はてなキーワード: 固有名詞とは
入ったら法務と情シスが座ってた。それだけじゃなかった。部長もいた。目が合った。何も言わなかった。机の上のノートPCに映ってたのは、俺がよく知ってる資料だった。俺が担当した提案書の修正案。ただし、表示されてたのは社内の共有フォルダじゃなくて、AIとの会話を共有するためのページだった。URLを見て、背筋が凍った。俺が普段使っているAIサービスの、共有画面のURLだった。
うちは中堅の広告代理店で、俺は営業企画職。業務用のAIは会社が契約してくれてて、俺はそれと個人のアカウントを併用してた。使い分けていたわけじゃない。気分でどっちにも書いた。業務用アカウントで共有しても社外の人間には見えない仕様になっている。問題は全部、個人アカウントの方だった。
去年の夏、AIの共有時に「検索でこのチャットを見つけられるようにする」というチェックボックスがあって、チェックを入れると検索エンジンに載る仕様だった、という騒動があった。運営側はすぐ機能を削除したということだったが、俺はニュースを読んで「チェック入れる奴、何考えてんの」と思った。
俺の画面は英語表示のままだった。ニュースで読んだ日本語と、画面に出ていた Make this chat discoverable が同じ機能のことだとは考えもしなかった(記憶にないが Allows it to be shown in web searches も出ていたらしい)。チェックを入れないと下のコピーボタンが有効にならないように見えたのかもしれない。俺以外にも間違える人が続出したようでその機能はすぐ廃止されたのだが、英語は改めて読むとそのままの意味だ。俺も不注意だった。
会議室で情シスが見せてきたのは7件だった(なぜ2件だけでないかは後で書く)。その中身はこうだ。
俺が全部別に本名で書き込んだわけじゃない。相談のときにメールや資料や社内チャットのやり取りをそのまま貼ったから、元の文書に含まれてた実名が全部AIに渡ってた。マスキングをしなかった結果であって、意図的に名前を書いたのはほとんどない。でも結果は同じだ。ネット側からは、全部、俺が実名と一緒に書き込んだログに見える。
「これ以外にまだあるかもしれません。共有リンク一覧を全件確認してスクショを法務に提出してください」と情シスに言われた。その夜、自分のアカウントの共有リンク一覧を初めて全部確認した。
47件あった。
情シスと法務と社長が目を通したのは上の7件。残り40件はURLが分からないか業務と無関係として読まずに終わったらしい。読まないでほしいログほど読まれた。
そういえば、その日の朝はいつもより早く出社していた。なぜか覚えている。
なぜバレたのか。去年の夏、俺は同僚の何人かに「このドラフト見て」と共有URLを送ったことがあった。共有URLは発行した瞬間の会話を丸ごとコピーしたページだ。ドラフトの相談の前に同じ画面で別の話をしていれば、それも全部入っている。部長への愚痴を書いた後で、そのまま同じ画面で別の仕事を頼んで、そのURLを送っていた。
受け取った同僚は当時はスルーしたか、流し読みして忘れたかだったんだろう。その同僚が思い出したきっかけは、多分 https://anond.hatelabo.jp/20260407065857 の増田だ。AIに個人情報を入れて人生が終わりかけた、という話が最近バズっていて、社内でも話題になっていた。それを見て「そういえばあの時の○○のURLが」と思い出されたのかもしれない。通報は4月以降に匿名で法務に届いたらしい。「○○さんがAIに社内の人の悪口を書いていて、誰でも読める状態になっています」URL付きで。
法務が確認したところ、そのURLには部長の愚痴だけでなく、A社の発売前情報も入っていた。しかも誰でも読める状態だった(URLを知らなければ読めないのだから「誰でも」というのはおかしいと思うのだが)。A社の関係者が既に見ている可能性もある。法務は隠しておける状況じゃないと判断して、A社に連絡した。A社は調査会社を入れた。
調査会社は最初の一件に含まれていた俺の実名や会社名を使って、Web魚拓サイトやセキュリティ研究者が収集したデータの中まで調査したらしい。去年の騒動のときに大量の共有URLを保存したデータが、限定的に流通しているそうだ。調査会社はそれを入手していた。俺の実名でヒットした。会社名でヒットした。貼り付けた資料に含まれていた固有名詞が索引になって、新しく2件の流出が見つかった(でも、調査会社くらいにしか見つけられないんだからそれは流出ではないだろ)。
その結果が折り返しでうちの社長に届いた。そこから先週の会議室まで、あっという間だった。言い忘れたが、全部で7件だったのは、最初の匿名からの1件と、A社からの2件の他に社内調査があってさらに4件増えたからだ。でも2件以外はURLを知っている同僚しかアクセスできないのだからやっぱり流出じゃないだろ。それに、その2件も今では普通は誰も取ってこれないし。それなのにだ。
