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はてなキーワード: 社会保険とは

2025-03-02

弱者男性だし、セミリタイアでも始めるか

FIREは無理でも、セミリタイアならいけるんじゃないかと思って調べてみた。

セミリタイアってのは、完全に働かないわけじゃなくて、最低限の仕事だけしてのんびり暮らすスタイルらしい。

でも、やっぱり金がかかる。

どれくらいの資金必要なのか、試算してみた。

セミリタイア必要資金

生活費の確保

働く時間を減らすなら、資産収入生活費を補う必要がある。

20万円補うなら、年間240万円。

資産運用で4%の利回りを得るなら、その25倍の6000万円が必要

住居費

家賃を払わなくて済むように、持ち家が欲しい。

東京近郊の中古マンションでも4000万円はかかる。

投資資金

生活費の補助だけじゃなく、老後に備えて投資必要

資産運用を安定させるには、最低でも3000万円は確保したい。

車・移動費

完全リタイアじゃないか仕事に行く必要もある。

新車で買うなら500万円、維持費込みで年間30万円。

税金社会保険

フルタイムじゃなくても、税金健康保険は払わなきゃいけない。

年間50万円は見ておくべき。

娯楽・趣味

せっかくセミリタイアするなら、好きなことを楽しみたい。

旅行趣味交際費を含めると年間100万円くらいは必要

非常用資金

病気事故リスクを考えると、生活防衛資金必要

最低でも1000万円は確保しておきたい。

セミリタイアにかかる総額

これらを合計すると、最低でも1億5000万円以上。

これだけ貯めるには、普通に働いてても何十年もかかる。

…無理だろ、これ。

俺はセミリタイアを諦めた。

             氏名               職業

   巨大もぐら    佐伯仁志           東京大学法学部刑法

    大もぐら     高野伸           厚生労働省社会保険審査

    中もぐら     

    小もぐら

2025-03-01

anond:20250228201649

なんか自民厚労省工作員が煙に巻こうとしてる感あるな。

風邪薬とか湿布薬なんて子供以外は10負担で良いんだよ。薬局で売ってるんだし。

その辺の誰でも納得のいく無駄金使いか論点を逸らして、長期的視点では現役世代に益があるって主張がすっげえ工作員臭がする。

75歳以上は社会保険で面倒見ません、民間保険に入って下さいで良いと思うわ。

2025-02-23

医療ツーリズム流行ったスキームを雑に紹介しま

なんか玉木の話がどこから出てるかわからなさそうな人が多いので、前提知識として有名なヤツを書きます


まず、医療ツーリズム希望する外国人が、資本金500万円で日本会社を作り、社会保険に加入します。

(作る会社貿易不動産あたりが良いとされます。これはビザ発給の条件に絡みます。)

これにより会社設立した外国人には「経営経理ビザ」が出ます日本会社経営するためのビザです。

ビザを使って来日し、保険を使って医療を受けます。高額医療制度も利用可能です。家族を国から呼び寄せて保険に加入してもらうこともできます


これだけです。割とシンプルスキームです。細かいコツはありますがボカします。

資本金500万円は見せ金でいいので、自国で高度な医療を受けることを考えると十分元が取れるようです。

そこそこ人気の手法で、これを専門でサポートするブローカーなどもいます


ビザ発給のところで弾けるスキームなので、運用でも対処はできそうだとは思いますが、おそらく今でも使えていて、特に対処はされていないようです。

2025-02-21

40で死んだ男なんて棺桶の顔で顔認証して本人でないので遺族は今まで通り国民年金社会保険介護保険など払ってねになるんだろうよ

生きていますから探してくださいって言うんだろうよ

2025-02-20

社会保険料ボイコットすると言って

そこが当選したら、社会保険解体されるとかある?

社会保険料ボイコットすると言って

そこが当選したら、社会保険解体されるとかある?

