民団新聞「参政権要求」への反論―懸念される韓国人「事大主義」の中国への呼応
2010/03/20/Sat
■鳩山首相は韓国スターと参政権を語ったか
在日韓国人社会で低下する求心力を回復するため、外国人地方参政権の獲得運動を強化しているともされる在日本大韓民国民団。日本に「相互主義」を押し付けるため、先ずは本国に要求して、在韓外国人への選挙権の付与を一度だけ「試行」する法律を制定させたのだから、大変な勢いだ。
日本生まれの李明博大統領は在日韓国人への選挙権付与は必要ないとの考え。同じように理性ある在日も多いとされるが、そうした常識的考えなど、一顧だにしていない。
李明博大統領は在日に外国人参政権は必要ないと考え
るが民団は・・・
二月二十五日には日本人女性にもそこそこ人気の韓国人男優、李瑞鎮(イ・ソジン)さんを民団広報大使に起用した。日本人の民団への警戒心を解くためのソフトパワー行使の策略と見られている。
民団の鄭進団長(左)から広報大使に任命された李瑞鎮さん
鳩山由紀夫首相の夫人も大ファンの一人だ。三月十七日には李瑞鎮さんを首相公邸に招き、夕食をご馳走した。その際鳩山首相はこの広報大使に、参政権付与に関するいかなる約束をしたのだろうか。
実は李瑞鎮さんは広報大使の就任前から夫妻と交友関係にあるらしい。民団による起用とそれとは、はたして無関係か。
鳩山夫妻とは交友関係にある
■「参政権反対」運動は「攘夷」だと
参政権付与に反対する日本国民に対する民団の批判は強烈だ。民団新聞(三月十七日)の「『攘夷』か『開国』か再びの日本―桜田門外の変から150年」(原文ママ)と題する記事を見てもそう思う。
幕末期、水戸の志士たちが、勅許を得ずに外国と条約を結んだ井伊大老を桜田門外で襲撃した壮挙から二十四日で百五十年を迎えるわけだが、記事は「攘夷と開国の間で凄まじい葛藤があった往時と、永住外国人地方選挙権問題で見せる現在の日本の姿はよく似ている。ミニチュア現代版といって過言ではあるまい」と書く。
桜田門外の変
つまり「永住外国人が日本の安保を阻害するかのように主張する反対運動は特に、幕末の攘夷運動をほうふつとさせずにおかない」と言うのである。
もちろん攘夷運動を讃えているのではなく、盲目的なテロ行為と見た上での批判だが、とにかくこうした乱暴な見方に満ちた文章だ。
■民団は「内なる外圧」を演じている
たとえば、
―――日本人はよく、第1の開国=明治維新、第2の開国=敗戦後の復興の、その決定的要因はともに外圧によるものであり、自らの未来ビジョンとして積極的に打ち出したものではないと言う。
―――そして、こうした歴史的経緯を踏まえながら、日本自らが積極的に国際的な共生時代と向かい合い、内なる国際化を進めようとの「第3の開国」論をオピニオン・リーダーらが唱え始めてからも、相当な期間が経過してしまった。
これらはご都合主義の主張といえよう。民団は自ら「内なる外圧」となって、「第3の開国」なるものを求めているのではないのか。
■日本を「ガラパゴス化」から救うとか
―――しかし、この第3の開国論は現実的な要請に基づくものだけに、時を追って力強くなっている。
「現実的な要請」があると主張するが、いったい如何なる「要請」なのか。そのキーワードは、「グローバル化を阻む『ガラパゴス化現象』からの脱却」だとか。
―――あのゾウガメやイグアナで有名なガラパゴス諸島は、どの大陸からも隔絶されているため、独自の進化を遂げた固有の生物が多い。その独自性がゆえに、また外部との交流が閉ざされているがゆえに、他所で生き抜く術を持たない。今では急な環境破壊によって、絶滅の危機すら憂慮されている。
日本に関して「絶滅の危機すら憂慮」とはずいぶん極端な表現だが、在日韓国人が参政することで、日本はその「ガラパゴス化」から免れることができるのか。
これは誰もが抱く疑問だろう。
■本国政府に対してすべき日韓「共生」の要求
しかし記事は続く。
