『木津川市・相楽神社』
京都府の山城地域の神社、木津川の左岸の式内社が続く。
木津川市の相楽(さがなか)清水に鎮座する「相楽(さがなか)神社」の社名標柱である。
社頭の鳥居の左側であるが、右側には「八幡宮」の石盤も建っている。
鳥居を潜ると、その先は神門である。
神門には「八幡宮」扁額が掲げられている。
境内の正面には一対の狛犬と拝殿が祀られている。
拝殿の奥は瑞垣の中に、本殿を始め、多くの神社が祀られている。
先ずは中央に室町時代造立の重要文化財の本殿が祀られている。
本殿の祭神は、八幡宮であるので、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后である。
そして本殿の左側には、左から松枝神社、島懸神社、そして若宮神社である。
若宮神社の祭神は、神功皇后の子の仁徳天皇であろう。
本殿の右側には、本殿に並んで子守神社、そしてその手前に清水谷神社が、南向きで祀られている。
他にも、瑞柿の外、拝殿の左手には、豊八稲荷大明神が祀られている。
明治になって、延喜式神名帳には、『相楽 (そうらく)郡一座「相楽(サカラカノ)神社」と明記されていることが分かり、「八幡宮」と呼ばれてきたが、神社名を相楽神社としたとの経緯を辿っている。