2025-02-15

ますだけ占い

やぎ座

今週のキーワードトリップ。旅先で襲われる危険性大。今週末はおとなしく家に引きこもりましょう。YouTube車載動画を見たりするのがいいかも。

ラッキーアイテム餃子キーホルダー

 

しし座

今週は冥王星海王星が重なる星の配置。冥王星人と海王星人は互いの星を行き来してワイン乾杯したり大きなテレビゴールデンアイを楽しんでる!こんな夜には飛行機に乗ってどこまでも行けそう!パスポートがない人は今すぐ空港に行って奪っちゃえ!とっちゃえ!

ラッキーアイテムは保冷剤。

 

おひつじ座

ごめんなさい。今週のおひつじ座さんには謝らないといけません。今週はあなたの上空をつけるようにカラスの群れが飛びます。でも、決してカラスたちの方を見ないでください。カラスたちは常にあなたの唇を狙っています。イタズラガラスにご用心…。

ラッキーアイテム社会保険

 

かに座

国を動かす大事件の主犯になるなら今がチャンス。そう思っていませんか…?残念ながら今週のお国漬物石。ぜーんぜん動きそうにありません。友だちのドッスンと楽しく漬物トークしてるうちにあなた無駄足掻きは終わっているでしょう。こういうときオフロに入ってさっぱりが一番。

ラッキーアイテム皇室献上品。

 

ふたご座

年始うそうからバタバタでしたよね。今週からもっとバタバタしてください。バタバタバタバタ四肢のどれかはもげるでしょう。その覚悟必要です。でも、覚悟があるのだとしたら…。あなたの願いは…。

ラッキーアイテム結婚式のウェルカムカード

2025-02-13

金融リテラシーって何?

確定申告はよくわからないなりによくわからないままやってる。

積立ではないけどまとまったお金ができたときにちょこちょこ新NISA投信に入れてる。

iDecoはやっていない。ふるさと納税は毎年3万円くらい。

控除があるらしいので積立型生命保険をやっている。

なんか控除で節税になんだなーくらいしか知らない。

あとは優待目的個別株を100株ずつ2,3個持ってる。まだ始めて間もないけど長期保有の予定。

仮想通貨10万円だけ持ってる。今のところプラス3万円。

人づてに不動産投資営業を受けて最初は乗り気で聞いていたけどネットで調べてみると怖くなったのでLINEブロック&着信拒否して逃げた。

仕事関係ちょっと触れたことがあって金利の仕組みだけはちょっと詳しい(OISとかTIBORとかスワップ取引とか)

財務3表は読めないし簿記も知らないし税制関係もよくわからない。

社会保険年金も言われるがまま払ってる。控除という言葉は知ってるけど具体的な仕組みは知らない。

FXで数十万円溶かして今はやっていない。

金融リテラシー自分にあるのかイマイチわからん

金融リテラシーって何?

2025-02-12

anond:20250212171832

1. 親にお金を貸して利息付きで返してもらう(法定上限20%想定)

実質が贈与とみなされる可能

たとえば、貸付契約自体形式的で、実際には利息を受け取っていない・親が返済の原資を持っていない等の状況があれば、税務当局に「実質的には子への贈与」と判断されるリスクがあります

高額利息の正当性

仮に法定金利の上限(年20%)を設定したとしても、高い金利を“親”が子に支払う合理的理由があるかどうかを問われます。「資金需要の切迫性」「一般金融機関から借りるよりも安い条件かどうか」などの状況次第で、不自然金利設定だと判断されれば、やはり贈与とみなされる可能性があります

所得税上の問題

子が受け取った利息は、子の雑所得等として課税対象になります。受け取った利息についてきちんと確定申告する必要があり、申告漏れがあると追徴課税を受けるリスクがあります

2. 孫の絵を200万円で売買する(消費税10%想定)

時価”との乖離による贈与認定

絵画のような美術品は時価評価が難しいですが、市場価格とかけ離れた高額(または低額)でやり取りすると、「贈与または遺贈の一形態」とみなされる可能性があります

消費税適用要件

個人私的売買の場合、必ずしも消費税課税されるわけではありません。消費税課税事業者として登録・届出をしているかどうかなど、さまざまな条件があります。単に「個人間で売買=10%の消費税だけで済む」という単純な話ではないため、注意が必要です。

