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はてなキーワード: 中学受験とは

2025-10-19

やっぱり中学受験では遅すぎで、小学校から私立に入れないといけないのでは?

2025-10-17

中学受験コスパ

息子が小学5年生の時中学受験させたい、したいと妻と子が言い始めた。

近所の公立中学ヤンキーとか劣等生が多くてイヤとのこと。

  

塾代なんとなく高額なのは知ってはいたが、年間100万超え、それどころか

直前は150万を優に超える.150万って、早稲田理工系なみだよ。

早稲田理工系なら喜んで払うよ。たかが塾じゃん。ばかばかしい。

地方公立小中高、国立大学卒の俺には納得しづらい。

  

俺の息子だから、どうせ東大は無理だし、早稲田も無理。

それなら、近所の格闘技道場でも行った方が良い。

空手とかボクシング競技系はアホになりそうなので、

合気道道場とか頭良さげで、精神的でどうだと説得する。

塩田剛三とかYoutube合気道動画を見せたら

息子が俄然やる気を出して通い始めた。

月謝は5000円ほど。週2でも週1でも。好きな時に

いける。子供は週2から3くらい行ってた。

座っているより、体動かした方が楽しいのは男の性

合気道をやっているというのは、同級生の中でも

けが良いらしい。妙な自信というか落ち着きを

もっている。

  

その後、公立中学都立高校都内公立東大じゃないよ)と

進み、学費は非常に低く済んでいる。親孝行な自慢の息子です。

  

子供中学高校大学、すべて私立で進ませた同期は、約2000万半ばは

子供にかかったとのこと。

  

私立中学受験コスパ悪過ぎんか

2025-10-13

anond:20251013020037

三浪して神戸大学法学部しか入れないような地頭中学受験しても無駄無駄無駄無駄無駄無駄

まぐれで有名中学に入ったとしても落ちこぼれコンプレックスの塊にしかなれなかったのは目に見えてるね。

[]

というか15歳の時に中学総復習とか電話帳やってる中学生もいれば、数学3とか英検準一級とかやってる中学生もいるの格差社会すぎるだろ

そんで中学受験当たり前みたいな地域と家庭に生まれてなきゃその格差にすら大人にならないと気が付かない

大人になって格差に気がついた時にはスタートダッシュ中学受験)と加速(大学受験)で失敗して、まだ終わってないのに敗北は確定してる

[]

中学受験大学受験で結果出せなかった人間仕事頑張ろうが筋トレしようが男磨きしようが良い女抱こうが全部無駄

人生100年時代って言われてるから人生長距離走って思われてるけど、実際は12歳と18歳の「受験という名の加速」で全てが決まるスプリント競技

人生の勝ち負けってのはモテとか、筋トレとか、外資コンサルやフルコミ保険営業みたいな虚業で結果出すことじゃない。

肩書学歴

人生勝ち組医学部医学科卒の医師

異論は認めない。

今更何やっても無駄から俺は会社適当に過ごして生活費稼いで家でスマホ見ながら寝るネズミ人間になるよ。

2025-10-06

東大文系の人気が急落していて驚いた

私は15年ほど前に東大理1に入学したが、当時は文科1~3類の方が難しいと思っていた。

私自身が根から理系だったというのもあるが、文系科目は理系科目に比べて成績を伸ばすのに時間がかかる傾向があるから

から理系であれば私のように地方公立高校から1,2年程気合入れて勉強すれば届く一方で、文系中学受験からずーっとコツコツ勉強してきた人や浪人生じゃないと難しいと思っていた。

だけどたまたま最近の科類ごとの足切りラインとか合格者の現役割合を見るとその状況が大きく変わってるらしいということが分かった。

理系足切りラインも現役割合も15年前と比べて比較的維持されている一方で、文系はどの科類も足切りラインが大きく下がり現役の割合も高くなっている。

要は理系に比べて文系は人気を落としているという事なのだろうと思う。単に上位層に文系が減っているのか他の大学流出しているのかまでは分からないが、良くも悪くも日本を支えていた東大文系卒という肩書の人気が急落しているというのは面白いと思った。

まぁ実際、官僚とか法曹という仕事自体が人気を失っているわけだし、さもありなんなのだろうか。

今、中学受験してる子たちって

社会に出る2030年代には今以上にAI化が進んでホワイトカラー仕事がなくなって、ごく一部の上澄み以外はエッセンシャルワーカーになるのがほぼ確定してるのに、そんなに教育費かける意味があるんだろうか。

医者はなくならないだろうけど、他の仕事大学出た意味があるほどの収入が得られるかどうか疑問だ。たぶん、ほとんどの子建設業介護運送業とかやることになるよ。

2025-10-02

理想の彼氏くんが夫になるまで

理想の彼氏くんを得るまで、みたいな記事を読んだので似たようなことを。

私の診断名は双極性障害2型、ADHDASD境界知能(IQ75程度)です。

長いので、お暇がある方に向けて書きます

小学生

低学年の時に発達障害検査をするもグレーの結果に。

クラスに馴染めず、また感覚過敏が酷く小学5年生の時から不登校になる。

親の方針中学受験をすることになり、15〜21:30まで塾で勉強をしていた。合格した中学偏差値50辺り。(中学受験高校受験偏差値見方は変わります)

中学生】

大学附属の中高一貫女子校へ進学。

世話好きの友人のおかげで少しずつ学校へ通えるようになる。(私立かつ私の要望でその友人とは3年間同じクラスにしてもらっていた)

