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はてなキーワード: 下馬評とは

2024-12-02

[]2024年12月場所

(先場所まで不動の横綱だったあの増田まさかの陥落。代わりに台頭したのは知る人ぞ知るあの増田でした)→【今回の十両】

横綱(触れてはならぬ人たち)

詳しくはこちらを参照。ナニがきっかけでそうなったか知らないが、男叩きや特定個人誹謗中傷目的としたTogetterのまとめを複垢で作りまくっては、それを増田はてブ拡散しようと企む某ツイフェミ

男叩きのためならいつもちゃんねるとかい誰も知らない掲示板にまで粘着する執念深さ。すでにTwitterTogetterはてブで凍結や垢BAN、404化を経験しているにも関わらず、すぐ別垢で戻ってくる札付きの悪質ユーザーである

ただ「Twitter」「Togetterコメント」「ブコメ」「トラバ」のそれぞれで文章を使い回す上、噛みつく人物ネタも同じ(共同親権ヴィーガン絵本作家のぶみ」・龍神・はるくもなど。最近では案の定、暇空に粘着している)。

はてブでも複垢悪用し、404化を食らった前科持ち。こいつの関与が疑われるはてブidが前回からさらに増えており、「idが違うのになぜか文面が全く同じ使い回し」のブコメまで存在する。

なお、これらidと同名のツイ垢存在し、「彼らに依頼してブコメコピペ投稿してもらっている」説が浮上している。というのも依頼の文面まで丸ごとコピペしてしまったアホなブコメがあるため。

「🍆」などのワードに異様な速度で反応し、「24時間はてブに住み着いてるニートおじさん」などと脊髄反射するのがお約束最近1垢お仲間が増えたようだが別の1垢がBANされるなど懲りない模様。

一部は凍結されたり別垢で復活したり提訴されたりしているようだが、中の人が同一かどうかはあくま不明

🐇

左翼フェミ叩きに対して憎悪を燃やすベテラン増田ネーム増田の中ではおそらく最古参

「711」「R30のところにコピペしないの?」「いつもの地ならし」「○時まで寝ていたんだ」「見つかりそうか」「ということにしたいのですね」「おばさんはいいんだよ」「女子大生の設定では」「プロパンガス専門家でしたっけ」などと、意味不明クソリプ飛ばしてばかりいる。

また「プライベートで○ブクマwww」「自演リー」などと、むやみやたらにセルクマ自作自演を疑うのも特徴。

自分の気に食わない奴は全員同一・特定人物」という思い込みが非常に激しく、最近では無関係な他の増田をしきりに「番付作成者」呼ばわりしているが、

実際には政治思想と無縁な増田因縁をつけることも多い。結局のところ噛みつく基準は謎。

場所番付公開直後に大いに暴れまくり横綱下馬評に違わぬ基地外ぶりを見せつけた。

短文エントリとある事件裁判について仄めかしを行う、なんか糖質入ってる感じの増田

「仄めかし」「公益通報」「電磁波攻撃」など特定ワードに対して即座に反応し、自分エントリ引用されるとすぐ削除するのが特徴。トラバ除けに増田URLの末尾に「#」を付けたり、エントリの書き換えもよくやる模様。

最近番付に加えなぜかオレオレFC運営まで目の敵にしている他、ニーターパン相手レスバを行うなど見境がなくなりつつある。

深夜の4時台にトラバを付けたりするなど、生活リズム崩壊している模様。無関係相手トラバを飛ばす様子はニーターパンや字下げ、全盛期ピアノマンといったレジェンドに肩を並べつつあるので横綱昇進。

4、5年前のエントリ言及されたにも拘らず「なぜか」数日後に投稿が消えているなど、中堅増田の域に入りつつある模様。んで爆サイとかでくわざ増田で仄めかしやんだう…

大関

某空や某NPO関連のニュースが棘やXで配信される度に嬉々としてコピペエントリ投稿する増田

掲示板に過ぎない増田が他サイトと比べてなぜか「政治ジェンダー臭のキツい」掲示板に成り下がる元凶となった一人。

複垢フェミと並び党派性臭い増田代表格。同一人物説もあるが詳細は不明最近は同氏が裁判で敗訴したこともあり発作が悪化している模様。

こいつが現れるとタフくんが便乗して「しゃあっ 暇アノン連呼増田!!」などと茶化してくるのはお約束

横綱とは別の意味で一個体として存在認識されつつあるので、いい加減番付入り。

女性下方婚しない」を筆頭に様々な持ちネタを操る反フェミ増田

こいつに対して「夜は下方婚してますよね」とクソリプする別の増田もいる。

ブクマカとしても活動しており、最近こちらの方が目立っている感があるが、増田でも現役。

関脇

場所までの不動の横綱がほぼ丸一場活動を停止し、関脇まで陥落という異常事態。…というのも自分語りによると、最近まで拘留されていた模様。

昭和時代イオン女装子などの例外を除き、森羅万象罵倒して回る増田自身の経歴からか、特に法や行政裁判所、刑務所を目の敵にしている。

その名の通り行頭が字下げ形式で、トラバanond:〇〇形式ではなくURL直貼りなのが特徴。

何度も削除を食らっては毎回戻ってきており、かつての安倍bot低能先生に劣らぬ危険人物

自分語りによれば、殺害予告による二度の逮捕歴に加え、今なお各所でトラブルを起こしているらしい。

文頭をスペースで空けるため、「字下げ増田」と呼ばれる(ごく稀に空けないこともある)。別名●ミさん、●ーさん他。

得意技は怪文書じみた判決文やセルフ精神鑑定最近数学ネタに加え風俗ネタもかなり多い。

なお、増田で本格的に暴れ始めたのは2019年からだが、実は超ベテランで、ネットのそこかしこ活動痕跡が見られる。

詳しくはこちらを参照。🐊「オッ…オレに聞かんでくれえッ」に代表される獣王クロコダインのセリフつぶやく増田

正直ランクインさせるかかなり迷った。というのも今場所後半は緩やかに活動を停止していたからだ。

とはいえ"🐊「"のキーワード検索結果が3,000件超というのは無視できないこともあり、今場所を大いに盛り上げた功績を評価番付入りとなった。

国語先生通称こっくん。突然現れては規約違反を厭わずブクマカや増田をグッサリ刺してくる、通り魔のような増田

投稿頻度が不定期に増えたり減ったりしているが、例のテンプレ文体を使っていないだけで、普通に潜伏している可能性もある。

場所はあまりブクマ数を稼げなかったこからあえなく関脇まりとなったが、500超のブクマをかませばいつでも大関に返り咲けるポテンシャルを持っているのが彼の恐ろしいところ。

レスバトルになると乱入し、漫画「タフ」の語録を投下していく増田

そもそも原作でタフの主人公猛虎弁らしい口調なので、元ネタを知らなければ猛虎弁増田区別がつきにくい。

傾向としては「しゃあっ ○○!」の形式セルクマプライベートブクマなどを揶揄する目的で用いられることが多いようだ。

この他にも昼休みや週末になると「愚弄開始だGO──ッ」とヒートアップする増モブや、弱き者男性ネタを鬼龍おじさんに絡める増モブもいる模様。

パンティー




詳しくはガルシアの調査結果を参照。今年で40歳の模様。おめでとう。

やたらとクンニに執着する増田変な絵文字「✋(👁👅👁)🤚」を使うのが特徴。

トランス女性女性です」と日々壊れたラジオのように訴えている増田。結局のところ当事者なのかTERFなのかアライなのかは不明

詳しくはこちらを参照

その名の通り「死ね「バカ」連呼し、ただし投稿をすぐ消すため、痕跡が残らない。すぐ投稿を消すしょーもない煽りカス増田

死ね先生バカ先生複数個体存在している模様。22時過ぎに現れることが多い。指摘されて削除逃亡するくらいなら書き込むなよ…

小結

  • あおやまです

こいつも糖質臭い自称女性増田。"おまんこちゃんず"なる集団ストーカーレズ対象として狙われているらしい。

「でもキモくて金のないおっさんは○○ですよねわかります」の定型トラバ構文を使う増田

増田では最盛期に比べあまり目立たなくなったが、オリジナルと思われる特定ブクマカが存在する。

詳しくはこちらを参照。https://archive.md/eeikJのようにChatGPT風の日記投稿し、海外サイトスパムをaタグで潜ませる増田

「~と、なぜか心も~」という謎の構文を用いていたこから、「イマジナリーフレンド増田」の異名を持つ。

トラバで指摘されたらすぐエントリが消えることから増田に常駐している模様。

最近はRobuxとかいうオンゲ系のスパムブクマする別個体が現れている模様。運営さんお疲れ様です。

詳しくは同キーワードを参照。ペトションに一過言あると思われる増田。くさそう

前頭

しきりに他人NPC呼ばわりする自称プレイヤー増田。たまになろう系作品宣伝もする。

しかし延々と同じ内容ばかり投稿するため、むしろこいつ自身NPCbotのような存在に成り果てている。

ミニ四駆好き?」の一言トラバ増田。たまにミニ四駆について熱く語ってたりする。

ゾイドメタルヒーローシリーズなど、90年代ホビー全般に造詣が深い模様。

最近以前のエントリが大量に削除されていた模様。何があった…?

