線での兵力配置の調整、増強を継続し、中国海軍勝ち併用に進出することを厳密に監視するととも、シンガポールのチャンギー海軍基地の大規模な拡張も進め、マラッカ海峡での軍事プレゼンスを強化して、多層的、広域的、深層的な態勢で、中国海軍の大洋進出後の作戦能力を最大限低下させ、制限しようとしている」
■大洋に出るための要衝確保で優勢求める戦略
そして、「中国海軍の艦艇は平時にあっても日米などの海軍力の監視を受けている。戦時、あるいは危機に際しては、大洋に通じる九つのルートはいつでも封鎖される可能性がある」とも。
そこでこうした状況を受けて上記の海軍軍人は、次のように訴えるのだ。
「大洋への航路は中国海軍の生命線だ。多層的、広域的、深層的な安全が保障されて始めて、国家の安全の防衛を語ることができる。そうしなければ甲午海戦における北海艦隊のように、自国近海で殲滅されるだけである」
中国海軍は黄海海戦の二の舞を恐れている
「中国海軍は平時から海峡ルートを頻繁に航行し、でき得る限り航路の情報を収集、把握するとともに、大洋に出るための要衝への支配能力を高め、列島線を巡る劣勢を優勢に変え、最終的には『我が方の自由航行』『有効なる敵の拒絶』と言う戦略目標を達成しなければならない」
■媚中政権は要らないー「敵」は必死だが日本はどうか
中国海軍の「東支那海―南西諸島―太平洋」の四ルートのなかで、もっとも幅の広く、航行しやすいのが所謂「宮古水道」だ。上記の東海艦隊もまさにここを通過し、日本に対して示威を行って見せたわけだが、中国が「支配」を狙う「要衝」としては、まさにこの南西諸島が筆頭に上げられるだろう。
ここを制することで台湾をも制すれば、それによって南支那海をも制することとなり、さらには西太平洋への勢力伸張も自由自在となる。あの艦隊行動は、それを行う能力があることを見せ付けるものだった。
さきごろ中国中央テレビ(CCTV)は報道番組の中で、二月に行われた陸自と沖縄の米海兵隊との合同演習や、三月の沖縄の陸自の旅団格上げ、四月の北沢防衛相による与那国島などへの陸自部隊配備の方針発表と言った一連の動きを大きく報じている。番組では張召忠海軍少将が出演し、「陸自部隊の配備は、他国軍が宮古水道を通過して太平洋に出るのを防ぐため、この地域の防衛を強化し始めたことを意味する」と警鐘を鳴らしていた。
このように「敵」も必死である。これに対して我が方が行うべきは、南西諸島防衛の有効なる軍事戦略の構築と強化しかないのである。同諸島が中国にとっては覇権拡張の「生命線」であるなら、日本にとっては国防の「生命線」だからだ。
しかし現政権に国防戦略の強化をどこまで望めるだろうか。
五月に海保の調査船が日本のEEZ内で、中国の国家海洋局の調査船に駆逐された国辱事件は、これまでの政府の中国に対する国防の意志の薄弱さによる無防備態勢がもたらしたものと言える。
もちろんこうした無防備さは、中国の長年にわたる圧力を受けてのものだ。したがって政府を中国の影響下から救い出すと言う「敵前作業」が求められることになる。
簡単に言えば媚中政府の打倒である。もちろんそれとともに国民の国防意識の向上も必要だ。
【予告】5・28頑張れ日本!
温家宝首相来日 中国の不当威嚇攻撃・人権侵害に抗議する国民集会
日時 5月28日(金) 18時15分 (17時45分開場)
場所 文京区民センター 3A
JR「水道橋駅」徒歩10分
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
内容 《シンポジウム》登壇予定 [順不同] :平松茂雄、川村純彦、田母神俊雄、永山英樹、
ペマ・ギャルポ、イリハム・マハムティ、鳴霞 司会 : 水島総
主催 頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、台湾研究フォーラム
お問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会 TEL 03-6419-3900
※案内チラシはこちら
http://www.ch-sakura.jp/sakura/protestChinesePMmeeting0528_flyer.pdf
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5.22 頑張れ日本! 「救国」 国民大行動 in 岩手
平成22年5月22日(土) [前日5月21日(金) 東京・新宿 発]
※ 雨天決行!
