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2025-11-12

ゲームエンディングに辿り着ける権利もっと守られるべき

ドラクエリメイクをやっててつくづく思うのだが、ゲームエンディングに辿り着ける権利もっと守られべきだ。

このシリーズには「楽ちんプレイ」というモードが搭載されていて、いつでもオンオフできるようになっている。

オンにすると戦闘ダメージによるキャラクターの死がなくなり、攻略必要とせず先に進めるようになる。

隠れボスや真のエンディング必要な要素に関係なく、これさえオンにしてしまえばほぼ誰もが用意されたエンディングにたどり着くことができるようになるのだ。

賛否ありそうな機能ではあるが、自分にとってはものすごく歓迎できる機能だった。

ドラクエリアタイ世代だった自分にしてみれば歳を取ったということが一番大きな理由ではあるが、趣味嗜好が多様化している現代ライフスタイルにしてみても、時間をかけて何度もリトライするようなゲーム性は恐ろしくタイパが悪いと感じられてしまうようになってしまった。

そもそもゲームタイパを求めてどうするという意見はわかる。

ゲーム中の体験のもの楽しいというのであれば、それはタイパが悪いと感じることはない。

そういった意味では、ドラクエリメイクゲームバランス自体自分にとってNot for meなだけだった話ではある。

しかし、だからといってそのままエンディングにたどり着けないことを納得できるかと言われると、一体自分ゲームの何にお金を払ったのかがわからなくなってしまうような理不尽さがある。

例えば最近賛否のあったHollow nightのSilk Songを例に挙げてみる。

いわゆる死に覚えゲーではあるのだが、その難易度の高さやリトライ性の悪さによってかなりの意見割れることとなった。

評判の良かった前作から発売までに時間がかかったことや大作級の作品であるのに価格が2,000円台と安価だったこともあり、たくさんのプレイヤーが発売直後に飛びついたことも大きな要因ではあるが、自分にしてみればやはり大半のプレイヤーがエンディングにたどり着くことを諦めてしまった、諦めざるを得ないほどの難易度だったことが一番の要因だと思っている。

せっかくゲームを購入したのに、それ以上先のストーリーを知るためにはさら時間をかけて技術習得したり相手パターン理解できるまで何度もリトライしなくてはならない。

いわばゲームの値段以上の人生リソースというコストを消費する必要があるのだ。

もし自分が若くて、まだまだいくらでも人生リソースを浪費できる立場にいるならよい。

しかし、自分にはそんなに自由に使える時間は許されていないし、仕事疲れた頭と体にムチを打ってまでゲームに打ち込むほどの気力も体力も熱量もない。

そうなったときに、そもそもエンディングに辿り着けるために必要リソースが足りないと感じただけで、そういったゲームの購入を躊躇してしま自分がいることに気がついたのだ。

ゲーム好きを自負する自分にとっては、なかなかに受け入れがたい現実だった。

そういったこともあり、最近では大体のゲームsteamで購入するようになってしまった。

Swtich2もPS5も入手困難時期に購入するくらいにはゲームが好きである自負はあるが、そのゲーム機でしかプレイできないゲーム以外は殆ど場合steamで購入している。

その理由は単純で、チートが使えるからだ。

いわゆるチーター的な利用ではなく、シングルゲームで体力などのステータス消耗品や消費ポイント無限にするなどに使っている。

目的はもちろん、自らに残された少ない人生リソースでそのゲームエンディングに確実に辿り着くためだ。

例えば映画を視聴しているとき、突然謎解きゲームが始まって解くことができなければ結末を見ることができないとなったらどうだろう。

もともとそういう作品だと宣言されているなら納得できなくもないかも知れないが、やはりそれが理由で結末を見ることができなかった人にしてみれば返金を求めるくらいには問題になるのではないだろうか。