はてな記法を使いなぜか増田コマーシャルを流している増田。例えばこんなの

増田人気コンテンツのタフやColaboに加えaiueo700などネタ豊富

東京都知事選間中政見放送のアレで複垢フェミ関をおちょくっていた。🍆

肛門臭」を連呼する増田引退宣言が出されたらしいがその後も同様の投稿があり、別人が真似している可能性もある。

他の増田いらすとやへのリンクを貼る増田URLだけ貼ると反映されない仕様のためか、「(^^)」という顔文字も添えられている。

目的が謎だが、一応イラストは毎回違うらしい。

何の前触れもなく「ワイは~」と誰も聞いてない自分語りトラバ爆撃を繰り返すなんJ臭い増田。なお何人いるかわからん模様。

特定増田として、体重100kgという設定の増田カテゴリー今日のワイの餌」で日々の食事を記録する増田などがいる。

トラバでやたらと市民ミュージカルおすすめしてくる増田

以前は「コモンビート」という、ピースボートかそこら系のNPOサイト宣伝することもあったが、これが規約に引っかかったのか、投稿が全て消えたことがある。

集団ストーカー被害者自称し、報道法整備を求めている増田。お察し。

SNSを目の敵にしており、「マスコミ芸能人のインスタ投稿を元にしょーもないコタツ記事書くぐらいなら集ストテク犯を特集しろ」が持論。前半部だけなら一理あるが…


詳しくはこちらを参照。抽象数学とか超弦理論とかの話題を所望している増田

そこから具体的な話を膨らませることはないので、当然それらの話題になるはずもなく誰から相手にされない哀れな存在

↑で始まる自分語り増田。こいつも何をしたいのか不明

  • たし🦀

増田に生息する定型トラバ一種。他に「礼には及ばんでござる」「うるせぇ小便小僧」など。

投稿ネタを指摘する増田複数人おり、微妙仕事ぶりが異なる。

ただご存じの通りブクマカはトラバも本文も読まない上、過去再放送ネタにも平気で釣られて伸ばすダボハゼなので、あまり意味がない。

また、彼らに対して「再投稿は正当な権利」と訴える増田や、彼らをおちょくるためにわざと再投稿を繰り返す増田

果ては「再投稿更生学校」「再投稿支援学校」といったネタまで登場しており、治安維持に役立っているかどうかも疑わしい。

Googleのキャッシュ機能廃止され、近い将来お役御免になる可能性がある。

既存単語微妙並べ替えした変な検索をしている増田検索件数らしき数字もあるが、どこでどういう検索をしているのか不明

土下座謝罪いたします」という定型トラバを乱発するクソリプ増田。元の増田である可能性は低い。

名前の通り高校球児欲情する増田。もう冬ですね。

「マスガキ」を連呼し「女を舐めるなよ」が口癖のロックンロール増田

この増田自身がマスガキというわけではなく、おそらくメスガキとも無関係

「◯◯3選」で3つ挙げた後に「あとひとつは?」で締める様式美増田。もはや増田ミーム化しつつある。

ただ、あからさまにトラバブクマ狙いの仕草が嫌われることも多い。

はてなーブクマカ、増田に対し日々呪詛言葉を唱えている増田最近呪詛言葉に加え所感と思しき書き込みが添えられるようになった。

2024-08-01

激遅ミッドサマー感想監督メンヘラ女に恨みでもあるんか?

遅ればせながらミッドサマー見ました、ディレクターカット版。まぁ夏休みからね。せっかく見たわけだから感想をどこかに違法投棄したかった。

一言感想を言うと、

監督メンヘラ女に恨みでもあるんか?」

だった。

とにかく「共感」という感情の働きをグロテスクに、狂気的に描写している。下馬評を聞いて、カルト村にやってきたよそ者が現地のネーチャンとパコパコした後に、愉快な仲間と共にグロ処刑されるよ!って話だと思っていたので、なんか予想と違う角度からの露悪的な表現に、自室の椅子から転げ落ちてしまった。劇場で見なくてよかった。ありがとうamazon prime

とりあえず、結論である一言感想に向けて話を順に進めていく。

なぜペレダニーに寄り添おうとするのか?

本作の主人公であるところのダニー、これがまた悲劇人物で、双極性障害の妹がダニー以外の家族を巻き込んで無理心中してしまうという、壮絶な背景を抱えている(ルックバックであれこれ言われた我が国ではできそうもない設定だ)。さらに言えば、彼女自身パニック障害持ちと、かなり苦難の人生を歩んでいる。

そんな彼女にも、理解のある彼くんこと、クリスチャンがいます……と思いきや、このクリスチャン理解ある彼くんになるにしては力不足。作中冒頭でもダニーの電話辟易としている様子が描写されている。ダニーが不安になるたびに電話がかかってくるので嫌になったんでしょうね。

無償感情労働に耐えきれないようでは理解ある彼くんは務まるはずもない。

また、クリスチャン自身ダニーの誕生日を忘れてしまっていたり、自分旅行計画彼女に伝えてなかったりと、純粋に彼力が足りてない部分も描写されている。

そんな彼の落ち度をダニーが非難して謝らせ、ダニーはそこからさらに追撃(本当に心から謝ってる?攻撃)をかまし、そしてクリスチャン非難され返して慌ててダニーが謝るという場面がある。

典型的メンヘラ女[^1]の破局カップルだ。このような描写リアリティに、製作陣の誰かの不満を透かして見ずにはいられない。

そんな彼女の前に現れるのがペレ。この物語ペレに誘われてホルガ村に来たクリスチャンダニーとその仲間たちが、ダニーを除いて村の生贄にされる話であるから、彼は物語的には黒幕、あるいは元凶である

そんなペレは、作中でダニーに対し「自分も同じ境遇(家族を失った)だから」と彼女の悲しみに寄り添おうとする。

典型的NTR男じゃん!!!!!!こんなん絶対下心じゃん!!!!!!

……と思いきや、不思議なことに彼は作中一度もチンポを出さない[^2]と、いまいち意図がわからないキャラクターとなっている。なんなら誕生日を忘れたクリスチャンフォローしたのもペレだ。NTR男だとしたら敵に塩もいいところだ。

そう、こいつは「それは彼氏が悪いね。じゃあ挿れるね……」をやる気がないのである。はっきり言って異常だ。

そんな彼の動機も、作中中盤に明かされる。自身家族を失った悲しみをコミューン(ホルガ村)に支えてもらったと。だから同じようにダニーもホルガ村で支え合えると。

まり宗教である。男が女に寄るとき、その理由セックス宗教か金の3択だ。こいつも例外ではなかった……というのはさておき、動機だけ見ると善性寄りに思える。

そのホルガ村に異常がなければの話だが。

ホルガ村の「共感性」について

作中でダニーたちが訪れるホルガ村。ホラー作品類型漏れず、この村は姥捨てからスピリチュアル儀式人身御供までを幅広くこなす、分かりやすキリスト文化圏外のエログロホラーカルト村だった。

ここまでは典型的因習村といったところだが、ホルガ村にはホラー作品としては珍しい要素がある。

とにかく村民同士で共感しあう事である

どういうことかというと

  1. 姥捨てのために崖から身を投げた老人が死にきれず苦しんでいると、儀式に同席していた村民が、老人の苦しみの声に共鳴して嗚咽をあげる
  2. スピリチュアルセックス儀式では、挿入されて喘ぎ声を上げる女に共鳴して、周囲を囲う女たちが喘ぎ声をあげる
  3. 彼氏自分を置いて知らん女とスピリチュアルセックス儀式をしていた様子を目撃したダニーの嗚咽に共鳴して、大号泣してともに悲しみに暮れる

など。ホラー因習村としてはユニーク表現だ。そして、これこそがペレの言っていた「家族を失った悲しみをコミューンで支えてもらった」の真相である。この村は、とにかく村民同士で共感し合って、悲しみを乗り越えるようだ。

そして、紆余曲折あったダニーはホルガ村に迎え入れられ、紆余曲折あって知らん女とスピリチュアルセックス儀式をしていたクリスチャンを生贄に捧げることを決意したのであった。燃えるクリスチャンを遠目に眺めながらダニーはニッコリスマイルを浮かべて映画は幕を閉じる。

まりどういうこと???

ここから先は物語の中では描かれず、それぞれの解釈に委ねられている。故に、自分も己の解釈を述べることにする。

共感とは、感情共産主義化である

ホルガ村で行われている、この共感メソッド。その目的は、個人が抱えるには重すぎる苦痛コミューン全員が共有・分配することで苦痛を乗り越えることにある。また、協力して苦難を乗り越えることからコミューン内の結束力を高める効果もあるだろうし、感情の共有を徹底すれば「村民同士で共感しない感情については村として承認しない」という仕組みを作ることができる。これぞまさに共産主義的な支配に他ならない。

現に、姥捨の場面では「こんなことおかしい」と叫ぶ余所者感情には一切共感せず、しかし村に迎え入れられたダニーの嗚咽には共感してみせた。このように、村をあげた共感儀式は、その他の共感しない感情排除する効果がある。カルト式の集団運営に一役買っているのだ。

そしてこれは、ダニーがクリスチャンに求めていたものでもあった。

双極性障害の妹から連絡が絶えた不安共感して欲しい、この不気味な村から早く抜け出したい、そういった感情への共感を、ダニーはクリスチャンに求めてきた。しかクリスチャンはそれを受け止め切ることができず、ダニーはそれに不満を感じていた。

そして、共感に対する内なる欲求ペレに見透かされたからこそ、ペレダニーがホルガ村に来ると知ったすぐ側からダニーに寄り添い始めたのだ。村人が「ペレの見る目は確か」と言ったのは、そういうところを指しての言葉だろう。

しかしながら、ずっと笑顔の戻らなかったダニーが、スピリチュアルメイポールを通じて村の女性と心を通わせ、恋人を失う悲しみを共有することでやっと笑顔を取り戻すという展開からは、ホルガ村を迎え入れたことそのものが幸か不幸かは判断がし辛くはある。

ダニーの行き着く先がカルト村という結末自体寓意に満ちている

人は誰しも自分感情共感してもらいたいものだ。しかしながら、共感他人問答無用押し付け、そして押し付けられることを選んだコミューンの行き着く先がエログロカルト村というのも、寓意を感じずにはいられない描写だ。

なにより、ダニーのような、恋人感情労働を押し付ける女がそのようなコミューンに適合するという描写が、そのような人間の行き着く先は地獄であると暗に示しているようでならない。

現代ではエコーチェンバー効果という言葉を聞くことも珍しくなくなってきた。思想の似通った者同士が通じ合い、かくして狂気は産まれるのだというストーリーは、思い返せば現実でもよく見る構図であった。

もし、この映画から得られる教訓があるとくれば、それは「共感のしすぎ、求めすぎ」は狂気を招くということではないだろうか。

是非とも身に覚えのあるメンヘラ女の諸氏におかれては、このことを胸の片隅にでも置きながら、周囲への配慮を怠らずにいてくれれば幸いである[^3]。

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[^1]: このように書くと、パニック障害なのだから仕方ないじゃないか差別だなどと書かれるかもしれないが、そもそも恋人無料セラピストではないのだ。クリスチャン自身ダニーを支えきれないことを自覚し、別れ話を持ちかけようともしているのに、単純にクリスチャンクズ男扱いして死んで当然扱いする感想記事があり、あまりにもあまりにもであったので、ささやか抵抗として、このように駄文ゴミ捨て場に投げ捨てている。

[^2]: ちなみにクリスチャンはチンポを見せている。

[^3]: 決して私怨ではない。

2024-07-16

下馬評からして勝てる選挙じゃなかったし次に繋げる選挙以外の意味なかったじゃん?