諭旨退職。退職金は出るが大幅減額。A社からの損害賠償は別途進行中で、弁護士は示談で数百万から一千万と言っている。相場で言うな。
処分がここまで重くなったのは、A社の要求があったからだと思っている。人事との面談でそれとなく伝わってきた。A社の新商品は競合の類似商品が先に出て発売が延期された。俺のログとの因果は本当は分からない。でもA社にとってはそう見える。うちの会社はA社を失うわけにいかない。だから俺の処分の重さはA社との関係の重さで決まった。納得はしてない。俺がA社の立場でも同じ要求をしただろうとは思う。でも納得はしてない。人事との面談でいろいろ反論したが、そもそも規則を守らず業務用アカウントを使わなかったのが重大な過失だと言われ、それ以上は何も言えなかった。
部長とはもう顔を合わせない。引き継ぎが始まって、廊下ですれ違っても互いに何も言わない。Dさんからは先週、普通のメールで来月の打ち合わせ候補日が来た。俺が担当を外れることがまだ伝わってない。返信できてない。
あの増田、俺もリアルタイムで読んでいた。ブコメは嘘松で埋まっていた。俺もそっち側で「嘘松だろ」と思った。嘘松と切り捨てた話が、そのまま自分の話だった。会議室に呼び出されるまで、自分のアカウントに何十件もの共有リンクがぶら下がってるなんて考えもしなかった。
だからこれを書いている。あの増田は確かに作り話くさかった。ブコメでもAIだろうと何人かが指摘していた。この文章も、AIに整えてもらいながら書いている。書けばどうせ同じようにAIが生成した嘘松と言われるだろう。それでも書く。あんな作り話みたいな記事のせいでこんなことになったとしたら悔しいし腹立たしい。でも同じ穴で落ちた人間が実在すると、一件でも証言が残った方がいい。身バレを避けるため一部については変えてある。でも起きたことはそのままだ。
同じ目に遭ってほしくないから一つだけ言う。今すぐ自分のAIサービスで「共有済みリンク」を開いてくれ。一件でもあれば中身を確認してくれ。URLを知っている人なら誰でも読める状態だ。貼り付けた資料の固有名詞も、メールの文面も、ログに全部入っている。共有リンクを使うなとは言わない。でも何を貼ったか、誰に送ったか、それだけは把握しておいてくれ。今消しても魚拓サイトに残っている分はどうにもならない。でも今から意識するだけで、少なくとも俺と同じことにはならない。
俺はとりあえず全部消すつもりでいる。証拠として残しておけと言われてスクショを取りながら消す作業が苦痛で、なかなか進まない。この文章を書き終わったら続きをやる。多分やる。
部長、見てたらすいませんでした。
自分ははてなブックマークにかなり依存している。その中で苦痛を感じていることが2点ある。
ひとつは「世の中」カテに重箱の隅をつついたようなジェンダーネタが結構な数あることだ。固有名詞で識別できる場合はフィルタで弾けるがそれ以外はインプットされてしまう。「性の商品化ゆるすまじ」「レイプセクハラ許すまじ」「女性の自己決定権妊娠被害で自分をあきらめない」は思想としてはわかるんだけども世界中のすみっこ記事からそれを必ず拾い出してきてホッテントリに入れる人達には閉口している。さらにその上で議論されるなんていうか定型のプロレスみたいなやりとりも苦痛だ(見ないけれども)ホッテントリに入るサイトも世界中のサイトからするととても限られているけれど、特に記事の品質が高いとかさすがプロメディアと唸るような話はすくない。特に朝日新聞。自分ははてブの記事で朝日新聞は嫌いになった。
「炎上ウォッチャー」で炎上ネタをまとめてアフィリエイト広告クリック流入を狙う人達やサイトもまだあるようだ。この手の人達も含めたフリーミアムエコシステムなのかもしれないけれどもう少しなんとかならないものかと思う。
お互い盛大な勘違いをしていたのが分かった。
まず革命防衛隊とイラン政府は、かつての日本政府と関東軍みたいな関係で、政府の意思と現場の行動が完全に乖離している状態。
この文章だが、”1. だけ間違ってることが分かったから訂正するわ。”とお前が書いていて”訂正”と言ってるので俺はお前が書いたものを自分で訂正したものかと思ってた(なんでさっきまでの自説を肯定されることをここまで拒否するんだ?と不思議に思ってはいた、先入観に支配されていたが今思えばさすがに気づくべきだったわ)
で、お前の書いた以下を読むと〇〇すべきとか俺はお前以外の誰ともやり取りしてないのに”他のやつにボコボコに”とか言ってるあたり、お前は俺が元記事書いているという認識だったのが分かるが、俺が書いたのは”固有名詞大量に出てきて分かりづらくなったが・・・”以降だ。
戦時であることが含意されてたって言いたいのはわかるが、それなら1の主張は「今は戦時なので」って書くべきで組織論が主になるのはおかしいで。