中学1年の後半で部活へ。週1程度の英会話部に。世話好きの友人とは別の部活に入り、他の友人を作るようになる。

しか感覚過敏に悩まされ、自律神経失調症になる。

また虚弱体質なため、体育の授業や運動会制限がかかる。

電車で1:30の学校に通っていたが、よく母が保健室まで迎えに来てくれた。

高校

中学で仲の良かった世話好きの友人が転校。

中高一貫のためクラス替えがほぼなく、英会話部のメンバーと過ごす。

しか虚弱体質は治らず。高3の時に3ヶ月の長期欠席をする。

8月AO女子大の進学を決める。

だが、全日制かつ単位制の高校だったため、単位が取り終えるまで卒業式練習には参加させてもらえなかった。

大学

学科特性上かアニメ好き、育成ゲームYouTuberが好きな方が多く、孤立する。図書館保健室がすき

2025-10-01

ES自分キャッチコピーつけさせられた

苦しい

最悪文化

誰も何も得しない文字列

普段自意識高い奴は忌避されるのに就活の時だけ賞賛されるのわけわからん

ESの段階で自分から選択肢狭めるのは悪手と思い気持ち悪さを飲み込んでどうにか書いたものの、この段階でこのしんどさならこの会社自分が合ってない気もする

やたら長いエントリーシート中学受験みたいな適性検査と多すぎる面接消滅して、学歴と志望理由だけ書いた履歴書だけで採用される社会になりますように

2025-09-29

美術館でこだわりを強く鍛える

強いこだわりは好奇心を産みだし国内外の語彙を駆使し言葉をも豊かにする

言葉世界をきめ細やかに映し出し、密度の高いセンサーとなり自動的美的感性がともなう

中学受験しない者たちのみみっちいこだわりでは東京に飲まれるのみ

2025-09-25

名門校深海魚が思う人生で大切なもの

1位:健康

毎日毎日ドーピングの積み重ねが習慣化されており限界である

抜け出すことが不可能

目を開けて呼吸するだけでしんどい

2位:家族人間関係

個人の魂の訴えを聞くことができる人がどこにもいない。

世代が異なりたまたまうまくいっただけの世代にも何も伝わらない。

場所がない

3位:数学センス

個人は偶然にも

大阪一位の名門中合格、学年ビリ

兵庫二位の名門高校合格、学年ビリ

東京二位の名門工業大学合格、学年ビリ

中学受験算数センスだけで名門校合格しているが、

社会認識と本人の認識が全く違うので邪魔しかない。

得意な場面では得意だと認識できるが、他人と違う人間であることは苦しみでしかない。

4位:お金

使いたい、守るべきものがある人にとってはほしいもである

生きる気力がない状態では使う気力がない。

2025-09-15

中学受験とか教育界隈の狂いと家庭

この動画を観て親も大変だったんだなと思う。

【父の苦悩】オモコロ原宿さんが娘の中学入試についてガチ相談に来てくれました。

https://youtu.be/AiUUcFGLCFs?si=eWfKg0pvwrjtJHa5

親が受験のことを周りに質問しまくるうちに狂っていく様子が子供目線できつかったなと。

結局「のびのびさせようよ」とか「好きなことをさせよう」という意見は消え去り、

子供弾丸にすべき」というスパルタか、

放任するが親自身勉強する姿を見せる」という弛緩の極端に振り切っていく。

どちらも「学力で上を目指そう」という目的は変わらない。

一番は子供幸せにこの先の人生を生きられることじゃないのかと。

出演している原宿さんは子供幸せ第一にしているのが伝わるが、

ベテランちさんは「桜蔭にぶち込む」とか「廃人になる」とか、人の子供に使って良い言葉じゃない言葉で恐怖を煽っているのが気になった。

ただ話を聞いていて、ベテランちさん自身の家庭も結構厳しい家庭だったようなので、学歴信仰的な価値観なのはしょうがないのかと思う。

自分過去を振り返ってみて、親に「生きてくれていればいい」と言われたことないなと。

おそらく、ベテランちさんもそうなんだろう。

願うのは、この「子ども幸せに生きてくれればいい」から

「この学校に入らなければ幸せに生きられない」という価値観に移らないこと。

そして子ども幸せを親が判断しないことか……。

anond:20250914201754

現代人はさ、みんな何者かになりたいんだよ。

モブはいられないんだ。

女親のほうが中学受験に狂うって、たぶんそれが原因だよ。

専業主婦仕事で何者かになるって無理じゃん。働いてたって、有給使いまくり時短残業できないって働き方だと、デカ仕事任されないしさ。

国はさ、楽しろってつもりで児童手当だしたり育児休業とか推進してるけどさ、そんな「生かされてる」状態は心が満たされないわけ。

子供がいたら子供生き甲斐になって中学受験に狂う。

うだつが上がらない独身pixiv絵師を目指したり、YouTuberになる。定年したジジイ蕎麦打ちを始める。

みんな何者かになるために、喜んで苦しい道に入って狂う。

発達障害知的障害育児も、仕事自己実現の道がなくなるのは同じ。

健常児よりたいへんだから夫婦揃って仕事自己実現の道は閉ざされる。

夫が定時帰りの閑職で妻が専業主婦とか、そういうルート

もちろん、いろいろ助成金があるから、死なない。

仕事自己実現する道が閉ざされたからって、子供英才教育するって道もない。趣味に生きるわけにもいかない。

まさに「生かされた」状態

そこで、増田のように生かされてればいいのに、既に言ったように大半はそうはいかない。

そっから先の狂い方は十人十色

多いのは、男だと、障害があるからこそお金大事と考えを転換して仕事燃えるやつ。

ワンオペを任された妻が狂う地獄

女だと、あらゆる療育を頑張るやつ。

高速を使って新幹線を使って、実験的な療育を試しまくる。やればやるほど成果が出るというわけじゃないし、成果が出たようにみえてもただ時間解決したのと区別がつかないんだけど、不妊治療中学受験と一緒で、時間お金をたくさん投資ちゃうと、やめられなくなる。