百合子もう年だから蓮舫なり石丸なり次出たら勝てるでしょ?

何で敗戦処理グダグダなん?

まあ4年後にはこんなグダグダ忘れてるかもしれないけど

2024-07-14

anond:20240714165701

下馬評では1年生のみんなはヤバすぎてとても授業させられないって話だったから1年の授業はなしにしてもらってるんだ〜と告げるべき

2024-07-09

ひまそらあかね (暇空茜) の都知事選評価する

2024年東京都知事選挙は、大方の予想通り現職小池百合子氏の圧勝に終わりました。午後8時の投票締切と同時に当確が発表される、いわゆる「ゼロ打ち」であり、他候補そもそも勝負土俵にすら上がらせてもらえなかったというのが率直な評価ではないでしょうか。

けれども、X (旧Twitter) などネット上で大きく注目され、毀誉褒貶半ばの話題を集めていたのは、東京都福祉政策に対する不明瞭な支出を追求しており、電撃的出馬宣言したひまそらあかね (暇空茜) 氏であったように思います

私自身も、ひまそら氏に対してはColaboとの争い当初から注目しており、今回の選挙戦も興味深く見守っていました。今回のひまそら氏の都知事選挙の結果評価について書き残しておきたく、初めて投稿してみます

ひまそら氏の選挙結果

ひまそら氏の最終的な得票数は、大方の下馬評を覆す11万196票でした。これは区議都議を十分に狙える得票数であり、結果だけを見れば大健闘と言って差し支えないでしょう。実際のところ、得票数10万を超えると予想していた人はごく少数であり、私自身もせいぜい5万票程度に留まるだろうと考えていました。顔出しなし、政見放送なし、街頭演説なし、ポスター貼りなしという「縛りプレイ」で、純粋ネットのみの選挙運動可能性を強く感じさせるものだったと言えます

けれども、この都知事選はひまそら氏にとって得るものが少ない割に失ったものは多く、ひまそら氏にとっては完全な「失敗」であったと私は考えています

石丸伸二氏の大躍進の阻止失敗

ひまそら氏が電撃的出馬を決意した理由は、石丸伸二氏の当選を「阻止する必要がある」と考えたからだと述べています

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/06251240/

最初に述べた通り、今回の都知事選は序盤から終盤まで終始現職小池氏の独走状態でした。仮にひまそら氏が出馬しなかったとしても、今回石丸氏が都知事になる可能性はほぼゼロだったでしょう。歴史にイフはないので、ひまそら氏の出馬がどれだけ石丸氏の票を「喰った」のかは分かりません。

けれども、ひまそら氏の得票数 (約11万) を石丸氏の得票数 (約160万) に足しても、小池氏の得票数 (約290万) に遠く及ばないことを考慮すると、ひまそら氏が立候補しようがしまいが、いずれにせよ石丸氏は今回都知事にはなれなかっただろうし、ひまそら氏の選挙活動選挙大勢ほとんど影響を与えなかっただろうと言えます

そもそも都知事選挙告示前に公表された情勢調査では、石丸伸二氏の支持率供託金没収ライン(10%)を下回る8~9%程度だったと報道されていました。

https://president.jp/articles/-/83050

蓋を開けてみると、石丸氏はそこから15ポイント以上も上昇した24.30% の票を得ています。これは大躍進と評価できますし、石丸氏は経歴と年齢を考えれば十分に「次」へと繋がる実績を残せたと言えます

私自身は、石丸氏のパーソナリティにはかなりの不信感を抱いており、公職に就く人間としては不適格であると考えていますが、少なくともこの結果だけ見れば、ひまそら氏は石丸氏を止められなかった、ひまそら氏の批判石丸氏にほぼ何の影響も与えなかったと評価せざるを得ません。

ひまそら氏が都知事選挙から新たに得たものほとんどない

ひまそら氏が今後真剣公職を目指すのであれば、今回の都知事選得票数一定の影響力を持ちうるでしょう。そうではなくとも、たとえば内野愛里氏のように、純粋に売名のために選挙を使うこともできたはずです。けれども、ひまそら氏は今後政治家を目指す野心はないと述べており、政見放送ポスター街頭演説などを効果的に使って自身政策課題を広くアピールすることもしませんでした

私が見る限りでは、ひまそら氏のXやYouTubeでの選挙活動は、既にひまそら氏のことをある程度知っている人間 (支持者であれアンチであれ) にしか見られていなかったように思います。ひまそら氏のことを全く知らない人に、いか自分自身と(いわゆる)WBPC問題を知ってもらうかという観点での運動はありませんでした。そのため、ひまそら氏は選挙期間中にもそれほど多くの新規フォロワーYouTubeチャンネル登録者を獲得できていません。ひまそら氏の敵視する石丸氏が、XやYouTube効果的に活用して自分を知らない人 (特に若年層) に効果的に名前を売り込んでいたのとは対照的であると言えます

ひまそら氏は支持者の忠誠心と信頼を浪費した

先に述べた通り、ひまそら氏は、新しい支持者を得るためのアピールをするよりは、既存の支持者の忠誠心を高め、コアな支持者の口コミ活動に注力する選挙活動指向していたように見えます。ところが、ここでもひまそら氏は大きな失敗を犯しています。端的に言えば、支持者の期待のコントロールに失敗し、その信頼と忠誠心無駄に浪費してしまったのです。

都知事選投票日の数日前、ひまそら氏は「あ、これ俺マジで一位狙える位置だわ 一か二位の予想出てるんじゃないかな」、「「ひまそらあかね」と「小池百合子」の一騎打ちになっている」 と主張していました。

https://x.com/himasoraakane/status/1809420085226008590

この主張がどれほど本気だったのかは分かりません。戦争最中大将弱気を見せるわけにはいかないという理屈も分かります。けれども、実際のところ、全選挙期間を通してひまそら氏の情勢はせいぜいが泡沫候補中位~上位であり、これはあまりにも事実認識を欠いた発言でした。

ひまそら氏本人が書いたものではありませんが、投票日の数日前「都知事選百合子とひまそらの一騎打ちになったという情勢についての解説」というnoteがひまそら支持者の間で広く流れていました。

https://note.com/ks_kaz_game/n/n286e6f7c1ac0

少なくない支持者が、本気でひまそら氏が都知事になれる可能性があると考えて、口コミショート動画作成によるひまそら氏の周知・投票呼び掛けの活動をしていたようです。また、ひまそら氏自身も、「この国が終わる」「自分逮捕される」と支持者の危機感を強く煽るような選挙活動を行なっていました。ところが、結果的には文字通り「桁違い」の敗北であり、支持者の信頼と忠誠心を大きく裏切ったとしか言い様がありません。また、出馬判断から選挙情勢・票読みに対するひまそら氏の「カン」に対する信頼は大きく損なわれたと言えるでしょう。辛辣に言えば、大将事実認識を誤り、兵士を負け戦に突撃させ無駄死にさせた状況です。

いわゆる時事系YouTuberと呼ばれるような、動画でひまそら氏の言葉拡散する本当の中核的な「信者」は、何が起こってもひまそら氏から離反することはないでしょう。けれども、積極的発信をするわけではないもののひまそら氏を支持しているコアな支持層忠誠心と信頼は大きく削がれたように見えます

ひまそら氏の今後について

先に述べた通り、今回の都知事選におけるひまそら氏の選挙活動は、かなりの健闘だったと言えます。けれども、ひまそら氏が今後この政治的影響力を有効活用することは、以下の理由から非常に困難です。

・ひまそら氏自身名誉欲や公職への野心がない

・氏のパーソナリティ上の問題から既存政党からの推薦を得ることは非常に難しい

・ひまそら自身が、選挙への出馬は今回限りであり別の選挙に出るつもりはないと主張している

(ウソをつかない、一度口にしたことを覆さないというブランディングをしている以上、すぐに別の選挙に出ることはできない)

・電撃的出馬によるサプライズ効果や、候補者の新鮮さは選挙を繰り返す度に剥落するため、今後選挙に出るたびに得票数は減少する

(ひまそら氏のプライドの高さから考えると、今回の選挙結果すら下回るような惨敗を何度も許容できるとは思えない)

・コアな支持者の危機感を強く煽るタイプ選挙戦略は、そうそう何度も使えない

・ひまそら氏の「カン」の鋭さに対して、ひまそら氏自身も支持者も信頼を失った

結語

既存政治団体後ろ盾を持たない無名候補者の選挙活動として純粋評価すれば、ひまそら氏はかなり健闘したと言えます。一方で、ひまそら氏自身が掲げた戦略目標(石丸氏の政治的影響力排除)は達成できなかった上に、自軍リソースを徒に浪費しながらも何ら今後に繋がる利益を得られなかったという意味で、彼の都知事選挙出馬は「失敗」であったと評価せざるを得ないでしょう。

2024-06-18

下馬評だともう蓮舫負け確定なんか

何だそれ???

2024-05-24

anond:20240524152932

ドラフト時の下馬評がテルと対照的だった大山がここまで成長したことに涙を禁じ得ないのは俺なんだよね

実力で虎党の手のひら返すとかすごくない?

