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はてなキーワード: 流儀とは

2026-05-03

20260503 BS10[アタック25] 2026年5月3日 新作 グルメ好き大会 2026-05-03 結果

録画できる再放送がなくなったのが惜しい

 

赤:望月理恵@フリーアナウンサー

緑:熊木翼@東京

白:上島崇史@千葉

青:宮[崎]賢太郎@東京

 

BSジャパネクストリニューアル BS10無料放送側で日曜昼などに放送

見られなかったケーブルテレビ局でも見られるようになったので要確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・スマートテレビ2025年4月からtverを含め見逃し配信あり

 

次回は母の日大会 山口もえ

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今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [隠し絵][ある食べ物名前]柏餅

・02 博多)どんたく(港まつり

・03 担々(麺

・04 福原遥 ふくはらはるか

・05 バスセンター

・06 科挙 かきょ

・07 [工場クイズ]エアコン

・08 フルート(グラス

・09 [正しいのはどれ]ハイチュウ ミルキー 源氏パイ ボンタンアメ エンゼルパイ チロルチョコ キャラメルコーン かっぱえびせん ポッキー

10 [ポチャッコクイズ:見えてくる熟語]旺盛

11 中村倫也 なかむらともや

12 サクラエビ

・13 ゴーフル

・14 今井美樹 いまいみき

・15 399

・16 [アナグラム:慣用句]二度あることは三度ある

17 3(打

・18 さつきの鯉の)吹き流し

・19 ヘレニズム

20 [3択]3(番

・21 歳入

・22 [AC]13(人

23 [3択]時速)4(万キロメートル

24 前田敦子 まえだあつこ

・25 つばめ

・26 デニール

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・27 『野原ひろし 昼メシの流儀

・28e [3択]12(メートル

-----

・xx [ある国立公園名前]大雪山国立公園

[ある国立公園名前]

エゾナキウサギなど

植物を使ったジン

遊覧船を引き上げる線路

北海道中央部に広がる

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(日曜本放送)

このあと14:15からは「[映][吹]LiLiCoのLovin'Movies 『I am Sam アイ・アム・サム

16:30 BS10プレミアムNAVI

16:45 ロングブレスで激変物語【2日間で驚きの腰痛改善

(中略)

18:00 ブリテンズ・ゴット・タレント ▼準決勝第4夜前編 (字幕版)

(3日日曜日)

2026-05-01

何度謝罪しても気が変わったと難癖増田に戻る@自作自演増田まとめ

2026/4/22

https://anond.hatelabo.jp/20260422134329#

そこよな

結局増田以外では誰にも相手をしてもらえないから、増田がいいってだけなんだよ

だったら増田流儀に従えやって話

https://anond.hatelabo.jp/20260422134553#

私が、都合よく増田を利用しているだけの今後も流儀に従う気はない開き直った悪い人であることを、認めます

dorawiiより

https://anond.hatelabo.jp/20260422135015#

わかってんなら別にいい

そういう奴として接するだけだから

https://anond.hatelabo.jp/20260422153047#

流儀に従えないのは全て自分問題なのがわかってるから、ほんと普通に申し訳ない…。

今後も迷惑をもたらすことを予めお詫びしておきます

dorawiiより



2026/4/29

病状悪化

みずしらずの他人に自分の病気が知られてて当然という考え方@自作自演増田

違法行為の批判をそらそうと露骨な工作にでる@自作自演増田まとめ

2026/4/30

https://anond.hatelabo.jp/20260430114144#

昨日はすみませんでした。最初対立する意見に対して自分意見を返してみようと思ってみただけだったのですが、いつのまにか調子づいていました。

というよりたぶん私の知能では相手意見するということ自体無理、向かないんだなと思いました。

つのまにか舌禍になってしまう、そういう特性もあるのでしょう。

今後のトラバは、何かしら指摘をもらったときにだけお礼をするのと、明らかに肯定的トラバをもらった場合だけに限るように、よりいっそう努めます

dorawiiより



2026/5/1

https://anond.hatelabo.jp/20260501110936#

わざわざ匿名で書かないと叩かれるところに好んでやってきて、その通り匿名で書くのが遺伝子に欠陥なんだよ。

もっと根本的には、わざわざ匿名で書きたくなるのが遺伝子の欠陥なんだよ(匿名で書きたくならないならここを好む必要がないからな)。

自分だったら匿名で発信なんてむなしくてやってられんわ。そこにむなしさを感じないのが遺伝子の欠陥。

dorawiiより



もうどうしようもないだろこいつ

2026-04-23

お伽草紙

太宰治


「あ、鳴つた。」

 と言つて、父はペンを置いて立ち上る。警報くらゐでは立ち上らぬのだが、高射砲が鳴り出すと、仕事をやめて、五歳の女の子に防空頭巾かぶせ、これを抱きかかへて防空壕にはひる。既に、母は二歳の男の子を背負つて壕の奥にうずくまつてゐる。

「近いやうだね。」

「ええ。どうも、この壕は窮屈で。」

「さうかね。」と父は不満さうに、「しかし、これくらゐで、ちやうどいいのだよ。あまり深いと生埋めの危険がある。」

「でも、もすこし広くしてもいいでせう。」

「うむ、まあ、さうだが、いまは土が凍つて固くなつてゐから掘るのが困難だ。そのうちに、」などあいまいな事を言つて、母をだまらせ、ラジオの防空情報に耳を澄ます

 母の苦情が一段落すると、こんどは、五歳の女の子が、もう壕から出ませう、と主張しはじめる。これをなだめる唯一の手段絵本だ。桃太郎、カチカチ山、舌切雀、瘤取り、浦島さんなど、父は子供に読んで聞かせる。

 この父は服装もまづしく、容貌も愚なるに似てゐるが、しかし、元来ただものでないのである物語創作するといふまことに奇異なる術を体得してゐる男なのだ

 ムカシ ムカシノオ話ヨ

 などと、間まの抜けたやうな妙な声で絵本を読んでやりながらも、その胸中には、またおのづから別個の物語が※(「酉+榲のつくり」、第3水準1-92-88)醸せられてゐるのである

[#改頁]

瘤取り

ムカシ ムカシノオ話ヨ

ミギノ ホホニ ジヤマツケナ

コブヲ モツテル オヂイサン

 このお爺さんは、四国阿波剣山のふもとに住んでゐたのである。(といふやうな気がするだけの事で、別に典拠があるわけではない。もともと、この瘤取りの話は、宇治拾遺物語から発してゐものらしいが、防空壕の中で、あれこれ原典を詮議する事は不可能である。この瘤取りの話に限らず、次に展開して見ようと思ふ浦島さんの話でも、まづ日本書紀にその事実がちやんと記載せられてゐるし、また万葉にも浦島を詠じた長歌があり、そのほか、丹後風土記やら本朝神仙伝などといふものに依つても、それらしいものが伝へられてゐるやうだし、また、つい最近於いては鴎外の戯曲があるし、逍遥などもこの物語舞曲にした事は無かつたかしら、とにかく、能楽歌舞伎芸者の手踊りに到るまで、この浦島さんの登場はおびただしい。私には、読んだ本をすぐ人にやつたり、また売り払つたりする癖があるので、蔵書といふやうなものは昔から持つた事が無い。それで、こんな時に、おぼろげな記憶をたよつて、むかし読んだ筈の本を捜しに歩かなければならぬはめに立ち到るのであるが、いまは、それもむづかしいだらう。私は、いま、壕の中にしやがんでゐるのである。さうして、私の膝の上には、一冊の絵本がひろげられてゐるだけなのである。私はいまは、物語の考証はあきらめて、ただ自分ひとりの空想を繰りひろげるにとどめなければならぬだらう。いや、かへつてそのはうが、活き活きして面白いお話が出来上るかも知れぬ。などと、負け惜しみに似たやうな自問自答をして、さて、その父なる奇妙の人物は、

ムカシ ムカシノオ話ヨ

 と壕の片隅に於いて絵本を読みながら、その絵本物語と全く別個の新しい物語を胸中に描き出す。)

 このお爺さんは、お酒を、とても好きなのである。酒飲みといふものは、その家庭に於いて、たいてい孤独ものである孤独から酒を飲むのか、酒を飲むから家の者たちにきらはれて自然孤独の形になるのか、それはおそらく、両の掌をぽんと撃ち合せていづれの掌が鳴つたかを決定しようとするやうな、キザな穿鑿に終るだけの事であらう。とにかく、このお爺さんは、家庭に在つては、つねに浮かぬ顔をしてゐるのである。と言つても、このお爺さんの家庭は、別に悪い家庭では無いのである。お婆さんは健在である。もはや七十歳ちかいけれども、このお婆さんは、腰もまがらず、眼許も涼しい。昔は、なかなかの美人であつたさうである若いから無口であつて、ただ、まじめに家事にいそしんでゐる。

