『祇園祭・復活大船鉾』
今年の京の祇園祭には変化があった。
大船鉾(おおふねほこ)が150年ぶりに復活したのをきっかけに、山鉾巡行が本来あるべき姿の前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)の2度に分けて行われることである。
大船鉾は神功皇后の三韓征伐の時の船を形どったもので、神功皇后や住吉大神などを祀っているものである。
幕末の長州藩が引き起こした禁門の変、いわゆる蛤御門の変の大火で焼失していたもので、この度復活し、24日の後祭りの最後尾で巡行することになっている。
鉾見物に出かけたが、3日前と云うのに凄い人出であった。
おまけに祇園提灯に前後が挟まれ、両側面は狭い通路で全容を見ることはできなかったが、巡行でその姿を拝観できる楽しみとなった。