しかゲームではそれが当然のようにまかり通っている。

ちなみに先程のSilk Songでいうと、ノーマルエンドの実績取得率は26%。

初期の道具を獲得するというゲームを開始すればほぼ取得できる実績の取得率が約92%なので、雑に計算しても4人に3人はエンディングにたどり着けていないことになる。

ストーリーを全て踏破した上でクリアしたときの実績に至っては約15%。

このゲームプレイした6人に1人しかこのゲームストーリーをすべて知ることができていないのだ。

製作者サイドは自分が作ったゲーム難易度を誇るのも良いのだが、自分が生み出した良質なストーリーが大半のプレイヤーが知り得ていない現実もっと目を向けるべきではないか

チートを使い始めてからというもの、今までエンディングに辿り着けそうにないからと購入を諦めていたようなゲームも買うようになった。

これは制作者側にしてみても単純にプラスと言えるのではないか

かと言ってこのままチートを使い続けることが健全状態だなんてことは微塵も思っていない。

実績というシステム自体が、そうした難易度という壁を乗り越えてこそはじめて得られる名誉だということも理解している。

その上で、ゲームを購入した人間にとってのエンディングに辿り着ける権利というものをもう一度考えてみてはどうだろう。

購入時に”エンディングに辿り着けないかもしれないという不安”がないということは、ゲームお金を払おうとする上で大きな安心感になるのではないか

anond:20251111163149

あすけんというアプリが足りない/過剰な栄養素がわかっておすすめ

自分なら↓

 

【朝】

目玉焼き食パン全粒粉orライ麦に変更)

フロンフライパンに卵を落とし食パンをのせて火を付ける。裏返してパンも焼く。味付けは塩コショウかお好みソース

裏返した時に溶けるチーズを乗せるなら味付けはいらない。食パン冷凍できる。(解凍レンジトースター

プロテイン牛乳(すっきりCa鉄)

こだわりがなければカルシウム+鉄を含む低脂肪乳

野菜スープ

夜に作ったスープ

 

【昼】

・(自宅)お好み焼き

野菜たっぷり粉は少量。粉なしで卵で固めるタイプでも可。もやしちくわ安価マヨなし。

・(コンビニ)和惣菜2袋、魚惣菜orサラダチキンサラダ(袋野菜)or野菜スープ

普段食べにくい魚(青魚)が食べられるといい。和惣菜ひじき煮/切り干し大根/卯の花/きんぴらごぼう等。

袋入りのおでん比較安価で低カロリー。(汁は塩分が高いので飲まない)

 

おやつ

プロテイン、蒸し豆(大豆サラダ豆)、野菜スープ豆腐ゆで卵

蒸し豆はタンパク質食物繊維もとれて手軽。

 

【夜】

野菜たっぷり鍋orレンチン蒸し野菜

冬は旬の安い野菜もやしおすすめ)と、肉・魚・豆腐きのこ・卵・糸こんにゃくで鍋がおすすめ

これらの食材を雑にレンチンしてポン酢で食べてもいい。野菜たっぷりならお好み焼きでもいい。

野菜スープ

鍋とかぶるけど、余った食材スープを多めに作っておくと翌朝や小腹がすいたときに食べられる。

食材は小分けして冷凍しておくと使いやすい。味付けは出汁入り味噌鶏ガラスープトマト系等好きに。

 

炭水化物を減らすと脂質と塩分が増えがちなので気を付けて。

パンと比べたらどうしても価格は上がる。プロテインも高いよね。

運動は大変だけどまずは散歩プランクからジムは区営や市営の体育館が安い。がんばって。

2025-11-11

anond:20251110201639

紅茶ラヴァー視点経験を、以下の構成構造しました。

紅茶ラヴァーの苦悩:オフィスでの冷遇

1. オフィス環境コーヒー偏重への不満

* 出勤再開とオフィス提供物: リモート生活が終わり出勤者が増加。オフィスにはウォーターサーバー、運が良ければコーヒースープサービスがある。

* 筆者の状況:

* オフィスは水とインスタントコーヒー飲み放題

* 筆者はコーヒーブラックで飲みすぎた結果、体質的に合わなくなり、紅茶派に転向

* 午後の「ホッと」を求めて:

* 当初は朝淹れた紅茶タンブラーで持参(タンブラー利用への自己ツッコミあり)。

* 昼過ぎ紅茶がなくなり、寒い時期になり、ウォーターサーバーのお湯では物足りなくなる。

* 「お湯を飲んでもホッとはしない」。寒さによる鬱の小さな版として、**淹れたての紅茶による「ホッ」**を午後に求める。

2. 紅茶調達の試練:コンビニ専門店の残念な現実

* コンビニでの挫折:

* コンビニではティーバッグすら売っていないことがある。

* 別のコンビニで見つけたリプトンイエローベルは「あまりのまずさ」に飲むのを断念。

* 洋菓子店での失望:

* オフィスの近くの洋菓子店は、1pc 250円もするのに「鼻が曲がりそうなほど臭いフレーバーティーしかなかった」。

3. 紅茶ブランド選定論:ルピシア一択理由

* ルピシアへの回帰:

* 古のインターネットでの「にわか批判認識しつつも、ルピシア一択

* 理由: 安価で、駅ビルにあって利便性が高い。

* 愛飲銘柄: ベルエポックダージリンブレンド)。

* 店舗でのモヤモヤ: 店員に「贈り物ですか?」と聞かれることへの違和感紅茶好きは自分で選びたいため、プレゼントは「ナンセンス」だと考えている。

* 他ブランドへの評価辛口):