2024-04-21

明日の朝、「市役所辞めます」と上司に言うつもりだ

「ねぇ、増田くん、『せっかく転職したのに、こんなはずじゃなかった』って思ってない?笑」

市役所転職した1年目、6月の半ば、午後11時過ぎの市役所の3階。終電のある上司PCの電源を切り、帰宅の準備を始めていた。

営業車で事故死しないだけマシだ、ってこないだ妻に言ったら笑ってましたよ」

ハハハ、と一笑いして、その日僕らは解散した。

新卒営業職を2年やって、ワークライフバランスやらなにやらを考え、地元市役所転職した。

営業時代終電、あるいは終電後に営業車に乗って帰宅する日ばかりだったので、市役所転職すれば憧れの9時5時だと思っていたが、わずか2か月でそれがかなわぬ夢だったということを悟った。

6月の残業時間は正確には66時間だったが、翌月、別室で新人研修中に管理職に呼び出され、廊下で「申し訳ないがこれは……」と言われた。

「わかりました」と答えた。給与明細確認すると、44時間になっていた。

僕はそれからその部署にいた3年間の間、平均で60時間程度時間外勤務をしていたが、時間外勤務手当は毎月10時間申請していた。

「えっ?俺、8時以降残ったこと今まで一度もないよ」

税金関係部署に配属になった新卒ストレート同期と偶然昼飯を一緒に食べに行くことになったときに、同期がそう言ったのを今でも覚えている。(この8時というのは、たまにやる夜間の納税相談業務が終わる時間のことだ)

4年目、2部署目では課長補佐からパワハラを受けて、常に胃痛を抱えて仕事をしていた。朝食を食べても吐くので食べなくなった。

課長補佐マイクロマネジメント攻撃してくるタイプで、係長時代から担当破壊しまくっており、前々任者も、前任者も病休に追い込まれていた。

1月ぐらいに人事課に相談し、人事課の用意したカウンセラーと話をした。

「こういう時、手に職でもあれば『やめてやる!』ってなるんですけどねぇ」と僕は話した。

結局、係長課長補佐課長の3人が人事課に呼ばれて何か指導をされて終わりで、課長補佐は年度替わりに異動していった。

電話だって何を言い出すのかわからいから聞いてるのに」課長補佐が対面に座る係長に向かって、僕に聞こえるようにそう言ったのを耳にしたとき、いささか僕は驚いた。

「そうですね……前の部署で一緒に仕事をしてた外部の方と電話した後に、「なんだ今の話し方は」って言われたんですよ。相手フランクに話すのも気に入らないんでしょうね」

どんな指導が辛かったですか? とカウンセラーに尋ねられた質問の答えを、本人の口から聞けるとは思ってもいなかったからだ。

係長とはもう一年一緒にやったのだが、「自身パワハラ消極的には加担していたこと」だったり、前年度のパワハラによるデバフのかかった自分評価基準だったので、ギクシャクしたまま一年を終えた。

6年目、新しい係長自分のことを前々から買ってくださっていた方で、「前任からお前の評価を聞いてはいるが全く信用していない、一緒にいい仕事していこう」と言ってくれた。

実際、温めていた企画提案して採用されたり、ワークライフバランスも最高に良くなった。仕事終わり、料理係長と一緒にスーパーに買い物に行き、日テレ夕方ニュース番組「every」がやっている時間帰宅し、妻の帰宅を待つ日も増えた。

6月の金曜日、突如課長に呼び出された。

「隣の係に異動してきたAが来週から病休に入ることになった。申し訳ないが、来週からAと配置変換してくれないだろうか」

Aはお察し枠の人間で、配属される部署毎に病休を取っていて、下馬評も最悪だったのだが、その災禍がまさか自分に降りかかってくるとは思ってもいなかった。

ちなみに、Aと同時に異動してきた隣の係長定評のあるお察し枠で、最終的にその係長自分配置転換後、すぐに病休に入った。

係長不在の中、Aの担当していた仕事、Aが残した爆弾(やり方がわからないので手を付けてません、と付箋を貼った4月受付文書)やAが戻ってくるまで、戻ってきた後も前の係の仕事……そして最後にはコロナ対策新規事業まで自分に回ってきた。

その日以降、帰宅すれば「every」はとっくに終わっていて、帰宅すれば「ニュースZERO」が始まっているようになった。

翌年度にはAが異動して、自分は元の配置に戻してもらえるもの係長自分も思っていたのだが、結局引き取り手がいなかったため、Aは残留することになった。

課長に呼び出され「申し訳ないが、今の状況を見ればAとお前の配置を元に戻すことはできない」と言われた。

「わかりました」と答えた。

明らかに怒りに震えながら自席に戻ってきた自分心配して、皆が集まってきた。

自分を活かそうとしてくれないこんなクソ職場、辞めてやりますよ……」と言う自分係長は諫めてくれた。

7年目は部署新卒新人が来て、自分教育係となった。これは大変いい経験だった。すぐに仕事を覚え、ミスも少ない優秀な後輩だったが、仕事ストレスの症状まで自分ミラーリングしてしまい、胃痛を抱えたまま出勤し、胃薬を分け与えて二人で飲んだこともあった。

この年もAは病休を取り、未練の残る仕事をまたやらされる羽目になった。

その年、異動の内示が出たのは係長自分で、Aだけが課に残ることになった。

「なんか馬鹿馬鹿しいよな。俺たちの2年間はなんだったんだろうな」と係長タバコを吸いながら僕に言った。

「本当ですね」と僕は言った。

8年目、3部署目は現場対応から政策的なことまでなんでも取り組む部署で、それまでやってこなかった議会関係議員の”オネガイ対応もやることになった。

数人の(あるいは1人の)支持者から陳情を持ってくる議員、やっていることは議員としては正しいかもしれないが、もう少し取捨選択してくれというか、まぁいい。

12月のある日、既にその係での年数が長く翌年度異動がカタい、仕事ものすごいできる先輩が、上司に「もう今の時点で既に100時間は土日出勤している」と言ってるのを聞いてしまった。

先輩が異動したら次に「土日100時間出勤する」のが誰か、それは火を見るより明らかだった。

それから転職活動をし始めた。リクルーターに言われるがまま何十社もエントリーし、面接には8社呼んでもらい、3社最終面接まで行ったがうまくいかなかった。

3月下旬に9年目の人事異動が発表された、できる先輩は異動が決まり自分が異動希望を出していた課にパワハラ課長補佐が異動になっていた。

「あ、もうこれはだめだ」と思った。

その日の夜に応募した企業から、この水曜日内定の連絡をもらった。

「はっきり言うと、毎日何十件も応募がある中で、増田さんが選ばれるとは思ってなかったんです。増田さんの年齢で異業種、しか希望年収よりアップするなんて奇跡ですよ」とリクルーターに言われた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/844018cccc955042ff8c014db3b721c90f662f3a

ちょうど昨日の土曜日に、Yahooニュースでこんな記事が出ていた。

上司もきっとこの休みのうちにこのニュースに目を通したことだろう。

2023-08-24

NPB球団イメージ

バファローズ なんか普通に強いけど人気ない

ホークス なぜこんなに戦力あるのに勝てない?!

マリーンズ 勝負弱い

イーグルス ドンマイ

ライオンズ 穂高がいないとどうしようもないね

ファイターズ 普通に弱い

ヤクルト 死球が多い。攻めた結果なので、死球で当ててもリクエストしていく

DeNA ここぞというところに弱い

阪神 なんかまたまくられそう

広島東洋 下馬評を覆す強

読売巨人 なんだかんだで3位に入りそう

チュニドラ おお、もう……

2023-06-29

狂人vs菅野弱者男性(笑)狂人側のフォロワーとして見た感想

下馬評をたててみる。

狂人側のよかった点(2つ)】

1、終盤で相手戦略から脱し、なんとか切り抜けることに成功した(ように見えた。)

 序盤から相手のペースに飲まれ劣勢ではあったが、自分wikipediaではないと宣言したり、話を逸らす戦略に乗らないなど、良いムーブもあった。

 ただ、これについては筆者が狂人側の立場であるため、甘めに見てる部分もあるかもしれない。

2、相手差別的発言証拠ネットに残した。

 これを戦績と捉えるかどうかは人による部分があると思う。

 ただ、菅野発言は例えばスポーツとして相撲に取り組む女性にとって怒りの湧くものである可能性もあり、

 今後批判対象となる可能性がある。

菅野のよかった点(3つ)】

1、常に落ち着いて受け答えしている印象があり、堂々としていた。

 狂人菅野のどちらが親分として信頼できるかと言われると、菅野と答える人も多いと感じる、そのような頼もしさが感じられた。

2、口頭での論破(?)技術が高い。

 相手不用意な発言(後述する黒人の例えなど)を逃さず攻撃したり、相手を萎縮させる技術が巧みだと感じた。

 論破モード菅野相手に冷静に会話できる人は少ないだろう。

3、ネット魑魅魍魎をハナからまともに相手しない態度。

 「ネット論客はいくら界隈で有名でも、しょせんネット有象無象である

 そういう奴には最初からまともに相手をしないという戦略は正解だと思う。

 狂人も本を書いてリアル論客になり、同じ土俵に乗る方がいい。

狂人側のよくなかった点(3つ)】

1、最初黒人白人の雑な例え話をしたのは失策

 雑な例え話はやめたほうが良い。突っ込まれると全体的に知識のツメが甘い印象にもつながる。

 今回の場合だと、日本における男性問題を語るのに黒人の話をする必要はないと思う。

2、相撲協会の例えを出され、反論しなかった。

 狂人通話最後の方で「相撲の話は関係ない」と言っていたが,黒人の例えを先に出した狂人側にそれを言う権利はないと思う。

 また、相撲協会も「賞金を得たり負傷したりするのは男性で、女性は(観戦などにおいて)一方的受益者である。」という点で労災現場類似構造が見られる。そのため、相撲協会の極端な例を出されてもそれに対する反論余地はあったと感じる。

3、会話において汚言を吐くべきではない。

 ネット文章では良いかもしれないが、実際の会話で汚言を吐くと発話者知的レベルが低いという印象につながる。

 狂人は「キモい」と何度も口にしていたが、より落ち着いた発話を心がけるべきだと感じた。

 (菅野相手落ち着けというのは酷かもしれないが、応援しているので頑張ってもらいたい。)

菅野のよくなかった点(1つ)】

1、自分が使うデータを、相手に出させるのはダメ

 全体を通じて菅野に失点はあまり感じないが、この点だけは良くない。

 自分の主張にデータを使いたいなら自分データを出す必要があり、相手データを出せと迫ることは無意味である。(なぜなら、相手は不利なデータを持ってたとしても出さないから。)

 必要データは覚えておくか、あるいは正確なデータ依存せずとも主張できる内容を述べるほうが、私にとっては好印象である

 筆者がこう言ってもお前誰だよって感じだろうが...