2025-09-14

anond:20250913170513

うちには、自閉スペクトラム症知的障碍児が二人いる。

いろいろと心境変化はあったけど、人生のいろんなことに興味がなくなった。

から貧富の差とはなんだろうと考えてた。

イーロンマスクでも生活保護民でも、食ってるものも着てるものもたいして変わらない。

イーロンマスクがするように、生活保護だってTシャツだってジーンズだって着れる。

イーロンマスクがするように、ハンバーガーを食えるし、ビールを飲める。

庶民からって、シャワーを浴びることも、布団で寝ることも禁じられることもない。

でも、それでも、俺が働くのは、子供たちに選択肢を増やしてやりたかたからだった。

少しでもいい学校に入れてあげたかったし、やりたい習い事は挑戦させてあげたかった。

ディズニーランドに行きたいとせがむ子供たちに、お金がないかダメと言いたくなかった。

それが、子供の成長と共に、そんな心配不要だと現実が突きつけられる。

の子らはこの先も、

ディズニーランドに行きたいなどと言い出さない。

海外留学したいなんて言い出さない。

バイオリンが習いたいなんて言い出さない。

中学受験がしたいなんて言い出さない。

海外留学したいなんて言い出さない。


俺はさ、子供受験に熱心になる親とか馬鹿にしてた。

でも、今は心底羨ましい。

中学受験家計が苦しいとか言ってみたいよ。

うちはさ、ずっとずっと、お金に困らない。

教育費もかからないし、娯楽費も交際費もかからない。

コンビニアイスを買えばみんな笑顔、安上がりな家族さ。

なんでも、知的障碍児に大きなお金を残すとよくないらしい。

「働くな!そんな暇があったら子供と過ごせ!」

って社会に言われてる気がする。

この先の人生は、今と同じことがずっと続くだけだ。

偏食だから毎日作る食事も同じ。

ルールを守れないし人混みが嫌いだから旅行にもいけない。

向こう数十年、外食旅行もない。

美術館コンサートディズニーランドもない。

ただただ、ドタバタ騒がしい家族生活がずっと続く。

追記

ランドセル、いろんなカタログ取り寄せたんだよ。

東京都平均からしたら普通だけど全国平均からしたら高所得だったからさ。

奮発して土屋鞄とかの買っちゃうか?みたいな話しえたわけ。

支援学校からリュックだよ。

安上がりだろ?

修学奨励費とかでるからさ、実質タダだよ!

羨ましいか

他所の家庭は、お年玉とか、国がくれる児童手当とか将来の学費として積み立てたりしてるんだろ?

うちは小中高と特別支援学校という公立でな。

無償からな。そういう心配いらないんだ。

しろ子供名義で積み立てると成人した後困るらしくてな。

一家四人で年間支出住宅ローン含めても400万円代

だよ。

羨ましいか

外食旅行と娯楽を限りなくゼロにして、教育費もゼロからよ。

要するに、外食ラーメンが1000円する時代に、家帰って白飯豆腐食べて水道水飲んでれば安上がりって話だよ。

子供が用意してくれる豆腐定食最高だよ。

たぶん、一年の350日くらいそれを食ってる。

追記2

なんならよ、今すぐ仕事辞めたって困らないんだ。

というか子供のためにはそのほうがいいのかもしれん。

障害児を育てる各種手当が、国から都道府県から市町村から振ってくるからさ。

それで暮らせるほどじゃないけど、今までの蓄え切り崩していきゃいい。投資してたから蓄えはかなりある

計算すると、投資収益ゼロとしても30年くらい食いつなげる。その頃には年金も降りるし、子供らは障害年金。それでも苦しかったら家を売って都営住宅にでも入ればいい。

それでなんも、困らないんだ。

一人暮らしをする大学生の息子に仕送りをするとか、そういうのは今後のライフプランにないんだ。

日々の暮らししか心配する必要がないんだ。

最初に書いたとおり、世界一富豪でも生活保護でも、暮らしぶりはそう変わりゃしない。

イーロンマスクだってビルゲイツだってマクドナルドハンバーガーを食べて、普通の綿のTシャツを着て過ごす。

なのに、辛いのは、惨めなのは、俺の心の問題

2025-09-12

医学部になじめずに6年間が終わろうとしている

わたしは1浪で入学した首都圏医学部に通い、いま6年生になる。

あと半年卒業するけど、医学部わたしにはつくづく合わない環境だったなと思う。

医学部に入って低学年の時から、周りの人たちがみな「見えない枠を外れないように様子をうかがっている」ように見えていた。あたりさわりのない会話をして、うわべでは人のよさそうな笑顔を張り付けながら、仲良しグループではどぎつい悪口を言っていたりする。

そういう雰囲気が嫌だったので、人とあまりつるまなかったら、1年生のうちにあっという間に孤立した。そして、今もとうとう孤立したまま、医学部卒業することになりそうだ。

わたし哲学とか、医療日本社会がどうなるのかとかそういう話に興味があったけど、そんな話ができる人はほとんどいなかった。「意識高い系だね」と、鼻で笑われた。

みんな、誰が付き合ったとか別れたとか結婚秒読みだとか、だれが試験に受かったとか落ちたとかそんな話ばかり。

医者社会を知らない」と言われるのも、無理はないと思った。

みんな、自分の半径5メートルのことしか興味がないのだから

世界が狭くなるのが嫌で、わたし自分の居場所は学外に持とうと思った。

ボランティアインターンに参加して医学部生以外のいろいろな人とかかわったことで、自分のいる世界特殊なんだと分かって救われた。

その時出会った人たちは、自分人生自分で切り開こうとしている人たちばかりで、自分視野も広がった。

高学年になってくると、医学知識必死に詰め込んできた人たちの中で、能力至上主義知識偏重主義的な雰囲気が色濃く立ち込めるようになった。

成績の良くない再試験常連の人や、口頭試問にスムーズに答えられない人を笑いものにしたり、なんなら明らかに見下していたりする人も多かった。

論理的によくわからないものあいまいもの、すぐに役に立たないものは「無意味」としてそぎ落とされていった。論理的説明できる医学知識がすべてだと言わんばかりに。

講義の時も、試験に出る話の時は必死メモをとるのに、先生キャリアの話や雑談になったとたんに態度が悪くなる人、「あいつ話長いんだよ、国家試験勉強させろよ」と悪態をつく人の多いこと。名門高校出身で、成績も優秀、挫折せずに現役で医学部に入っている人のほうがこういうことを言う人が多かったような気がする。