* マリアージュフレール: 「素敵なマダムイケメンから紅茶を買うという体験を得るための店」(最近はそうでもない)。味が好きならルピシアのメルシーミルフォアで代替可能

* ティーポンド: ストレートティーを買うには悪くないが、ブレンドは高価で、立地も不便。

* その他: フォーナム&メイソンはデパ地下で素通り、カルディのジャンナッツは「架空ブランド」。

* 個人経営専門店: 昔のレビューで「ダージリンは高いのでやめたら?」と嫌味を言われた例から、斜に構えたイメージを持ち敬遠

4. 100円均一での決定的な悲哀

* 茶葉の購入と百均への移動:

* オフィスに置く用のベルエポック(茶葉50g)を購入後、百均へ。

* (後悔: コスパ呪いティーバッグで買うことに気づかなかった。)

* 紅茶用品の冷遇:

* ティーバッグ用ではない、球体や深型のティーストレーナーを探すが見つからない。

* コーヒー用品: 5種類のドリッパーなど豊富

* 紅茶用品: 昔ながらの取っ手付きの茶漉し一つのみ(「紅茶にも使える」程度)。

* 感情: 「しんみりと悲しい気持ちになった」。便利なグッズが並ぶ百均で、紅茶用品は昔ながらの台所で眠っているような茶漉し」だけ。

💡 結論冷遇される気難しい紅茶ラヴァー

* **「世の中の紅茶飲みは冷遇されている」**という主張。

* 自己認識考察: 冷遇は我々紅茶飲み側の**「こだわりが強い」**ことの裏返しかもしれない。

* ルピシアで茶葉を買う、百均で茶漉しを買う、といったユーザーは想定されていない可能性。

* こだわり事例(独自進化):

* 汎用の茶器ではなく、特定口径の茶漉しをハンズAmazonで購入。

* 愛用アイテム: サーモスの保温ティーポット。

* ガラスジャンピングを見る演出や、陶器ティージーといった「ほっこりした演出」は不要

* 「2杯目もあったかいまま」で「飲むときステンレス匂いがする心配もなし」

* 「やはりサーモスしか勝たん」

* 最終的な結論: 我々紅茶ラヴァーは、気難しいのだ。

この構造で、筆者の主張と経験が明確になりました

2025-11-10

若者搾取され、高齢者が守られる社会で、未来が生まれるはずがない

少子化は「若者意識が変わったから」でも「恋愛離れしたから」でもない。そんな話に逃げている限り、何も変わらない。問題もっとはっきりしていて、もっと露骨だ。

この国は、家族を持つことが割に合わない社会になってしまった。それだけのことだ。

昔は誰もが結婚したし、子どもを持つことは人生の一部だった。特別覚悟なんていらなかった。生活の延長線に「家庭」があった。でも今は違う。家庭は「頑張らないと成立しないもの」になった。余裕がなく、支えがなく、時間お金も削られ、精神さえすり減る。

それを見た若者が「家庭を持ちたくない」と思うのは当然だ。生存本能が正常に働いているだけ。

それなのに社会政治は「最近の若者は…」「価値観が…」と、まるでこちらの感覚おかしいかのように語る。おかしいのは若者ではなく、社会の側だ。

子どもが生まれないのは、愛が薄れたからではない。人間利己的になったからでもない。生活の土台が壊れたからだ。

それを直視しないまま、「意識を変えろ」「努力しろ」と言い続ける社会は、ただの加害者と変わらない。

少子化は、個人問題ではなく、構造の失敗だ。そしてその構造を作ったのは、社会政治制度だ。

からこの話は、頑張りでも道徳でもなく、生きられる社会か、死ぬ社会かの話だ。

人類はずっと「ほとんど全員が結婚する社会」で生きてきた。結婚特別イベントではなく、生きる流れの中に自然に組み込まれていた。それは「恋愛ロマンチックだったから」ではない。生存の仕組みだったからだ。