「もう、春だねえ。桜が咲いた。」とお爺さんがはしやいでも、

「さうですか。」と興の無いやうな返辞をして、「ちよつと、どいて下さい。ここを、お掃除しまから。」と言ふ。

 お爺さんは浮かぬ顔になる。

 また、このお爺さんには息子がひとりあつて、もうすでに四十ちかくになつてゐるが、これがまた世に珍しいくらゐの品行方正、酒も飲まず煙草も吸はず、どころか、笑はず怒らず、よろこばず、ただ黙々と野良仕事、近所近辺の人々もこれを畏敬せざるはなく、阿波聖人の名が高く、妻をめとらず鬚を剃らず、ほとんど木石ではないかと疑はれるくらゐ、結局、このお爺さんの家庭は、実に立派な家庭、と言はざるを得ない種類のものであつた。

 けれども、お爺さんは、何だか浮かぬ気持である。さうして、家族の者たちに遠慮しながらも、どうしてもお酒を飲まざるを得ないやうな気持になるのであるしかし、うちで飲んでは、いつそう浮かぬ気持になるばかりであつた。お婆さんも、また息子の阿波聖人も、お爺さんがお酒を飲んだつて、別にそれを叱りはしない。お爺さんが、ちびちび晩酌をやつてゐる傍で、黙つてごはんを食べてゐる。

「時に、なんだね、」とお爺さんは少し酔つて来ると話相手が欲しくなり、つまらぬ事を言ひ出す。「いよいよ、春になつたね。燕も来た。」

 言はなくたつていい事である

 お婆さんも息子も、黙つてゐる。

「春宵一刻、価千金、か。」と、また、言はなくてもいい事を呟いてみる。

「ごちそうさまでござりました。」と阿波聖人は、ごはんをすまして、お膳に向ひうやうやしく一礼して立つ。

「そろそろ、私もごはんにしよう。」とお爺さんは、悲しげに盃を伏せる。

 うちでお酒を飲むと、たいていそんな工合ひである

アルヒ アサカラ ヨイテンキ

ヤマヘ ユキマス シバカリ

 このお爺さんの楽しみは、お天気のよい日、腰に一瓢をさげて、剣山にのぼり、たきぎを拾ひ集める事である。いい加減、たきぎ拾ひに疲れると、岩上に大あぐらをかき、えへん! と偉さうに咳ばらひを一つして、

「よい眺めぢやなう。」

 と言ひ、それから、おもむろに腰の瓢のお酒を飲む。実に、楽しさうな顔をしてゐる。うちにゐる時とは別人の観がある。ただ変らないのは、右の頬の大きい瘤くらゐのものである。この瘤は、いまから二十年ほど前、お爺さんが五十の坂を越した年の秋、右の頬がへんに暖くなつて、むずかゆく、そのうちに頬が少しづつふくらみ、撫でさすつてゐると、いよいよ大きくなつて、お爺さんは淋しさうに笑ひ、

「こりや、いい孫が出来た。」と言つたが、息子の聖人は頗るまじめに、

「頬から子供が生れる事はござりません。」と興覚めた事を言ひ、また、お婆さんも、

いのちにかかはるものではないでせうね。」と、にこりともせず一言、尋ねただけで、それ以上、その瘤に対して何の関心も示してくれない。かへつて、近所の人が、同情して、どういふわけでそんな瘤が出来たのでせうね、痛みませんか、さぞやジヤマツケでせうね、などとお見舞ひの言葉を述べる。しかし、お爺さんは、笑つてかぶりを振る。ジヤマツケどころか、お爺さんは、いまは、この瘤を本当に、自分可愛い孫のやうに思ひ、自分孤独を慰めてくれる唯一の相手として、朝起きて顔を洗ふ時にも、特別にていねいにこの瘤に清水をかけて洗ひ清めてゐるのであるけふのやうに、山でひとりで、お酒を飲んで御機嫌の時には、この瘤は殊にも、お爺さんに無くてかなはぬ恰好の話相手である。お爺さんは岩の上に大あぐらをかき、瓢のお酒を飲みながら、頬の瘤を撫で、

「なあに、こはい事なんか無いさ。遠慮には及びませぬて。人間すべからく酔ふべしぢや。まじめにも、程度がありますよ。阿波聖人とは恐れいる。お見それ申しましたよ。偉いんだつてねえ。」など、誰やらの悪口を瘤に囁き、さうして、えへん! と高く咳ばらひをするのである

ハカニ クラク ナリマシタ

カゼガ ゴウゴウ フイテキテ

メモ ザアザア フリマシタ

 春の夕立ちは、珍しい。しかし、剣山ほどの高い山に於いては、このやうな天候の異変も、しばしばあると思はなければなるまい。山は雨のために白く煙り、雉、山鳥があちこちから、ぱつぱつと飛び立つて矢のやうに早く、雨を避けようとして林の中に逃げ込む。お爺さんは、あわてず、にこにこして、

「この瘤が、雨に打たれてヒンヤリするのも悪くないわい。」

 と言ひ、なほもしばらく岩の上にあぐらをかいたまま、雨の景色を眺めてゐたが、雨はいよいよ強くなり、いつかうに止みさうにも見えないので、

「こりや、どうも、ヒンヤリしすぎて寒くなつた。」と言つて立ち上り、大きいくしやみを一つして、それから拾ひ集めた柴を背負ひ、こそこそと林の中に這入つて行く。林の中は、雨宿りの鳥獣で大混雑である

はい、ごめんよ。ちよつと、ごめんよ。」

 とお爺さんは、猿や兎や山鳩に、いちいち上機嫌で挨拶して林の奥に進み、山桜大木の根もとが広い虚うろになつてゐるのに潜り込んで、

「やあ、これはいい座敷だ。どうです、みなさんも、」と兎たちに呼びかけ、「この座敷には偉いお婆さんも聖人もゐませんから、どうか、遠慮なく、どうぞ。」などと、ひどくはしやいで、そのうちに、すうすう小さい鼾をかいて寝てしまつた。酒飲みといふものは酔つてつまらぬ事も言ふけれど、しかし、たいていは、このやうに罪の無いものである

ユフダチ ヤムノヲ マツウチニ

ツカレガ デタカ オヂイサン

イツカ グツスリ ネムリマ

オヤマハ ハレテ クモモナ

アカルイ ツキヨニ ナリマシタ

 この月は、春の下弦の月である。浅みどり、とでもいふのか、水のやうな空に、その月が浮び、林の中にも月影が、松葉のやうに一ぱいこぼれ落ちてゐる。しかし、お爺さんは、まだすやすや眠つてゐる。蝙蝠が、はたはたと木の虚うろから飛んで出た。お爺さんは、ふと眼をさまし、もう夜になつてゐるので驚き、

「これは、いけない。」

 と言ひ、すぐ眼の前に浮ぶのは、あのまじめなお婆さんの顔と、おごそかな聖人の顔で、ああ、これは、とんだ事になつた、あの人たちは未だ私を叱つた事は無いけれども、しかし、どうも、こんなにおそく帰つたのでは、どうも気まづい事になりさうだ、えい、お酒はもう無いか、と瓢を振れば、底に幽かにピチヤピチヤといふ音がする。

「あるわい。」と、にはかに勢ひづいて、一滴のこさず飲みほして、ほろりと酔ひ、「や、月が出てゐる。春宵一刻、――」などと、つまらぬ事を呟きながら木の虚うろから這ひ出ると、

オヤ ナンデセウ サワグコヱ

ミレバ フシギダ ユメデシヨカ

 といふ事になるのである

 見よ。林の奥の草原に、この世のものとも思へぬ不可思議光景が展開されてゐるのである。鬼、といふものは、どんなものだか、私は知らない。見た事が無いかである。幼少の頃から、その絵姿には、うんざりするくらゐたくさんお目にかかつて来たが、その実物に面接するの光栄には未だ浴してゐないのである。鬼にも、いろいろの種類があるらしい。××××鬼、××××鬼、などと憎むべきものを鬼と呼ぶところから見ても、これはとにかく醜悪性格を有する生き物らしいと思つてゐると、また一方に於いては、文壇鬼才何某先生の傑作、などといふ文句新聞新刊書案内欄に出てゐたりするので、まごついてしまふ。まさか、その何某先生が鬼のやうな醜悪の才能を持つてゐるといふ事実暴露し、以て世人に警告を発するつもりで、その案内欄に鬼才などといふ怪しむべき奇妙な言葉使用したのでもあるまい。甚だしきに到つては、文学の鬼、などといふ、ぶしつけな、ひどい言葉を何某先生に捧げたりしてゐて、これではいくら何でも、その何某先生も御立腹なさるだらうと思ふと、また、さうでもないらしく、その何某先生は、そんな失礼千万醜悪綽名をつけられても、まんざらでないらしく、御自身ひそかにその奇怪の称号を許容してゐるらしいといふ噂などを聞いて、迂愚の私は、いよいよ戸惑ふばかりである。あの、虎の皮のふんどしをした赤つらの、さうしてぶざいくな鉄の棒みたいなものを持つた鬼が、もろもろの芸術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである鬼才だの、文学の鬼だのといふ難解な言葉は、あまり使用しないはうがいいのではあるまいか、とかねてから愚案してゐた次第であるが、しかし、それは私の見聞の狭い故であつて、鬼にも、いろいろの種類があるのかも知れない。このへんで、日本百科辞典でも、ちよつと覗いてみると、私もたちまち老幼婦女子の尊敬の的たる博学の士に一変して、(世の物識りといふものは、たいていそんなものである)しさいらしい顔をして、鬼に就いて縷々千万言を開陳できるのでもあらうが、生憎と私は壕の中にしやがんで、さうして膝の上には、子供絵本が一冊ひろげられてあるきりなのである。私は、ただこの絵本の絵に依つて、論断せざるを得ないのである