勉強熱心なのは良いことだと思うけれど、知識能力がすべてを測るものさしになってしまうと、人間的に大事ものがどんどん零れ落ちていくのではないだろうか。

「周りの人の動向から外れないこと」がモットー多数派医学生たちの間では、こうした風潮に大勢の人があっという間に飲み込まれていった。

病院で実習するときにも、違和感を抱くことが多かった。

たとえば実習の最初、その科でお世話になる先生挨拶するときに、出身高校まで発表させられること。

もう全員高校卒業して少なくとも5年は経つのに、まだ高校の話するの…?と正直違和感を隠せなかった。

首都圏の名門中高一貫校出身の人には先生たちもひとしきり絡む。もはや、「子供中学受験させてその学校に入れたいけどどんな勉強した?」とかまで聞く。いやそれいま聞く必要ある?

わたしはそこまで知名度の高くない高校出身だったので、毎度微妙な反応をされて特につっこまれることもなく、虚無な時間をやり過ごした。

エリート選民思想蔓延する空気の中で、どうにか息がしやす場所を探しながら過ごした6年間は本当に息苦しかった。

医師国家試験受験資格を得るためだけに、心を無にしてなんとか毎日学校に通った。

周りの人たちは、大学受験期と同じように、より知名度レベルが高い病院、都会の病院を探し求めて就職が決まろうとしている。「成長という幻想」にとらわれているように見える。

わたし東京出身だが、自分意思で、あえてゆかりのない地域の、ほとんど誰も知らないけど、独特な取り組みをしていて面白そうな、自分の肌に合いそうな病院就職することに決めた。

早く卒業して、この能力主義的な空気から抜け出したい。

その一心で、国家試験に向けて勉強している。

医学部になじめずに6年間が終わろうとしている

わたしは1浪で入学した首都圏医学部に通い、いま6年生になる。

あと半年卒業するけど、医学部わたしにはつくづく合わない環境だったなと思う。

医学部に入って低学年の時から、周りの人たちがみな「見えない枠を外れないように様子をうかがっている」ように見えていた。あたりさわりのない会話をして、うわべでは人のよさそうな笑顔を張り付けながら、仲良しグループではどぎつい悪口を言っていたりする。

そういう雰囲気が嫌だったので、人とあまりつるまなかったら、1年生のうちにあっという間に孤立した。そして、今もとうとう孤立したまま、医学部卒業することになりそうだ。

わたし哲学とか、医療日本社会がどうなるのかとかそういう話に興味があったけど、そんな話ができる人はほとんどいなかった。「意識高い系だね」と、鼻で笑われた。

みんな、誰が付き合ったとか別れたとか結婚秒読みだとか、だれが試験に受かったとか落ちたとかそんな話ばかり。

医者社会を知らない」と言われるのも、無理はないと思った。

みんな、自分の半径5メートルのことしか興味がないのだから

世界が狭くなるのが嫌で、わたし自分の居場所は学外に持とうと思った。

ボランティアインターンに参加して医学部生以外のいろいろな人とかかわったことで、自分のいる世界特殊なんだと分かって救われた。

その時出会った人たちは、自分人生自分で切り開こうとしている人たちばかりで、自分視野も広がった。

高学年になってくると、医学知識必死に詰め込んできた人たちの中で、能力至上主義知識偏重主義的な雰囲気が色濃く立ち込めるようになった。

成績の良くない再試験常連の人や、口頭試問にスムーズに答えられない人を笑いものにしたり、なんなら明らかに見下していたりする人も多かった。

論理的によくわからないものあいまいもの、すぐに役に立たないものは「無意味」としてそぎ落とされていった。論理的説明できる医学知識がすべてだと言わんばかりに。

講義の時も、試験に出る話の時は必死メモをとるのに、先生キャリアの話や雑談になったとたんに態度が悪くなる人、「あいつ話長いんだよ、国家試験勉強させろよ」と悪態をつく人の多いこと。名門高校出身で、成績も優秀、挫折せずに現役で医学部に入っている人のほうがこういうことを言う人が多かったような気がする。

勉強熱心なのは良いことだと思うけれど、知識能力がすべてを測るものさしになってしまうと、人間的に大事ものがどんどん零れ落ちていくのではないだろうか。

「周りの人の動向から外れないこと」がモットー多数派医学生たちの間では、こうした風潮に大勢の人があっという間に飲み込まれていった。

病院で実習するときにも、違和感を抱くことが多かった。

たとえば実習の最初、その科でお世話になる先生挨拶するときに、出身高校まで発表させられること。

もう全員高校卒業して少なくとも5年は経つのに、まだ高校の話するの…?と正直違和感を隠せなかった。

首都圏の名門中高一貫校出身の人には先生たちもひとしきり絡む。もはや、「子供中学受験させてその学校に入れたいけどどんな勉強した?」とかまで聞く。いやそれいま聞く必要ある?