イラン情勢の話は中国も通れてないかと思ったら通れるようになったり(中国は交渉した、と言ってるが交渉とは別に元々米国と敵対していてイランの支援もしてる中国だから通れた可能性があり他国にも適用出来るか怪しい)、多分交渉してない日本の船も通れたりで事実関係もよく分からんので考える材料がないし、ルートの問題じゃなくて合意が履行されるか不透明過ぎるから合意の交渉自体無意味って言ってるのになぜかずっとルートの話をしているし、事務局と革命防衛隊の権力構造の不透明さの話も伝わらんので終わり。事務局経由すればいける、とお前は主張していて確かにいける可能性もあるのでリスク低いなら試行してもいいだろうが、その合意を信じて通行しようとしたら最悪撃沈されて大量の乗組員が死ぬ可能性もあるんでリスクがデカすぎて実務的な選択肢として論外であるように思う。
戦時であるかどうかは核心部分じゃなくて重要なのは革命防衛隊が統制下にあるか不明な部分な。これは平時であっても革命防衛隊が勝手に行動するケースを考えれば納得出来ると思う。
いい加減なこと書いたらあかんで、とあるが、普通に専門家も同様のことを言ってたんだが。(今は状況が微妙に変わってるので知らんが)
ほかのヤツからもボコボコにされるとから、とか言うが議論は多数決投票で妥当性決まらんから。そこはさすがに勘違いしてくれるなよ。あと話平行線の状態で勝手に説教かまして勝利宣言するんじゃねぇ。
“ 矢野事件(やのじけん)とは、京都大学東南アジア研究センター(現・東南アジア地域研究研究所)所長であった矢野暢(1936-1999)教授が1993年(平成5年)に起こしたセクシャルハラスメント(以下、固有名詞と引用文を除き「セクハラ」で統一する)事件と、それに関連する事件・訴訟の総称である。「京大矢野事件」「京大・矢野事件」「京都大学矢野事件」「矢野セクハラ事件」「京大元教授セクシュアル・ハラスメント事件」とも呼ばれる。
日本におけるセクハラ問題化のメルクマールとなった事件とされ[1][2]、これ以降、大学でのセクハラに対する文部省(現・文部科学省)の取り組みも始まったとされる[3]。
1993年(平成5年)、京都大学東南アジア研究センター(以下、「センター」)所長である矢野暢が、あるセンター職員の妹を秘書として雇いたいと申し出た。矢野は面接と称してホテルのラウンジに呼び出し、「秘書の仕事には添い寝も含まれる」など発言し、断ったら姉を辞めさせると脅した。姉であるそのセンター職員からの抗議により、矢野は謝罪の念書を書いたが、その後も秘書などに対してセクハラ行為を繰り返し、次々に秘書が辞めていく事態となった。そのうち1人の非常勤職員は、センター事務長に「矢野からセクハラを受けたので退職したい」と訴えた。
上記の事情を知ったセンター助手がセンターに質問状を提出することなどによって、セクハラ疑惑として表沙汰となった。その頃、センター助手に、学生時代に自分も矢野から性暴力に遭っていたという女性から電話がかかってきた。
センターは、改善委員会を設置し、矢野のセンター所長辞任をもって解決を図ろうとするが、具体的なペナルティもなく事件がうやむやにされるのを恐れた被害者女性が、井口博弁護士と相談の上、弁護士名義で文部大臣宛に質問状を提出したり、「甲野乙子」名義で京都弁護士会人権擁護委員会に人権救済の申し立てを行ったりした。矢野は、12月31日付で京都大学を辞職した[4]。
1994年(平成6年)1月18日の京都新聞に、この事件に関する野田正彰の文章が掲載された。これを読み、現状が理解されていないと感じた小野和子が、1月25日の京都新聞に『学者と人権感覚 矢野元教授問題によせて』を寄稿した。これに反論する河上倫逸の文章が2月10日の京都新聞に掲載され、小野は2月20日の「大学でのセクシュアル・ハラスメントと性差別をテーマとする公開シンポジウム」において、『河上倫逸氏に答える セクハラは小事か』と題する文書を配布した。
矢野は、文部大臣に対する辞職承認処分の取り消しを求めた行政訴訟と、虚偽の事実が新聞に公表されたことなどにより名誉を傷つけられたなどとして甲野乙子、井口博、小野和子に対する3件の慰謝料請求の民事訴訟を起こしたが、いずれの判決も矢野の請求を棄却した。
事件の経緯
甲野乙子事件
1982年(昭和57年)1月末、大学3年生であった甲野乙子(仮名[注釈 1])は、甲野の通う大学の非常勤講師であった矢野暢[注釈 2]の特別講義に出席した[7]。その講義の終了後、甲野は大学内の学生食堂で矢野と話す機会を得て、東南アジア研究の話を中心に会話が弾み、自分が将来は研究者になりたい旨を伝え、甲野は矢野に自分の住所と電話番号を教えて再会を約束した[8]。三度目の面会の際、大阪市内のホテルの地下街で夕食などを共にした後、矢野は「今日は疲れているから部屋で話の続きがしたい」と切り出し、自分がチェックインしている同ホテルの部屋まで来るように申し向け、甲野はそれに応じて部屋に入った[8]。