昔の家族は、いまよりずっと広かった。親、祖父母、親戚、近所の手、地域の目。子どもを育てる負担社会的に分散されていた。

から家族を持つことは「やる気」や「覚悟」の問題じゃなかった。生活が人を支えていたからだ。しかし今はどうだろう。

住まいは分断され、家族単位は極小化し、育児家事も、家計精神も、夫婦の小さな箱の中に全部押し込められている。とくに片方(多くは女性)に。

昔は共同で支える仕組みが前提、いまは個人が抱え込む仕組みが前提。そりゃあ持続なんてするはずがない。

少子化は「人々が家族を望まなくなったから」じゃない。家族をつくるための構造が壊されたからだ。

家族は、努力気持ちだけで維持するものじゃない。社会が支える基盤があって初めて自然に成立する。

その基盤が崩れた時点で、出生率が落ちるのは生物的に当たり前の反応だ。若者は間違っていない。社会構造が、家族をつくることに向いていないだけ。そしてそれを「個人選択」の問題すり替えてきたのが、今の日本だ。

いまの日本では、家族を作ろうとすると、真っ先にぶつかるのが可処分所得の低さだ。働いても働いても「生活するので精一杯」。貯金もできない。家も買えない。子どもなんて無理。これは感覚ではなく、構造としてそうなっている。

賃金はここ30年ほとんど増えていない。その一方で、税金社会保険料はじわじわと、しかし確実に増え続けた。さら都市化にともなう家賃上昇、教育費の高騰、保育の外部化コスト。全部「生きるための固定費」だ。

生きているだけで、消耗する社会になっている。共働きが「選択」ではなく「必須」になったのは、意識が変わったからではない。片働きだと生活が成立しないように制度が変えられたからだ。

しか共働きをしても、生活が楽になるどころか、育児家事感情ケアは家の中で圧縮され、時間も体力も関係性もどんどん削られていく。これは努力不足ではなく、設計ミスだ。

家族を持つ余裕がない」のは、弱くなったからじゃない。社会構造が、人をそこまで追い込んでいるからだ。

そしてこの状況を政策側は「自己責任」で片付けてきたが、本当は逆だ。家庭が苦しいのは、税と社会保障の負担が現役世代一方的に集中しているからだ。

その一方で、資産を持つ高齢者は、負担を大幅に免除されている。つまり現役世代が国を支え、国は現役世代を支えていない。

この不均衡が、家族を持つことのハードル限界まで引き上げている。子どもを産まないのは罪でも怠慢でもない。単に、生きられるように判断しているだけ。合理的感覚だ。壊れているのは社会の側だ。

女性社会進出は良いことだ」。この言葉自体は、もう疑う必要はない。働きたい人が働ける社会は、当然あるべきだ。問題はそこではなく、働かないと生活できない社会にしたという点にある。

