藤井厳喜氏の「動画」を削除―ユーチューブは「言論サイバーテロ」を許すか
2010/03/05/Fri
二月十八日都内で開催された『シナ人とは何か―内田良平の『支那観』を読む』(展転社)の発刊記念シンポジウムは、大勢の人が参加して盛況だった。この本は大アジア主義運動のリーダーだった黒龍会の内田良平が中国人の民族性を詳しく分析して見せた戦略的意見書「支那観」の本文とそれの解説で構成される内容だが、これが話題になった原因は、やはり同書の広告の掲載をマスコミ各社が拒否したことにあろう。
盛況だったシンポジウム
好著も出版早々言論統制の壁にぶつかった
「シナ」「支那」がいけないと言うのだ。だがこれは民主主義社会では大問題にすべきである。何しろ中共に配慮するために自国内で行う言論の自由の封殺以外の何物でもないからである。
だからこの日のシンポでは、「シナ人とは何か」を語る前に、中共の情報工作下で進行する、こうした戦後日本における言論規制に関する発言が相次いだのだが、進行役が藤井厳喜氏だったため、この問題では「話が弾んだ」。
なぜかと言えば藤井氏は先ごろ、自著『NHK捏造事件と無制限戦争』を刊行するに際し、何らかの外圧を受けた版元により、直前になって出版が中止されている。つまり中共の情報戦を暴こうとして、その前に情報工作にまんまとやられてしまったとの実体験があるからである。
実体験も踏まえで話をする藤井氏(左)。隣はパネリ
ストの宮崎正弘氏
私もパネリストとして登壇し、日本社会では台湾を「国」と呼ばない自己規制があり、その規制の背後に、台湾併呑を目指す中共の情報工作、言論統制工作が存在することを指摘した。
こうした中共の「無制限戦争」は本当に進行中なのだ。だからあの日のシンポは実に有意義だったと思うのだが、その後の下記の事件も「戦争」の一環だろうか。その舞台は動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」だ。
動画を用いて情報を国内外に発信するのを得意とする藤井氏は、シンポに先立つ十六日に、「二月十八日『シナ人とは何か』シンポジウム開催の御案内」と題する動画をそこでアップ。自ら本を手にしてシンポの意義を語り、参加を呼びかけたのだが、これが三月三日になって、削除されてしまったのだ。
動画でシンポへの参加を呼びかけたが・・・
削除の理由は「不適切なコンテンツ」だからと言うものである。藤井氏サイドはユーチュ-ブから次のような警告を受けた。
「スパムは迷惑行為です。動画の再生回数を増やすことを目的とした、誤解を招く説明、タグ、タイトル、サムネイルは許可されません」
「不特定多数に向けたコンテンツ、不要なコンテンツ、繰り返し部分の多いコンテンツ(コメントやプライベート メッセージを含む)を大量に投稿することはできません」
いったいあれのどこが「スパム」「迷惑行為」だと言うのだろうか。間違いなく問題視されたのは「シナ人」の言葉だが、これを複数の人々が「スパム」だと報告し、ユーチューブがこの誤情報を受け入れ、言論統制で手を汚してしまったと言うわけだ。
「シナ人」が「中国人」だったら、こうはならなかったのではないか。
この「複数の人々」の後ろに中共の操作があるかどうかは知らない。しかし今回明らかになったユーチューブの媒体としての脆弱性を、サイバー戦に国力を傾ける中共が知らないわけがないだろう。
藤井氏は自身のブログで「YouTubeの運営会社には、少なくとも公開否定の判断基準を明らかにするようにリクエストしたい」「事前の警告すら無いというのは大きな問題であろう」と訴えるとともに、「これは、『言論サイバーテロ』を許容するシステムとなりかねない」「言論の自由を否定するような政治勢力、特に独裁的な権力に操られた勢力に、YouTubeが屈するならば、それはデモクラシーと言論の自由への裏切り行為とすら、なるであろう」と警告している。
藤井厳喜オフィシャルブログ
シナ問題:「脅かされる言論の自由と言葉狩り」― 情報戦争最前線(1)
http://www.gemki-fujii.com/blog/2010/000580.html
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よろしければクリックをお願いします。