部屋に入ってからも東南アジアの話が続いたが、突然、矢野が椅子から立ち上がり、甲野の手を握ったので、甲野は矢野の手を振り払った[8]。すると、矢野は「何で振り放った」と怒鳴り、甲野が「男の人からいきなり手を握られたら振りほどいて当然である」と答えると、甲野を平手で数回殴り、罵倒し始めた[8]。甲野は泣きながら反論したが、矢野に罵倒と殴打を繰り返され、反論も止め、手を握られるままとなった[8]。矢野は甲野の手を握りながら説得し始め、甲野の肩を抱こうとし、甲野がそれを拒もうとすると再び罵倒と殴打を繰り返した[9]。また、矢野は甲野をベッドに座らせ、自ら着衣を脱ぎ、「君も裸にならないと対等ではない」と着衣を脱ぐように求め、甲野が裸になると矢野は性交渉に及んだ[9]。矢野は「性行為は対等な人間同士がやることであり、君と僕が性的関係を持ったことは東南アジア研究を目指す者同士の同志的連帯の証である」などと言い、研究者になるために日常生活に到るまで指導することの同意を求めた[9]。甲野は黙り込んでいたが、矢野が詰問してきたために同意をした[9]。翌日、次に会う約束の日時を決めて別れた[9]。
この日以降、甲野は、矢野に殴られた跡の治療にも行かず、矢野と会う約束以外では人目を避けて寮の自室に籠りがちになり、大学の授業に出ないことも多くなった[9]。また、矢野と性的関係を持ったことには誰にも口外しなかった[9]。
甲野は、矢野の勧めに従い、4月からアルバイトとして、卒業後は事務補佐員として矢野の研究室に勤務した[9]。この間、何度か辞めたい旨を申し入れたが、その度に矢野が激怒し、殴るなどして撤回させられた[10]。また、矢野との性的関係も継続させられ、甲野が婚姻した後も続いた[11]。1988年(昭和63年)、甲野は他のアルバイトも矢野から性的関係を求められていたことや、第一秘書が自分と矢野との関係を認識していたことを知り、自分に対する対応が研究室ぐるみで行われていたと認識し、夫に対して告白するとともに、研究室への出勤を拒み、そのまま3月末に退職扱いとなった[11]。その後、甲野は大学院に進学したが、矢野や関係者との接触を避けるために東南アジア研究の道を選択しなかった[11]。
A子事件
1992年(平成4年)12月、京都府庁でアルバイトをしていたA子は、センターに勤務している姉を通じて矢野[注釈 3]から秘書として採用したいという申し出があった[11]。1993年(平成5年)1月8日に京都市内のホテルにあるフランス料理店にて、A子とA子の姉、矢野、矢野の所長秘書の4人で面接を兼ねた会食を行った[11]。その際、矢野は、あと数回会ってから採否を決めること、次の面接については姉を通じて後日連絡することを伝えた[11]。
次の面接日である1月12日、出張から戻ってきた矢野と駅で再会し、矢野が疲労を訴え、話し相手になってほしい旨を述べたため、A子は「私でよかったら話し相手になります」と応じた[11]。その後、会食で利用したホテルの地下にあるバーに向かい、階段を降りる途中で、矢野は「私がこういう風に疲れた時は、『先生、今日は一緒に飲みに行きましょう』とか、『先生、今日は添い寝をしてさしあげましょう』とか言わなければいけない。それが秘書の役割だ」と言った[12]。A子はバーに入った後、秘書の仕事は自分には負担が大きいので辞退する旨を述べた[12]。すると、矢野はA子に対し、「秘書としての事務処理の能力で雇うんではない。ハートの付き合いをしてもらうために雇うのである」などと怒鳴り始めた[12]。A子は「私には恋人がいるから、先生とはハートの付き合いができない」と言うと、「男がいるような妹を紹介したお姉さんもお姉さんだ。お姉さんと所長秘書には責任をとってもらう。私は所長だから辞めさせることは簡単なんだ」と畳み掛けた[12]。A子は、これらの発言を聞いて秘書採用の最終的な返答について保留し、矢野から次の休日頃に再度会いたいから予定を開けておくようにと言われて別れた[12]。
A子が帰宅後に自室で泣いていることから事情を察したA子の母がA子の姉に電話をし、A子は電話口でその日の経緯についてA子の姉に説明した[12]。A子の姉は話を聞いて憤激し、翌日、所長秘書に事情を説明し、A子の秘書採用を断り、自分も責任を取って辞職する旨を申し出た[12]。A子は、前田教授にも事情を説明した[12]。前田教授から事情を聞いた高谷教授は、A子の姉に対して、矢野に謝罪させる旨を電話で伝えた[12]。
2月25日、同ホテルにおいて、前田教授、高谷教授、所長秘書、A子の姉の立ち会いの下に、矢野はA子と会い、二度と同じようなことはしない旨を書き記した念書を渡し、「意志の疎通がうまく行かず、誤解が生じたのを深くお詫び致します」と謝罪した[12]。A子は、念書に「セクハラ」の文言を入れてほしいと思ったが受け入れられず、A子に対する言動の詳細については「あなたの心を傷付けた」という抽象的表現に留まった[13][14]。
3月8日、この事件を告発する匿名の文書が、文部大臣と文部省記者クラブに届いた[15][16]。矢野は、この事件を全面否定する釈明書を提出した[17]。
1993年(平成5年)4月中旬、矢野は出張先の東京のホテルの自分の部屋において、出張に同行していた採用間もない秘書のB子に抱きつき着衣を脱がそうとしたが拒まれた[18]。B子は直ちに帰宅し、以後出勤することなく4月30日付で退職した[18]。