―――ガラパゴス化現象から脱却するために、まず世界に対して門戸を開き、自らも世界に出て行く。競争に勝ち抜くというより、世界と共生していく発想が要求されているとする。
だが「共生」と言うなら、まず本国政府に日本との共生を求めるべきだろう。たとえば竹島の不法占拠の停止を要求し、対馬領有の主張を撤回させるべきではないのか。
それをしないからこそ、在日韓国人への参政権付与が危険視されるのだ。
■「ゾウガメやイグアナ」はむしろ韓国人
そもそも日本は十分、世界に「門戸」を開いている。韓国に対しても交流優先、摩擦回避の姿勢で、竹島問題や歴史問題等で、精一杯妥協姿勢を示し続けている。在日韓国人に対しても、寛大すぎるほどの特権を与えているはずだ。
ガラパゴス化が心配されるとすれば、日本以上に韓国の方だろう。もっと「外部との交流」をしてはどうか。日本との歴史観交流であるとか・・・。
マスコミが天皇陛下をわざわざ「日王」と呼ぶのも、国際儀礼上、早急に改めるべき韓国の「独自性」だ。
まずは己の閉ざされた「独自性」を糾さねば
東南アジアでも北米でも、韓国出身者は、日本出身者よりも評判が悪いとされるが、それはやはり「ゾウガメやイグアナ」のような「独自性」を改めることができないためではないだろうか。
92年のロス暴動では、黒人に傲慢な韓国人の商店が襲撃のターゲットに
■見習うべき在日台湾人の懸命な努力
こんなことも書いている。
―――これまでの第3の開国論は主として、外国人を活用する立場のみから論じられ、外国人の自尊心は顧みられていない。
民族意識を煽って砂の如き国民をまとめるべく、日本を「敵国」に設定して「活用」し、日本人の「自尊心」を傷つけてきた本国政府こそを非難するべきだろう。
―――地方選挙権を求める永住外国人を、日本の内なる国際化を進めるカウンターパートと見る視点が欠落している。
「カウンターパート」と見られたければ、本国と自分自身らを先ず糾した方がいい。
在日台湾人の多くは日本の社会、国民の文化、価値観、感情を尊重することに懸命な努力を払い、日本人との信頼関係を築いてきた。在日韓国人にもそうした努力を行う余地がまだ残されているのではないか。
■石原都知事に噛み付く場合か
変に難しいことも書いている。
―――既存の諸構造が流動化しているのに新たな理念が確立できない状況は、民族・国民の誉れの真の代表を自認もしくは僭称する者たちが、アイデンティティを特定の目的に動員し、異質な他者を排撃しようとする動きを生みやすい。
これだけ読めば、韓国や中国の排外運動のことかと思うが、実は日本のことを言っているのだ。
―――日本にもそうしたアイデンティティ・ポリティクスの傾向は根強くある。外国人を公然と敵視する言動を続け、外国人の騒擾を想定して陸海空の自衛隊を動員した石原都知事のパフォーマンスはその典型だ。
これはおそらく二〇〇〇年四月、石原慎太郎都知事が陸上自衛隊の記念式典で、「三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており、大きな災害では騒擾事件すら想定される」と発言したことを指すのだろう。
当時在日韓国人の間で、「三国人」の三文字に反撥の声が上がったが、石原氏はたぶん、もっと「凶悪」な別の国の人々を指していたはずだ。それでもヒステリックに噛み付くことが、韓国人の「独自性」だと言うなら、これはもはや仕方あるまい。
中国人と同様に韓国人も、「強い日本」の象徴として石原都知事が気に食わない
もしあの時、在日韓国人が誇り高く、「大災害の際、我々は日本人とともに救援、復興に協力する」と訴えていれば、日本人との「共生」の道はさらに広がったと思うのだが、残念である。
■韓国人らしい歪んだ日本人観
―――永住外国人地方選挙権をめぐって、「朝鮮人は出ていけ!」と連呼し、付与推進議員に恫喝を加えるウヨクを煽り、永住外国人が日本の安保を阻害する存在であるかのように決めつける付与反対論者も同類である。
竹島、対馬、歴史観等の問題で本国の政府、国民を批判しない限り、在日韓国人は「安保を阻害する存在」と見られる。これも仕方のないことだ。