3. 親が設立した資本金200万円の会社取締役名義変更する

名義変更株式の贈与(あるいは譲渡)とみなされるリスク

会社所有権株式)が誰にあるかが重要であり、取締役役員)に就任するだけでは資産移転には直結しない場合も多いです。逆に株式無償で譲り受ければ、贈与税対象になり得ます

実態のない「名義貸し」

取締役が親から子に変わっただけで実態として事業をしていなかったり、出資者が親のままなら、税務上の評価としては「親が会社を所有している状況」と大きく変わりません。

4. 親が会社を作り、給与収入として月200万円を子に支払う

不相当に高額な役員報酬や給与否認リスク

実際の業務内容や会社の規模と見合わないほど高額な給与は、税務調査で「不相当な役員報酬(あるいは給与)」とみなされ、損金算入が否認される可能性があります。その結果、法人税所得税などで余計に課税されるリスクが高まります

社会保険料所得税負担

高額給与として受け取る以上、所得税住民税社会保険料などの負担が増えます相続税を下げられたとしても、トータルの負担で見れば得策ではない可能性があります

5. 会社を作らず、個人事業主として業務委託費を月200万円支払ってもらう

事業実態の有無が重要

業務委託契約に見合う労務提供成果物があるかどうかが問われます形式的契約書だけ作っても、実際に業務を行わず実態を伴わない支払いであれば、やはり贈与とみなされる可能性が高いです。

税務上の処理や社会保険の扱い

個人事業として200万円/月もの売上がある場合消費税課税所得税区分事業所得か雑所得か)の問題など、慎重な手続き必要です。

親側にも贈与を疑われるリスク

親が経費として落としたい場合業務実態証明できなければ経費が否認されるうえ、子に渡した分が贈与とみなされるリスクがあります

6. 子が会社を作り、親に200万円分の株を買ってもらう

株式を誰が持つかで税務上の扱いが変わる

親が株式を持ち続けるなら、単に親の資産株式という形に変わっただけであり、相続対象となります

子への贈与扱いのリスク

名義を子にするために親が資金提供したのなら、株式価値分が“子への贈与”とみなされる可能性があります

会社評価額の変動

将来的に会社株式価値が大きく上がった場合には、相続税対策としては有効場合もありますしかし、その前提として、きちんと事業を行い、株式を適正に評価しておく必要があります

まとめ

形式上合法に見えても、実質が「贈与」や「仮装隠蔽行為」だと判断されれば課税対象

取引実態業務内容や対価の妥当性、市場価格との整合性など)を税務当局は厳しくチェックする

仮に贈与が発覚すれば、相続税より高額の贈与税が課される場合もある

不正認定されれば重加算税などのペナルティリスクも高い

結論として、挙げられた手法だけで「相続税を逃れる」ことは非常に難しく、むしろ税務リスク高まると考えられます。実際に生前贈与事業承継を検討するのであれば、税理士弁護士公認会計士などの専門家相談して、法令実態に則した正当な手続きを踏むことが重要です。下手に「裏ワザ」を狙おうとすると、後になってより大きな課税罰則を受ける可能性が高まりますので、十分ご注意ください。

2025-02-07

74年間、日本の為に必死に働き続けた偉人を、自らの排泄物溺死させた埼玉県

こいつらに年金とか社会保険とか要らなくね?

