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湖西線12・近江舞子駅

 京都市の「山科駅」と滋賀県長浜市の「近江塩津駅」を起終点とし、琵琶湖の西岸を走る「湖西線」の駅を各駅下車で訪ねてみる。
 今回は「山科駅」から11番目の大津市南小松にある「近江舞子駅」である。

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 「近江舞子駅」で下車する。
 ホームからは、西方向の比良山系が見える。
 主峰「武奈ヶ岳」の前山である。
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 駅舎の琵琶湖側へと出る。
 道路標識に従い、琵琶湖方面へと進む。
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 途中、駐車場などもあり、湖岸松林の遊歩道へと出る。
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 松林には「名勝 雄松崎湖岸」の標柱が建っている。
 「近江舞子」の湖岸であるが、正式には「雄松崎」と云う。
 「舞子」と云うのは兵庫県神戸市の「舞子」のように綺麗と云うことで、それに因んだものとされている。
 また、「近江舞子駅」の周辺の地名は「南小松」と云う。
 これは「雄松」から転じて「小松」となり、その南半分である。
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 松林と白い砂浜の対比は「白砂青松」と云われる。
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 また湖水も透き通って綺麗である。
 夏であれば、またコロナが無ければ、多くの人で賑わう所であろう。
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 「雄松崎」は緩やかな岬であり、先端付近はキャンプ場のようである。
 この時も幾つかのグループが賑やかであった。
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 もう一つ、「雄松崎」と云えば、「琵琶湖周航の歌の2番」である。
 旧三高(現京大)のボート部の合宿所「雄松館」があり、その前に説明板が建てられている。
  「松は緑に 砂白き 雄松が里の乙女は  赤い椿の森陰に はかない恋に 泣くとかや」
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 歌の1番は「・・・ 志賀の都よ いざさらば」なので、次はこの「雄松崎」に停留したようである。

 「雄松崎」からの琵琶湖の風景である。
 広くてきれいな琵琶湖である。
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 雄松崎の内側には独立した池がある。「内湖」である。
 「内湖」の向こうには、比良山系が見える。
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 「内湖」の南西方向へ進んでみる。
 ソーラー畑、リゾートマンション、モーターボートなども見られる。
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 西へと方向を変える。
 ゲストハウス、ホテル温泉などが建っている。
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 そのまま湖西線の高架線路を潜ると、コテージ風の建物も見られる「近江舞子」である。
 そしてこの地点で「近江舞子駅」のミニ探索を終了したのであった。
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藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
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よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
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併せてよろしくお願いします。

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