―――日本人を自分たちの価値観に基づく《日本人》として固めるために外国人をスケープゴートにし、永住外国人をますます周辺に追いやろうとする言動を攘夷と言わずして何と言うべきか。
これなどは「韓国人を自分たちの価値観に基づく《韓国人》として固めるために日本人をスケープゴートにし」てきた韓国人らしい、歪みきった日本人観だ。
江戸時代を見ても戦時中を見ても明らかなように、日本人は外国が及ぼす国家への脅威に危機感から平和ボケから目覚め、それで初めて攘夷思想を激発させてきた。穏やかに社会秩序を守る在日外国人に対してなら、無闇に攻撃などしない。
だからそれに続く以下の主張、つまりこの記事が一番言いたい部分だが、これもやはり聞くに値しない。。
―――これは必ず、過激分子が桜田門外で井伊直弼を襲撃したように、日本社会への刃となり、第3の開国を遅らせて日本の未来を危うくする。
■運動停止で「敵」でない証を
日本人は永住外国人にさまざまな特権を与えても、「ますます周辺に追いやろう」などとはしていないはず。選挙権付与の反対派ですら、「選挙権が欲しければ国籍の取得を」などと親切に勧めているわけだが、それでも「攘夷」だと日本人を非難するなら、その前に自分たちが、在日韓国人は日本に仇なす「夷」などではないと、身を以って示すべきだろう。
そしてその証の第一歩となるのが、外国人地方参政権の要求運動の取り下げだ。
まず日本の憲法が参政権付与を禁じている以上、それを重んじるべきである。
そしてさらにはこの日本社会を、すでに数では在日韓国人を上回っている在日中国人の影響力から守るためにも、外国人参政権に反対しなければならない。
■中国の前での日韓連帯が共生の道
中国側は国威発揚のため、長野の聖火リレー現場と同様、ソウルでの現場でも大量の中国人を動員したが、あの光景を想起するべきだ。
中国人の暴力行為は長野よりもソウルで熾烈だったが、あれはもしかしたら日本人以上に、韓国人を見くびっていると言うことではないのか。中国人が韓国人の中国に対する抜き難い事大主義を知らないはずがない。
ソウルで暴れた中国人
明治時代の日本人が脅威としたのは清国やロシアだけではなかった。そうした大国に擦り寄る韓国人の事大主義もまた然りだった。
こうした経験から、中国の脅威が今後ますます増大化するなか、一つの懸念が日本人の間で抱かれることだろう。
それは「韓国や在日韓国人は、またも中国に同調し、呼応し、寝返って、日本を裏切るのではないか」と言うものである。
清の皇帝に跪き臣属を誓う朝鮮国王。ソウルの大清皇帝功碑に見ら
れた銅版(〇八年撤去)。韓国の事大主義が心配だ
民団をはじめ在日韓国人は、日本人と連携して中国の動きを警戒するべきだ。「韓国人はあくまでも日本人とともに東アジアの平和を守る」との意志を示し、日本人の不安を解消し、信頼を抱かせてはじめて、真の日韓「共生」の道が開かれるのではないか。
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【緊急告知】21日、南モンゴル独立応援演説会の案内
新宿駅西口で南モンゴル応援を!
14日に大成功を収めた、台湾応援「台湾「反侵略記念日」呼応!街頭演説会」に
引き続き、南モンゴル独立を応援する応援演説会を開催します。
日時:3月21日(日) 11:00-13:00
場所:新宿駅西口
昨年末の習近平来日騒ぎの中、南モンゴルでは胡春華という胡錦涛の子飼いにして、第六世代のリーダーと目される人物が内モンゴル自治区の共産党党委書記(人事と金を握る、実質トップ)に就任しました。
将来、国家主席になるためには、中国(そして中共に)にいかに利益をもたらすかにかかっています。
また、内モンゴル自治区公安庁長の趙黎平なる人物は、「治安当局の方針は、先制且つ攻撃的アプローチを採る事」といって、南モンゴル人たちを威嚇し、弾圧に狂奔しております。
それらは、とりもなおさず、南モンゴルに更なる多大な犠牲強いることを意味するのではないでしょうか?