2025-02-06

anond:20250206094617

この話にもツリーで盛んに議論してるけどさぁ、

本当に複利安全に儲かるなら、インデックスファンドに1000兆円くらいつっこめよ、無能政府

日銀年金資金財務省資金国家予算もまずはインデックスファンドにぶっ込んで使う時に取り崩せって。社会保険とか諸々全てね。

毎年30兆円使ってんだろ?いったん30兆円投しろって

2025-02-05

anond:20250205095000

医療費高齢者負担額が重いというのが通説だけど、個人的には違うと思っている。

大半の人は、死ぬ10年くらいが医療費がでかい。まぁ医療費だけじゃないけど、ものすっごいお金がかかる。

から現役世代でもがんになれば医療費負担が重い。

高齢者医療費がかさむのは、10年以内に死ぬ人がそれだけ多いかである

から本来的には、社会保険世代リレー運営している方が、なんか実態にあってないなーっていう気がする。

2025-02-04

anond:20250204173858

そうなんだよねぇ

時々思う、「うちみたいに給料安くて賞与も無い正社員と長時間バイトの違いって何だろうなぁ」って

就業規則なんて違いがあってないようなもんだし

社会保険加入だって勤務時間で決まるものだし

労働契約書上の雇用期間ぐらいかなぁ

でもそれも無期雇用転換あるしなぁ

anond:20250203233133

そうやぞ!ガハハ

関わろうと関わらなかろうと少子化インフラ崩壊社会保険年金破綻既定路線や!

道連れや!ガハハ

嫌ならモテ男女共だけで繁殖して少子化解消してみろ!

ガハハハハ!

2025-02-03

anond:20250203103838

あ、いつもの卑屈さで「だから俺はモテなくていい!」「俺は女になんか好かれたくない!」とか自己憐憫世界に逃げるのはやめてくださいね

人間社会的な生き物である上社会性を身に付ける努力をするのは義務なんだから

嫌や!皆道連れや!少子化社会保険破綻インフラ崩壊ガハハ

そういうとこやぞ?

そうやぞ!ガハハ

2025-01-29

anond:20250129181336

働くのに疲れた奴に必要なのは待遇案件

寄越せ!高収入、軽作業ノルマなし、社会保険完備、上司と同僚が厳しくない、徹底的ホワイト案件寄越せよ!

2025-01-26

庶民を食い物にする日本悪徳組織4選

これらの組織は、それぞれが異なる立場から庶民生活を脅かす存在として機能しています

  

増税して国民から吸い上げたい政府財務省

政府財務省は、増税によって財源を確保しようとするため、庶民生活不安定にさせ将来を悲観させる要因となります

  

賃上げしたくない企業

企業利益を優先し、従業員賃上げ消極的場合があります賃金が上がらないと、インフレ下で生活ができず生活困窮に陥ります

  

金利を上げたい日銀

日本銀行日銀)は、金融政策によって金利コントロールします。金利が上がると、住宅ローンなどの借入コストが増加し、個人経済的負担が増える可能性があります。また、マイナス金利が解除されると住宅ローン悲鳴をあげる人が増える可能性も指摘されています

  

全員を社会保険に加入させたい厚生労働省:

厚生労働省は、社会保険制度の充実を目指し、より多くの人を社会保険に加入させようとしています社会保険料の負担が増加すると、手取り収入が減少し、資産形成に回せるお金が減少します。

2025-01-25

所得税控除の額の引き上げを年収の壁の議論って言うのやめた方がいい

あれ現役世代向け減税の議論じゃん

もはや誰も働き控えのこと気にしてないじゃん

大体元々働き控えに強く影響してるのは社会保険、つまり年金保険国民健康保険の方だから

2025-01-22

anond:20250122203508

再配分再配分って言うけど、税でやりなさいよ

なんで社会保険年金でやろうとするんよ

再配分機能を混ぜるから話がややこしくなる

社会保険改革妄想

ネット等でよく見る主張は改めて書かない(高齢者医療自己負担増とか)

前にもどこかに書いた案をしれっと再投稿している部分もある

健康保険

支払った保険料に比例する給付を受けられる局面があまりない(傷病手当金出産手当金くらいか)以上、税としての性質が強い。

この前提に立つと、保険料に上限があるということは大問題である。上限を超えて高所得になればなるほど負担率が減っていく税など逆進性の観点からありえない。上限の撤廃必要

後は個人的提案として、残業代に割増健康保険料を課すというのもアリだと思う。長時間労働健康に悪いためその分多めに保険料負担してもらうことは筋が通っているし、保険料を労使折半にすることで残業すると事業主負担は重く、労働者手取りは少なくなる。これによって長時間労働抑制に繋がる。

厚生年金

こちらは健康保険と異なり後で戻ってくるため税としての性質が強いと言えるかは微妙だが、所得再配分のツールとして独特な性質を持つ。それは今の保険料を増やすのではなく老後の給付を減らすことで所得再配分が可能ということ。