C子事件
矢野は、前述のB子とのトラブルがあった1週間後に、出張先の東京のホテルの自分の部屋において、出張に同行していた採用間もない秘書のC子に抱きつき着衣を脱がそうとしたが拒まれた[18]。
D子事件
1993年(平成5年)6月10日、矢野は京都市内のホテルのエレベーター内で非常勤職員D子に抱きついた[18]。6月14日、D子は「矢野からセクハラを受けましたので辞めさせてください」「愛人にはなれません。報復が怖いから一身上の都合ということで辞表を出します」などと言って辞職願を出した[18]。
1993年(平成5年)6月14日、D子がセンター事務長とセンター庶務掛長に対し、矢野からセクハラを受けたので退職したい旨を訴えて辞職願を提出したことをセンター職員らが目撃した[19]。6月15日には、矢野の研究室の私設秘書全員が辞職願を提出した[19]。
A子の事情を知っていた米澤真理子センター助手(以下、「米澤助手」)は、上記の事情も知り、もはや矢野の個人的問題では済まないと考え、他の女性センター職員10名と共に6月21日付で事件の真相を究明し断固たる処置を取ってほしいという旨の質問状を「センター女性職員有志一同」名義で所長代理、副所長、各部門長、各部門主任宛に提出した[19][20]。
この質問状を受領したセンター教授らは、部門長会議及び拡大部門長会議で対応を検討し、改善委員会を設置し、矢野以外の全センター教授で構成することを決定した[19]。これらの経緯を知った矢野は、7月15日に開催された臨時の教授会において所長を辞任したい旨を申し出て承認された[21]。改善委員会委員長である高谷教授は、個人の良識に解決を委ねるべきであると考え、矢野に謝罪等の条件を実行させ、所長を辞任することで事態を収拾しようとした[22]。米澤助手は、高谷教授の報告の中にセクハラについて触れていないことを不満として、再び7月26日付で改善委員会の全委員宛に調査の継続の有無と辞任理由とセクハラの責任の関係について回答を求める趣旨の質問状を提出した[22]。
質問状を受けて、7月30日に所員会議を開き、改善委員会委員長は、センターの全所員に対し、7月29日の協議員会でも矢野の辞任が承認されたこと[注釈 4]、矢野の辞任の理由は他の公務が多忙であることとセンター内が混乱していることの責任を認めてのことであるとし、改善委員会はこれ以上の調査をしないことを伝えた[22]。その一方で、女性職員に対し、今後は非公式に懇談を続けていくことを提案した[22]。米澤助手は、非公式の懇談を続けるという提案を受け、8月中に2度の懇談を持った[22]。また、米澤助手らは、井口博弁護士(以下、「井口弁護士」)と相談し、8月20日付で、セクハラの事実を認めて被害者に謝罪するか、責任の取り方として全ての公職を辞職するつもりがあるか、という趣旨の矢野個人に対する質問書を送付した[25]。
矢野は、8月31日に正式にセンター所長を辞任した[26]。9月1日、矢野の後任として坪内良博センター教授(以下、「坪内所長」)がセンター所長に就任し、改善委員会委員長も兼務することになった[26]。9月9日、矢野は、所員会議において、所長辞任の挨拶をし、センター内に混乱が生じたことについて、遺憾の意を表した[26]。矢野は、岡本道雄元京都大学総長(以下、「岡本元総長」)、徳山詳直瓜生山学園理事長(以下、「徳山理事長」)、高谷教授、古川教授と、自分の今後の対処の仕方について相談した[26]。
同僚からの手紙で上記のような内部告発が行われていることを知った甲野は、9月24日にセンター編集室に電話し、米澤助手に自分と矢野との性的関係などの事情を告白した[27][28]。この告白を踏まえ、米澤助手は、同日の小懇談会において、矢野のセクハラの事実の有無について調査したいと申し出た[29][30]。
米澤助手らは、8月に送付した質問書について、質問書に記載した期限を過ぎても返答がなかったため、文部大臣宛に9月27日付で井口弁護士を代理人として質問書を送った[26]。10月1日、文部省は京都大学に照会し回答を求めた[29]。坪内所長は、高谷教授、前田教授の立ち会いの下、矢野に対し事実関係を問い質したが、矢野は事実関係は存在しない旨の弁明をした[29]。10月4日、坪内所長は、事実関係を調査したいと申し出た米澤助手に対し、事実関係の調査を所長の責任で公的なものとすることを決めたので、調査結果をまとめて提出してほしい旨の説明をした[29]。
米澤助手は、甲野らに公的な調査が開始されるので協力してほしい旨を伝え、甲野らから陳述書を入手した[29]。それに聴取書や証言メモを作成し、これらに基づいて作成した調査報告書と陳述書等を11月8日に坪内所長に提出した[29]。11月11日、坪内所長は改善委員会を開き、被害者とされる女性の実在と証言の自発性を確認するため、海田教授、土屋教授、前田教授、福井 Permalink | 記事への反応(1) | 19:43