現在、江戸東京博物館では4月11日まで、中国大使館後援の「偽チンギスハーン至宝展」が開催されており、大変問題となっております。これも取り上げ、訴えてまいります。
そして、従来からの訴えである、世界中に害を撒き散らす南モンゴルの草原砂漠化と工業化による毒黄砂の増加、知られざる文革期の南モンゴルジェノサイド等についても、いつものように取り上げ、少しでも多くの新宿駅西口前の聴衆に訴えてまいりたいと思います。
弁士の参加大歓迎、3民族、台湾、日本に関する様々な応援グッズ持参での参加も大歓迎。
皆様のご参加お待ち申し上げております。
主催:南モンゴル応援クリルタイ
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
在日韓国人社会で低下する求心力を回復するため、外国人地方参政権の獲得運動を強化しているともされる在日本大韓民国民団。日本に「相互主義」を押し付けるため、先ずは本国に要求して、在韓外国人への選挙権の付与を一度だけ「試行」する法律を制定させたのだから、大変な勢いだ。
日本生まれの李明博大統領は在日韓国人への選挙権付与は必要ないとの考え。同じように理性ある在日も多いとされるが、そうした常識的考えなど、一顧だにしていない。
李明博大統領は在日に外国人参政権は必要ないと考え
るが民団は・・・
二月二十五日には日本人女性にもそこそこ人気の韓国人男優、李瑞鎮(イ・ソジン)さんを民団広報大使に起用した。日本人の民団への警戒心を解くためのソフトパワー行使の策略と見られている。
民団の鄭進団長(左)から広報大使に任命された李瑞鎮さん
鳩山由紀夫首相の夫人も大ファンの一人だ。三月十七日には李瑞鎮さんを首相公邸に招き、夕食をご馳走した。その際鳩山首相はこの広報大使に、参政権付与に関するいかなる約束をしたのだろうか。
実は李瑞鎮さんは広報大使の就任前から夫妻と交友関係にあるらしい。民団による起用とそれとは、はたして無関係か。
鳩山夫妻とは交友関係にある
■「参政権反対」運動は「攘夷」だと
参政権付与に反対する日本国民に対する民団の批判は強烈だ。民団新聞(三月十七日)の「『攘夷』か『開国』か再びの日本―桜田門外の変から150年」(原文ママ)と題する記事を見てもそう思う。
幕末期、水戸の志士たちが、勅許を得ずに外国と条約を結んだ井伊大老を桜田門外で襲撃した壮挙から二十四日で百五十年を迎えるわけだが、記事は「攘夷と開国の間で凄まじい葛藤があった往時と、永住外国人地方選挙権問題で見せる現在の日本の姿はよく似ている。ミニチュア現代版といって過言ではあるまい」と書く。
桜田門外の変
つまり「永住外国人が日本の安保を阻害するかのように主張する反対運動は特に、幕末の攘夷運動をほうふつとさせずにおかない」と言うのである。
もちろん攘夷運動を讃えているのではなく、盲目的なテロ行為と見た上での批判だが、とにかくこうした乱暴な見方に満ちた文章だ。
■民団は「内なる外圧」を演じている
たとえば、
―――日本人はよく、第1の開国=明治維新、第2の開国=敗戦後の復興の、その決定的要因はともに外圧によるものであり、自らの未来ビジョンとして積極的に打ち出したものではないと言う。
―――そして、こうした歴史的経緯を踏まえながら、日本自らが積極的に国際的な共生時代と向かい合い、内なる国際化を進めようとの「第3の開国」論をオピニオン・リーダーらが唱え始めてからも、相当な期間が経過してしまった。
これらはご都合主義の主張といえよう。民団は自ら「内なる外圧」となって、「第3の開国」なるものを求めているのではないのか。
■日本を「ガラパゴス化」から救うとか
―――しかし、この第3の開国論は現実的な要請に基づくものだけに、時を追って力強くなっている。
「現実的な要請」があると主張するが、いったい如何なる「要請」なのか。そのキーワードは、「グローバル化を阻む『ガラパゴス化現象』からの脱却」だとか。
―――あのゾウガメやイグアナで有名なガラパゴス諸島は、どの大陸からも隔絶されているため、独自の進化を遂げた固有の生物が多い。その独自性がゆえに、また外部との交流が閉ざされているがゆえに、他所で生き抜く術を持たない。今では急な環境破壊によって、絶滅の危機すら憂慮されている。
日本に関して「絶滅の危機すら憂慮」とはずいぶん極端な表現だが、在日韓国人が参政することで、日本はその「ガラパゴス化」から免れることができるのか。
これは誰もが抱く疑問だろう。