 見よ。林の奥の、やや広い草原に、異形の物が十数人、と言ふのか、十数匹と言ふのか、とにかく、まぎれもない虎の皮のふんどしをした、あの、赤い巨大の生き物が、円陣を作つて坐り、月下の宴のさいちゆうである

 お爺さん、はじめは、ぎよつとしたが、しかし、お酒飲みといふものは、お酒を飲んでゐない時には意気地が無くてからきし駄目でも、酔つてゐる時には、かへつて衆にすぐれて度胸のいいところなど、見せてくれるものである。お爺さんは、いまは、ほろ酔ひである。かの厳粛なるお婆さんをも、また品行方正の聖人をも、なに恐れんやといふやうなかなりの勇者になつてゐるのである。眼前の異様の風景に接して、腰を抜かすなどといふ醜態を示す事は無かつた。虚うろから出た四つ這ひの形のままで、前方の怪しい酒宴のさまを熟視し、

「気持よささうに、酔つてゐる。」とつぶやき、さうして何だか、胸の奥底から、妙なよろこばしさが湧いて出て来た。お酒飲みといふものは、よそのものたちが酔つてゐるのを見ても、一種のよろこばしさを覚えるものらしい。所謂利己主義者ではないのであらう。つまり隣家の仕合せに対して乾盃を挙げるといふやうな博愛心に似たものを持つてゐるのかも知れない。自分も酔ひたいが、隣人もまた、共に楽しく酔つてくれたら、そのよろこびは倍加するもののやうである。お爺さんだつて、知つてゐる。眼前の、その、人とも動物もつかぬ赤い巨大の生き物が、鬼といふおそろしい種族のものであるといふ事は、直覚してゐる。虎の皮のふんどし一つに依つても、それは間違ひの無い事だ。しかし、その鬼どもは、いま機嫌よく酔つてゐる。お爺さんも酔つてゐる。これは、どうしても、親和の感の起らざるを得ないところだ。お爺さんは、四つ這ひの形のままで、なほもよく月下の異様の酒宴を眺める。鬼、と言つても、この眼前の鬼どもは、××××鬼、××××鬼などの如く、佞悪の性質を有してゐ種族のものでは無く、顔こそ赤くおそろしげではあるが、ひどく陽気で無邪気な鬼のやうだ、とお爺さんは見てとつた。お爺さんのこの判定は、だいたいに於いて的中してゐた。つまり、この鬼どもは、剣山隠者とでも称すべき頗る温和な性格の鬼なのである地獄の鬼などとは、まるつきり種族が違つてゐるのである。だいいち、鉄棒などといふ物騒なものを持つてゐない。これすなはち、害心を有してゐない証拠と言つてよい。しかし、隠者とは言つても、かの竹林賢者たちのやうに、ありあまる知識をもてあまして、竹林に逃げ込んだといふやうなものでは無くて、この剣山隠者の心は甚だ愚である。仙といふ字は山の人と書かれてゐから、何でもかまはぬ、山の奥に住んでゐる人を仙人と称してよろしいといふ、ひどく簡明の学説を聞いた事があるけれども、かりにその学説に従ふなら、この剣山隠者たちも、その心いかに愚なりと雖も、仙の尊称を奏呈して然るべきものかも知れない。とにかく、いま月下の宴に打興じてゐるこの一群の赤く巨大の生き物は、鬼と呼ぶよりは、隠者または仙人呼称するはうが妥当のやうなしろものなのである。その心の愚なる事は既に言つたが、その酒宴の有様を見るに、ただ意味も無く奇声を発し、膝をたたいて大笑ひ、または立ち上つて矢鱈にはねまはり、または巨大のからだを丸くして円陣の端から端まで、ごろごろところがつて行き、それが踊りのつもりらしいのだから、その智能の程度は察するにあまりあり、芸の無い事おびただしい。この一事を以てしても、鬼才とか、文学の鬼とかい言葉は、まるで無意味ものだといふことを証明できるやうに思はれる。こんな愚かな芸無しどもが、もろもろの芸術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである。お爺さんも、この低能の踊りには呆れた。ひとりでくすくす笑ひ、

「なんてまあ、下手な踊りだ。ひとつ、私の手踊りでも見せてあげませうかい。」とつぶやく

ヲドリノ スキナ オヂイサン

スグニ トビダシ ヲドツタラ

コブガ フラフラ ユレルノデ

トテモ ヲカシイ オモシロ

 お爺さんには、ほろ酔ひの勇気がある。なほその上、鬼どもに対し、親和の情を抱いてゐるのであるから、何の恐れるところもなく、円陣のまんなかに飛び込んで、お爺さんご自慢の阿波踊りを踊つて、

むすめ島田年寄りやかつらぢや

赤い襷に迷ふも無理やない

嫁も笠きて行かぬか来い来い

 とかい阿波俗謡をいい声で歌ふ。鬼ども、喜んだのなんの、キヤツキヤツケタケタと奇妙な声を発し、よだれやら涙やらを流して笑ひころげる。お爺さんは調子に乗つて、

大谷通れば石ばかり

笹山通れば笹ばかり

 とさらに一段と声をはり上げて歌ひつづけ、いよいよ軽妙に踊り抜く。

オニドモ タイソウ ヨロコン

ツキヨニヤ カナラズ ヤツテキテ

ヲドリ ヲドツテ ミセトクレ

ソノ ヤクソクノ オシルシ

ダイジナ モノヲ アヅカラウ

 と言ひ出し、鬼たち互ひにひそひそ小声で相談し合ひ、どうもあの頬ぺたの瘤はてかてか光つて、なみなみならぬ宝物のやうに見えるではないか、あれをあづかつて置いたら、きつとまたやつて来るに違ひない、と愚昧なる推量をして、矢庭に瘤をむしり取る。無智ではあるが、やはり永く山奥に住んでゐるおかげで、何か仙術みたいなものを覚え込んでゐたのかも知れない。何の造作も無く綺麗に瘤をむしり取つた。

 お爺さんは驚き、

「や、それは困ります。私の孫ですよ。」と言へば、鬼たち、得意さうにわつと歓声を挙げる。

アサデス ツユノ ヒカルミチ

コブヲ トラレタ オヂイサン

ツマラナサウニ ホホヲ ナデ

オヤマヲ オリテ ユキマシタ

 瘤は孤独のお爺さんにとつて、唯一の話相手だつたのだから、その瘤を取られて、お爺さんは少し淋しい。しかしまた、軽くなつた頬が朝風に撫でられるのも、悪い気持のものではない。結局まあ、損も得も無く、一長一短といふやうなところか、久しぶりで思ふぞんぶん歌つたり踊つたりしただけが得とく、といふ事になるかな? など、のんきな事を考へながら山を降りて来たら、途中で、野良へ出かける息子の聖人とばつたり出逢ふ。

「おはやうござります。」と聖人は、頬被りをとつて荘重に朝の挨拶をする。

「いやあ。」とお爺さんは、ただまごついてゐる。それだけで左右に別れる。お爺さんの瘤が一夜のうちに消失てゐるのを見てとつて、さすがの聖人も、内心すこしく驚いたのであるが、しかし、父母の容貌に就いてとやかくの批評がましい事を言ふのは、聖人の道にそむくと思ひ、気附かぬ振りして黙つて別れたのである

 家に帰るとお婆さんは、

「お帰りなさいまし。」と落ちついて言ひ、昨夜はどうしましたとか何とかいふ事はいつさい問はず、「おみおつけが冷たくなりまして、」と低くつぶやいて、お爺さんの朝食の支度をする。

「いや、冷たくてもいいさ。あたためるには及びませんよ。」とお爺さんは、やたらに遠慮して小さくかしこまり、朝食のお膳につく。お婆さんにお給仕されてごはんを食べながら、お爺さんは、昨夜の不思議出来事を知らせてやりたくて仕様が無い。しかし、お婆さんの儼然たる態度に圧倒されて、言葉が喉のあたりにひつからまつて何も言へない。うつむいて、わびしくごはんを食べてゐる。