 

【まとめの感想

弱者男性」という用語は、その定義からしてあやふやな部分があり、今回の会話を通じてその一端が明らかになるのかと期待したが、

くそのような空気ではなく、罵倒応酬で終わっていた。

もっと建設的なことに時間を使うほうがよい。

 

2023-06-15

anond:20230614215243

ブクマ先が消えていたので、Googleキャッシュにあったものコピペしました。

高校野球部への人材あっせんで飯食えるどこらかベンツ乗れるくらい稼げてるおっちゃんと知り合って、マジで色んな裏話教えて貰ったけど、

自分の息子にだけは死んでも野球ガチらせないと心に誓った

たとえ人材不足の代であってもプロスカウト挨拶がてら必ず顔を出す、

こういうレベル高校野球部で監督が清潔なところがあまりに少なすぎる

しかもその不正の類があまり低学歴風で下品丸出しでドン引き

監督お金パターン

レギュラー獲得順当な実力があることが大前提でそこからさらに親が監督に少なくとも100万円包まないとレギュラーには絶対にしてもらえない、

みたいな高校

日本人の大半がその名を知る、甲子園歴代名勝負に登場する某名門校もこのパターン

監督性奴隷としてお母さん差し出しパターン

→これもめちゃくちゃある。結果出てるのに唐突に謎の辞任をした有名校の監督はこっちパターンが多い。

監督母親に「あんの子レギュラー(あるいはベンチ入り)当落選上だよ」と伝えて、監督が肉体関係を強いるパターンも、母親が言外の意味を察して自ら抱かれに行くパターンもある。

きっしょい世界だなあと思った。

そんで一番クソだなと思ったのが、

そういう泥水すすって家族も巻き込んでレギュラー獲得して上手いこと甲子園出られるまでいったとしても(本人の実力あっても奇跡みたいに薄い確率甲子園出るためのハードルシビアすぎてたとえ田舎県の名門校であっても運の要素がデカすぎる)、

高卒プロ確定くらいのズバ抜けて実力がなければ野球なんかに秀でても全く潰しがきかないという現実

3年に1回は甲子園出られるレベル野球名門校レギュラーの進路実績見てみ?

地方のE~Fラン私大ぶち込まれてるパターンが大半だから

産近甲龍日東駒専ですら相当いい進路。

MARCH特に大学くくりの明治立教法政はめちゃくちゃシビアで、ここらへのルート自体がない名門校が凄く多い。

早慶なんて野球で行けたらマジで奇跡

大阪桐蔭甲子園優勝した正捕手主将ですらAO慶応SFC受かったとき大阪桐蔭野球部史に残る快挙」って扱いだったからな。

しか恐ろしいことにこんな人材でもAOの1期も2期も不合格食らって3期でようやく12月合格できたって経緯だから野球枠で早慶合格マジで日本中名門校でその名を轟かす球児であってもほぼ全員実質ノーチャンス。

(特に慶応野球部はAO入試の合否の下馬評が全くあてにならないのが昔からリスクが高すぎる。

文武別道野球名門校において、勉強特化型の一般生徒たちがせっせと稼いだ指定校推薦枠を高校側に出来レースとして回して貰って早慶に入るのが野球部的には一番確実。

しかし、それでも野球レギュラー指定校で早慶に行けるのは早稲田慶応それぞれ足し合わせても例年0~2人程度しかおらず、そこから漏れたら4番だろうがエースだろうが一気にE~Fラン私大行きの確率が跳ね上がることを付け加えておきたい)



野球なんて人生賭けてやるもんじゃ絶対ないと痛感したよ。

やるにしても時間以外を決して犠牲にしちゃいけない。

2023-03-30

アイカツスターズ!をみました。

良かった~~!

すごく濃密な時間を過ごしました。

無印アイカツ!からみましたが、見てなくても69.70話以外は問題ない構成に脱帽。

スタートライン!」を構成念頭に置いたような「夢は見るものじゃなくて叶えるもの」を体現するゆめ。

でも、決してゆめ1人だけでは叶えられなかった夢を叶えるストーリーがすごく刺さりました。

エルザが求めた「太陽ドレス」、説明の回で「1人だけが手にする」とは一言も言ってなかったので、もしかしたらゆめが決勝で覚醒させるんじゃ…?と思ってましたが、まじで。Music of Dream!!のサビで覚醒させるのはズルでは?と思ってしまった。

私の中の藍染惣右介が「一体いつから太陽ドレスは1着だと思っていた?」って言い出して悔しい半面すごい感服しました。

太陽ドレス覚醒させる条件が、「ドレスを着るアイドルが輝くこと」と思っていましたが、個人的にはそうではなくて、「人を照らす事が出来るアイドル」という条件、エルザは一見独善的に見えて、実はレイたちヴィーナスアークアイドルからしてみればまさに太陽だった。一方で虹野ゆめはストーリーで描かれるように、自分ひとりじゃここまでこれなかったけど、自分がここに来るまでに信じて助けてくれた仲間がいたからこそ、「照らし、照らされるアイドル」として太陽ドレス覚醒条件を満たした。

決勝の勝敗を分けたのは、それを自覚していたかどうか。そんな気がしました。

真昼は準決勝で負けてしまますが、ゆめと戦いたいという気持ち自覚し、下馬評でも自覚の面でも負ける可能性の方が大きいと思いながらも、負けたあと「悔しい」と思えることが素敵ですよね。

また、香澄姉妹姉妹愛も素敵でした。

「実は真昼に負けた時すこし悔しかったんだよ?」と伝える夜空。

そこまで夜空は「真昼は私を越えてくれて嬉しい、もう自分の道を歩き始めている」と言い続けていた夜空の少しの本音を受け止めた真昼。

やっぱり、姉を引きずり下ろしてしまたことへの負い目的なのはあったのかもしれませんね。

なにより香澄姉妹和解できたのが本当に良かったです。和解して放ったらかしじゃなくて、その後香澄家を掘り下げてくれたのも嬉しかったです。

ローラとゆめ、小春関係もいいですよね。

小春デザインへの想いを受け止めて完成した、いわば2人のドレスを皆の想いで太陽ドレス覚醒させる。これは無印デザイナーアイドル関係に似てますが、無印アイドル資質努力アピール次元を越えれるか大きなターニングポイントでした。

一方で、ドレス進化するという設定においては小春デザイナーでありアイドルであるということが大きいポイントですね。小春も27代S4戦前には、「私もS4を目指す」とアイドルへの意欲も見せてくれました。結果も僅差って言ってるので、アイドルの才能もあるんですよね小春ちゃん。幼なじみ関係ではゆずリリィも外せませんが、こちらは2人ともアイドルで、同じ道を歩むことを選びますが、一方でこの二人の関係アイドルデザイナーに近いですよね。そんな2人が2ndシーズンで再開する流れ、良かったです。

ローラは結局ゆめに勝つ舞台は少なかったですが、最初にゆめの実力、努力を認めた彼女がいなければゆめはS4になれなかったかもしれません。

ライバル」でい続け、「仲間」でい続け、「幹部」として支え続けてくれたローラに、最後にS4で世界最高のアイドルのゆめがほんの少しのお返しでイギリスでのローラ活動を影ながら根回しする展開。

アンナ先生の「似た者同士」は本当にそうですね。

最後勝敗を描かない演出もそうですが、ローラとゆめのライブじゃなくて、ゆめとひめの戦いを見届けてイギリスへ旅立つローラも粋です。

やり残したことが「ライバルの夢の先」で、その勝負を見届けることで本当の意味スタートラインが始まるという最高のENDも良かったです。本当にローラという1人の少女がゆめを認めていたからこそゆめが太陽であれたんだと思います

見終わってすぐなので拙い文章でアレですが、本当に良かった~~~!!

これからフレンズます!!どんな子達と出会えるのか楽しみ!!

2022-12-30

anond:20221230234522

おめでとうございますっ。

紅白やっぱり下馬評通り白が勝ったね!

2022-12-25

マッチングアプリ無理ゲーじゃね

身長176でマーチ卒の年収400~600ごときじゃコケにされて終わりみたいですね

ほぼ1ヶ月真面目にやってついたいいねがたったの11、全てこっちのいいねが返ってきたやつ。相手の平均年齢36歳。同い年以下2人。

下馬評写真カスなのが悪いだのプロフィールカスだの言われるだろうから金払ってプロに撮ってもらったしプロ添削して作ってもらったけどこのザマ。

恋愛関係話題無責任ブコメで「マッチングアプリやりましょう、ハイ解決」って言ってた奴ら責任取れよクソが

2022-11-19

anond:20221118043208

優勝経験のある2チームが同居しかつ、ポッド2に入ってておかしくないポッド3or4がそこに入ってくりゃ死の組と呼んでいいだろう。

当事者以外から見てコスタリカ日本が今回そこまで下馬評いかよって話で。2強2弱なら全く普通だ。

2022-11-09

anond:20221109152659

今回も相変わらずの下馬評の当てにならなさだわ

もう少しいい予想屋を雇ってほしいもんだ

2022-10-21

菊花賞予想、ではなくアスクビクターモアのこと

こんにちは

お久しぶりです、ビクター増田です

ダービーの好勝負が懐かしいですね

東京優駿(日本ダービー)予想、、、ではなくアスクビクターモアのこと

anond:20220526191125



いよいよ菊花賞が近づいてきましたね

ついにアスクビクターモアの真価が問われるレースがきました

簡単に現状を書いておこうと思います

菊花賞三冠レースの最終戦

今回、G1馬は参戦していないため、実績だけで言えば皐月賞ダービーともに掲示板に乗り、G2弥生賞を勝ったアスクビクターモアが最上位となります

しかし、ご存じの通り、前哨戦セントライト記念で新星ガイアフォースに敗れ2着になったため、下馬評ではビクターが2番人気、ガイアフォースが1番人気となるかと思います

セントライト記念レースのものガイアフォースが非常に強く、いくら贔屓目を発動させても、このレースに関してはビクターよりガイアフォースの力が上だろう、ということになります

では、その力関係菊花賞でもそのまま変わらないのか?が最大の問題点となります

結論からいうと、みんなが初めて3000mを走るレースなので、確たることは言えません

からない、としか言えないのです

距離適正もわかりません

全馬、適性はあると思うしかないし、逆に現代では全馬に適性はないとも言えるかもしれません

ただ、コントレイルのように適性はなくとも、2200-2400m前後で強い競馬ができる能力の高い子を、3000m持たせるようにして勝たせるのが現代の長距離レースなので、2400で弱いのに3000mだけ強い、のような馬は、よほどの長距離の申し子みたいな馬を見落としてない限り、ほぼいないと思っていいです