■本国政府に対してすべき日韓「共生」の要求
しかし記事は続く。
―――ガラパゴス化現象から脱却するために、まず世界に対して門戸を開き、自らも世界に出て行く。競争に勝ち抜くというより、世界と共生していく発想が要求されているとする。
だが「共生」と言うなら、まず本国政府に日本との共生を求めるべきだろう。たとえば竹島の不法占拠の停止を要求し、対馬領有の主張を撤回させるべきではないのか。
それをしないからこそ、在日韓国人への参政権付与が危険視されるのだ。
■「ゾウガメやイグアナ」はむしろ韓国人
そもそも日本は十分、世界に「門戸」を開いている。韓国に対しても交流優先、摩擦回避の姿勢で、竹島問題や歴史問題等で、精一杯妥協姿勢を示し続けている。在日韓国人に対しても、寛大すぎるほどの特権を与えているはずだ。
ガラパゴス化が心配されるとすれば、日本以上に韓国の方だろう。もっと「外部との交流」をしてはどうか。日本との歴史観交流であるとか・・・。
マスコミが天皇陛下をわざわざ「日王」と呼ぶのも、国際儀礼上、早急に改めるべき韓国の「独自性」だ。
まずは己の閉ざされた「独自性」を糾さねば
東南アジアでも北米でも、韓国出身者は、日本出身者よりも評判が悪いとされるが、それはやはり「ゾウガメやイグアナ」のような「独自性」を改めることができないためではないだろうか。
92年のロス暴動では、黒人に傲慢な韓国人の商店が襲撃のターゲットに
■見習うべき在日台湾人の懸命な努力
こんなことも書いている。
―――これまでの第3の開国論は主として、外国人を活用する立場のみから論じられ、外国人の自尊心は顧みられていない。
民族意識を煽って砂の如き国民をまとめるべく、日本を「敵国」に設定して「活用」し、日本人の「自尊心」を傷つけてきた本国政府こそを非難するべきだろう。
―――地方選挙権を求める永住外国人を、日本の内なる国際化を進めるカウンターパートと見る視点が欠落している。
「カウンターパート」と見られたければ、本国と自分自身らを先ず糾した方がいい。
在日台湾人の多くは日本の社会、国民の文化、価値観、感情を尊重することに懸命な努力を払い、日本人との信頼関係を築いてきた。在日韓国人にもそうした努力を行う余地がまだ残されているのではないか。
■石原都知事に噛み付く場合か
変に難しいことも書いている。
―――既存の諸構造が流動化しているのに新たな理念が確立できない状況は、民族・国民の誉れの真の代表を自認もしくは僭称する者たちが、アイデンティティを特定の目的に動員し、異質な他者を排撃しようとする動きを生みやすい。
これだけ読めば、韓国や中国の排外運動のことかと思うが、実は日本のことを言っているのだ。
―――日本にもそうしたアイデンティティ・ポリティクスの傾向は根強くある。外国人を公然と敵視する言動を続け、外国人の騒擾を想定して陸海空の自衛隊を動員した石原都知事のパフォーマンスはその典型だ。
これはおそらく二〇〇〇年四月、石原慎太郎都知事が陸上自衛隊の記念式典で、「三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており、大きな災害では騒擾事件すら想定される」と発言したことを指すのだろう。
当時在日韓国人の間で、「三国人」の三文字に反撥の声が上がったが、石原氏はたぶん、もっと「凶悪」な別の国の人々を指していたはずだ。それでもヒステリックに噛み付くことが、韓国人の「独自性」だと言うなら、これはもはや仕方あるまい。
中国人と同様に韓国人も、「強い日本」の象徴として石原都知事が気に食わない
もしあの時、在日韓国人が誇り高く、「大災害の際、我々は日本人とともに救援、復興に協力する」と訴えていれば、日本人との「共生」の道はさらに広がったと思うのだが、残念である。
■韓国人らしい歪んだ日本人観
―――永住外国人地方選挙権をめぐって、「朝鮮人は出ていけ!」と連呼し、付与推進議員に恫喝を加えるウヨクを煽り、永住外国人が日本の安保を阻害する存在であるかのように決めつける付与反対論者も同類である。
竹島、対馬、歴史観等の問題で本国の政府、国民を批判しない限り、在日韓国人は「安保を阻害する存在」と見られる。これも仕方のないことだ。
―――日本人を自分たちの価値観に基づく《日本人》として固めるために外国人をスケープゴートにし、永住外国人をますます周辺に追いやろうとする言動を攘夷と言わずして何と言うべきか。
これなどは「韓国人を自分たちの価値観に基づく《韓国人》として固めるために日本人をスケープゴートにし」てきた韓国人らしい、歪みきった日本人観だ。
