『金沢の地名の由来』

石川県金沢市、兼六園の南の端にある「金城霊沢(きんじょうれいたく)」である。
昔、芋堀藤五郎がこの泉で砂金を洗い「金洗沢」と呼ばれていた。
これが金沢に地名の起こりであるとの説明がある。
その後ろには、13代藩主前田斉泰公が岩を積み上げて鳳凰の形にした山の洞穴に「金城霊澤碑」を納めた鳳凰山がある。
この場所は金澤神社の境内で、菅原道真などと藩主斉広公、斉泰公を祀っている。
元々は竹沢御殿御鎮守天満宮と云われた神社で、本殿は登録有形文化財である。



また、社殿前の放生池にはキショウブも咲いている。


この金城霊沢は兼六園の南端にあるが、兼六園の名の由来は、宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望の六勝を兼ね備えた名園から来ているとのことである。