なので、これまでのレース結果は、十分参考になるはずです

で、その持っている絶対的な力で言えばガイアフォースアスクビクターモアの2頭が抜けてます

よほど長距離が嫌いで途中でやる気無くしたり、調整過程で疲れやダメージが出てない限りはこの2頭はまず馬券内に来ることでしょう

そして有力馬の状況については話は出てきています

現状の様子を見ていると、伝え聞くところによるとどうやらガイアフォースセントライト記念反動が出ている様子です

よくてセントライト記念状態を維持していて、悪ければそれよりパフォーマンスが落ちます

が、それでも持っている絶対的能力が高いので、馬がやる気を失いさえしなければ、掲示板は外さないのではないかと思っています

それに対してビクターのほうは、ダービーのころ並みに絶好調か?と言われると疑問符が付くようです

しかし、休み明けで調子も上げていない中、セントライト記念では3着を突き放してのガイアフォース頭差2着でしたし、やはり調子に関わらず能力が突出していることは疑いようもありません

そして狙い通り、セントライ記念から調子を上げており、ちゃんステップアップして菊花賞に迎える様子です

持っている力は出せることでしょう

しかし、それを踏まえても、確実にビクターガイアを上回れる、とは言い切れないです

ガイアフォースは、少なくともセントライト記念では田村先生田辺騎手の想定を大きく上回るだけ強かったのは間違いないです

今回、前回並みの強さをガイアフォースが発揮した場合、それを上回るための作戦は当然ビクター陣営は用意してくることと思いますが、距離も変わるしそれでも足りないという可能性もあります

ちなみに鞍上田辺騎手不安、という声もよく聞かれます

が、田辺騎手は長距離うまいほうだと思います

2500m以上の成績(2600-2900のデータが見れなくて、2500、3000、3200-3600の成績ですが)は、

田辺騎手が7-9-14-112なのに対して、松山騎手1-2-3-30です

ほとんど変わらないか、なんなら田辺騎手が優勢かもしれません

さらに、田辺騎手は長距離重賞は2500mと3600mで1勝ずつしています

松山騎手は、重賞勝利の最長距離は2400mで、2勝していますが、2500m以上の重賞勝利はありません

G1での実績は?関西での成績は?と言われると松山騎手が優勢ですが、少なくとも長距離田辺騎手はそんなに悪いわけではない、というのは知っておいてください

過去G1の1番人気で結果が出なかったことが何度かあるので、「田辺不安」のように言う人がいるのはわかります

が、今回は田村先生がみっちりと作戦を考えて、「細かいんで…」と田辺騎手が会見で苦笑いするほど綿密な打ち合わせがあるはずなので、「無策でやらかす」可能性は今回ほぼないと思います

田辺騎手別に阪神で勝ってないわけではないので、そこはまあ、信じましょう

ビクター君の今までの戦いを見ていくと、「負けた相手には必ずやり返す」という、リベンジ力の高さがあるかと思います

これはダービーの時のストーリーにも書いたよね

新馬で負けたジオグリフにはダービーで、アサヒには次の未勝利で先着しています

アイビーステークスで負けたドウデュースには弥生賞で勝っています

皐月賞で叩きあって負けたダノンベルーガにはダービーでも同じく叩きあって雪辱しました

ビクターに一度も先着されてない馬は、アイビーステークスで2着だったグランエロと、皐月賞ダービーで負けたイクイノックスだけです

今回も、セントライト記念で叩きあって競り負けたガイアフォースには、今回で必ずリベンジすると信じています

というか、菊花賞を仮に勝てなかったとしても、ガイアフォースにだけは先着してこいと思っています

菊花賞編を盛り上げるために新ライバルガイアフォースの登場は歓迎です

枠は、京都阪神では違うし、阪神大賞典と比べてもフルゲートにならないから、何とも言えないのだけど、今回は最初の直線が長いし、14番過去20年の菊花賞でも2勝しています

枠が不利ということはないでしょう

ちなみにオルフェーヴル菊花賞では14番でした

ガイアフォースも1枠の怖さはなくはないですが、有利と不利を比べればそれは有利です

輸送に関してはわかりません

当日パドックを見ましょう

中継見れる人は細江さんがなんていうか聞いておいてください


しかしですよ

菊花賞は2人で走るわけではないので、伏兵に持っていかれる可能性もあります

前哨戦でよかったジャスティパレス、ヤマニンゼストをはじめ、プラダリアやセレシオンも不気味

距離特化型のディナースタも絡んで来るかもしれません

そして何といっても、ボルグフーシュの評価が非常に高いみたいです

強敵は多いです

ビクターくんは新たな強敵に勝てるのか?

それは誰にもわからないけど、ビクターくんがG1馬になるところを見たいので、はるばる阪神競馬場まで行くことにしました

指定席とってます

勝てば、グッズもたくさん発売されて、来年菊花賞ポスターにもなるので、絶対に勝ってほしいところですね

また気が向いたら書き足しま

2022-09-21

森元なんて支持率クッソ低かったけど選挙下馬評ほど崩れなかったんよね

その直後に選挙巧者の小泉が出てくる

2022-04-19

valorantというゲーム世界大会日本代表がBEST4以上確定した件

この記事を書こうと思ったモチベーション

【速報】日本代表止まらない快進撃、世界大会ベスト4(平岩康佑) - 個人 - Yahoo!ニュース という記事ホッテントリして実際に応援していた自分としては小躍りしていたが、ブコメが少し荒れていたので。

自分はesports関係者ではないし、観戦し始めたのも一年からなので間違ってることがあったらすみません

要約


ここから本文

 valorantという5対5のゲームがある。攻撃側と防衛側に分かれて、攻撃側は爆弾を設置、爆弾を解除されないように防衛から爆弾を守り、防衛側は爆弾を設置させないように、設置されたとしてもその爆弾を解除することが目的となる。日本では去年から盛り上がりを見せており、今回の世界大会では国内の同時視聴者が32万人以上を記録している[1]。ただ、valorantでは日本は最弱地域として世界から扱われてきた。去年3回行われた世界大会勝利したのはわずか1回で、同じアジア韓国と比べるとアジア内でさえ格下と見られていた。

 そして2022年初めての世界大会となるVALORANT Champions Tour 2022: Stage 1 Masters - Reykjavík(以下VCT)に日本代表としてZETAが出場している。日本国内ではZETACrazy Raccoon(以下CR)がしのぎを削っており、昨年ZETAは一回しか世界大会に出場しておらず、それも全敗という結果に終わってしまった。ZETAそれから大きなメンバー変更を行い、既存メンバー2人と新メンバー3人という構成CRに打ち勝ち、今回の世界大会に臨んでいる。

 待ちに待った世界大会一戦目。対戦相手韓国代表DRX、今まで公式戦でZETAは一勝もできておらず、また同じアジアの国と一回戦目から戦わなければいけないということで自分としては非常に緊張しながら観戦していた。結果は惨敗。VCTでは一度負けてもlowerといって敗者同士で戦う敗者復活戦のような仕組みがある。なので最大2回まで負けることができるのだが、自分含め観戦していた人の多くはDRX戦で日本活躍絶望していたと思う。

 lower1回戦目はEMEAヨーロッパ中東アフリカ代表の一つであるFnatic。歴史あるチームであり、去年の初めて行われた世界大会では準優勝という結果も残している。今回はビザコロナ関係で2人のメンバー代理選手になっているが、それでも期待値は非常に高く、日本には当然勝つだろうと見られていた。しかし、日本は2-0で"あの"Fnaticに勝利してしまった。この時点で快挙であり、ZETAが掲げていた目標世界大会で1勝」は達成された。しかし、ZETA下剋上はここで終わることはなかった。

 lower2回戦目はブラジル代表チームの一つであるNIP(Ninjas in Pyjamas)。valorantでは比較的新しいチームであるが、他タイトルでは非常に有名なチームであり、今回も激戦区ブラジルで2位という成績を収め世界大会に出場している。しかZETAはNIPに2-1で勝利。この勝利によって日本チームとして初めてプレイオフ出場という快挙を成し遂げた。また、下馬評を覆したZETA世界から注目が集まりはじめ、応援ハッシュタグである「#ZETAWIN」がtwitter世界トレンドで1位にもなった[2]。

 プレイオフ1回戦目はEMEA2位のチームであるG2 Esports[3]。EMEAという過去二度世界大会で優勝している地域の2位であり、非常に厳しい戦いが予想された。またZETAとしては不幸なことに、次の試合がすぐ次の日の一回戦目であったため、シードとして出場しているG2 Esportsに比べて疲労もある状態での試合だった。結果は0-2で負けてしまったが、試合内容は非常に競っており自分としては、あのG2 Esportsにここまでやるなんて・・・というどちらかというとポジティブ感想を持っていた。プレイオフに出場したのも束の間、またZETAはlowerに落とされてしまった。

 プレイオフlower1回戦目はEMEA4位のチーム、Team Liquid。valorant含め様々なタイトルで有名なチームであり、先週以前に「ZETAがTeam Liquidと戦うんだけど、今ならもしかしたら勝てるかもしれない」などと言ったら袋叩きにされるくらいのチームであるしかし、ZETAは2-1でLiquid勝利してしまった。実況からは「奇跡ではなく軌跡」という台詞が飛び出す快挙をZETAは成し遂げた。(実況の様子:https://twitter.com/valesports_jp/status/1515480002191835138?s=20&t=jexwiTd925wRKL7IVrQTcQ

 ZETAとしても勢いづいているところでプレイオフlower2回戦目は初戦でボコボコにされたDRX。観戦している側としてはここまで来たらどのチームにももしかしたら勝てるんじゃないか、という希望を抱いていたが、やはり初戦の嫌な記憶を思い出してしまう。一日目に2-13, 3-13で負けた相手に勝てるのか・・・?という思いは杞憂で終わった。2-1でDRXにさえZETA勝利してしまったのである特に最終マップスプリットでは13-4で圧倒的大差をつけての勝利だった(用語多くてすみません)。優勝候補の一つとも言われてきたDRXに勝利し、日本代表ZETA DIVISIONはBEST4以上が確定した。それが今日(4/19)のam5:30頃。つまりまだ試合は残っている。BEST4という歴史的快挙を成し遂げてなお、その上をまだ目指すことができる立場にいる。次戦の相手はAPAC地域代表Paper Rexで23日am2:00から開始される(多分)。twitch, youtube配信されるのでぜひ見たことない方も観戦して欲しい。