わたしはそこまで知名度の高くない高校出身だったので、毎度微妙な反応をされて特につっこまれることもなく、虚無な時間をやり過ごした。

エリート選民思想蔓延する空気の中で、どうにか息がしやす場所を探しながら過ごした6年間は本当に息苦しかった。

医師国家試験受験資格を得るためだけに、心を無にしてなんとか毎日学校に通った。

周りの人たちは、大学受験期と同じように、より知名度レベルが高い病院、都会の病院を探し求めて就職が決まろうとしている。「成長という幻想」にとらわれているように見える。

わたし東京出身だが、自分意思で、あえてゆかりのない地域の、ほとんど誰も知らないけど、独特な取り組みをしていて面白そうな、自分の肌に合いそうな病院就職することに決めた。

早く卒業して、この能力主義的な空気から抜け出したい。

その一心で、国家試験に向けて勉強している。

2025-09-09

記事って大事

この記事

https://posfie.com/@Elif87995911/p/XbxdGy4

の「点数順で合格者出していると、たぶん上位校では合格者の6割以上が女子になると思います。」という主張に対してブコメ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/posfie.com/@Elif87995911/p/XbxdGy4

では、当初は「データだせ」的なコメントが多かったが、途中から「元ポスト見ろよ」というコメントが出現。それによると

https://x.com/hUATTcSBW463PEl/status/1963855183768646098

かに中学受験、同じ共学校で、合格最低点が女子 > 男子 であることが示され、点数順に取れば女子の方が多いであろうことが裏付けられる。

なんと。ビックリ

しかしこの画像も切り抜きなので、元記事Google画像検索で探すとこちらにある。

https://president.jp/articles/-/47254

これによれば

大手模擬試験の結果を分析すると、学力トップレベルに相当する層(偏差値70以上)は男子のほうの占める割合がかなり高くなる一方、学力上位層・中位層(偏差値45以上70未満)は女子の占める割合が高くなります。そして、学力下位層(偏差値45未満)では男子の占める割合がやや高いのです。これは毎年見られる傾向です〉

これは中学受験組の私の実感とも普通に合う。しかしそれでどうしてあの記事数字になるのだろう。記事ではこの後に、男子校・女子校の存在があり、私立女子校の数が圧倒的に多く、全体としては女子に不利になっていないのではないか、ということが書いてあるが、あの点数表についても男子校・女子校の存在が原因として考えられる。

男子筑駒開成麻布+駒東=1000人くらいの上位が男子校で抜け、一方で女子桜蔭で300人弱のトップしか抜けないので、共学トップ層の受験集団とは、男子の方が切断点が左側にシフトした片側切断正規分布になっているのであろう。この分布について上から男女同数を取れば、当然、男子の方が最低点が低くなるに決まっている。

そうだとすると、これは中学受験特殊な状況において成立することなので、大学などでは容易に当てはまらない。少なくとも、条件を整備して再度考察すべきことだろう。

それで、それは当然なのだが、内田樹のような大学教授も務めたような人間が、こんな最低限の統計すら思い浮かばないのはなぜか。

もちろん一つは統計教育の敗北。もう一つは、ドメイン知識の欠如であろう(内田樹自身都立日比谷東大、のようなので、私立男子校全盛時代を知らないと思われる)

2025-09-08

IT企業経営者の兄が首を吊って自殺した③

https://anond.hatelabo.jp/20250908163905

善意呪詛、獣欲の悪意

俺は大学生の時、予備自衛官補の訓練で銃を撃ったことがある。64式小銃という銃だ。狩猟スポーツのためではない、純粋に「人を撃つために作られた、戦争をするために作られた軍用銃」だった

その銃床を肩に当て、撃った瞬間、日本人が考え得るもっとも強力な「戦争と殺しの道具」を手にしたと錯覚した。

…あの時は、それ以上に強い武器はないと思っていた。だが、人間人間を苦しめる手段に限りがないことを今知らされている。人は、人を軍隊武器で殺すばかりではない。視線と、言葉と、善意ですら、人を壊すのだ。

14歳の兄の娘は、俺がかつて持った64式小銃よりも恐ろしい武器をその小さな心に浴び続けた。それは悪意と性欲という視線心臓を撃ち抜かれ、言葉ナイフが幼い心を裂き、さらには善意や親切でさえ…猛毒の毒矢となって彼女に降り注いだのである彼女が生まれる遥か前、俺が4歳や5歳の頃、オウム真理教というテロ組織世界初首都圏化学兵器テロを実行した。その時、俺のよく知る秋葉原駅オウム実行犯の一人はサリンを散布したという。彼女にとってはそれをも超える「視線言葉善意化学兵器」が小さな体に降り注ぎ続けたのだ。

兄の娘は、母親容姿を引き継いでいる。今となっては、その美貌は、彼女にとって祝福ではなく災厄であった。俺が見ているウマ娘というアニメ、その中のトウカイテイオーという少女面影も立ち振る舞いも似ていると感じていた。

まだ14歳の幼い彼女をその獣欲を満たそうと、有象無象無頼の輩がやってきていた。それは、昔教科書で見た百鬼夜行絵巻を俺に想起させた…人間は時に、妖怪よりもよほど醜悪である

悪意ある大人たちは、艶めかしい視線と卑しい言葉彼女に浴びせ続けた。その感情は毒であった。幼い心は、その毒に壊されていった。俺も父も、完全にそれを防ぎきることはできなかった。

悪意ある「大人」たちに艶めかしく気持ち悪い性欲のこもった眼と言葉感情を向けられ続け、彼女の心は壊れた。

だが、何も悪意と性欲だけが兄の娘の心を壊したのではない。転校する前の私立、そして小学校時代の学友や友人が、彼女心配したのだろう。クラスで書いた寄せ書きを持ってきたことがあった。思えば、代わりに俺かルカねえが受け取るべきだった。

それを見た彼女は、半狂乱で泣きわめきながらそれを引き裂いた、破いた。布団に伏し、捨てられた小動物のようにおびえて泣いた。彼女にとってもはやクラスメイトの向ける善意純粋心配好意は、彼女の心を引き裂く研ぎ澄まされた言葉ナイフに変わっていたのだ。

俺は内心悲しみを隠せなかった。「また遊ぼうね」、「元気?」…子供らしい無垢な励ましの言葉だ。数々の言葉彼女の心を締め上げる呪詛呪文以外の何物でもない。感受性の強い彼女の壊れた心は、もはや善意幸せを受け止める器の形を保っていなかったのかもしれない。