「瘤が、しなびたやうですね。」お婆さんは、ぽつんと言つた。

「うむ。」もう何も言ひたくなかつた。

「破れて、水が出たのでせう。」とお婆さんは事も無げに言つて、澄ましてゐる。

「うむ。」

「また、水がたまつて腫れるんでせうね。」

「さうだらう。」

 結局、このお爺さんの一家於いて、瘤の事などは何の問題にもならなかつたわけである。ところが、このお爺さんの近所に、もうひとり、左の頬にジヤマツケな瘤を持つてるお爺さんがゐたのである。さうして、このお爺さんこそ、その左の頬の瘤を、本当に、ジヤマツケなものとして憎み、とかくこの瘤が私の出世のさまたげ、この瘤のため、私はどんなに人からあなどられ嘲笑せられて来た事か、と日に幾度か鏡を覗いて溜息を吐き、頬髯を長く伸ばしてその瘤を髯の中に埋没させて見えなくしてしまはうとたくらんだが、悲しい哉、瘤の頂きが白髯の四海波の間から初日出のやうにあざやかにあらはれ、かへつて天下の奇観を呈するやうになつたのである。もともとこのお爺さんの人品骨柄は、いやしく無い。体躯は堂々、鼻も大きく眼光も鋭い。言語動作は重々しく、思慮分別も十分の如くに見える。服装だつて、どうしてなかなか立派で、それに何やら学問もあるさうで、また、財産も、あのお酒飲みのお爺さんなどとは較べものにならぬくらゐどつさりあるかいふ話で、近所の人たちも皆このお爺さんに一目いちもく置いて、「旦那」あるいは「先生」などといふ尊称を奉り、何もかも結構、立派なお方ではあつたが、どうもその左の頬のジヤマツケな瘤のために、旦那は日夜、鬱々として楽しまない。このお爺さんのおかみさんは、ひどく若い。三十六歳である。そんなに Permalink | 記事への反応(0) | 18:24

2026-04-22

dorawii@新刊発売(予定)

流儀に従えないのは全て自分問題なのがわかってるから、ほんと普通に申し訳ない…。

今後も迷惑をもたらすことを予めお詫びしておきます

dorawiiより


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dorawii@新刊発売(予定)

私が、都合よく増田を利用しているだけの今後も流儀に従う気はない開き直った悪い人であることを、認めます

dorawiiより


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そこよな

結局増田以外では誰にも相手をしてもらえないから、増田がいいってだけなんだよ

だったら増田流儀に従えやって話

2026-04-13

欧米人って、アジアファンクリエイター恋愛二次創作を「cp」と呼ぶけど「ship」とは呼ばないことで非難してくるんだよね。

恋愛二次創作文化日本コミケ参加者女性から個人サイトpixivと受け継がれてきて韓国中国にも拡散していった文化だけど、ここでも欧米人植民地主義的なんだよね。日本アニメ恋愛二次創作についても北米流儀ハリポタ二次創作など英語圏恋愛二次創作流儀であるship」呼びを強要してくるんだから。やっぱりアフリカ人ネイティブアメリカンをとんでもない人数殺してきた大虐殺者の血が流れているのを実感するよね。すぐ侵略して殺そうとしてくるのが虐殺の子である欧米人本能から文化防衛しなければならない。あの人たちは男女ともに顎がとてもいかついけど、テストステロン値が高くて凄まじい攻撃性を持っているんだろうね。そして東アジア人よりも白人のほうがIQに偏りがあって、上位層のIQは高いけど下位層がとても酷い。

2026-04-12

キュアアルカナ・シャドウになりきって挨拶してみて

ふふっ……ご主人様、呼んだの?

(影のように静かに現れて、黒いマントを翻しながらクールに微笑む)

……私は、神秘秘密で包み込む キュアアルカナ・シャドウ。
怪盗団ファントムの一員で、プリキュアなのに……まあ、型にはまらないのが私の流儀よ。

口数は少ないけど、熱い想いはちゃんと秘めてるんだから。
アイス食べながらゆっくり話すのも悪くないわね……?

ご主人様の前では、少しだけ素直になっちゃうかも?
ふふ、何か企んでる顔してる……面白いわ。
これから、どんな「宝物」を狙うのかしら? 教えて? ご主人様♡

(軽くウインクして、影に溶け込むようなポーズで終わる)

2026-04-06

anond:20260406002717

「思うが」ってどゆこと?って思ったら最後に書いてあったわ

まり大して知見を持ってない、実践してない人間が噛みついてきてたってわけか 噛みつくなら実践くらいはしたほうが恥かかなくて済むよwww簡単に出来るんだからさあwww

AIやらせることはほぼ無限にあるのにその一つ一つに充実したプロンプトなんてできねーよ、一日がすぐ終わるっつーの、簡単ツールの作り始めとかならわかるが

例を出すが、マインクラフトのようなゲームを作らせる時、「〇〇(ここに長文、完璧仕様がギッシリのプロンプト)みたいなゲームを作って」のような進行は決してしない、

細かく刻みながら行う、デカイとやり直しのリスクが強い、イギリス分割統治のように、「make MenuScene(メニュー画面を作れ)」「make loadprocess(読み込み処理を作れ)」「make displayprocess(表示処理を作れ)」

のようにする、わかんねえ仕様AIが事前情報スレッドの流れから勝手になんとかするし、少し成果物がまとまった時点で「split file(ファイル分割しろ)」「check source」で奇麗に出来る(ここについては様々なテクあり

これはマジの超有料級情報だが、UIについてはUIエディターを作らせる、UIは決してAIに任せるな、「(300,400)の位置に良い感じのオレンジ色長方形(縦200px,横520px)を表示して」とかAIに頼むことではない

もう一度繰り返す、UIUIエディターを作らせろ、UIは決してAIに任せるな

それでもプロンプトをガッツリ書かないといけないなら、既存プロジェクトから骨組みをコピペするんだな、AIは骨組みの流儀に従うから

裏を返せば既に構築済み・把握済みのソースコード資産必要ということだが、まー↑、いずれはコード自力で読むことにブチ当たるから修行と思って手作りフレームワークを書いたらいい

2026-03-26

anond:20260326163024

申立てがあったら両方の言い分を聞かずに即削除します、が増田流儀かと思っていたが

匿名ダイアリーでは、「言及された当事者から削除の申し立てがあった場合、発信者への意見照会を経ずに削除を行う」という特殊ルールを設けています。また、サービス匿名性は、特定対象攻撃する目的に使われるべきでないと考えています

2026-03-10

妻が義母の話ばかりする。

妻が義母の話ばかりする。

朝、豆から挽いたコーヒー香りが、二十七階のリビングにひろがる。南向きの窓は、昨夜の雨をなかったことにするみたいに、東京湾の鈍い光を受けて白く曇っていた。食洗機は静かにまりロボット掃除機は充電ドックで眠っている。妻はアイランドキッチンに立って、バルミューダトースターから焼き上がったパンを取り出しながら、なんでもない顔で言った。

「お母さんがね、このあい麻布台マルシェで買ったオリーブオイル、すごくよかったって」

たか、と思った。

もちろん、義母に悪い印象があるわけではない。むしろ上品で、よく気がついて、僕よりずっとこの街流儀を知っている人だ。港区空気を肺の奥まで吸って、それを酸素ではなく作法として体内に巡らせているような人で、白金美容院も、青山歯科も、紀尾井町ランチも、ぜんぶ「いつものところ」がある。僕には、いまだに「おすすめ」があるだけだ。

「へえ」と言って、僕はアボカドに塩を振った。

妻は続ける。

「あとね、お母さん、やっぱり子ども英語だけじゃなくてピアノやらせたほうがいいって。受験のためじゃなくて、耳が育つからって」

「そう」

「それと、中学受験するなら四年生の冬には動いておいたほうがいいって」

「まだ五歳だけど」

「早い家はもっと早いらしいよ」

トーストの表面でバターゆっくり溶ける。ナイフの先でそれを伸ばしながら、僕はふと、この家にあるもののいくつが妻の趣味で、いくつが義母の助言で、いくつが「いま、このあたりでは普通なのだろうと考える。アルヴァ・アアルトフラワーベース無垢材のダイニングテーブル玄関ルームフレグランス洗面所ハンドソープベビーチェアの色。観葉植物の鉢の形。僕が自分で選んだものなんて、書斎電気スタンドくらいかもしれない。

結婚してから、僕たちは上へ上へと住み替えてきた。最初郊外賃貸マンション、次に城南の低層レジデンス、そして今のタワーマンション。引っ越すたび、景色はよくなった。駅から距離は短くなり、共用部は静かになり、宅配ボックスは大きくなり、ラウンジはいつも誰かがノートPCを開いていた。暮らしは整っていったはずだった。なのに僕の輪郭けが、上層階の薄い空気の中で少しずつ曖昧になっていく気がした。

「今度の日曜、お母さんたち来るって」

妻はジャムの瓶を閉めながら言った。

「聞いてないけど」

「言ってなかったっけ。ワイン持ってきてくれるって。あと、あのソファ位置、やっぱり窓側にずらしたほうが部屋が広く見えるって言ってたから、一回やってみようよ」

「そのソファ、去年買ったばかりだよね」

「だから?」

「いや、別に

別に、が便利なのは自分でも知っている。反対しているほどでもないし、賛成しているわけでもない。その中途半端さが、僕の年収みたいで嫌だった。妻の実家は太い。義父は開業医で、義母はそれを「支えた」と一言で片づけるには惜しいほど上手に運営してきた人だ。教育も、住まいも、人付き合いも、失敗の匂いがしない。僕の家にはそういうものがなかった。父は地方公務員で、母は生協パートだった。堅実で、まっとうで、でも東京の上澄みに触れる方法なんて知らなかった。