以下例の記事ブコメについて

 ついにvalorantがはてなにも認知されるときが来たのか~とホッテントリを見た時は思っていたし、日本のesportsに注目が集まることが嬉しいことだったのでブコメを見た時は非常に悲しい気持ちになった。確かに記事タイトルは誰がなにでBEST4なのかわからないし、普段ゲームをやらない人はサムネ画像がEsportsの選手である認識するのは難しいと思う。なので1行目にvalorantという記述があっても、valorantを知らない人からしたらわかりにくいというブコメはそんなにおかしいことではないし、それに対して id:pptppc2 さんなどは説明ブコメをしていてこういう人のお陰でesportsが発展していくんだなとも思った。ただ、明らかに対立煽りブコメや少し過激発言が上にあったのを見て、少しでも今回の快挙のコンテクストがわかるようにと本記事を書きました。せっかくZETA歴史的快挙を成し遂げて、優勝も見えてきたのでここは一つ皆で楽しく応援しましょう!個人的にはZETAの躍進と、これから日本のEsportsの成長が楽しみで仕方がないです。

[1] https://www.valorant4jp.com/2022/04/zeta-division-vs-liquid321valorant.html

[2] https://www.valorant4jp.com/2022/04/zeta-divisionzetawintwitter1.html

[3] EMEA1位はFPXだが、渡航制限により今回は出場していない https://twitter.com/FPX_Esports/status/1508430439991906306?s=20&t=QybalBYLYDfddgovHB1F7w

追記

id:crimsonstarroad こういう解説ありがたい。何と無くイメージついた。卓球みたいな感じで1セット13点先取の3セットマッチなのかな。とすると1ゲームは1分2分?

そうです!卓球と少し違うところは12ラウンド(卓球でいう点)で攻守が交代するのと、一セットごとに戦うマップ戦場)が変わります。なので卓球でいう1セットはvalorantでは1マップとよく言われます

1ラウンドは1分40秒なのですが、毎ラウンド開始前に持っているお金武器を買う時間があるのと、もし攻撃側が爆弾を設置できた場合最大爆破まで45秒かかるのでそれを踏まえると1ラウンド2~3分くらいになると思います。また世界大会では各チーム2回まで(多分)タイムアウト使用できるので、1マップ結構長くなります(40~60分くらい)

2022-04-14

e-Sportsはやっぱりスポーツだと思う

4月10日から行っている「valorant masters」見てそう思った

ZETA下馬評からくそザコ扱いされ、初日のDRXにボッコボコにされ後での2勝。

初日は見てる側ですら辛かった。そこから持ち直し、昨日今日はドキドキして見れない位感動があった。

2022-04-09

Stage for Cinderella パドック雑感

デレマスデレステ)で今夏以降開催される総選挙……ではない、後釜イベントStage for Cinderellaのシステムへの感想とか、あとは誰が上位に入りそうかの下馬評

誰は行けそうだ、誰が本命で誰が大穴、誰は厳しいんじゃないか、そういう話題アイドル名を伏せずに出すので、そういうドラフト生みたいな話題ダメなヤツはこの時点でブラバ。いいな。俺は言ったからな。







仕組みは割愛する。簡単に言うと190人を4ブロックに分けて予選、予選上位5名+プレーオフの21名で本戦。予選上位5人x4組にそれぞれ楽曲(+声)、本戦上位5人に楽曲(+衣装SSRもろもろ+声)、本戦一位がシンデレラガール

全体の傾向

予選

CG狙い陣営ウオーミングアップ、ボイス陣営はここが本番、「CGは無理だけど曲はあげたい」って陣営はいるかも(あまり興味がない)。第7~8回ぐらいの温度感 (( 人気投票とボイス争奪戦バランスとして )) の総選挙が4ブロック開催されんじゃねえかなあという気がする。大前提として人気投票で、そこにボイス争奪戦がどこまで絡んでくるかという話だが、運営はあまり「ボイスが付く」というところをフィーチャーしたがらないし、ボイスがないキャラに無関心でもデレステは楽しく遊べるゲームなので、結局この形式では人気投票に近くなる(=声付き有利になる)……と思うのだけど、「よくわからないけど、たくさんボイスがつけられそう」とか「5票あるからボイスにも票を回せそう」という反応を自分の狭い観測範囲の中でもたくさん見かけるので、自分が思ったよりボイスへの流れがあり、各ブロック新ボイスが1、2枠、という感じになると思っている。

ボイス、8回以前は前回以前の結果や中間発表もあり「勢い」みたいなのが観測できたが、9回10回は3人固定、結果発表中間なし上位のみとかなりのブラックボックスで、しかも蓋を開けてみれば「総選挙票のついでのボイス票が大勢を決した」みたいな結果だったので、ボイスへの広報活動の手応えが得られない問題を有していた。今回はボイスへの期待感に加え、「決まった投票先がなく手持ちの票を余す人」(これまでも居たには居たが、これまでのそういう人はただボイスに関心がなかった人なのに対し、関心がある人がそのような立場になりうるというのは9回10回より健全そう)が確実に発生するので、広報活動の手応えがわずかなりとも得られる環境に戻りそうなのは素直に嬉しい所。

あと、「5人投票できる」というのが結構曲者で、自分で入れた票が推しへの妨害になりかねないというシステム的な問題がある。それを解決するために「投票しない」とか「全員に同じだけ投票する」とか「明らかに推しより上位の子に捨てる」とか「明らかに上位に入れなさそうな子に捨てる」とかい戦術が編み出されるのは当然なのだが、それが広まりすぎるとなんか途中でシステム変更とかになっちゃいそうな。そこは運営さんの腕の見せ所なのかな。

本戦

普通CG決定戦に落ち着くだろう。予選でボイスが付いた枠の子がここで善戦するとはあまり思わない。ただプレーオフからボイスなしが上がってきたなら強烈なブーストを受け5位くらいには入るだろう、予選から上がってきた子はこの時点でボイスがあるので、CG争いに興味がないがボイスに興味がある人の関心を一手に受け、更に「プレーオフから上がってきてボイス付与」という強烈な物語性を持ちうるからだ。俺もプレーオフがボイスなしだったらこの枠に入れる。

プレーオフ

順当にCGを狙える子が、ここを戦ってCG争いへというのは正直考えづらいが、何らかの物語……「この子逆境にめげず何度も這い上がって」みたいな物語を持つ子が――いるのかは知らないが――ここを勝ち上がって本戦に行く可能性はワンチャンありそう(ただそれが本戦で勝つかというと……)。そうでなければただのボイスおかわり枠。まあほ後者なんじゃないかなあ。各ブロック上位15まで発表するってすごいなと思ったが、よく考えたら全体60位までだからまり変わってはおらんのだな。

その他

属性の枠組みがなくなったのがちょっとヤなカンジではある。クール有利パッション不利じゃなかろうか?

CG予想

わがんね。ただ思うのは、なんとなくの民意として、CG二冠は避けられていたように思うのだが、10回の区切りと枠組みリセットの影響で「二冠」は全然発生しうるな、ということと、CG経験勢の勢いをあまり感じないこと。よって現時点では◎楓 。 未経験から競ってくるとすれば、○奈緒、○志希、▲美嘉、らへんかなあ。去年のPa順位的には藍子なのだが、CGになる勢いがあるとすれば美嘉な気がする。難しい。

ボイス

ワンチャンありそうだと思った候補ピックアップ

古賀小春

U149での出方次第。もし――そんなことは絶対にないと思うが――「U149では声はつかない」ということが確定したら大炎上とともにすごい勢いになると思う。いや自分で言っててアレだがそんなことは普通無いな。てか、ボイス付くなら、それは始まる前に教えてくれないと困るのだが……。もし不確定のまま本戦突入した場合死票を嫌う人たちからはむしろ敬遠されそう。

福山舞、横山千佳

U149の出方待ち、というカンジではあるのだが、もし、「小春にだけ声が付くことが確定する」みたいな事態があれば、小学生Pさんたちが奮起するシナリオはありうる。ただその可能性は弱め……かなあ……。

今井加奈

ずぅっと候補にいるのにずぅっと報われない子という印象で、今回もやはりプレーオフ圏内程度で終わるのではないかな……。「普通の子」が特徴というのは強い訴求力に欠ける……。

工藤忍・桃井あずき・綾瀬穂乃香

フリスクに声を」って多分フリスクが登場してからずっと言われていて、でも総選挙とかだと全員同時にっていうのは厳しくて、柚のボイスがサプボの呼び水になることも特になかったので……結局、地道に一人ずつしか無いと思うんだが、じゃあ票を誰に集中させる?ってところのコンセンサス応援する人たちの間で取れていない、という感じがする。過去結果的には忍がやや有望だったと思うが、それで忍が行けるかというと、決定力に欠けるような気も……。

涼宮星花

ゆかさえイベの抜擢に加え、ノーブルセレブリティpushも感じるので、要素だけ見ればすごい強そうなんだけど、素地が少なめでまだいまいち伸び切らないか……?という感じはある。お嬢様枠、から差別化ができればあるいは。

池袋晶葉

うーん、マシーナリーとも子のインパクトが強すぎて、その異常な活躍をどう評価すればいいかわかんないんだけど、順当に人気は感じるのでなんだかんだとボイスまで行けるんじゃないかなあ。あと眼鏡枠。

松本沙理奈

この間のライブもそうだがかなり公式からの(沙理奈よりはブルナポの)pushを感じる。ただなかなかチャンスを掴めず、サプボにも値しないと判断されてきたであろうので、思ったより強くねえんじゃねえかなあ……。ブルナポがあと沙理奈さんだけってのは結構長く擦られてきたというか歴史があるので、プレーオフで強い、みたいなことはありそう。

ライラ

金髪褐色碧眼で、ナターリアの相棒枠でもあり、そういうのが好きな人の票を持ってそうなイメージ。すごく強いイメージはあまりないが、もしかしたら……?