兄は娘と伴侶の心さえ破壊していく毒を残していったのだ。あまりに業の深い行為である

補導した警察官の話によれば、彼女――兄の娘はトー横でさえ価値観や会話がかみ合わず容姿ゆえの性欲しか年代落ちこぼれたちからさえ向けられなかったらしい。

同性からは「見てくれのいい生意気な女」、異性からは「エロい女」、救いを求めて流れ着いた場所でさえ、彼女の前に待っていたのは俺達が防ぎきれなかった悪意と性欲のねばついたマナコと、悪意と嫌悪の眼だけだったようだ。

彼女が求めた救済の場は、結局、欲望嫌悪の眼が渦巻く修羅の巷であった。

兄が望んで往った「キラキラした人生」…見栄と虚栄と虚位と、嫉妬と悪意と打算と性欲が渦巻く世界に、行きたくもないのに叩き落とされたのだ。感受性の強いその娘が、望んでではなく、強いられて。

俺は兄の位牌を蹴り飛ばしたい衝動かられた。どこまでも身勝手自分勝手だった兄の残した業と毒…身勝手で、他者を顧みぬ男の残した毒は、一人の少女の心を取り返しのつかぬほど破壊してしまったのだ。

…兄の娘の心が再びその瑞々しさと平穏を取り戻せることを、俺と父はその祈りにすがるしかないのである

記憶の旅の終わり、西武新宿のReゼロのレム・ラム姉妹エミリア、そしてなろう小説トー

Xを覗くと、思いがけず俺の書いたものが拡がり、人々の口端にのぼっていた。

群れをなすオッサン達の姿は、かつての兄に重なった。彼らは互いに「自分は違う」と言い訳しながら、同類であることを確かめ合っている。肩書を飾り立て、やれどこぞの企業社長だ、案件募集だ、AIがどうとか…

実体の乏しい言葉を繰り返すだけで、そこにあるのは哀れにも似た虚ろさであった。恐らくAI意味も分かっておらず、それを錦の御旗にすればルカねえや俺の様なIT音痴人間がすごいと思って枕詞につけているのであろう。一抹の哀れさすら感じる連中である

俺はそれを見て、葉の裏にくっついて擬態しなければならぬ雑虫の輩の羽虫が、アスファルトにへばりついて隠れているかのような場違いな滑稽さを感じた。

だが、それを笑えるであろうか?彼らの有り様は、兄と同じだ。都市の灯に集う羽虫に似ている。かつて昆虫が森の落葉の陰に潜み、その自然の中で調和していたように、彼らもまたあるべき場所を持つはずであった。しかし今はアスファルトに貼りつき、光に惹かれ、Xの上をただ滑稽に舞う。

そう思えば、彼らの姿は羽虫に似ている。自然の中で葉裏に潜む虫であれば、まだ調和がある。だが都市の舗道に貼りつき、光に群がる姿には、どこか場違いな痛ましさがあった。兄の変貌もまた、その群れの一つに数えられるべきものだったのであろう。

俺みたいな人間から見れば、虫と同じだ。虫マニア昆虫学者ならナントカムシだのウンタラムシだの名前と種類が違うことがわかるのだろうが、俺から見れば兄と同じくネット虚妄自尊心毒虫の様に肥大化し、ITという腐葉土に群がる虫の様にしか映らない。そこには嫌悪侮蔑感情すら感じていた。

俺と父が見た、傷心のルカねえや兄の娘に群がっていった、性欲に狂った目でイチモツをオッ勃たせる事も気にせず…いや、寧ろ見せつけて嫌がる様に性的興奮すら感じているのであろうとしか思えない程の下劣教養のかけらもない言葉遣いと毒笑を浮かべた自称IT企業社長」、「ITコンサルタント」、「芸能界関係者」、「スポーツ関係者」と同じにしか見えない、日本社会の闇に蠢く虫の様な輩の姿を再び見て、俺は暗い気持ちを抱えざるを得なかった。

―――これを見て、折に触れて思い出すことがある。トー横で兄の娘が補導され、俺と、そしてルカねえが引き受けに行った時の光景だ。

西武新宿から降りてすぐ左手パチンコ屋に、姉妹メイドと一人の王女が映ったアニメキャラの大きな看板がある、なろう小説の有名なアニメ、Reゼロキャラクターだという。

その看板の下で兄の娘とルカねえと俺は合流した。

生前、兄もこのなろう系というものを好んでいた。そこには性格がひん曲がった社会負け組中年引きこもりが、タナボタチートなるパワーを得て死んだ先の世界無双し、美少女に囲まれるという、あまりにも惨め過ぎる夢物語の内容が主で、兄と同じく氷河期世代中年男性に人気だと聞く。

自業自得の自らの業と虚栄により、人生を自ら追い込み、ありもしない一発逆転に縋って、それでも「馬鹿にされる」、「男のメンツ」とくだらないプライドを持ったまま憐れに、惨めに、そして滑稽に独り相撲を続ける兄の姿を、兄自身も歪んだ認知の中で重ねていたのだろうか。少なくとも俺には、兄が彼の好むスバルだのカズマだのゴブリンスレイヤー何某だの、ロードウォーリアーズだかオーバーロードだとか、転生スライム男だという何某の様なキャラクターにダブって見えた。

ああ、空想の中の異世界では自尊心毒虫の様に肥大化した彼らの他責思想と無法を通したとしても、都合よく逆転し、美少女に愛され、英雄になれるのであろう。だが現実は冷たい経済機構歯車が迫る経済大国の社会の枠組みの中だ。そんな人間は、社会から「いらない存在」として排斥される。兄の憧れた彼らなろう主人公にも、ルカねえや娘、俺達に忍び寄る「社会底辺と闇の世界の住人」達の世界で生きることもできないだろう。