所得再配分のためといえど高所得者所得の大半が租税公課に消えるというのでは労働意欲を削ぐため望ましくないところ、厚生年金を上手く使えば今の手取りを過剰に減らすことなく将来の給付を減らす形で所得再配分が可能高所得者でも誰でも人は老いるという人間特性を活かす。

現状でも定額の基礎年金部分があるため保険料に対する給付は高所得になるほど目減りするが、報酬比例部分は納付した保険料に単純に比例して増える設計になっている。ここは年金納付額が多ければ多いほど年金給付額の伸び率が漸減するような制度設計にすべき。所得再配分のためなので保険料の上限撤廃も無論必要

※ただし、今の制度のまま健康保険厚生年金の上限を撤廃すると累進課税と合わせて高所得者負担が重くなりすぎかねないため、税制見直し必要になるだろうか。

国民年金

障害基礎年金年金制度から分離して、年金納付要件関係なく誰でも障害状態になれば受給できるようにする。(老齢年金等をすでに受給している人は除く)

障害基礎年金障害者に対して最低限保証されるべきだと考える。年金未納だともらえないというのは最低限あるべき福祉国民年金納付のための脅しに使っているようで気に食わない。

また生まれつきの障害者は保険料を納められないので現状だと障害基礎年金制限がかかるが、成人してから障害者と比べて不利に扱う必要があるとは思えない。

実務的にも年金納付要件があることで初診日を確認しなければ年金を受けられないという制約が生じる。初診から数年~10年以上たって障害状態になったが、初診の病院カルテが破棄されていたため初診日を証明できず年金が受けられないというような事態はあってはならないと考える。

労災保険

今は100%事業主負担だが、労使折半(あるいは労働者3:事業主7とか)でもいいんじゃないかな。労働者労災給付を受ける権利があることを意識付けすることで、悪質な事業主による労災隠しなどの不正をやりにくくする。

2025-01-21

          俺            第3セクターもぐら         

     厚生労働社会保険審査官      第二もぐら  高野伸         

    東大法学部卒業生委員会にいた者    第一もぐらさん          平成29年3月29日~令和元年     現在: クソ女

2025-01-14

ギグワーカーだけどもう限界

 気づけば、毎日のようにいくつもの配達アプリ単発バイトアプリを立ち上げ、その時々の仕事をこなしている。ウーバーイーツ、タイミー、その他の短期日雇い募集リロードしながら、効率よく仕事を掛け持ちしてきた。好きな時間に好きなだけ働ける──そう思って始めたはずなのに、いつの間にか心も身体も追い詰められている。名前は伏せさせてもらうが、そんな自分の小さな物語をここに綴りたい。

 最初は「自由に働ける」「拘束時間がない」「上司に叱られない」などの言葉に惹かれて、ウーバーイーツの配達パートナーになった。自転車さえあればスマホ一つで仕事スタートできるという手軽さも大きな魅力だった。通勤電車に押しつぶされる苦痛も、会社独特の人間関係に煩わされるストレスもない。好きな時にアプリをオンにしてオフにするだけ。その自由さが、自分未来を切り開いてくれそうに思えた。

 しかし、現実は甘くはなかった。ウーバーイーツを始めた最初のうちは、「デリバリーして報酬を得る」ことへの単純な楽しさに勢いづけられていた。街を走り回り、新しいお店や道を知り、配達先のお客さんと時折交わすちょっとした会話に刺激をもらう。SNSで「今日は〇〇円稼げた!」と成果を自慢する仲間たちの投稿を見ると、自分ももっと頑張ろうという気持ちになっていた。

 だが、いつの間にか市場には同じようなギグワーカーが増え、報酬は徐々に下がってきた。それに合わせるように、自分身体も疲れやすくなっていることに気づく。最初は平気だった長距離移動も、今では足が鉛のように重く、坂道を見るだけで気が滅入るようになった。食事タイミングも不規則になり、おまけに天候に左右される仕事なので、雨の日はカッパを着てもずぶ濡れ。真夏猛暑日灼熱地獄で、熱中症寸前の状態で走り回ることもある。