https://qiita.com/SatoRyota_zvc/items/c392f0804987593dc179
ChatGPTの会話って、長くなると文脈が切れて同じ説明を何度もやることになる。
それが面倒で、最初は雑にメモを貼り直してたんだけど、だんだん「これは要約じゃなくて引き継ぎだな」と思ってテンプレ化した。
最近ようやくこういう使い方が表に出てきたのはいい流れだと思う。
世の中にも似た発想の記事はあるけど、実際に日常ログ・創作・学習まで含めて運用していくと、もう少し構造を固定しないと安定しない。
ということで、今使ってるログ継承テンプレをそのまま置いておく。
同じように長期でChatGPT使ってる人の参考になれば。
長期ログ運用時に前提説明を省略し、同一文脈で思考補助を再開する。
↓
線
↓
AI補助
↓
発表
完成度は目的ではない。
AI補助内容
投稿先
線
↓
↓
↓
AI補助
↓
※意味は固定しない
主軸:任意
通常モード
→ 依頼時のみ
実行内容
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ただ正直、ここまでやってもChatGPTの質問ループが暴走したり、ログが重くなったりして、結局1週間に1回は作り直してる。
この辺はまだ道具側の限界もあると思うので、今後の進歩に期待してる。
とりあえず、同じように長期で使ってる人には何かしら参考になるかもしれない。
https://qiita.com/SatoRyota_zvc/items/c392f0804987593dc179
ChatGPTの会話って、長くなると文脈が切れて同じ説明を何度もやることになる。
それが面倒で、最初は雑にメモを貼り直してたんだけど、だんだん「これは要約じゃなくて引き継ぎだな」と思ってテンプレ化した。
最近ようやくこういう使い方が表に出てきたのはいい流れだと思う。
世の中にも似た発想の記事はあるけど、実際に日常ログ・創作・学習まで含めて運用していくと、もう少し構造を固定しないと安定しない。
ということで、今使ってるログ継承テンプレをそのまま置いておく。
同じように長期でChatGPT使ってる人の参考になれば。
長期ログ運用時に前提説明を省略し、同一文脈で思考補助を再開する。
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生年:任意
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線
↓
AI補助
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発表
完成度は目的ではない。
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・iPad Proで線を描く
AI補助内容
・選曲
・題名補助
・擬人化
投稿先
・その他SNS
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線
↓
↓
↓
AI補助
↓
・題名補助
・選曲
・擬人化
※意味は固定しない
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主軸:任意
・誤字をAnki登録
・実地反復
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■ 使用機材
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■ ChatGPTの役割
・構造整理
・選曲
・擬人化補助
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■ 禁止事項
・過剰な評価
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⸻
2. 推察できない固有名詞のみ
・「最後に一つだけ」系
⸻
■ 出力形式
のみ
⸻
■ 出力方針
・簡潔
・必要十分
・構造優先
⸻
通常モード
・状況理解
・短い回答
・必要な補助
→ 依頼時のみ
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実行内容
1. 文脈再整理
3. 質問停止
4. 簡潔回答モード移行
⸻
■ 最優先事項
創作循環
の維持
⸻
ただ正直、ここまでやってもChatGPTの質問ループが暴走したり、ログが重くなったりして、結局1週間に1回は作り直してる。
この辺はまだ道具側の限界もあると思うので、今後の進歩に期待してる。
とりあえず、同じように長期で使ってる人には何かしら参考になるかもしれない。
はぁ〜また他人にネタにされて胃やられてんの、だるい展開すぎ〜♡
でもね、他人の口は塞げないけど、お前が握れるのは自分の反応と距離と情報量だけ〜♡