その末路は兄と同じなのやも知れない。

思い出す。京都アニメーション放火テロ事件主犯である青葉真司という氷河期世代中年男性がいた。彼も熱心に「小説家になろう」に投稿していた男だったと裁判証拠として提出されている、とニュースで見た。

そんな彼は狂って自らと無関係大勢他者を燃やして死んだ。実に身勝手な男だ。いつか兄が見ていたどこぞのなろうアニメの様にエクスプロージョンなどという魔法でも放ったつもりだったのであろうか?身勝手にクソをヒリ出し首を吊って死んだ兄も同じではないであろうか。ガソリンをぶちまけて火を放って焼け死のうとした青葉、身勝手に首を吊り糞と精子をヒリ出し死んだ兄。炎か汚物かの違いでしかない、俺はそう思っている。

もしくはすべてを投げ出して生きている俺達に迷惑をおおかぶせたまま、兄は自ら命を絶ち、勝手に「異世界転生」をしたつもりなのかもしれない。

…だがその先に、美少女を抱く未来も、英雄となる舞台も、永遠に訪れることはない。現実は冷酷であり、兄の望んだ「なろう」の世界は、永遠に来ないのである

みずいろ

――あれは兄の娘が中学受験に受かった翌年の夏だっただろうか。

音楽関係仕事についていたルカねえの血を継いでいるのか、兄の娘は感受性が強い子だった。

兄の家族と俺とで、片瀬江ノ島にいった夏の事だった。成層圏の黒みがかったほどの抜けるような青空入道雲が眩しい日の事だった。

――思えばそのころにはすでに破滅足音家族にも忍び寄っていた。それを幼い感受性で感じ取っていたのだろう。受験で塾通いで詰め詰めだったと言い訳をしながら、兄の娘の無邪気なはしゃぎぶりは今でも記憶に強く残っている。

…それは、終わりゆく夏と自分人生のこれからの先を予見して、一秒一秒、終わりゆく夏の光を記憶琥珀に、粒に封じ込め、未来の闇に消えぬように思い出を刻み込もうとしている様だった。砂を蹴って無邪気に走り回る姿が、今なお俺の記憶を去らない。

すでに破滅足音は背後に忍び寄っていた。その予兆を、彼女の鋭い感受性は察していたに違いない。当時はまだ13歳になる手前の12歳頃であっただろうか。年の割に無邪気にあふれる様な歓喜をしめしていたのも、せめて一刻を永遠に刻もうとする幼い魂のあがきであったかもしれない。

…今思えば彼女は知っていたのだ。この夏が家族の、ひいては彼女自身人生の、ひとつの終幕であることを

俺とルカねえはその光景悲しくて居た堪れなくて見ていられなかった。憔悴しきっている兄は、娘のその機微にすら気が付いていない。その鈍さが、憐れで腹立たしくてしょうがなかった。

江ノ島神社で、お参りをした時、彼女は俺達よりずっと長く目をつぶって祈っていた。彼女の小さな肩は震えているように見えた。強く強くと神様に願いをかける様に。ルカねえと俺は彼女に聞いた、そんなに長く何をお祈りしてたの、と

彼女は壊れそうな程儚い笑顔でこう言ったのである

「みんな仲良くこれからも暮らせますように」、「今の私が大切に思ってることが消えてしまわないように、消えてしまってもぎゅって守っていられるくらいの強さをくださいって」

…あの頃を思い出すたびに俺は自分のふがいなさと弱さに泣きそうになる。胸の奥底で嗚咽をかみ殺した。世の非情さを思い知らされたかである。だが、彼女は違った。あの瞬間、彼女はすでに、世の無常をその小さな胸で受け止めていたのだ。心が壊れ、すべてが崩れ去ろうとするなかでさえ、彼女は自らの「大切に思っていること」を決して手放さなかった

ーー兄の娘は、祈った。今でも忘れえぬことは、心が壊れてしまってもなお、彼女は自らの「好きな色」を忘れず、強く固執していた。

好きな色を聞けば必ず彼女は答える。

好きな色は、「みずいろ」と

…それは夏の空の色であり、壊れ行く者が最後に抱きしめる儚い希望の色だった。心が壊れてしまった彼女が胸の奥にひそかに抱いていた、あの淡い祈りの色である

… 兄の業に翻弄され、家族が砕け散るなかで、彼女はこの「みずいろ」だけを守ろうとした。

滅びゆく者が抱きしめる色――それが、みずいろであった。

…今も俺の机の上、地獄入り口PCブルーライトの光に照らされ、小さな球体の中の「みずいろ世界」に抱かれて泳ぐ小さな鯨とともに、その色は俺に語りかけている。その色は、淡く、だが確かに輝き続けていた。

AM2:00 東京都郊外某所 Xにて

兄の人生をたどる旅を終えて今わかった。兄の姿は彼らの現身なのだ。彼ら、彼女らの飾り立てるIT技術で変わる世界美辞麗句にどこか詐欺師の語るような違和感を感じざるを得ない理由も、今ならわかる。

彼らは本当は、ただ自身毒虫の様に肥大化した自尊心と、自己顕示欲、性欲、俺だけが主人公、それ以外はモブ、そんなあまりに幼稚で下劣すぎる欲望を満たしたいだけなのだ。力も度胸もないかテロリストや反社にでもなることもできず、またその方法もこの天下泰平の法治国家日本でわかるわけがなく、それを叶える魔法の道具に「IT」を選んだだけにすぎない。

彼らのいうAIだとかiPhone何某だとか、LLMだとかい言葉を「拳銃」や「爆弾」と言い換えて見よ、何も矛盾することはないではないか…彼らの中に「自分」以外の存在は介在していない。かつての兄と同じである

思えば、人類歴史とはかくのごとき欲望の繰り返しである古代に鉄剣がそうであり、中世には火薬がそうであり、近代機関銃戦車がそうであった。令和の世においては、それが「ITであるというだけのことだ。