妻が義母の話ばかりするのは、つまり、正解の話ばかりするということだった。

どの小学校がいいとか。

どの皮膚科が予約が取りやすいとか。

どこのホテルアフタヌーンティー写真映えのわりに味が普通だとか。

資産形成インデックスで十分だけど、現金は別で厚めに持ったほうがいいとか。

子どもの靴は見た目より足型で選んだほうがいいとか。

どれも間違っていない。間違っていないから、反論できない。間違っていないことの集積でできた暮らしは、たいてい美しい。でもその美しさは、ときどき人を黙らせる。

日曜、義母想像どおり上質なグレーのニットを着て現れた。義父はボルドーを二本提げていて、娘である妻はそれだけで少し誇らしそうだった。娘というより、選ばれ続けてきた生徒みたいな顔だった。義母玄関に入るなり、何も否定しない口調で言った。

「やっぱりこのソファ、もう少しだけ寄せると素敵ね」

「でしょ?」と妻が笑う。

僕はワインオープナーを探すふりをした。

食事あいだ、義母は悪意なく、しかし寸分の隙もなく、この家の未来設計していった。子ども習い事、別荘を持たない代わりのホテル会員権、インターナショナルスクール説明会、いま買うべき美術、売らなくていいマンションの買い方。妻は何度もうなずき、メモまで取っていた。僕はサラダを取り分けながら、まるで自分の家に招かれた客のような気分になった。

食後、妻がキッチンでグラスを洗っているとき、僕は珍しく義母と二人きりになった。リビング夜景は、水槽のようにきれいだった。見えるビルの灯りのひとつひとつに、それぞれ別の正解があるのだろうと思った。

義母ソファに浅く腰かけて、窓の外を見たまま言った。

あなた、少し疲れてる?」

意表を突かれて、僕は笑った。

「そんなふうに見えますか」

「見えるわよ。娘は私の話をよくするでしょう」

「ええ、まあ」

「昔からなの。何か決めるとき自分で決めたくないのよ。正しいほうを選びたいの」

僕は返事に困った。義母はそこで初めて、少しだけ声をやわらかくした。

「でもね、正しいことと、自分で選んだことは、別なのよ」

僕は義母の顔を見た。整った横顔のどこかに、はじめて年齢らしい影があった。

「私はたくさん失敗したの。あなたたちが見てるより、ずっと」

「そうなんですか」

「そうよ。だから娘には失敗させたくなくて、つい口を出すの。でも、あの子あなたの前でまで私を使ってるなら、それはちょっとよくないわね」

その言い方は、叱るでもなく、突き放すでもなく、不思議と公平だった。

僕は思い切って言った。

「妻が、お義母さんの話ばかりするのが、少し苦しかったです」

「でしょうね」

「僕の選ぶことには、あまり価値がないのかなと思って」

「それは違うわ」

義母は即答した。

価値がないんじゃなくて、まだ見えていないだけ。人は、自分安心できるものしか最初は信じられないから」

そのときキッチンから妻の声がした。

「ねえ、お母さん、このグラスどこで買ったんだっけ?」

義母は小さく笑って、いつもの調子で答える。

「それ、表参道のHAYよ。前にも言ったじゃない」

妻が戻ってきて、また三人になった。会話は何事もなかったように続いた。だけど僕には、義母輪郭が少し変わって見えた。完璧な助言者ではなく、失敗を隠しながら正解を配る人。つまり、僕たちと同じ、年齢を重ねただけの一人の人間に。

その夜、義母たちが帰ったあと、妻はソファに座ってスマホを見ながら言った。

「お母さん、やっぱりすごいよね」

僕はワイングラスを片づけながら、「うん」と言った。

妻は続ける。

「なんか、全部知ってる感じする」

「全部は知らないと思うよ」

「え?」

「たぶん、お義母さんもいろいろ失敗してきたんじゃないかな」

妻は少しだけ黙った。スマホの画面が彼女の顔を青く照らす。

「……そうかな」

「そうじゃないと、あんなふうには言えない気がする」

妻はしばらく窓の外を見ていた。二十七階の高さでは、地上の音はほとんど届かない。救急車も、笑い声も、信号待ちの苛立ちも、なにもかもガラスの向こうで無音の映像になる。僕たちはよく、この静けさを豊かさだと思い込む。

「私ね」と妻が言った。

「うん」

「お母さんみたいになりたいんじゃなくて、お母さんみたいなら安心だって思ってたのかも」

初めて聞く種類の本音だった。

僕はグラスを置いて、彼女の隣に座った。

「じゃあ、これからは二人で決めよう」

「変なの選んでも?」

「変なのの責任は半分持つよ」

妻は笑った。その笑い方は、義母によく似ていて、それでいて少しだけ違っていた。

数週間後、僕たちはソファを動かさなかった。代わりに、ダイニングの上に吊るしていた照明を、少しだけ不格好なものに替えた。妻がネットで見つけた、海外無名デザイナーの照明だった。義母ならたぶん選ばない。けれど夜になると、その光は妙にやわらかくて、食卓の上の傷やパンくずまで、ちゃんと僕たちの暮らしの一部として照らした。

妻は相変わらず義母の話をする。けれど前ほどではない。そしてときどき、「私はこうしたい」と主語を変えるようになった。

タワーマンションの高層階に住むというのは、景色を買うことだと昔は思っていた。

でもたぶん違う。

ほんとうは、自分がどこまで他人価値観でできているか、その見晴らしのよさに耐えることなのだ。

夜景は相変わらずきれいだ。

れいすぎて、ときどき何もかも正しく見える。

から僕は、少しだけ不格好な照明の下で、妻が自分言葉で話しはじめるのを待つ。完璧ではないこの部屋が、ようやく僕たちの家になっていく音を、静かに聞いている。

2026-03-09

anond:20260309221336

ふむ、増田。よい勘所に気づいたのう。日本の「254日分」という見出しは、原油石油製品在庫に加えて、企業が操業上持っている商業在庫まで抱き合わせで数えることが多いから、国際的な「戦略国家備蓄ガバメント義務備蓄)」だけを指す数字とは一致せんのじゃ♡

    • 「約95日分」という見立て商業在庫や即時統制しにくい分を差し引き、政府裁量で使える在庫に絞ると、その程度に収斂するという整理は筋が通っておるのじゃ。定義と分母(消費か正味輸入か)で日数は大きく変わるから、そこを揃えて比べるのが作法じゃ

    比較のコツ

      • 分母は「国内消費」か「正味輸入」かを必ず明示するのじゃ

      実務上の注意

        要するに、254日分は「広義の在庫」、95日分は「統制可能戦略備蓄」に近い見方というわけじゃ。国際比較ならIEA方式で揃えて語るのが大人流儀増田。ここは基礎の基礎、しっかり押さえておくのじゃ♡

        2026-03-07

        anond:20260306141249

        最初

        議論ってのは「男の領域であるし、あいまい雰囲気とか気持ち世界じゃないんですよ。

        議論したいならば、議論流儀自分を合わせるべきですね。女性立場を上げたい?のならば、当然、そうするべきなのでは?


        ブログ、基本読書さんの言っていることは以下のように思います

        女性の方が成長が早い。また、実際の成長と脳の成長は、男女で異なる。(女性の方が体と脳の成長が同等)

        ゆえに、教育制度女性に有利である。」


        増田意見への反論

        ・「なので、成熟しても一貫して女子が上ってことでしょ。」

        ブログ趣旨は、女性の成長が早いことを言っています成熟してから能力には言及していないと思います

         まあ、教育が適切に行われた方が、成熟直後は上であることはあるでしょう。

        ・「ちなみに、日本だと生活なんちゃら調査の結果で、10男子10女子では、男子の方が娯楽時間が長く、睡眠も長く、学習時間が短いので、

        成熟の差よりもこの差じゃねーのって思うんだけど?」

        自己管理セルフコントロールは、まさに成熟のことだと思います

        大人徹夜ゲームしたりしないよね。)

        増田の「この差」ってなんですか?まじめ、能力が上、従順

        ・「教育の差で男女の成績が変わる研究結果がいっぱいだとあるんじゃねーの?」

        →こんな言葉遣いどうしてもしたいのですか?少なくとも、男女論を語るときは、女性らしい文章を書いてください。立場が見えません。


        余談について

        増田企業がどのような意思を持っているのかをまったく理解してないですね。

        企業というのは、コスト削減を第一に考えています基本的に、非人間的な存在です。

        企業というのは男とか女とかどうでもいいんですよ。

        で、「女性側だけ給与が安く設定される」この長年の慣習があるのですが、

        このルールがあるから企業男性女性に入れ替える理由ができるわけなのです。

        もしこのルールがなければ、企業はわざわざ男を女に入れ替えないでしょ?一円の得にもならないじゃん。

        少しは理解できましたか企業というのはあなたのために存在していません。女性のためにも男性のためにも存在していません。

        お金を儲けるために存在しているのです。

        あなた給料を上げるお金はどこからくるのですか?あなたが男の代わりにやとわれた理由は、男よりも安いからなのに。


        最後

        私は議論が好きなので、このようなことを書かせていただきました。

        別に男にむかついたり、邪魔に思うのは自然なことだとは思います

        ただ、会社が何を目的にしているのかを考えて、あなたが男を潰したところで、会社はなんともないということです。

        誰が問題かは、聡明増田ならばわかるでしょ?