江戸時代を見ても戦時中を見ても明らかなように、日本人は外国が及ぼす国家への脅威に危機感から平和ボケから目覚め、それで初めて攘夷思想を激発させてきた。穏やかに社会秩序を守る在日外国人に対してなら、無闇に攻撃などしない。
だからそれに続く以下の主張、つまりこの記事が一番言いたい部分だが、これもやはり聞くに値しない。。
―――これは必ず、過激分子が桜田門外で井伊直弼を襲撃したように、日本社会への刃となり、第3の開国を遅らせて日本の未来を危うくする。
■運動停止で「敵」でない証を
日本人は永住外国人にさまざまな特権を与えても、「ますます周辺に追いやろう」などとはしていないはず。選挙権付与の反対派ですら、「選挙権が欲しければ国籍の取得を」などと親切に勧めているわけだが、それでも「攘夷」だと日本人を非難するなら、その前に自分たちが、在日韓国人は日本に仇なす「夷」などではないと、身を以って示すべきだろう。
そしてその証の第一歩となるのが、外国人地方参政権の要求運動の取り下げだ。
まず日本の憲法が参政権付与を禁じている以上、それを重んじるべきである。
そしてさらにはこの日本社会を、すでに数では在日韓国人を上回っている在日中国人の影響力から守るためにも、外国人参政権に反対しなければならない。
■中国の前での日韓連帯が共生の道
中国側は国威発揚のため、長野の聖火リレー現場と同様、ソウルでの現場でも大量の中国人を動員したが、あの光景を想起するべきだ。
中国人の暴力行為は長野よりもソウルで熾烈だったが、あれはもしかしたら日本人以上に、韓国人を見くびっていると言うことではないのか。中国人が韓国人の中国に対する抜き難い事大主義を知らないはずがない。
ソウルで暴れた中国人
明治時代の日本人が脅威としたのは清国やロシアだけではなかった。そうした大国に擦り寄る韓国人の事大主義もまた然りだった。
こうした経験から、中国の脅威が今後ますます増大化するなか、一つの懸念が日本人の間で抱かれることだろう。
それは「韓国や在日韓国人は、またも中国に同調し、呼応し、寝返って、日本を裏切るのではないか」と言うものである。
清の皇帝に跪き臣属を誓う朝鮮国王。ソウルの大清皇帝功碑に見ら
れた銅版(〇八年撤去)。韓国の事大主義が心配だ
民団をはじめ在日韓国人は、日本人と連携して中国の動きを警戒するべきだ。「韓国人はあくまでも日本人とともに東アジアの平和を守る」との意志を示し、日本人の不安を解消し、信頼を抱かせてはじめて、真の日韓「共生」の道が開かれるのではないか。
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【緊急告知】21日、南モンゴル独立応援演説会の案内
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14日に大成功を収めた、台湾応援「台湾「反侵略記念日」呼応!街頭演説会」に
引き続き、南モンゴル独立を応援する応援演説会を開催します。
日時:3月21日(日) 11:00-13:00
場所:新宿駅西口
昨年末の習近平来日騒ぎの中、南モンゴルでは胡春華という胡錦涛の子飼いにして、第六世代のリーダーと目される人物が内モンゴル自治区の共産党党委書記(人事と金を握る、実質トップ)に就任しました。
将来、国家主席になるためには、中国(そして中共に)にいかに利益をもたらすかにかかっています。
また、内モンゴル自治区公安庁長の趙黎平なる人物は、「治安当局の方針は、先制且つ攻撃的アプローチを採る事」といって、南モンゴル人たちを威嚇し、弾圧に狂奔しております。
それらは、とりもなおさず、南モンゴルに更なる多大な犠牲強いることを意味するのではないでしょうか?
現在、江戸東京博物館では4月11日まで、中国大使館後援の「偽チンギスハーン至宝展」が開催されており、大変問題となっております。これも取り上げ、訴えてまいります。
そして、従来からの訴えである、世界中に害を撒き散らす南モンゴルの草原砂漠化と工業化による毒黄砂の増加、知られざる文革期の南モンゴルジェノサイド等についても、いつものように取り上げ、少しでも多くの新宿駅西口前の聴衆に訴えてまいりたいと思います。
弁士の参加大歓迎、3民族、台湾、日本に関する様々な応援グッズ持参での参加も大歓迎。
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