※ 貸切バスをご利用の方は、必ず、事前にお申し込みください。
《5月21日(金)》
22時30分 「新宿」駅 西口 明治安田生命ビル前 貸切バス出発
《5月22日(土)》
08時30分 JR「盛岡」駅 着
10時00分 JR「盛岡」駅前 東口ロータリー 向かい側にて 街宣
11時30分 岩手民主党本部前 街宣
13時30分 JR「水沢」駅前 街宣 / 小沢一郎事務所 & 自宅前 街宣
16時00分 水沢 出発
23時45分 JR「新宿」駅 西口 明治安田生命ビル前 バス到着・解散
※ 恐れ入りますが、バス代としてご支援金をお願いいたします。
主催
頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、日本文化チャンネル桜ニ千人委員会有志の会
※ 案内チラシはこちら → http://www.ch-sakura.jp/sakura/nationalsalvation0522iwate_flyer.pdf
お申込み 頑張れ日本!全国行動委員会 TEL 03-6419-3900
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四月十日、沖縄本島と宮古島との間の公海上を中国東海艦隊が通過したことで、日本の政府、メディアは騒然としたが、このことは中国国内で盛んに報じられている。
それほど日本の狼狽振りがあの国の民族主義を満足させ、国威発揚に役だったと言うことでもあろう。
日本メディアの「狼狽」ぶりを伝える中国の報道写真
だがあの国の内部では、この「戦勝気分」を戒めるような声もある。
ある海軍軍人は「日本がこれほどのことで大騒ぎするのは、それほど中国の軍艦の海洋進出が少なかったと言うことなのだ。日本は今後さらに頻繁となる中国の軍艦の航行に慣れなければならない。しかし中国海軍が大洋に出るのは容易なことではない。それは航路が地理的に制約されているばかりか、日米の軍事力による包囲を受けているからだ」と指摘する。
このコメントを紹介するのが、「国際先駆導報」(新華社)が四月二十六日に掲載した論文「甲午の悲劇の再演はあり得る」だ。
■中国海軍に加えられる地理的制限とは
ちなみに「甲午」とは「甲午戦争」。すなわち一九八四~五年の日清戦争のことだ。この戦争で清国は、当時アジア最大だった北洋艦隊を、黄海海戦で日本の連合艦隊に壊滅させられている。
それでは中国海軍の航路は、いかなる地理的な制限を受けているのか。論文によると海軍が大洋に出るルートは次の九つだ。
<図門江——日本海——千島列島——西北太平洋>
中国は図門江から航行権を関係国から承認を受けてはいるが、軍艦の航行条件をいまだクリアしていない。
<東海(東支那海)——大隅海峡——太平洋>
<東海——横奄水道(トカラ海峡)——太平洋>
<東海——宫古水道(沖縄本島と宮古島の間)——太平洋>
<東海——与那国島西水道——太平洋>
これらは国際海洋法条約上での国際海峡、あるいは公海であり、日本側への通告なしで潜水艦を含む海軍艦艇は自由に通過できる。
<台湾海峡―バシー、バリンタン海峡―太平洋>
<南海(南支那海)——シンガポール海峡——マラッカ海峡——インド洋>
<南海——スンダ海峡—インド洋>
<南海——ミンドロ海峡——マカッサル海峡——ロンボク海峡——インド洋>
これらの海峡は国際航路かインドネシアなどの海域に属し、航行には国際海洋法や沿岸国の国内法規による一定の制限を受ける。
論文によると、「以上の九ルートのうち、常に問題なく利用できるのは三、四ルートのみで、しかも日米印などの大洋進出ルートとも重なり、そのため相互に監視、追跡が行われ、さらには悪意の挑発的な状況も随時発生し得る」と言う。
「たとえば日本の海上自衛隊は軍艦とヘリコプターを派遣し、二十四時間の追跡、撮影を行い、中国の軍艦の正常な航行を妨害した」とも。
中国海軍の戦略範囲目標図
■日米による海上封鎖を恐れる中国海軍
論文は上記の「地理的列島線による制限」のほか、中国海軍は「軍事力チェーンの封鎖」も受けていると言う。
「海底のソナー群や電磁波測定器、あるいはP3C哨戒機や海洋監視衛星によって、どの大洋への出口付近も、日米の厳密な監視を受けている」
「たとえば日本は宮古島や福江島に電磁波測定器を増設し、自動的に解放軍の電磁波放射源を探知し、関連技術パラメーターを測定し、渤海、黄海、あるいは南下する中国艦を有効に監視している」
「このほか、日米は沖縄群島、グアムなど第一、第二列島線での兵力配置の調整、増強を継続し、中国海軍勝ち併用に進出することを厳密に監視するととも、シンガポールのチャンギー海軍基地の大規模な拡張も進め、マラッカ海峡での軍事プレゼンスを強化して、多層的、広域的、深層的な態勢で、中国海軍の大洋進出後の作戦能力を最大限低下させ、制限しようとしている」
■大洋に出るための要衝確保で優勢求める戦略
