『神戸市長田区・駒林神社』
神戸市長田区駒ヶ林町に鎮座する八幡神社「駒林神社」を訪ねてみる。
(上図の上は北西方向)
神社への訪問はJR山陽本線の「新長田駅」下車とする。
御存じのように新長田駅の西側には震災復興を祈念して「鉄人28号」のモニュメントが建っている。
この鉄人28号が顔を向けているのは新長田の商店街である。
そのアーケード商店街を、新長田1番街、大正橋商店街の順に通り抜け、少し行くと駒林神社の裏手へと出る。
社頭側へと回り込むと、そこは海で長田港である。
社頭は東南向き、海向きである。
鳥居が建つが、その手前に「いかなごのくぎ煮発祥の地」の石碑が建つ。
鳥居を潜り進む。
注連縄柱や灯篭が建ち、その先は拝殿である。
拝殿の手前両側には一対の狛犬が祀られている。
拝殿の背後は本殿が祀られている。
本殿の祭神は、応神天皇、猿田彦大神、歳徳大神(としとくおおかみ)である。
この駒林神社の由緒は兵庫県神社庁のページでは、下記のように説明されている。
「当社は務古の水門の一部にあたり治承2年(1178)には平清盛が上陸したとの記録(『山塊記』)もあり、古代の要津であった。 そのため、来朝する外国人を検問する玄蕃寮の出先機関があり、当社は、その役所内に奉斎された事に始まると伝えられる。延元元年(1336)、足利尊氏が西国敗走の折、当社に参詣して「今むかふ方は明石の浦ながらまだ晴れやらぬ我が思ひかな」と詠んで、社前の浜より乗船したという 」
境内社が祀られている。
先ずは、天光玉勝稲荷大神、荒神社である。
そして、神明宮、靖国社である。
また境内には、先ほどの平清盛上陸の木碑があり、そして横の参道口には石造りの社号柱も建てられている。