『滋賀県長浜市・長浜八幡宮』
滋賀県長浜市宮前町に鎮座する「長浜八幡宮」を訪ねてみる。
鎮座地は、JR北陸線「長浜駅」、再建「長浜城」の北東部で、駅前から北国街道を北上し、「黒壁スクエア」から始まる長いアーケードの商店街を抜けた所から参道が始まる。
神社の社頭は西向きである。
石の鳥居、社号柱が建つ。
そして一対の狛犬が祀られ、長い石畳の参道が続く。
進んで行くと今度は南向きの。正面社頭がある。
こちらは神橋、社号柱、鳥居の順に構成されている。
鳥居を潜ると正面は拝殿である。
そしてその先は中門・瑞垣であり、中に本殿が祀られている。
本殿の祭神は、誉田別命(応神天皇)、足仲彦尊(仲哀天皇)、息長足姫命(神功皇后)である。
この神社の創建は、神社の由緒書きによると、延久元年(1069年)、源義家公が後三条天皇の勅願を受け、京都の石清水八幡宮より分霊を迎えて鎮座したとのことである。
その後、天正2年(1574年)、羽柴秀吉が長浜城主となるや、神社の荒廃を惜しみ、社殿の修理造営をなし再興に努めたとの経緯を有している。
境内社などが祀られている。
先ずは本殿の右手に高良神社、そして境内社ではないが能舞台が設置されている。
そして本殿の左手には、右から、天満宮、地主神社、熊野神社、
そして金刀比羅宮(河濯神社、かわそぎじんじゃ)、稲荷神社である。
また、放生池の中島に都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)が祀られている。
また、神社の隣に舎那院という寺院がある。
別当寺であった新放生寺の子院で、明治の神仏分離令で唯一残されたものとのことである。