 そんな中、稼ぎは思ったほど伸びない。ウーバーイーツだけでは生活が安定しないので、タイミーなどの単発アルバイトにも手を広げた。イベントの設営やチラシ配り、倉庫作業警備員仕事まで、その日その時の募集に合わせてシフトを埋めていく。それこそ、朝から倉庫作業をして午後は配達、夜は警備の仕事へと転々とすることだって珍しくない。一日で3種類の仕事を掛け持ちする日もある。昼間の炎天下自転車をこぎ回し、夜は立ちっぱなしで交通誘導。体力はぎりぎりだ。

 スケジュール管理地獄だ。スマホカレンダーには隙間がないほどバイト配達の予定が詰まっている。ちょっとでも時間が空くと、自分を奮い立たせるように「いま休んだら、その分稼ぎが減る」と考えてしまう。「休みたい」「眠りたい」と思っても、どうしてもスマホの通知が気になってしまうのだ。案件が出ては消え、人気の仕事は数分で埋まる。画面を閉じてしまうと、まるで「自分けが損をする」ような気になって、結果的にはずっとアプリを見張ってしまう。

 自由な働き方のはずが、いつの間にか24時間仕事のことを考えるようになっている。何時に寝ても「明日は朝イチでいい案件を取らなきゃ」と早起きをするし、日中配達の合間に単発バイト募集をチェックする。夜勤の警備を終えてフラフラになっても、「ウーバーイーツの朝活を逃したらもったいない」という気持ちが首をもたげる。こうして「休むタイミング」を自分で見失ってしまうのだ。

 もちろん、成果があがる日はある。一日じゅう走り回って数万円稼げたときは、達成感も大きい。けれど、その分身体の疲れも半端ではない。一度寝込んでしまうと、翌日の予定がすべてキャンセルになり、収入は激減する。ギグワークは働いた分だけ金銭が入る仕組みだが、逆に言えば「休んだらゼロ」なのである固定給保障されているわけではない。契約社員でもなければ、正社員のような福利厚生もない。病気になればすべて自己責任だし、事故にあったとき補償手続きも複雑で、泣き寝入りするケースも多い。

 ある日、配達先に向かう途中で自転車のチェーンが外れ、修理に手間取ったことがあった。その時間が大きくロスとなり、その日の報酬目標に届かなかった。それだけならまだ良かったが、焦る気持ちのあまり安全確認も疎かになってしまい、狭い路地で車との接触事故にヒヤッとした。幸い接触ギリギリ避けられたが、一歩間違えば大けがにつながっていただろうと思うと、冷や汗が止まらなかった。その時、「自分は今、どれほど危うい橋を渡っているのだろう」と改めて恐怖を感じた。

 もう一つの悩みは、周りに相談できる相手がいないことだ。ギグワーカー仲間と呼べる人は、SNS配達先でたまに顔を合わせる程度で、深い付き合いをする機会がほとんどない。配達単発バイトは一匹狼のような働き方なので、基本的個人プレー上司も同僚もいない。困ったときに頼れるのは自分だけ。何かトラブルが起きても、サポートセンターに連絡したり、ネット検索したり、自力解決するしかない。そしていつの間にか、「人に相談する」という発想そのものが薄れてきてしまった。

 親や友人には「自分で選んだ働き方だろう?」と半ば呆れられることもある。特に昔ながらの正社員志向の強い人たちには理解されにくい。「きちんと就職しないのか」「いつまでそんな不安定仕事をするのか」と詰問されると、言い返す気力も失われてしまう。正社員の道を選ばなかったのは自分意思だが、それでも誰かに認めてもらいたい気持ちはある。だが、ギグワークを誇らしげに語るには、現状はあまりにも厳しい。結局、周りの声も気になって精神的に追い詰められ、だからと言ってこのままギグワークをやめると今度は生活費が足りなくなる。その堂々巡りから逃れられない。