運動を拡大したいので。
大阪、3月6日 日本李登輝友の会大阪府支部 設立記念講演会
「政権交代下の台湾と日本を考える~国家主権の確立を目指して」
【講 師】 黄昭堂氏(台湾独立建国聯盟主席・昭和大学名誉教授)
2008年に政権交代した台湾では、国民党馬英九政権による傾中政策に対する国民の不満が増大し、昨年末の県市長選挙で大幅に得票率を増加させた野党民進党は1月の立法委員補選で3議席を独占する等、政権与党は苦境に陥っています。
一方、日本では、民主党政権が「台湾地位未定論」を唱えた斎藤正樹前駐台代表を事実上解任するという事態を起こすなど、台湾政策を後退させています。このように両国政府それぞれが中国傾斜を強めることにより、陳水扁時代に築かれた良好な日台関係が大きく損なわれつつあります。
日本李登輝友の会大阪府支部は、設立にあたり日本において長らく台湾の独立建国運動に携わり、李登輝元総統による民主化を経た台湾において台湾独立建国聯盟主席として活躍されている黄昭堂氏をお招きし、現在の日台関係についてお話しいただく機会を設けました。ぜひともご参加下さい。
【日時】平成22年3月6日(土) 午後2時30分から4時45分まで (開場:午後2時)
【場所】ドーンセンター「パフォーマンススペース」
大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL 06-6910-8500
京阪または地下鉄谷町線「天満橋」駅から東へ約350m
ドーンセンター立体駐車場:1時間400円(普通車専用・収容台数92台)
【主催】日本李登輝友の会大阪府支部
【参加費】1,000円(要申込み)
会場定員150人の都合上、申し込みされた方からの優先入場となります。
参加者には黄昭堂氏が著された冊子「台湾国家主権の確立-事実上の国家から法理上の国家へ」(財団法人台湾現代文化基金会出版 日文・中文・英文併記)を進呈します。
[懇親会のご案内]講演会に引き続き講師を交えた懇親会を開催します。参加を希望される方はお問合せください。会費は講演会込みで5,000円です。
[問合せ先]・設立準備会事務局 080-1403-3578(午後8時以降)
lee‐teng‐hui‐[email protected]
・日本李登輝友の会 TEL:03-3868-2111
東京、3月7日 台湾独立建国聯盟日本本部50周年記念会
聯盟日本本部の歴史の概要がわかるような写真や刊行物も展示致します。
台湾独立建国聯盟日本本部の前身である台湾青年社は、1960年2月28日に東京で設立されました。
この 50周年記念して晩餐会を下記の通り開催します。台湾からは、黄昭堂主席を初めとする台独聯盟のメンバー
と姚嘉文・元民主進歩党主席なども出席します。どうぞ皆様もご参加下さい。
記
台湾独立建国聯盟日本本部50周年記念会
日時:2010年3月7日(日)午後6時~9時
場所:アルカディア市ヶ谷(私学会館)3階 富士の間
千代田区九段北4ー2ー25
電話03ー3261ー9921
会費:5,000円 (御家族は1人、4,000円)
交通:JR・地下鉄 市ヶ谷駅から徒歩2分
主催:台湾独立建国聯盟 日本本部
電話 03-3351-2757 FAX 03-3359-8475
メール [email protected]
※ ネームカードを用意しますので、出席を御予定の方は3月2日迄にお名前をメールか、FAXでお知らせ下さい。
連絡のなかった方は、当日受け付けでネームカードを作成します。
台湾研究フォーラム 第133回定例会
■講 師 西村幸祐氏 (ジャーナリスト、撃論ムック編集長)
■演 題 映画「海角七号」とNHK「JAPANデビュー」問題
【日 時】 平成22年3月13日(土)午後6時~8時
【場 所】 文京区民センター2階ホール
JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円、一般1,000円
【懇親会】 終了後、会場付近にて。(会費3,000円、学生1,000円)
【申込み】 できれば3月14日までに下記へ。
E-mail:[email protected]