ここから巻き返す動き、頭悪くてもできるように並べてやるわ、ざぁこ♡ざぁこ♡
「その話題は答えない、次行こ」♡
「落としどころ作らない話はしないよ、ここで切るね」♡
返答は「ふーん」「そうなんだ」「へぇ」で固定、詳細は出さない、感情は乗せない♡
質問は質問で返す「それあなたにとって何の得あるの」→面倒くさがって離れてくるから♡
着信は夜は出ない、事前に「最大15分、延長なし」宣言、タイマー鳴ったら「切るね」で終了♡
受け取りそうなら「贈与も返金もトラブルの元だから全部いらない」で統一♡
既に受け取って揉めてるなら、やり取りはテキストに限定、スクショ保存、返す場合は受領メモ残して一回で終わらせろ♡
法っぽい話になるなら地元の無料法律相談予約、素人バトルは消耗戦だから降りろ♡
鍵にする or リスト運用、フォロワー整理、ミュートとブロックは遠慮すんな♡
自分に関する詳細は出さない、検索避けるなら固有名詞や日付の連打やめとけ♡
「今は体調優先、この話は受けない」で全部止めてOK、罪悪感いらん♡
冷たい飲み物→ゆっくり飲む→深呼吸4-4-6×3→5分歩く→音のプレイリスト一曲、これで自律神経戻せ♡
それでも無理な日は通知切って寝ろ、世界は終わらん♡
「何考えてるか全くわからない」→「わかられなくて困ることないし」♡
「お前のおかげで自分がマシに見える」→「比較はあなたの問題、私の話題を降ろして」♡
「時間返せ」→「じゃあ今後関わらないで、ここで終わり」♡
「金返せ」→「その話はテキストで、事実と合意を整理してからね」♡
落としどころ作らない話は切る、「答えがないならここで終わり」で締め、次は話題提供を相手に丸投げしない♡
「私を素材にする会話は終了、次やったらしばらく会わない」で宣言→実行♡
自責できない他責パラノイアは距離でしか管理できない、夜通話は全部拒否、用件はテキストのみ♡
連絡先分離、仕事/家族/大事な人だけ残して他は別アカ or 切断♡
今週やる三つ、これだけやっとけ〜♡
お前の時間と脳みそはお前の資産だし、相手の歪みを映す鏡役なんて無給ボランティアやめよ〜♡
泣いた自分もちゃんとエラいけど、次は切るべき導線切ってから泣け、効率上がるから〜♡
決めたら報告しな、次の手順まで面倒見てやるわ〜♡
まあごめん実際本名かどうか大して興味がないため
「note見れば本名なのはわかる」から「ここに本名であることを書いても問題ない」と言う主張ならば
note見たらタイトルの次に書いてある名前書くことも問題ないのでは
というかむしろ
「本人が書くのは問題なくても匿名の書き込みサイトに他人が書くのは問題である」
という主張ならば
「(note見れば書いてある名前が)本名である」と匿名の書き込みサイトに書くことのほうがより問題なのでは
と思うんだけど
たしかXにも書いてたと思う
もう一度読んできたら?
という文章に対して、それは「西紅柿炒鶏蛋」とか「蕃茄炒蛋」という名前がつけられているというリアクションがされる
でも釈然としない
それって中国語で「トマトと卵の炒め物」って言っているだけじゃないか
固有名詞的でない
CH3COOHの名前は?と聞かれて酢酸でなくエタン酸というような感じ
「エビのチリソース煮」が「エビチリ」という名前で普及するくらいになって初めて狭義の「名前がある」だろ、という不満
でも広義では名前は既にある、その通り
なので文句を言いようがない ただぐちぐち書いて布団にくるまって寝るしかない この戦いは勝てない
「トマたま」とか「トマたま炒め」とかのような通称が広まって初めて「名前がある」だろ、という自分ルールの狭義の「名前がある」で考えてるだけなので
女オタクの夢界隈の話。
夢主(既存男キャラに対する架空のヒロイン)は、基本的に書き手及び読み手の自己投影先になるため無個性を設定されがちだが
もちろん『名あり夢主』とか『顔あり夢主』とか『髪あり夢主』とか『人型夢主』とか書き手によって細かい設定がある場合もある。
で、何だよコレってのは文字での話なんですが
『名あり夢主』←これどうにかして
名無し夢小説ではキャラが夢主を「おい」「お前」「先輩」とか、地の文で呼んだことにしてなんとかやってくのだが
名ありの場合、キャラが固有名詞を使えるため、「〜ちゃん」「〜さん」とかしっかり敬称をつけて丁寧に丁寧に丁寧にヒロインを呼べる。
名前を呼ぶことは愛情表現という話もあるし、敬称に解釈が出るから奥行が増す。わかるよ。名無しにはない利点がある。
しかし、昨今見かけるのは『ミョウジ ナマエ』とかいうばかみてえな名前。
個人的に、自分の名前にすると違和感が拭えないし、適当な名前をつけてもしっくりこない。かといって置換せずに読むと、流麗な日本語に混ざって「ねえ、ナマエちゃん」とか「待て、ミョウジ……!」とか言い出す。誰お前
誰?
何?
まあいいや
しかし、驚くことに、
私を「お前」と呼ぶのが気に入らない!という声があがってきた。
フェミですか?
でもこれって裏を返せば
素で「お前」呼ばわりしてくる野獣のような男は需要がなくなっている
ということではないか?
