『大阪府河内長野市・烏帽子形八幡神社』
大阪府河内長野市喜多町に鎮座する「烏帽子形八幡神社」を訪ねてみる。
場所は南海・近鉄の「河内長野駅」の南西方向の烏帽子山の東麓であるが、国道をバスが頻繁に走っているので、それを利用すると便利である。
バス停は郵便局前、停留所から西方向へと神社の参道が延びる。
神社の社頭は東向きである。
そして社頭には南北に「高野街道」通っている。
社頭には、社号柱、鳥居が建つ。
更に鳥居前に一対の狛犬が祀られている。
鳥居を潜ると石段である。
そして石段途中の右手には恵比須神社が祀られている。
石段を昇り詰めると本殿前である。
灯篭、鳥居、そして瑞垣・中門となる。
そして本殿である。
本殿は国の重要文化財に指定されている。
本殿の祭神は、素盞鳴命、足仲彦命、神功皇后、応神天皇である。
境内社であるが、先ずは白山社、比良野社である。
そして稲荷社である。
境内の風景であるが、右側から眺めると、左側に割拝式の拝殿、右側に本殿である。
また、白壁の神具庫もある。
また神社境内からの眺めは、東に金剛山が見える風景である。
この烏帽子形山には、楠木七城の一つとされる烏帽子形城があった。
楠木正成の子で、正行の弟の正儀がこれに拠り、城の鎮護として創祀したのがこの神社の創始と伝えられている。
http://http://fujisirorei.blog.fc2.com/blog-entry-621.html(参照)
その後、天台宗の神宮寺である高福寺が創建されるなどしたが荒廃し、室町時代に、河内源氏の末裔と言われる石川八郎左衛門尉が新たに入母屋造りの社殿を建立したとされている。