見落とすな!温家宝は侵略の野心を語っているー全人代閉幕後の記者会見
2010/03/15/Mon
■中国「傲慢」「強国」「必勝」論に反論
中国の温家宝首相は三月十四日、全人大閉幕後の記者会見を行った。中国は今後いかなる方向へと向かうのかと世界各国が注目したこの会見では、ドイツ通信社の記者が次のような質問を発している。
「国際社会は目下擡頭中の中国に対し、国際社会における政治、経済、安保面での指導的役割を期待している。それを行う力や願望はあるか」と。
昨年十二月のCOP15などで見られた中国の国益優先の身勝手な姿勢を受け、大国としての責任を担う意思はあるかと聞いたのだ。
これに対して温家宝氏は「『中国傲慢論』『中国強国論』『中国必勝論』が出ている中で、あなたの質問はまだ平和的な方だ」と前置きし、これら対中批判への反論に打って出た。
「中国傲慢論」などへの反論に打って出た温家宝氏だが
■世界を欺く韜晦外交の策略
―――第一に、中国ここ数年、急速な経済発展をしているが、都市と農村、地域間の格差は大きく、さらには人口も多いために基礎が弱く、まだ発展の初期段階にある。
―――第二に、中国は平和発展の道を堅持している。中国の発展はいかなる国にも影響を及ぼさない、中国は発展していない時期には覇権を唱えないが、発展しても永遠に覇権を唱えない。
―――第三に、中国の主権や領土保全に関わる重大問題については、たとえ中国は貧しくとも、我々は硬い鉄骨の意志である。
―――第四に、中国は責任を負う国家だ。中国は国際協力や国際的な経済、政治の重大問題の解決に積極的に参与している。
―――この四点が我々中国の対外政策の基本的立場だ。
相変わらずの韜晦(能力隠蔽)戦術だ。温家宝氏は「外交政策の基本的立場」を語ったのではない。このように語って各国を欺くのがあの国の「外交政策の基本」なのだ。
■惜しみなく曝け出した領土拡張の野心
世界の覇権を握る日まで、「中国はいまだ後進国だ」と強調し、「傲慢」「必勝」「強国」論を否定し、極力孤立化を回避しつつ、国家の実力を養おうと言う狡猾な暴力国家ならではの策略と言えよう。
しかし「永遠に覇権を唱えない」といかに強調しも、その暴力体質を覆いきれないところが暴力国家と言うものだ。
「中国の主権や領土保全に関わる重大問題」に関し、絶対に譲歩はしないと述べたのがそれである。日本国民の多くは見落としがちだが、実はここでは中国の領土拡張の野心が惜しみなく曝け出されているのである。
ここで先ず考えるべきは、現在いかなる国も中国の「主権」「領土」を侵そうとはしていないことである。それでありながら中国が、なおもそれらを「鉄骨」の意志で防衛すると強調するのはなぜなのか。
■侵略目標の地を「領土」と呼ぶ中国
驚くなかれ、実はこの防衛すべき「領土」とは、次のようなものなのだ。
①チベット、東トルキスタンなど、すでに侵略し、殖民地統治を行っている地域。
②台湾と言う次なる侵略目標地域。
中国の「領土防衛」は「台湾侵略」を意味する
③東支那海、南支那海など日本や東南アジア諸国との係争海域。
④チベット、東トルキスタンなどに接するインド領のアクサイチン(支配中)とアルナーチャル・プラデーシュ。
ちなみに中国が二〇〇五年、台湾への武力行使を合法化するために制定して世界を驚愕させた「反国家分裂法」の第一条にも、「台湾独立分裂勢力が国家を分裂させるのに反対し、これを阻止し、祖国平和統一を促進し、台湾海峡地域の平和・安定を守り、国家の主権および領土保全を守り、中華民族の根本的利益を守るため、憲法に基づいて、この法律を制定する」とある。
世界を驚愕させた「侵略法」も「主権・領土を守る」と規定していた
これを見ても明らかだろう。中国の所謂「国家の主権および領土保全を守る」とは「侵略する」との一言に言い換えることができるのだ。なぜならば台湾にしても、中国の「領土」などではないからだ。
中国の言う「領土」には他国の領土が大きく占めている
■今こそ国民常識にすべき「中国侵略国論」
従って温家宝氏は、こう述べたことになる。
―――第三に、中国の対外侵略に関わる重大問題については、たとえ中国は貧しくとも、我々は硬い鉄骨の意志である。
「いかなる国にも、中国の領土拡張の邪魔はさせないぞ」と。
「領土の侵犯は絶対許さない」とは「領土拡張の邪魔は絶対許さない」の意味だ
以上引用した温家宝氏の発言については日経新聞も報じているが、記事のタイトルは「中国首相、『強硬外交論』を否定 主権問題は譲歩せず」。
これはマスコミの怠慢だ。「主権問題」などと表現するから、国民には中国の膨張の野心が伝わらないのだ。
「中国首相、『強硬外交論』を否定 侵略問題は譲歩せず」とするのが正しい報道と言うべきではないか。
「中国侵略国論」を国民の常識にしよう。大国日本がそれを発信すれば、国際社会にも浸透して行くことになる。中国の韜晦外交などに惑わされている場合ではないのだ。