【問合せ】 090-4138-6397
■会員募集中―台湾は日本の生命線です。台湾建国、日台共栄の運動にぜひ参与を。
年会費は2000円。定例会会場で受け付けます。
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
盛況だったシンポジウム
好著も出版早々言論統制の壁にぶつかった
「シナ」「支那」がいけないと言うのだ。だがこれは民主主義社会では大問題にすべきである。何しろ中共に配慮するために自国内で行う言論の自由の封殺以外の何物でもないからである。
だからこの日のシンポでは、「シナ人とは何か」を語る前に、中共の情報工作下で進行する、こうした戦後日本における言論規制に関する発言が相次いだのだが、進行役が藤井厳喜氏だったため、この問題では「話が弾んだ」。
なぜかと言えば藤井氏は先ごろ、自著『NHK捏造事件と無制限戦争』を刊行するに際し、何らかの外圧を受けた版元により、直前になって出版が中止されている。つまり中共の情報戦を暴こうとして、その前に情報工作にまんまとやられてしまったとの実体験があるからである。
実体験も踏まえで話をする藤井氏(左)。隣はパネリ
ストの宮崎正弘氏
私もパネリストとして登壇し、日本社会では台湾を「国」と呼ばない自己規制があり、その規制の背後に、台湾併呑を目指す中共の情報工作、言論統制工作が存在することを指摘した。
こうした中共の「無制限戦争」は本当に進行中なのだ。だからあの日のシンポは実に有意義だったと思うのだが、その後の下記の事件も「戦争」の一環だろうか。その舞台は動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」だ。
動画を用いて情報を国内外に発信するのを得意とする藤井氏は、シンポに先立つ十六日に、「二月十八日『シナ人とは何か』シンポジウム開催の御案内」と題する動画をそこでアップ。自ら本を手にしてシンポの意義を語り、参加を呼びかけたのだが、これが三月三日になって、削除されてしまったのだ。
動画でシンポへの参加を呼びかけたが・・・
削除の理由は「不適切なコンテンツ」だからと言うものである。藤井氏サイドはユーチュ-ブから次のような警告を受けた。
「スパムは迷惑行為です。動画の再生回数を増やすことを目的とした、誤解を招く説明、タグ、タイトル、サムネイルは許可されません」
「不特定多数に向けたコンテンツ、不要なコンテンツ、繰り返し部分の多いコンテンツ(コメントやプライベート メッセージを含む)を大量に投稿することはできません」
いったいあれのどこが「スパム」「迷惑行為」だと言うのだろうか。間違いなく問題視されたのは「シナ人」の言葉だが、これを複数の人々が「スパム」だと報告し、ユーチューブがこの誤情報を受け入れ、言論統制で手を汚してしまったと言うわけだ。
「シナ人」が「中国人」だったら、こうはならなかったのではないか。
この「複数の人々」の後ろに中共の操作があるかどうかは知らない。しかし今回明らかになったユーチューブの媒体としての脆弱性を、サイバー戦に国力を傾ける中共が知らないわけがないだろう。
藤井氏は自身のブログで「YouTubeの運営会社には、少なくとも公開否定の判断基準を明らかにするようにリクエストしたい」「事前の警告すら無いというのは大きな問題であろう」と訴えるとともに、「これは、『言論サイバーテロ』を許容するシステムとなりかねない」「言論の自由を否定するような政治勢力、特に独裁的な権力に操られた勢力に、YouTubeが屈するならば、それはデモクラシーと言論の自由への裏切り行為とすら、なるであろう」と警告している。
藤井厳喜オフィシャルブログ
シナ問題:「脅かされる言論の自由と言葉狩り」― 情報戦争最前線(1)
http://www.gemki-fujii.com/blog/2010/000580.html
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大阪、3月6日 日本李登輝友の会大阪府支部 設立記念講演会
「政権交代下の台湾と日本を考える~国家主権の確立を目指して」
【講 師】 黄昭堂氏(台湾独立建国聯盟主席・昭和大学名誉教授)