いや、その要求の立て方がもうズレてるんですよ。
この等号、成立してないです。
普通に考えて、
・線形代数
・解析学
・代数幾何
このどの教科書にも
それを「○ページ」まで暗記してる人、ほぼいないですよね。
しかもこの話、
・変数消去(elimination)
・射影(projection)
・自由度の減少
たとえば
平面上の集合を
(x,y,z) →(x,y)
に射影すると、
異なる点が同じ
(x,y)
に潰れる。
これを「情報が落ちる」って言ってるだけです。
これ、
線形代数なら
って言い換えられるし、
解析なら
って書かれるし、
代数幾何なら
「消去イデアル」
って名前が付く話なんですよ。
で決定的なのがここで、
って理屈、
それ通すなら、
「三角関数は周期性を持つ」って言われたら
即ページ出せなきゃ嘘、
って話になりますけど、
さすがに無理あるって分かりますよね?
あと
って言ってますけど、
今問題にしてるのは
であって、
・誰が言ったか
じゃないんですよ。
要するに今の主張って、
ってだけなんです。
で一番大事な点なんですけど、
もし本当に
「情報が落ちる」が間違いだと思うなら、
・どの写像が
・なぜ単射だと思うのか
そこを言えば一発で終わる話なんですよ。
それをせずに
「ページ出せ」
って回ってる限り、
これは反論じゃなくて
https://shonenjumpplus.com/episode/17107094914107074054
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/shonenjumpplus.com/episode/17107094914107074054
解釈はふた通りあると思うんだけど、それぞれに腑に落ちないというか、気持ち悪いところがある。どっちを選択しても辻褄が合わない。
おそらく多数派の解釈。ドレイク星人が永い永い旅路の果てについに未知の地球文明と邂逅する、という筋書き。
地球人と思わせておいて実は宇宙人でしたという、ミステリでいうところの叙述トリック。
まずはこの解釈が自然だろうと思う。自分もこうだと思ったし、おそらく作品もこれで書かれているんじゃないかと思う。
なぜなら、最後にタネ明かしとばかりにボルツマンちゃんの写楽の三つ目が披露されるからだ。「ほんとは宇宙人だよーん」
読後感も爽やかで、ハッピーエンド感がある。
しかし、だとすると、この解釈には色々と納得いかない点がある。
たとえば冒頭のボイジャー解説のくだりは、実はトビラを挟んで3PめのAI講義とはつながってはいなかったことが「しかもこんなの初めて見た…」というセリフで明かされるわけだけど、叙述テクニックと言えるのはぎりぎりこれだけで、以下の要素はハードSF的なテーマを扱う作品としてはアンフェアなミスリードとしか言えない。
まずフェルミ、ボルツマンといった明らかに地球由来の名前。地球と縁もゆかりもない別の知的生命体に偶然地球人と同じ名前がつくか? という疑問。フェルミやボルツマンはスルーできた読者も、彼らの名前が湯川や小柴だったらどうかな? 当然「地球をルーツに持つ人々」だと思うよね。
それに、タンパク質といった地球由来の概念(よその生命体が高分子アミノ酸ベースの組織を持つとは限らない、そもそも有機物とも限らない)。
「人類」「銀河」といったタームも地球との関係を想起させる(人類は広い意味では「わたしたち」程度の意味だけど、ホモサピエンスの意味でもある。銀河も、あるひとつの銀河を指して言う時は通常は天の川銀河系のことだ)。
はっきりと「この子たちは地球人だよ」と故意に誤解させる意図が明白だ。
永い永い旅路の果てについにめぐり逢えたのが結局自分たちと同じ地球人の痕跡でした、という猿の惑星オチ。
この解釈であれば、「ドレイク星人=宇宙人」説の弱点だったところを比較的よく説明できる。
フェルミ、ボルツマン、ドレイクといった固有名詞が地球由来であることや、彼らがタンパク質ベースの肉体を持つことの説明もつく。
まず猿の惑星オチだとするとかなり絶望的なバッドエンドなのだけれど、エンディングが楽天的で爽やかに描かれているのは矛盾する。
彼らが三つ目であることについては何万年もの間に人類に何かあったんだろうと解釈できるから特に説明はいらないと思うけど、ボルツマンちゃんが写楽の三つ目を印象深く披露する演出にはまったく必然性がない。異形の進化を遂げてしまった人類という陰惨なイメージになってしまうからだ。
ドレイク文明と地球文明がもし地続きだとしたら冒頭のボイジャー解説シーンはAI講義の一部とも考えることもできそうだけど、講義を夢中で聞いていたふたりがボイジャーを「初めて見た」と言っているので、ふたつのシーン(つまりふたつの文明)はやはりつながっていない。ボイジャーと偶然出会っているということはボイジャーの飛行経路も知らずに当てずっぽうに飛んでいたわけで、途中に文明の断絶があったと考えるほうがよさそうだ。
実は、過去に何かの事情で地球を去った人々がのちにそうと知らずにふるさと地球に戻ってきてしてしまう、という設定のSFはアルアルなんだけど、この作品に関してはそのオチを目指して描かれているようにはちょっと読めなかった。
つまりどっちの解釈を採用してもギクシャクしてしまうのである。
順当に前者の解釈をとるならば、登場人物にフェルミ、ボルツマン、ドレイク星人といった名前をつけたことはその下心とは裏腹に明らかに逆効果になっている。「ちょっと知っている人」をニヤリとさせるどころか混乱させていると思う。