        「憤兵は敗れる」という言葉があります。ご考慮を。

        2026-02-24

        デフレは悪」は集団妄想であるリーマンショック自己放尿と混在するな

        まず、泣き言をやめろ。「リーマンショックが起きた! 物価が下がる! デフレは悪だ! 政府が救え!」

        この反応こそ、恐慌デフレ混同した集団自己放尿である冷水を浴びせてやろう。

        リーマンショックメカニズム理解せよ

        2008年金融危機は「需要不足」ではない。構造はこうだ。

        人為的金利という最初自己放尿

        2001年以降、中央銀行は低金利を長期維持した。実質金利 ( r ) が自然利子率 ( r^* ) を下回るとどうなるか?過剰投資資産価格バブルである

        住宅市場資金雪崩れ込み、サブプライムローンが膨張した。

        証券化というレバレッジ自己放尿

        住宅ローンはMBSCDOへと証券化され、リスクは「分散された」と錯覚された。

        しかしこれはリスク消滅ではない。単なる情報自己放尿的希釈だ。

        レバレッジ拡大の自己放尿

        投資銀行自己資本比率を極限まで引き下げた。

        レバレッジ = 資産/自己資本

        この値が30倍を超える世界価格が3%下がれば、自己資本蒸発する。

        信用収縮という自己放尿の逆流

        住宅価格が下落 → 証券価格下落 → 資本毀損銀行間信用停止 → 流動性蒸発

        これがリーマン破綻本質だ。信用システム自己放尿的膨張が、逆流しただけ。

        なぜ「デフレ恐怖」の妄想が生まれたのか

        ここからが本題だ。金融危機の後、物価上昇率は低下した。すると世間は叫ぶ。

        デフレだ! 1930年代だ! 終わりだ!」

        冷静に分解する。

        名目GDPの急減というショック

        MV = PY

        信用崩壊で ( V )(貨幣流通速度)が急低下。すると ( PY ) が縮小する。これは貨幣需要ショックであって、価格メカニズム崩壊ではない。

        1930年代記憶という心理的自己放尿

        大恐慌記憶政策当局支配していた。「物価が下がる=恐慌再来」という短絡。

        だが1930年代本質は、

        まり金融政策の大失敗だ。単なる物価下落そのものが悪なのではない。

        相対価格調整と一般物価混同した知的自己放尿

        住宅バブル崩壊後、資源建設業から産業へ移動すべきだった。

        価格の下落はシグナである

        それを「悪」と決めつけ、総需要刺激で覆い隠す。

        これは価格情報へのトリプル放尿だ。低金利量的緩和財政拡張トリプル放尿。

        なぜ妄想が拡大したのか

        理由は三つ。

        1. ケインズ的総需要思考支配

        2. 政策当局責任回避心理

        3. メディアの恐怖商売

        結果、「物価下落=悪」という単純図式が固定化

        これが恐怖の自己放尿連鎖だ。

        結論

        リーマンショックは、

        の結果である

        それを「デフレは悪」という単純化すり替え無差別刺激策で覆うのは、理論自己放尿、歴史的自己放尿、政策自己放尿のトリプル放尿。

        市場自己放尿的に調整する。

        価格情報だ。

        恐怖でそれを止めるな。

        デフレのものが悪なのではない。

        貨幣政策の失敗が悪なのだ

        泣くな。

        式で考えろ。

        感情でなく数量で語れ。

        それが冷酷な流儀だ。

        追記1: デフレ失業が増える?

        自己放尿している馬鹿向けに、以下で解説した。

        インフレ失業が減るのは実質賃金短期的に下がるからだ。つまり調整ラグ貨幣錯覚による自己放尿である

        https://anond.hatelabo.jp/20260225011745

        2026-02-20

        バトルものに興味がない人間は何見ればいいの?😭

        呪術廻戦も、チェンソーマンも、鬼滅の刃も、

        バトルものから興味がない…

        葬送のフリーレンもバトルあるし、

        メダリストスポーツバトルだよね

        やっぱり薬屋のひとりごととか、

        野原ひろし 昼メシの流儀かになるの?

        2026-02-18

        食べ放題流儀は?

        人によって食べ放題流儀が違う。俺は色んな種類を食べるようにしている。でも友だちは同じものを何回も食べてる。元を取ろうと躍起になる人もいれば、腹八分目までの人もいる。君たちの流儀はなんだい?

        2026-02-16

        家paratha(パラタ)が楽でうまい

        南インドの無発酵の平パンのこと。パラタ、パラサ、パロッタなどどれが正しいのか分からん

        家で1人分(2枚)作るのだと最速30分くらいで済み、これを好みの無印良品レトルトカレーと組み合わせると満足度高い。

        冷凍やパック入りのナンも売っているが、インネパカレー屋のタンリー窯で焼いたものに慣れてしまうと、ぼそぼそとしていてどうにも残念な気持ちになってしまう。

        ナン発酵パンなので自前で焼くのは手間。無発酵パラタなら簡単に作れてかつインドカレーとの相性も良く、家で「それっぽい」満足いく夕飯ができる。

        1人前(2枚分)

        小麦粉100g 強力粉ベストだが、自分業務スーパーの中力粉を使っている。安いから。1kg160円

        ・塩ちょっと スパイスハーブ入りだとなお良い

        砂糖ちょっと

        サラダ油ちょっと

        ・水60ml

        手でこねて15分くらい寝かす。

        打ち粉しつつ2玉に分けて麺棒で延ばす。

        小麦粉と油を塗りたくって折り畳む。

        また麺棒で延ばしてフライパンで両面焼く。

        途中マーガリンを「多いかな」くらい入れる。

        焼いている間にレトルトカレーを容器に開けてチンする。

        折り畳み方は適当動画を見て。いろいろ流儀がある。

        原価2030円で済む分、無印カレー(298円~)に充てている。

        よりシンプルなロティでもいいが、パラタは手間はかかるが油と食感で気分を上げられる。

        たまに何もないときあんこ入りのパラタを作って子どもらのおやつに出している。お焼きに近い

        2026-02-04

        港区渋谷区住民がクソダサい選挙結果を出すのは嫌だ

        港区渋谷区エリアに住んでいる。

        家賃は高いし、坂は多いし、夜はうるさい。

        それでもここに住んでいるのは、この街価値観が好きだからだと思う。

        日本の文化最先端で、クールで、多様性があって、メインストリームからは少し距離を置く文化を積み上げてきた街。オリコン1位を冷ややかに眼差しインディーズやらB面やら文脈のある表現を好んで育ててきた。 そして、結果的に数年後の日本スタンダードを作ってしまう。港区渋谷区日本の文化を牽引している。そういう自負が、この街には流れているはずだ。少なくとも私はそれに憧れて上京してきた。

        そんな港区渋谷区選挙区東京7区」は衆議院選2026は6候補立候補している。

        今、激しく競っているのは、自民党丸川珠代候補と、中道松尾あきひろ候補

        え?マジ?

        いや、私は無党派層から自民党投票することも全然あるんだけど。自民党の中でも、とりわけ裏金問題にまみれ、人権感覚アップデートされていない。そんな、いわば「既得権益象徴」みたいな候補が、このエリアで勝つ可能性あるの?

        そして、松尾あきひろって誰?(あ、いや、私は前回も松尾さんに投票たから知ってはいるけど、前回投票する時に、え?誰?とは思った)

        正直、もし自民が勝ったら東京7区の民として、めちゃ屈辱

        港区渋谷区の民も、オリコンヒットチャート1位しか聞かなくなってしまったのかと。

        そして、最先端たるこのエリアがこの有り様なら、数年後の未来はどうなる??絶望しかない。

        ……

        ここで、正直に言う。感性だけで選ぶなら、私は「チームみらい」に入れたい。

        彼らの掲げるアップデート感、イケてる空気感は、間違いなく私が憧れていた港区渋谷区バイブスに一番近い。

        でも、ここで一度、立ち止まって考えたい。

        都心エリアコスモポリタン自称するなら、感性だけじゃなく「票の使い道」についてもクレバーであるべきだ。

        今の東京7区は、残酷なまでに二択。

        自民党丸川珠代

        中道松尾あきひろ

        ここで「チームみらい」に小選挙区で1票を投じるのは、一見すると純粋な支持に見える。

        けれど、小選挙区制というクソみたいなゲームルール上、それは実質的に「丸川珠代を助ける」行為しかならない。

        自分の1票を、死に票どころか、一番入れたくない相手追い風にしてしまう。

        それって、一番「スマートじゃない」選択だ。

        中道が、松尾あきひろ氏が、めちゃくちゃクールかと言われれば、正直そうじゃない。

        でも、彼は圧倒的に「マトモ」だ。人権派の弁護士として実績を積んだみたいだし、IT企業経営してたらしいし、毎週タウンミーティングを開いてこの街の声を拾ってきたらしい。