そして、「中国海軍の艦艇は平時にあっても日米などの海軍力の監視を受けている。戦時、あるいは危機に際しては、大洋に通じる九つのルートはいつでも封鎖される可能性がある」とも。
そこでこうした状況を受けて上記の海軍軍人は、次のように訴えるのだ。
「大洋への航路は中国海軍の生命線だ。多層的、広域的、深層的な安全が保障されて始めて、国家の安全の防衛を語ることができる。そうしなければ甲午海戦における北海艦隊のように、自国近海で殲滅されるだけである」
中国海軍は黄海海戦の二の舞を恐れている
「中国海軍は平時から海峡ルートを頻繁に航行し、でき得る限り航路の情報を収集、把握するとともに、大洋に出るための要衝への支配能力を高め、列島線を巡る劣勢を優勢に変え、最終的には『我が方の自由航行』『有効なる敵の拒絶』と言う戦略目標を達成しなければならない」
■媚中政権は要らないー「敵」は必死だが日本はどうか
中国海軍の「東支那海―南西諸島―太平洋」の四ルートのなかで、もっとも幅の広く、航行しやすいのが所謂「宮古水道」だ。上記の東海艦隊もまさにここを通過し、日本に対して示威を行って見せたわけだが、中国が「支配」を狙う「要衝」としては、まさにこの南西諸島が筆頭に上げられるだろう。
ここを制することで台湾をも制すれば、それによって南支那海をも制することとなり、さらには西太平洋への勢力伸張も自由自在となる。あの艦隊行動は、それを行う能力があることを見せ付けるものだった。
さきごろ中国中央テレビ(CCTV)は報道番組の中で、二月に行われた陸自と沖縄の米海兵隊との合同演習や、三月の沖縄の陸自の旅団格上げ、四月の北沢防衛相による与那国島などへの陸自部隊配備の方針発表と言った一連の動きを大きく報じている。番組では張召忠海軍少将が出演し、「陸自部隊の配備は、他国軍が宮古水道を通過して太平洋に出るのを防ぐため、この地域の防衛を強化し始めたことを意味する」と警鐘を鳴らしていた。
このように「敵」も必死である。これに対して我が方が行うべきは、南西諸島防衛の有効なる軍事戦略の構築と強化しかないのである。同諸島が中国にとっては覇権拡張の「生命線」であるなら、日本にとっては国防の「生命線」だからだ。
しかし現政権に国防戦略の強化をどこまで望めるだろうか。
五月に海保の調査船が日本のEEZ内で、中国の国家海洋局の調査船に駆逐された国辱事件は、これまでの政府の中国に対する国防の意志の薄弱さによる無防備態勢がもたらしたものと言える。
もちろんこうした無防備さは、中国の長年にわたる圧力を受けてのものだ。したがって政府を中国の影響下から救い出すと言う「敵前作業」が求められることになる。
簡単に言えば媚中政府の打倒である。もちろんそれとともに国民の国防意識の向上も必要だ。
【予告】5・28頑張れ日本!
温家宝首相来日 中国の不当威嚇攻撃・人権侵害に抗議する国民集会
日時 5月28日(金) 18時15分 (17時45分開場)
場所 文京区民センター 3A
JR「水道橋駅」徒歩10分
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
内容 《シンポジウム》登壇予定 [順不同] :平松茂雄、川村純彦、田母神俊雄、永山英樹、
ペマ・ギャルポ、イリハム・マハムティ、鳴霞 司会 : 水島総
主催 頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、台湾研究フォーラム
お問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会 TEL 03-6419-3900
※案内チラシはこちら
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5.22 頑張れ日本! 「救国」 国民大行動 in 岩手
平成22年5月22日(土) [前日5月21日(金) 東京・新宿 発]
※ 雨天決行!
※ 貸切バスをご利用の方は、必ず、事前にお申し込みください。
《5月21日(金)》
22時30分 「新宿」駅 西口 明治安田生命ビル前 貸切バス出発
《5月22日(土)》
08時30分 JR「盛岡」駅 着
10時00分 JR「盛岡」駅前 東口ロータリー 向かい側にて 街宣
11時30分 岩手民主党本部前 街宣
13時30分 JR「水沢」駅前 街宣 / 小沢一郎事務所 & 自宅前 街宣
16時00分 水沢 出発
23時45分 JR「新宿」駅 西口 明治安田生命ビル前 バス到着・解散
※ 恐れ入りますが、バス代としてご支援金をお願いいたします。
主催
頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、日本文化チャンネル桜ニ千人委員会有志の会
※ 案内チラシはこちら → http://www.ch-sakura.jp/sakura/nationalsalvation0522iwate_flyer.pdf
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