 一方で、「自分にはこれしかない」と思ってしまうほどに技術経験を積み上げられずにいるのも事実だ。ギグワークは基本的に専門的なスキル要求されにくい。もちろん配送効率を高めるテクニックや、接客でのコミュニケーション能力は多少身につくが、いわゆる「キャリア形成」という視点では弱い。そのため「この先ずっと同じことを続けていても大丈夫だろうか」と不安がつきまとう。もしアプリ運営が急に方針を変えたり、報酬体系が改悪されたり、新しいテクノロジーが登場して仕事のもの消滅したりしたら…。いまの自分には「スキルを生かして他の業界で働く」という保険ほとんどないのだ。

 どこかで一度腰を据えてスキルを磨きたいと思いつつも、「今月の家賃光熱費をどうにかしないと」という緊急事態が常に目の前にある。少しでも時間を惜しんで働かなければ、すぐに家計赤字になる。勉強をしたり資格を取ったりするための時間を捻出するのが難しく、結局は今日バイト明日配達を優先せざるを得ない。そして無理をして働いた結果、心身ともに疲弊してしまい、ますます長期的な展望が見えなくなる。そんな悪循環に陥っているのだ。

 周囲には、器用にギグワークをこなしながらも別の副業投資、またはクリエイティブ活動で成果をあげている人もいると耳にする。しかし、自分にはそうした才能や投資に回す資金もない。趣味仕事につながるような器用さもなく、日常の大半の時間エネルギーバイト配達に費やしている。結果として何のステップアップにもならないまま、ただ疲労けが蓄積していく。そのことを考えると、閉塞感がいっそう強くなる。

 さらに困ったことに、ギグワークを続けているうちに生活リズムが乱れ、毎日食生活も疎かになりがちだ。食費を節約するためにコンビニ飯やカップラーメンで済ませることが多くなり、栄養バランスは崩れ気味。不規則睡眠からくる倦怠感も加わり、最近ではよく体調を崩すようになった。病院に行くにも保険証の問題医療費負担が気になり、結局「大したこといか大丈夫」と先延ばしにしてしまう。自分健康を後回しにしていることも、心のどこかではわかっているのだが、日々の仕事に追われる中でつい目をつぶってしまう。

 こんな状態が続くと、気づかないうちに無性にイライラしてしまうこともある。ちょっとしたトラブル、たとえば注文の配達先がわかりづらいとか、バイト先で誰かに指示を出されるとか、そういった些細な場面でカッとなってしまう。もちろん、その後すぐに自己嫌悪に陥る。自分でもコントロールできない不安定精神状態が、さら自分を追い詰める。それでもアプリの通知が鳴ると、また仕事へと向かってしまうのだ。

 たまに、どうしようもなく自分自身を情けなく感じることがある。かつては「正社員になりたくない」と言いながらも、「それでも自由に生きていける」と信じていた。だが今はどうだろう。休みもなく、全力で動き回ってやっと家賃と食費を確保するのが精一杯。何かの拍子で仕事に穴が空けば、一気に生活破綻しかねない危うさがある。働いても働いても先行きが見えず、自分はこれから何を目指していくのか──そんな疑問が頭をもたげるたびに、どうしようもなく不安が胸を締め付ける。

 先日、久しぶりに地元の友人と話す機会があった。「就職してもう3年になる」と彼は言う。昇給もあり、休日ゆっくり趣味を楽しむ余裕もあるらしい。もちろん会社勤めには会社勤めなりのストレスがあると彼は言う。それでも、安定した収入社会保険、将来の見通しがあるのは大きいなと、正直羨ましく思った。かたや自分は、毎月のように思いがけない出費で苦しくなる度に、ギグワークの限界を感じてしまう。

 最近は、「このままでいいのか」「もっと自分らしく働ける場所があるのでは」と、胸の内で葛藤することが増えてきた。もっと若い頃にちゃんスキルを身につけておけばよかったとか、就職活動をまともにしていれば違う未来があったかもしれない──そんな後悔の念が頭をよぎる。だが、一方では「正社員になっても合わなかったらどうしよう」「自由を失うのは嫌だ」という思いも消えない。結局は自分の軸が定まらないまま、いくつものアプリに振り回されている状態だ。

