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近鉄奈良線9・石切駅

 奈良市の「近鉄奈良駅」と大阪市の「近鉄難波駅」を起終点とする近鉄奈良線」の各駅を途中下車で訪問してみる。
 今回は、「近鉄奈良駅」から8つ目駅の大阪府東大阪市の「石切駅」である。

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 前回の「生駒駅」から大阪方面へトンネルを抜けると、直ぐに「石切駅」である。

 「石切駅」で下車する。
 ホームの端から、抜けてきた「新生駒トンネル」も見える。
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 改札・駅舎は階上である。
 線路やホームを見下ろしてみる。
 この「石切駅」は標高110mの所にあり、下界の風景も良く見える。
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 今回は、更に山側の「石切劔箭神社上之社」を訪問してみる。

 駅の山側(東側)の車道を南へと進む。
 カーブの先で、小路へと右折する。
 山より流れて来る川「音川」を渡り進む。
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 少し行くと下から上がって来る道と合流する。
 その道の少し下に、「爪切地蔵」が祀られている。
 そして、案内板に従い更に登る。
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 右手の注連縄柱が建つ間の参道を進む。
 手前横には、近代的な建物がある。
 「夢観音堂」であったが、今は看板も外されている。
 そして神社の鳥居前に到着する。
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 社号柱には、「石切劔箭神社上之社」と記されている。
 参道を進むと、神牛の親子が祀られている。
 そして石段となる。
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 石段を昇ると境内である。
 左手には、「参集殿」、右手には「社務所」がある。
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 そして正面は「拝殿」、「本殿」である。
 祭神は、「饒速日尊(にぎはやひのみこと)」、「可美真手命(うましまでのみこと)」とされている。
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 この「上之社」は神武2年の創建とされる。
 その後崇神天皇の時代に「下之社」(現在の「石切劔箭神社本社)」が創建されたとされる。

 境内には、2基の井戸、そして拝殿の渡り廊下、その向こうに「石切劔箭神社上之社址」と云う石碑が建っている。
 神武期の創建時には、この場所に本殿があったとのことだと思われる。
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 神社の周辺を廻ってみる。
 饒速日尊の妃「三炊屋媛(みかしきやひめ)」が祀られている「石切登美霊社」、八大竜王が祀られる「八大竜王社」、そして「御礼池」などが祀られている。
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 この時点で「石切駅」のミニ探索は終了であるが、「石切駅」から参道商店街を下って行くと、本社の「石切劔箭神社」が祀られている。
 過去に訪問したことがあるので、ご興味の方は、下記URLをご参照願いたい。

   http://fujisirorei.blog.fc2.com/blog-entry-1103.html

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プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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