『讃岐国・丸亀城』
香川県丸亀市にある重要文化財の丸亀城天守である。
丸亀城は60m程度の亀山の周囲を3重の60m高さの石垣が天守台まで積み上げられている。
石垣の高さ日本一の城と云われる。
丸亀城は室町時代に築城されたものであるが、秀吉の四国制圧により生駒氏の高松城の支城となり改修が加えられた。
江戸時代の初期、生駒氏が移封されたため山崎家治が入封し、丸亀藩が立藩された。
山崎氏が3代で無嗣断絶し改易となり、代わって播磨国龍野より京極高和が入封し、以後、明治時代まで続いた。
尚、天守は昭和25年に解体修理が行われているが、その時、壁の中から寛永10年に山崎氏が着工し、27年を掛けて万治3年に京極氏が完成したと云う墨書が発見されている。
天守の他にも、大手門の一ノ門、ニノ門も重要文化財に列せられている。
天守台の広場は、市街地や讃岐富士飯野山、瀬戸内海が望める絶景のビューポイントとなっている。