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中国の温家宝首相は三月十四日、全人大閉幕後の記者会見を行った。中国は今後いかなる方向へと向かうのかと世界各国が注目したこの会見では、ドイツ通信社の記者が次のような質問を発している。
「国際社会は目下擡頭中の中国に対し、国際社会における政治、経済、安保面での指導的役割を期待している。それを行う力や願望はあるか」と。
昨年十二月のCOP15などで見られた中国の国益優先の身勝手な姿勢を受け、大国としての責任を担う意思はあるかと聞いたのだ。
これに対して温家宝氏は「『中国傲慢論』『中国強国論』『中国必勝論』が出ている中で、あなたの質問はまだ平和的な方だ」と前置きし、これら対中批判への反論に打って出た。
「中国傲慢論」などへの反論に打って出た温家宝氏だが
■世界を欺く韜晦外交の策略
―――第一に、中国ここ数年、急速な経済発展をしているが、都市と農村、地域間の格差は大きく、さらには人口も多いために基礎が弱く、まだ発展の初期段階にある。
―――第二に、中国は平和発展の道を堅持している。中国の発展はいかなる国にも影響を及ぼさない、中国は発展していない時期には覇権を唱えないが、発展しても永遠に覇権を唱えない。
―――第三に、中国の主権や領土保全に関わる重大問題については、たとえ中国は貧しくとも、我々は硬い鉄骨の意志である。
―――第四に、中国は責任を負う国家だ。中国は国際協力や国際的な経済、政治の重大問題の解決に積極的に参与している。
―――この四点が我々中国の対外政策の基本的立場だ。
相変わらずの韜晦(能力隠蔽)戦術だ。温家宝氏は「外交政策の基本的立場」を語ったのではない。このように語って各国を欺くのがあの国の「外交政策の基本」なのだ。
■惜しみなく曝け出した領土拡張の野心
世界の覇権を握る日まで、「中国はいまだ後進国だ」と強調し、「傲慢」「必勝」「強国」論を否定し、極力孤立化を回避しつつ、国家の実力を養おうと言う狡猾な暴力国家ならではの策略と言えよう。
しかし「永遠に覇権を唱えない」といかに強調しも、その暴力体質を覆いきれないところが暴力国家と言うものだ。
「中国の主権や領土保全に関わる重大問題」に関し、絶対に譲歩はしないと述べたのがそれである。日本国民の多くは見落としがちだが、実はここでは中国の領土拡張の野心が惜しみなく曝け出されているのである。
ここで先ず考えるべきは、現在いかなる国も中国の「主権」「領土」を侵そうとはしていないことである。それでありながら中国が、なおもそれらを「鉄骨」の意志で防衛すると強調するのはなぜなのか。
■侵略目標の地を「領土」と呼ぶ中国
驚くなかれ、実はこの防衛すべき「領土」とは、次のようなものなのだ。
①チベット、東トルキスタンなど、すでに侵略し、殖民地統治を行っている地域。
②台湾と言う次なる侵略目標地域。
中国の「領土防衛」は「台湾侵略」を意味する
③東支那海、南支那海など日本や東南アジア諸国との係争海域。
④チベット、東トルキスタンなどに接するインド領のアクサイチン(支配中)とアルナーチャル・プラデーシュ。
ちなみに中国が二〇〇五年、台湾への武力行使を合法化するために制定して世界を驚愕させた「反国家分裂法」の第一条にも、「台湾独立分裂勢力が国家を分裂させるのに反対し、これを阻止し、祖国平和統一を促進し、台湾海峡地域の平和・安定を守り、国家の主権および領土保全を守り、中華民族の根本的利益を守るため、憲法に基づいて、この法律を制定する」とある。
世界を驚愕させた「侵略法」も「主権・領土を守る」と規定していた
これを見ても明らかだろう。中国の所謂「国家の主権および領土保全を守る」とは「侵略する」との一言に言い換えることができるのだ。なぜならば台湾にしても、中国の「領土」などではないからだ。
中国の言う「領土」には他国の領土が大きく占めている
■今こそ国民常識にすべき「中国侵略国論」
従って温家宝氏は、こう述べたことになる。
―――第三に、中国の対外侵略に関わる重大問題については、たとえ中国は貧しくとも、我々は硬い鉄骨の意志である。
「いかなる国にも、中国の領土拡張の邪魔はさせないぞ」と。
「領土の侵犯は絶対許さない」とは「領土拡張の邪魔は絶対許さない」の意味だ
以上引用した温家宝氏の発言については日経新聞も報じているが、記事のタイトルは「中国首相、『強硬外交論』を否定 主権問題は譲歩せず」。
これはマスコミの怠慢だ。「主権問題」などと表現するから、国民には中国の膨張の野心が伝わらないのだ。
「中国首相、『強硬外交論』を否定 侵略問題は譲歩せず」とするのが正しい報道と言うべきではないか。
「中国侵略国論」を国民の常識にしよう。大国日本がそれを発信すれば、国際社会にも浸透して行くことになる。中国の韜晦外交などに惑わされている場合ではないのだ。
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