2008年に政権交代した台湾では、国民党馬英九政権による傾中政策に対する国民の不満が増大し、昨年末の県市長選挙で大幅に得票率を増加させた野党民進党は1月の立法委員補選で3議席を独占する等、政権与党は苦境に陥っています。
一方、日本では、民主党政権が「台湾地位未定論」を唱えた斎藤正樹前駐台代表を事実上解任するという事態を起こすなど、台湾政策を後退させています。このように両国政府それぞれが中国傾斜を強めることにより、陳水扁時代に築かれた良好な日台関係が大きく損なわれつつあります。
日本李登輝友の会大阪府支部は、設立にあたり日本において長らく台湾の独立建国運動に携わり、李登輝元総統による民主化を経た台湾において台湾独立建国聯盟主席として活躍されている黄昭堂氏をお招きし、現在の日台関係についてお話しいただく機会を設けました。ぜひともご参加下さい。
【日時】平成22年3月6日(土) 午後2時30分から4時45分まで (開場:午後2時)
【場所】ドーンセンター「パフォーマンススペース」
大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL 06-6910-8500
京阪または地下鉄谷町線「天満橋」駅から東へ約350m
ドーンセンター立体駐車場:1時間400円(普通車専用・収容台数92台)
【主催】日本李登輝友の会大阪府支部
【参加費】1,000円(要申込み)
会場定員150人の都合上、申し込みされた方からの優先入場となります。
参加者には黄昭堂氏が著された冊子「台湾国家主権の確立-事実上の国家から法理上の国家へ」(財団法人台湾現代文化基金会出版 日文・中文・英文併記)を進呈します。
[懇親会のご案内]講演会に引き続き講師を交えた懇親会を開催します。参加を希望される方はお問合せください。会費は講演会込みで5,000円です。
[問合せ先]・設立準備会事務局 080-1403-3578(午後8時以降)
lee‐teng‐hui‐[email protected]
・日本李登輝友の会 TEL:03-3868-2111
東京、3月7日 台湾独立建国聯盟日本本部50周年記念会
聯盟日本本部の歴史の概要がわかるような写真や刊行物も展示致します。
台湾独立建国聯盟日本本部の前身である台湾青年社は、1960年2月28日に東京で設立されました。
この 50周年記念して晩餐会を下記の通り開催します。台湾からは、黄昭堂主席を初めとする台独聯盟のメンバー
と姚嘉文・元民主進歩党主席なども出席します。どうぞ皆様もご参加下さい。
記
台湾独立建国聯盟日本本部50周年記念会
日時:2010年3月7日(日)午後6時~9時
場所:アルカディア市ヶ谷(私学会館)3階 富士の間
千代田区九段北4ー2ー25
電話03ー3261ー9921
会費:5,000円 (御家族は1人、4,000円)
交通:JR・地下鉄 市ヶ谷駅から徒歩2分
主催:台湾独立建国聯盟 日本本部
電話 03-3351-2757 FAX 03-3359-8475
メール [email protected]
※ ネームカードを用意しますので、出席を御予定の方は3月2日迄にお名前をメールか、FAXでお知らせ下さい。
連絡のなかった方は、当日受け付けでネームカードを作成します。
台湾研究フォーラム 第133回定例会
■講 師 西村幸祐氏 (ジャーナリスト、撃論ムック編集長)
■演 題 映画「海角七号」とNHK「JAPANデビュー」問題
【日 時】 平成22年3月13日(土)午後6時~8時
【場 所】 文京区民センター2階ホール
JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円、一般1,000円
【懇親会】 終了後、会場付近にて。(会費3,000円、学生1,000円)
【申込み】 できれば3月14日までに下記へ。
E-mail:[email protected]
【問合せ】 090-4138-6397
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年会費は2000円。定例会会場で受け付けます。
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