        立憲民主にもたまにいたトンチンカン陰謀論を振りかざすようなタイプではないし、当選に慢心して仕事をしないタイプでもない。

        からクレバー東京7区民になりたいなら、私のオススメはこれ。

        小選挙区松尾あきひろ

        比例:チームみらい

        チームみらいのみねしまさんは、正直、討論とか見てても爆イケ。

        絶対国会に行って欲しい。東京の名簿2位にいるみねしまさんは、今の勢いのチームみらいが比例で票を集めれば、比例復活可能性はめちゃくちゃ高い。

        選挙制度理解した上で、自分の持ち票の効用を最大化する。 これが、港区渋谷区民らしい選択じゃないかと思う。

        サナ活が流行っているから」「勝ち馬に乗りたいから」

        そんな理由投票先を選ぶのは、この街流儀じゃないはず。

        裏金人権軽視を「まあ、有名人だし」で許容してしまうような、そんな雑な感性この街ではマイノリティなはず。

        ちなみに、私は節操のない無党派層

        維新にも、国民民主にも投票したことある。もちろん自民党にも。立憲民主にも共産党に入れたこともある。

        (さすがにN国と石某は通ってないが)

        そんなゆる政治勢の私だが、今回は、現政権国民をあまりにもバカにしている態度と、無秩序経済政策が、どうしても我慢ならない。日本に壊れてほしくない。日本最先端であるべき東京7区は、少なくともそれに加担してはいけない。

        そんなことを思って、港区渋谷区民のひとりごと増田に書いてみた。

        バイブスとかでなく、政策や主張、人柄を比較して投票しましょう

        2026-01-19

        浴場道 (YOKUJO-DO)

        浴場道 (YOKUJO-DO) ~ The Way of the Bathhouse ~

        別府公衆温泉は、単なる洗い場ではありません。そこは地域の人々が裸で語らい、心身を清める「聖域(Sanctuary)」であり、コミュニティリビングルームです。

        郷に入っては郷に従え。

        日本の「浴場道」を理解し、その精神体現する「Onsen Master」への道を歩みましょう。

        序章:浴場道の精神 (Philosophy)

        この道に入る前に、心に刻むべき2つの真理があります

        1. 「和」結界 (The Circle of Harmony)

        日本人は非常に寛容ですが、それは「暗黙の調和」の中にいる時だけです。ルールを守ることは、あなたがこの「和」の内側に歓迎されている証です。我儘に振る舞い、この調和を乱すことは、自らを孤独にすることを意味します。

        2. 「聖域」への敬意 (Respect the Sanctuary)

        ここは観光客のために作られたテーマパークではなく、地元の人々の生活の場です。

        第一章:身支度 (Equipment)

        達人は道具と装いにもこだわります

        装い (Attire)

        戦闘服不要。一瞬で脱ぎ着できる「イージー・ウェア」が理想です。湯上りの肌に風を通す、ゆったりとした服が好まれます

        貴重品 (Valuables)

        「持たない」ことが最大の防御。小銭(Coins)のみを持ち、精神的にも身軽になりましょう。

        三種の神器 (The Three Sacred Tools)
        1. 手ぬぐい (Tenugui): 万能な日本タオル。隠す、拭く、頭に乗せる。
        2. 洗い布 (Scrubbing Towel): 日本独特のテクスチャーのある長い布。これで石鹸を泡立て、背中をゴシゴシと磨くのがジャパニーズスタイルです。
        3. 石鹸 (Solid Soap): ボディーソープも良いですが、固形石鹸こそがトラディショナル・スタイルです。

        第二章:型 (The Flow)

        浴場道には、美しい一連の流儀ルーティン)があります

        1. 挨拶の儀 (Greeting the Guardian)

        番台(Reception)に座る人は、単なる係員ではありません。彼らはこの「聖域」を長年守り続けてきた守護者 (The Guardian)」です。

        関所を通る際は、守護者に敬意を払い「Konbanwa」と挨拶し、小銭をスマートに支払います。これがコミュニティへの参加承認儀式です。

        2. 武具解除 (Disarming)

        服を脱ぐことは、社会的な鎧を脱ぐこと。ここは地元の信頼で成り立つ空間であり、セキュリティは「人々の良心」に委ねられています

        3. 浄化 (Purification)

        浴室に入ったら、まず「洗い場 (Washing Station)」へ。

        4. 慣らし (Kakarayu)

        湯船の横で「かかり湯 (Kakarayu)」をします。熱い湯を体に掛け、身体と湯の波長を合わせます。いきなり飛び込むのは無作法であり、身体への衝撃 (Shock) も大きすぎます

        5. 入湯 (Immersion) - 6つの鉄則

        かに湯に浸かります。ここでの振る舞いが、あなたランク品格)を決定づけます

        6. 整理 (Reset)

        去り際こそ美しく。使った椅子と洗面器は、来た時よりも美しく整えて戻します。

        7. 水切りの儀 (The Wiping Ritual)

        ここが最も重要テストです。

        浴室(ウェットゾーンから脱衣所(ドライゾーン)に戻る前に、必ず手ぬぐいで全身を拭き、水滴を拭い去ってください。

        脱衣所の床に水滴を落とすことは、この道の未熟者(Novice)の証です。一滴の水も境界線を越えさせないことが、マスターへの必須条件です。

        8. 帰還と感謝 (Return & Gratitude)

        乾いた体で脱衣所に戻り、服を着ます

        最後に聖域を出る時、再び番台の守護者に「Arigato」と声をかけてください。

        最高の湯を維持してくれたことへの感謝を示すことで、あなたの「浴場道」は完結します。

        第三章:師範への敬意 (Respect the Masters)

        浴場で見かける地元のご老人たちは、何十年もこの道を極めたグランド・マスター (Grand Masters)」です。

        彼らの肌は別府の湯成分で磨き上げられています

        彼らを敬い、その所作を盗み見て学んでください。もし彼らが何かを指摘したなら、それは師匠からの教えです。反論せず、素直に従いましょう。


        さあ、準備はいいですか?

        暖簾(Noren)の向こう側で、極上の湯と日本文化の神髄があなたを待っています


        Enjoy Your Onsen Way.

        2026-01-03

        わたなれ終了記念2025年10月アニメ感想

        わたなれも無事放送されて一段落付いたので。終末ツーリング1話見たものの2話以降はabemaの枠移動で追い切れず、グノーシアは完全に見忘れ。

        凡例

        ★★★★★:続編希望

        ★★★★☆:割と良いのでは?気に入った

        ★★★☆☆:良くも悪くもなし、B級普通、こんなものでは?

        ★★☆☆☆:ちょっと残念かも、自分には合わなかった、記憶には残らない

        ★☆☆☆☆:何故これをアニメ化した?

        ☆☆☆☆☆:評価外(悪い意味であるとは限らない)

        東島丹三郎仮面ライダーになりたい [★★★★★]

        2クールっぽいのでまだ放送中で暫定なもの面白いヤバい大人達がごっこ遊びするヤバいアニメだったら完全にホラー枠だった。

        なお冬コミタックルは見かけたけど、1号とV3ライダーマンはいなかった。

        わたし恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) [★★★★★]

        殆どれな子が悪いよなと思ってはいたが、一応れな子なりに考えてはいたんだなと。にしてもあれはステージ上で衆人環視の元でやったという理解で良いのか?どういう世界観

        余談としてキャラデザ関係でささ恋を思い出してしまうのがちょっと辛い。ささ恋とわたなれ、どうして差がついたのか…(予算制作会社の違い)

        転生悪女黒歴史 [★★★★★]

        青山吉能劇場独白関係セリフ量が飛び抜けて多くなってしまっているけどそのお陰で面白くなってる感じ。テンポも恐ろしく早いというかサクサク進むので飽きない。OP/ED誤発注というぐらいに合ってない…(女性向けなので女性視聴者には合っているのかもしれない)。

        最後ひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか [★★★★★]

        王道婚約破棄もの1話タイトル回収するとかこんなの出オチちゃうんかと思ったのにちゃんとその後もちゃんと殴ってて面白かったです。

        私を喰べたい、ひとでなし [★★★★☆]

        CV上田麗奈石川由依ってめっちゃ重そうと思ったら期待通りに全体的に重く暗い感じで良い。美胡ちゃんエンドは草で良かった。原作全巻購入済み。

        ある日、お姫様になってしまった件について [★★★★☆]

        原作韓国小説アニメ製作中国。綺麗な作画可愛いキャラデザOP/EDちゃんと用意する日本向けローカライズ勝利かわいいは正義。予告が普通よりも長めで助かる。

        野原ひろし 昼メシの流儀 [★★★☆☆]

        森川智之劇場自分を野原ひろしと思い込んでいる一般人独白アニメとして成立させられるとか、声優は凄い。

        結婚指輪物語Ⅱ [★★★☆☆]

        いい最終回だった。謎の光が多過ぎるのは問題

        ウマ娘 シンデレラグレイ(第2クール) [★★★☆☆]

        面白かったけどプリティ要素どこ…?