 それでも今、立ち止まって考えなければいけないと感じている。ギグワークのメリットだけを見て始めたけれど、その実態は思った以上にハードで、先行きも不透明だ。瞬間的に稼げる日があるからこそ、「もう少し頑張ったら、もっと上手くいくかもしれない」と期待してしま自分もいる。しかし、その期待に何度裏切られてきたことだろう。そして今、文字通り身体も心も限界に近い。

 働き方は人それぞれで、ギグワークが心地よい人ももちろんいるだろう。だが、自分のように生活が常に綱渡り状態で、休めない、将来が見えない、そんな不安に怯え続ける日々が正解とは思えない。自分否定したくはないが、このままでは本当に持たない。そう思う瞬間が増えてきた。いまの自分にとって必要なのは、「仕事を詰め込むこと」ではなく、「働き方を根本から見直すこと」なのかもしれない。

 けれど、現実には今月の家賃支払いが迫っている。止まってしまうと収入ゼロになる。タイミーに登録しているバイト先も、急にキャンセルすると二度と仕事をもらえなくなるかもしれない。そういう不安が頭をよぎるからこそ、「もう少しだけ頑張ろう」とアプリを起動してしまう。その葛藤の繰り返しに、心が悲鳴を上げている状態だ。

 こんなふうに自分本音言葉にすること自体が、ひさしぶりかもしれない。いつもは一人で走り、一人で悩み、身体酷使してひたすら稼ぐだけの毎日から。もし似たような境遇の人がいるなら、「限界を感じるのはあなただけじゃないよ」と伝えたい。世間では「ギグワークは自由で気軽」なんて言葉がよく飛び交うが、その裏でこうして苦しんでいる人もいるのだと知ってほしい。

 この先、どうするのかはまだわからない。いきなり正社員の道に進むのも気が引けるし、あるいは資格を取るために短期的に集中するのも現実問題として難しい。だけどこのままのギグワーク漬けの生活が続くと、いつか本当に身体を壊してしまいそうだ。そうなって初めて「働きたくても働けない」と、取り返しのつかない事態になるかもしれない。考えるだけでも恐ろしい。

 小さな覚悟として、明日は一日だけでも休みを取ろうと決めた。生活費は苦しくなるだろうが、まずは自分自身のために時間を使わなければならない。それがきっと最初の一歩になる。スマホの通知をオフにして、久々に一日じゅう寝るもよし、図書館情報を調べるもよし。心と身体を整え、将来について冷静に考えるための時間を確保してみる。そうしなければ、きっと何も変わらないまま、自分さらに追い詰めてしまうだろう。

 「ギグワーカーだけど、もう限界」――こんな言葉自分の口から発することになるとは思わなかった。けれど、今の自分にとってこの言葉は紛れもない真実だ。自由を夢見て飛び込んだ世界で、いつの間にか不自由の枷に縛られていた。それでもまだ、どこかで「自分らしく生きたい」と願う気持ちが残っている。この文章を書きながら、せめてその願いを灯し続けたいと思うのだ。

 もう少しだけ悩んでみよう。もう少しだけ自分を大切にしてみよう。もし同じように疲れ果てているギグワーカーがいれば、いまが踏ん張り時かもしれない。休む勇気を持つのも、逃げる決断をするのも、次の一歩を踏み出すためには必要だ。自分らしさを取り戻すために何ができるのか、ぎりぎりのところで考える機会をつくってみたい。そう、ほんの少しだけの勇気で、自分人生は変えられると信じているから。いずれにしろ、僕は今、限界寸前だ。だけどこの限界きっかけに、新しい一歩を踏み出せると信じたい。

anond:20250114114516

社会保険制度を前提としない子供を持つ意味を誰も説明できない時点で結果は出ているよね

自分幸せに生きられれば良いって考えなら子供なんてお人好ししか作らんわ

anond:20250114114221

今の社会保険制度潰せば誰も子供産まなくなるよね。個人幸福の最大値を求めたら子供負債だし

もう子供成功者特権だよ。別に保険とか自分で賄えるくらいの金持ちのみに許された

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