だが彼らの願いが叶うことは永遠にこないと思う。その末路は令和の世に入ってから幾らでも例があるではないか孤独業火に焼かれた青葉、狂気の刃を振るった平原、性欲と憎悪欲望に溺れた和久井――いずれも同じ末路に至った。兄の姿もまた、その一つにすぎなかった。

IT神輿美辞麗句を飾り立てる彼らも兄と同じく、一皮むけば糞と小便と涎とザーメンの混合物…汚物の様な感情だけで動くそれらが詰まった肉の袋、人とは言えぬ何かでしかないのだ。

今では、ミサイル爆弾を落とすにもスマホ写真を撮ってSNSで座標を知らせる、ということまでウクライナで行われ、かつてのアフガニスタンでは行われていたらしい。IT世界は確かに変わった。だがそれは悪い方向に、でしかない。

――窓の向こうで、東京の都会の灯がうっすら見えている。

ルカねえや兄の娘、そして兄と見た府中分倍河原の夜の様な星空は、その虚栄の光に隠れて見えなくなっている。

羽虫の様に光に集まる人々たち、欲も善も悪も聖も全てのみ込んで、東京の夜は深まっていく、田舎と都会の合間に住まう窓の外を見て、何とも言えない兄と、人の業の深さを感じている。

窓外に目を転ずれば、府中の夜空に瞬いた星は、もはや東京の灯にかき消されていた。星が見えぬということは、文明の光に包まれているということである。だがその光は、羽虫の群れをも包み込み、欲も善も悪も、すべてを呑んでしまう。

兄はなぜ首を吊らなければいけなかったのか。なぜ変わってしまったのか、ルカねえと兄の娘はなぜあんな目に合わなければならなかったのか。なぜヒーローは助けに来なかったのか。

星空も夜も、そして東京の光も、この苛立ちとも悲しさとも怒りともつかない感情の疑問に、答えを出してくれない…時は、ただ深夜二時の時間だけを静かに刻んでいる。

ジェンダーバカ女の教育論がメチャクチャ

https://x.com/hUATTcSBW463PEl/status/1963855183768646098

へー。中学受験では女性のが優秀な人が多く私立共学中学入学してるんだあ。男女同数の平等が許せない人の男子枠論については置いておくとしても

じゃあ私立女子中学生はさぞ優秀な人が多いんだろうなあ。

しか私立中学では女子校が多いくらいで私立中学に通う女性のが多くなる。ちなみに私立高校も女性募集のが多い。

区分 令和6年度
学校募集人員
男子 30 6,029
女子校 63 8,982
男女校 8910,608

 

あれちょっと待って?なんかおかしくない?

思い出してほしいんだけど、大学入試では東大とかの上位校の女性比率が低い理由

「女は教育にカネをかけない」、「進学を制限する見えない圧力がある」とか言われてなかったか

中学受験ですら私立中学という”大金”をかけて入学する性別女性のが圧倒的に多いぞ? 実際教育費は女性統計的にも高い。

 

家父長制で父親がイエの主である以上、進学を決める圧力を出す父親大学以前から大金学費投資することを許可してるぞ?

「優秀な娘を私立中学に入れるが、東京大学に入るのは許さん!」とか言うの?ありえなくね?

中学入試で成績優秀で私立中学に通うようなカネをかけてもらってる女子学生はどこいってんの?いなくなってるじゃん。

 

さんざん言われてるように早熟なだけで小中学生だけ優秀で

大学入試までに逆転されるだけってのが普通に考えられる結論じゃねえの。

2025-09-07

anond:20250906193338

今の都民って子供が寝てから帰ってくるくらい普通からな。

共働き普通学童保育に預けられるのも普通

23区とまでなると中学受験普通

足りない時間をどうにか工面して塾の送り迎えをするので精一杯。

大人子供も余裕がない。

2025-09-06

anond:20250905223151

どこで間違えたかは明確で、中学受験さえしなければ幸せだったのでは?

子供さえ付属校じゃなければ、マンション売った金で田舎セミFIRE一家団欒を手に入れることができたのに。

いいタイミングマンションを買ったのは大正解で棚ぼたラッキー

2025-09-05

anond:20250904183232

衣食住は足りちゃってるけど、それで貧乏人が働かない、というか働いて金を稼いでその金を浪費しないと困るから、せっせと劣等感を植え付けて働かせてるんだろ。

電車広告美容整形脱毛小学受験中学受験ばっかりってのは、そういうこと。

2025-09-04

小学生の時好きな娘のパンツ見まくってたけど今考えると絶対バレてた

掃除時間にみんなで雑巾掛けする時に、わざとその娘の後ろに陣取って床拭くふりしてパンツ見まくってた。

自分では上手くやってるつもりだったけど、周りから見たら明らかに怪しいか絶対バレてた。

「何かあいキモくない」みたいな空気クラスに漂いだした時に卒業を迎えて、俺は中学受験たから一人だけみんなとは違う中学に行った。

小学校生活が後少し長かったら絶対いじめられてたと思う。

8月5週LINEオープンチャットはてなブックマーカー」1週間のまとめ

これは何?

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらAI使用し、試験的にまとめまています

要約内容

🎓 教育受験・学び

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👨‍👩‍👧‍👦 家族子ども生活

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💼 仕事経済制度

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🤖 テクノロジーAI

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🍣 食・文化旅行

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🌏 社会ニュース法律

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🎭 文化・娯楽・自己表現

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🧠 メンタル人間関係

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📌 1週間分の総括

この1週間のオープンチャットは、教育経済負担AI倫理食と文化を中心に展開し、生活感のある小話(ペット、紛失物、誕生日)と社会的な問題意識税務署法律環境格差)が交錯する内容だった。

全体としては、日常のささいな悩みや楽しみを共有しながら、未来への期待と不安子ども仕事AI社会)を語り合う、等身大生活社会交差点が浮かび上がった。

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