『この時期のキク科花』
この時期、道端に良くみられるキク科の花「ヒメジョオン(姫女菀)」である。
北アメリカ原産の帰化種で江戸時代末期に鑑賞用として導入され「柳葉姫菊」と呼ばれたが、明治になって雑草となり、全国に広く分布した。
現在は、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
また鉄道線路沿いに多く咲いていたことから、「鉄道草」と呼ばれたりもした。
キクは秋に咲くとのイメージがあるが、この時期でも咲くキク科がある。
先ずは「大錦鶏菊」、「春菊」、「勲章菊」である。
花も大きく黄色いので、遠目からも良く目立つこの時期の代表である。
次は「矢車菊」である。
カラフルで畑の縁などに良く植えられている。
他にも、「足摺野路菊」や咲き始めであるが「萵苣(チシャ)」も見られる。
もう一つ、終わり掛けであるが「セイヨウタンポポ」、花よりも綿帽子が多くみられる。