高峯のあ

このおねーさんの魅力は単純に顔面の強さなんじゃねえかなという気がするので、普通善戦はしそう。ただ辛い物好きとかにゃんにゃんにゃんとかギャップの部分が上位に食い込むだけのセールスポイントとして機能してないような印象は受ける。

藤居朋

際立った特徴はないが距離が近くてポジティブでCo詐欺結構色んな人の「ボイス無しではこの子が好き」枠に入っているイメージ。ボイスまでありそうかなー。

岡崎泰葉

割りとみんな好きだと思うが、未知数……一歩届かない、くらいの位置か。アニメPVへの期待が逆風として機能してしまわないかなあとは思っている。でもPVで蒸機公演があれだけってことはないだろうし、案外アニメで声が付くのか……?

大石

オタククールで馴れ馴れしくて機械に強い女の子が好き(ド主観)なのに加え、七海マキノとのファタモルガーナの流れもありそうで、強いだろう。ド本命読み。

メアリー・コクラン

いま一歩という感じはするが、「U149で小春千佳、舞にボイスが確定」という限定的シナリオではかなり善戦しそう。そんなことは……あるかな……いや、あるかも……。

三好紗南

いつぞやのエイプリルフール限定SSR、この度の凪背景と、かなりpushを感じる。あきらとの交流も強めの要素で、Paでボイスまでこぎつける子がいるとしたら紗南だろう、という感じ。

イヴサンタクロース

今回のダークホースとはいえ流石にダークホースで終わるか……?でも限定が三種も出るぐらいだから何かしら一定の実績はあるんちゃうかな。

というわけで俺は、CG高垣楓新規ボイスは池袋晶葉、藤居朋、大石泉、三好紗南、松本沙理奈、計5人で提出するぜ。アディオス

2022-03-20

萩原京平は去年朝倉になんかの間違いで勝つしかなかったんじゃないかという話

萩原京平が弥益聡志に負けた。

RIZINという格闘技興行の話。3月20日RIZIN.34のメインイベント。弥益の三角締めが入り萩原タップアウトという、俺のような素人から見ても鮮やかな決着だった。

俺は萩原が好きなんだけど(弥益も好きです)、それはこの選手が抱えている「ストーリー」がすごく危うく、もろく見えるからという結構残酷理由によるもので、そのストーリーの芽が、完全に今日ぽっきりいったように見えたので書いておく。

萩原は一昨年の年末平本蓮という元K-1チャンピオン総合格闘技デビュー戦の相手となり、平本を完封して勝利した。試合後には、「平本の名声をごっそりいただいた」というビッグマウスと野心丸出しのマイクパーフォーマンスをしており、Youtubeで視聴できる。

当時の下馬評がどうだったかはよくわからないが、萩原がどうとかより、打撃では王者だった平本が総合でどこまでやれるのか、というところに注目が集まっていた部分も大きかったのではないかと思う。

それを萩原本人が言うとおり、周囲の関心を丸ごと奪い取って自分のものにしてみせたのだ。事実、俺もそこで萩原存在を知ってフォローするようになった。

その後、10ヶ月の期間をはさんで、RIZIN看板選手である朝倉未来の対戦相手しかも従来のRIZIN〇〇(数字が入る)とは別に立ち上げられた、新シリーズのメインイベンターに選ばれる。

大抜擢、と言っていいと思うが、話題性という意味では最高のカードだったと思う。

対戦相手である朝倉はこの時点で常勝にやや陰りが見えていて、特に直前の対戦では動脈を決められて落とされ失神した姿をさらすという、衝撃の負け方をしていた。このとき、めちゃくちゃ強い王者であるうえに頭もいいという漫画キャラクターのようだった朝倉に、「どちらかというと格闘技よりもYoutubeでの露出に注力している、昔はギラついてたけどいまは落ち着いたビジネスマン」的な、かなり緊張感の失せた像がダブり始めていた気がする。

一方の萩原は平本を倒してイケイケのギラギラだった。「今回の試合では(朝倉の前の試合より)もっとグロものをみんなに見てもらいます」とさえ言い放つ。

双方ともにアンダーグラウンド匂いをまとい、いわゆる「華」のあるファイターであるのは共通しているが、お互いの下り調子上り調子はくっきり分かれていた。

実力差で言えば、正直朝倉はるかに上だったと思うが、「何か起きるかも」という雰囲気は出まくっており、新しいスター誕生するのでは(そして、朝倉が完全に下野するのでは)という残酷好奇心が、界隈にかなり満ちていた気がする。

結果として、順当に朝倉萩原に勝った。

俺は思うのだけど、萩原という選手は、ここで何かの間違いで朝倉に勝つしかなかったのではないかと思う。

この対戦カードは表面上、負ければ後がないのは朝倉として描かれていたと思うが、実際に「残機」がないのは萩原の方だったのではないか。残機というか、「ストーリー」に遊びが残っているというか、なんというのかな…。

萩原はこの後勝利を二つ重ねたが、今日の対戦で弥益聡志に敗れた。

ここで、何かの命運が決定的に尽きてしまった気がする。

ただ、それが何なのか、うまく言えない。

フェザー級である萩原は、ここから再び復調して、いつかこ階級チャンピオンになるかもしれない。その可能性まで断たれたわけではないと思う。

しかし、今日の対戦で戦績は6勝5敗。これからも「何かやりそう」なキャラクターは生き続けるかもしれないが、常勝というイメージにはほど遠いし、たぶん二度と手に入らないだろう。

なんというのか、ざっくり言うと規格外スーパースター、もう少し詳しく定義すると、対戦相手が誰とか関係なく、本人の一挙手一投足だけで話題が足りてしまう圧倒的な存在感、そういうものを身に着けた選手になるとしたら、萩原朝倉との対戦で、うっかり勝つというルートしか、実はなかったのではないかな、という気がしてならない。

萩原は実は、朝倉との対戦時からそういう危うさが見え隠れしていて、そこがすごく魅力的な選手だった。残酷だという自覚はあるけど、そういうのを楽しんで見ていた。

2022-03-19

まーたはてブ戦車不要論が盛り上がってる

対戦車砲ジャベリン」、ウクライナ抵抗象徴ゲリラ戦有効

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.afpbb.com/articles/-/3395601

ブコメ読んでて気になったので。

そもそもウクライナ軍ってどんな感じの戦力を持ってるの

ニュースツイッターで流れてくる情報で、「ウクライナ軍にはどんな部隊が居てどう動いているのか」みたいな情報、さっぱり無いよね。気勢を上げる民兵とかトラクターでAFVを回収してくる農家とかみたいな動画は目立つけど、軍が組織的にどう動いてるのかみたいな情報は流れてこない。

軍事研究2022年4月号の藤村純佳「ロシア軍を迎え撃つウクライナ軍の実態」によると、常備軍陸軍だけで14.5万人。郷土防衛軍(民兵)が13万人。戦車も(旧世代ではあるものの)T-64T-72系が主力で1000両近い。さら質量ともに充実した砲兵火力と防空システムを備えた、結構侮れない規模の軍事力

マジでこの記事だけでも買う価値はあるので興味のある人は買っとこう。

https://www.amazon.co.jp/dp/B09SYBRNXW/

編制についてはこんな感じで。

https://twitter.com/grachan_smile/status/1499177922078253060

2コ山岳旅団、9コ機械旅団、2コ戦車旅団、4コ自動車旅団。7コ空挺・空中機動旅団(ただし、空中機動してるとは思えず。軽歩兵としてヤバい部分の増援に突っ込まれてるっぽい。)。さら予備役部隊として3コ戦車旅団、4コ自動車旅団に2コ砲兵旅団。加えて郷土防衛隊(民兵)25コ旅団

もちろん攻め込んでる側のロシア軍の方が質量ともに充実してるのでウクライナ軍はかなり押し込まれているのだけれど、逆に言うと事前の下馬評だと「三日で国が無くなる」みたいに言われていたのが三週間過ぎても「押し込まれてるだけで済んでいる」のは上で書いた「重い」(砲兵と機甲が充実した)戦力が(おそらく大きな出血を伴いつつ)支えてる部分が大きいはず。

もちろん防御戦ではジャベリンを含む対戦車火力がものっそ有用であるのは確かで、「1~2kmぐらいの射線が通ってる十分に偽装された防御陣地」みたいなロケーションで大活躍してるはず。具体的な情景としては砂川文次『小隊』( https://www.amazon.co.jp/dp/B08VZDFVNJ/ )とか読んでみると面白いかも。芥川賞候補作にして「人」先生も推薦の一作(ref. https://qjweb.jp/feature/46167/4/?scroll=h2-3 )。ジャベリン出てこないけど、「防御陣地で戦車を含む諸兵連合部隊を迎え撃つことの地獄み」を地べた目線で描く作品

「逆襲」の季節と戦車

で、ここまで書いて戦車不要論の話になるのだけど、「防御は良いとして逆襲どうすんの?」という。

ウクライナ軍の立場に立ったら、キーフ(キエフ西方の包囲翼を東西から打撃したくない?マウリポリやチェルニヒウの包囲をこじ開けて民間人を救いたくない?(当然したいよね)

となるけど、ジャベリンに限らず携帯戦車火器全般って待ち伏せでは輝くけどこちから姿を晒して攻めるぶんにはかなり不利なのね。戦車だったら戦闘しながら(抵抗排除しながら)一日数十キロとか前進できる。火力と装甲があれば多少の無理は押し通せる。実例としては開戦当初にベラルーシからチョルノーブィリを経由してキーフに突進してきたロシア軍とかね(キーフ前面に到達した後で補給問題で苦しんでるのは作戦計画杜撰さが問題であって戦車関係無い)。

戦車使わずトラックや軽装甲車両だけで逆襲するの?対戦車ミサイルとか持ち出す暇もなしに一方的待ち伏せされて終わるよ。

実際のとこ、ウクライナ軍は予備役の機甲旅団前線に投入せずに逆襲のためのとっておきの予備戦力として拘置してるのかもしれない、あるいはヤバい戦線を支えるために積極的に投入してしまって手持ちの切り札が無い状態なのかもしれない。ただ、どちらなのか判断出来るような情報は全く流れてこない。

それはそれとしてUAVは今後一気に導入が進むかも

戦車不要論と一緒に語られがちなUAV万能論だけど、万能ではないにせよ今回の戦争砲兵向けの観測手段としての注目度が凄い上がってる(上でも書いたけどウクライナ軍の砲兵戦力は結構分厚い)。「正規軍がぶつかる戦場だとUAVとか活動できないだろ」と言われていたけれど、実際にロシア軍野戦防空を掻い潜って色々活動できてるので、おそらく導入は一気に進むんだろうなと。

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