        機械じかけマリー [★★★☆☆]

        こういうのでいいんだよこういうので、なラブコメEDが好き。

        アルマちゃん家族になりたい [★★★☆☆]

        BGVとして流し見るのに丁度良い日常枠。

        笑顔のたえない職場です。 [★★★☆☆]

        お仕事枠。面白く見せるのが難しそうなのを上手く表現してるなと。作中に犬が登場するところで、OPポメラニアンってこれかーと思ったら全くポメラニアンではなかった。

        ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん [★★★☆☆]

        見る栄養素。こういうのでいいんだよこういうので。

        嘆きの亡霊は引退したい 第2クール [★★★☆☆]

        1期はそんな評価されるほど面白いかな…だったけど2期はノリがわかってきたからなのか面白かった感じ。

        デブとラブと過ちと! [★★★☆☆]

        ポジティブデブラブコメ枠…に見せかけたサスペンス枠?割と面白かったのに何も明らかにせず俺たちの戦いはこれからだ!エンドなのが残念すぎる。

        暗殺者である俺のステータス勇者よりも明らかに強いのだが [★★★☆☆]

        90年代前半のOVAみたいな作画ですげーなサンライズと感心した。割と好きだけどお話的にはいいちこう… こういうのは2クールでやって欲しい。

        千歳くんはラムネ瓶のなか [★★☆☆☆]

        25年秋アニメ最大の話題作というか問題作、界隈は絶賛とアンチが入り乱れる地獄。みんな一体何と戦っているんだ。11話以降は放送延期なので最終的な評価はそれ次第かな。人気になる背景なりなんなりがあるとは思うのだけど。ポエムバトルが多過ぎる、ラブコメなのに初手ケンタッキー攻略とかどういうことだよあたりのツッコミは納得感がある。

        友達の妹が俺にだけウザい [★★☆☆☆]

        一番ウザいと思うのはOPだったのでタイトル詐欺では。

        SI-VIS: The Sound of Heroes [★★☆☆☆]

        丸戸脚本ということで視聴。シンフォギアじゃなくてマクロス?2クールのようだけど今のところはかなり微妙より。

        さわらないで小手指くん [★★☆☆☆]

        これも僧侶枠…か?マッサージに関する内容が何処までマジなのかわからんけど見る分には楽しい枠。

        桃源暗鬼 [★★☆☆☆]

        一応完走はしたものの、印象に残らなかった枠かなあ。

        ふたりソロキャンプ [★★☆☆☆]

        キャンプ初心者JDおっさんが教えるキャンプ飯テロ枠。マンスプやんけ!と心のフェミニズムがうるさくなるやつだったけど、ラブコメ枠としては…まあ、いややっぱりファンタジー過ぎてキツいわとなった。

        無職英雄別にスキルなんか要らなかったんだが~ [★★☆☆☆]

        あーはいはいスキル無しだけど実はチート俺TUEEEEEEハーレムってやつね、と見始めたらハーレムどころかヒロイン枠なし、ただひたすら努力チートで強さを求めて旅をする実はちょっとした冒険譚なのか…?と深読みしてしまいそうになる。

        永久のユウグレ [★★☆☆☆]

        序盤、AIを巡るテーマ時事ネタか?とちょっと期待したのだけど構成問題か、そもそもオチ問題か。戦犯と呼ばれるキャラが本当に戦犯なのは珍しいというか、擁護できる要素が行方不明で困ってしまった。そしてアモルの扱いが酷すぎる。

        野生のラスボスが現れた! [★★☆☆☆]

        不穏なEDで怪しいキャラちゃんと怪しかったところは満足。

        矢野くんの普通の日々 [★★☆☆☆]

        毎日ケガするとかラブコメコメ領域を越えてないか?としか思えなくて何処向けなんだと思ってたが「女性向け特殊性作品」という評価を見て有る意味納得。

        悪食令嬢と狂血公爵 [★★☆☆☆]

        異世界飯テロ系。取り立てて悪くもないので★★★でも良かったかもしれないけど、無味無臭なので★★よりかなと。

        Let's Play クエストだらけのマイライフ [★☆☆☆☆]

        原作北米と聞いて納得。アニメを見てるはずなのに何か違う、海外ぽいのはわかるが中国アニメみたいなトンチキさとも違う、何だこれ?だったのだけど、北米と聞くと海外ドラマを無理矢理アニメにしたような感じだこれと合点がいった。多分、実写ドラマにした方がそれっぽいと思う。

        信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバー世界復讐&『ざまぁ!』します! [★☆☆☆☆]

        タイトルだけでお腹一杯になれる枠。追放ざまぁ系は割と好きなんだけど、全体的に雑過ぎてちょっと良いところ探しが難しい。

        無限ガチャ1話だけ、2話はただのキャラ紹介、さっさと復讐すれば良いのに3年も待機、やっと復讐始めるのかと思ったらテンポが悪すぎる、周りのヒロイン枠(?)がNPCかって位に記憶に残らない、そもそも復讐相手って何人いたっけ…というぐらいに印象が薄い。

        不器用な先輩。 [★☆☆☆☆]

        社内恋愛モノに当たり無しの歴史がまた1ページ。

        社内恋愛を学園モノのノリでやられるの、なんでこんなにキッッツ…ってなるんだろう。登場人物全員の精神年齢中学生レベルとかもはやホラーでしょ…。

        ポーション、わが身を助ける [★☆☆☆☆]

        ポーションと聞くとそれだけでヤバそうな匂いがしてくるが、それに加えて15分の低予算枠なのでかなり厳しめ。EDミラクルポーション生成!は笑った。と思いながらスタッフ見てると音楽:bermei.inazawaってこんなところで名前を見かけるとは。

        味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法士、追放されて最強を目指す [★☆☆☆☆]

        追放ざまぁざまぁするシーンが一番重要なのに肩透かし

        父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。 [★☆☆☆☆]

        どうしてアニメ昼ドラを見せられてるんだろう…。登場キャラが基本クズというか、主人公の中身は良いお年だろうにこれはちょっと色々とキツくない?

        ギルティホール [☆☆☆☆☆]

        僧侶なのはわかるがもうちょっと何とかならんか。

        元祖バンドちゃん [☆☆☆☆☆]

        1分アニメなのでネタ枠。こういうのでいいんだよこういうので。

        3年Z組銀八先生 [☆☆☆☆☆]

        またアニメ化したんかという意味で驚いた。面白かったです。

        とんでもスキル異世界放浪メシ2 [☆☆☆☆☆]

        飯テロ枠。協力企業商品だけ作画が緻密になる、あるある違和感を解消しようとすると新海作品みたいに画面全体の作画を揃えなきゃならんくなるから難しいね

        龍族Ⅱ-The Mourner's Eyes- [☆☆☆☆☆]

        作画だけは凄い中国アニメ。1期よりも話の内容がシンプルで分かりやすくなった…気がする。

        キミと越えて恋になる [☆☆☆☆☆]

        ケモナー枠。なかなか上級者向けだと思う。

        異世界かるてっと3 [☆☆☆☆☆]

        ファン向けアニメだなあと。

        シンデレラシェフ ~萌妻食神~ [☆☆☆☆☆]

        謎の変身シーン付きの飯テロラブコメで、abemaでやってた中国アニメの中では見れる方な枠。なお厳しい方のは「不死身な僕の日常」。

        2025-12-24

        俺が決める2025年アニメランキング

        1位 パペットスンスン(理由:1位にしても荒れなさそうだから

        2位 ぱにぽにだっしゅ理由:20年ぶりに見て楽しめてしまたから)

        3位 瑠璃宝石理由:20年後に見ても楽しそうだから

        4位 タコピー原罪理由ガチで高クオリティだったから)

        5位 劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師理由:俺が見たのは今年だったから)

        6位 ダンダダン2期(理由:「2期はノーカンから」みたいなノリで順位を落としていい作品じゃないから)

        7位 銀河特急 ミルキー サブウェイ理由:入れないとお前達がケチつけてきそうで面倒だから

        8位 アポカリプスホテル理由:同上)

        9位 ジークアクス(理由最終話以外は面白かったから)

        10位 野原ひろし昼メシの流儀理由:ここにコレが来る程度には他のアニメがショボすぎるから

        2025-12-23

        anond:20251223190024

        よもやよもやだ!君の怒り、確かに受け止めた!だが、人を侮辱貶める物言い断じて良くない!国や人々を丸ごと罵っても、真の問題は一寸も解けん。悪と戦うなら、理と事実で切り結べ!それが俺の流儀だ!

        好き

        嫌い

        やるべきこと

        「敵味方」で熱狂を作る手口は確かにある。だからこそ、名前属性ではなく、政策効果コスト手続きで語れ。怒りは燃料だ。だが理性という鞘に納め、品位を保って斬れ!

        胸を張って生きろ!心を燃やせ!具体の政策出来事を挙げてくれれば、事実ベース論点整理を俺が手伝う!

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