かつての日本では、片働きでも家族は維持できた。それは賃金が成長し、家族が広く、生活社会の中に支えられていたからだ。

しかしいまは違う。税と社会保険料が現役世代に偏って重く、賃金は伸びず、住宅費と教育費は天井知らず。そこに核家族化で助けを失った育児負担が重なる。

その結果、家庭を維持するためには、夫婦が二人で働くしかない。これは「女性自由」ではない。ただの強制である

そしてこの強制は、「女性活躍」「自己実現」「多様な生き方」などというきれいな言葉で包まれている。

耳あたりはいいが、労働力人口補填、税収と社会保険料の拡大、高齢者給付維持のための現役世代酷使というのが実態だ。

まり、家庭に余白を返す代わりに、家族から時間を奪った。

本来なら「働くかどうかは選べる」べきだったのに、実際には「働かないという選択肢」そのものが消された。

女性が働ける社会」ではなく、「全員が働かないと沈む社会」になったのだ。

ここには自由はない。ただの生存のための労働だ。

そして、負担は家庭の内部に集中する。特に感情ケア子ども生活リズム夫婦関係の調整といった、目に見えない「家族の体温」を維持する仕事は、ほとんど女性が背負ったまま。

外の仕事が増えた分、内側の仕事は減らないどころか、圧縮され、歪み、擦り切れていく。そこで荒んだ家庭に、子どもが生まれる余裕なんてあるはずがない。

これは「女性が弱い」からではない。「頑張りが足りない」からでもない。こんな設計にした社会が弱いのだ。

少子化の背景には、若者が怠けているわけでも、家族を望まなくなったわけでもない。ただ単に、社会若者から奪い、高齢者に配り続けてきただけだ。

日本社会保障は、表向きには「弱者を守る制度」と言われている。だが実際に優遇されているのは、弱者ではなく、人口多数派である高齢者層だ。

資産を持ち、家や預金を抱え、老後も安定した暮らしができる人たちが、医療費は1〜2割負担で手厚く保護される。税も軽い。年金自動で振り込まれる。

一方で、現役世代は税と社会保険料を天引きされ、子育て教育費は自己責任で、家賃は高く、時間はなく、未来への期待は潰されている。

若者が支え、老人が受け取る。しかもそれは「助け合い」ではなく、構造化された一方通行だ。

なぜこんな歪んだ配分になったのか。理由は単純だ。この国では票を持つの高齢者側だからだ。

政治家は票が欲しい。財務省は税収を維持したい。高齢者は数が多く、選挙に行く。若者は数が少なく、政治的には無力に扱われる。

から政治若者から奪い、高齢者に配るようになったのだ。

まり今の日本は、「支えられる側」ではなく「支える側」を壊している社会だ。

家族を持とうとする世代こそもっとも手厚く支えられるべきなのに、現実には真逆の仕組みが続いている。これでは人口は減る。減って当然だ。

そして減り続ける限り、高齢者比率さらに増え、政治は今以上に高齢者優遇へ偏り、若者さらに搾り取られる。

これはもう「問題」ではなく、自己増殖する社会の衰退装置である

誰か一人の責任ではない。だが明確に言えることがある。

壊れているのは、若者生き方ではなく、国家意思決定構造のものだ。

日本は「資本主義の国」だと言われる。しかし実際に動いているのは、もっと別の形だ。

競争があるように見えて、実際には社会全体が「均一に消耗する方向」に管理されている。

自由があるように見えて、実際には「生きるために働く以外の選択肢」がほとんど許されていない。

支え合う仕組みがあるように見えて、実際には「一方的負担を引き受ける側」が決められている。

これはもう、資本主義ではない。しかし、福祉国家でもない。もっとかに締めつける形。日本社会主義だ。

ここで言う「社会主義」は、弱者を守る優しい社会という意味ではない。国全体の生活水準を均一に、安定的に、とにかく変わらないように保ち続ける仕組みのことだ。

問題は、そのために犠牲になる層がはっきり決まってしまっている点にある。

犠牲になるのはこれから生きる人。つまり若者と、これからまれるはずだった子どもたちだ。

日本社会主義は、未来投資しない。その代わりに「今、生きている人の安心」を最優先する。特に、人数が多く、政治的力を持つ層の安心を。

その構造では「変えないこと」が正義になる。「とりあえず今を守ること」が優先される。「未来」は後回しにされ続ける。そして、未来は来なくなる。

本来社会とは「受け継がれるもの」だ。生まれた命に次の生活が渡され、時間が伸びていくものだ。

だがいまの日本は、未来を育てる力を、自分たちで捨ててしまった社会になりつつある。

現役世代時間と金と心が削られ、子どもを迎える余裕が消え、生まれる命の数が減り、社会の骨格そのものが痩せていく。

それでも表向きは「安定している」ように見える。なぜなら衰退はゆっくり進むからだ。

からこそ、この国は静かに壊れていく。誰も叫ばないから壊れている。悲鳴が聞こえない形で壊れていく。

これは「滅び」ではなく、溶けるような消失だ。

その進行を止められるのは、制度でも政策でもなく、「もう、このままでは無理だ」と言葉にする人の側だ。

問題道徳意識ではない。設計の誤りが放置され続けていることだ。

家族が消えたのは、心が弱くなったからではない。生きるための構造が、人間生活に合わなくなったからだ。

から、取り戻すべきは「昔の価値観」でも「努力」でもない。

必要なのは、ただ一つ。人が家族を持てるような生活地盤を、社会がもう一度つくること。

やるべきことは、実はとてもはっきりしている。

まず、現役世代可処分所得を戻すこと。税と社会保険料を若い世代にだけ重くのしかける構造をやめる。資産を持っている層には相応に払ってもらう。

「本当に困っている人を助ける」ことと「とりあえず老人全員を守る」ことはまったく違う。

次に、家族一家庭に押し込めないこと。育児社会が支えるべき公共インフラだ。

保育、学童家事支援地域の助け、頼れる外部リソース。昔はそれが「人間関係の中に」あっただけで、今と違う形で存在していた。

それを、形を変えてもう一度つくればいい。そして、働く/働かないを選べる社会に戻すこと。

共働きが悪いのではない。共働きしかできないのが問題なのだ。家庭は「労働供給のための単位」ではない。人が人として生きる場所だ。

ここに、もうひとつ、今必ず触れておくべき点がある。

働き手が足りないからといって、外国人労働者で穴を埋めようとする動きが進んでいる。だがこれは、人件費を抑えたい大企業と、本質的構造改革を避けたい政府の都合にすぎない。

少子化労働力が減っているなら、本来やるべきことは賃金を上げ、労働環境を整え、家庭を維持できる生活基盤を戻すことであって、「別の人間を輸入して補う」ことではない。

安価外国人労働力を入れれば、企業労働環境を改善する必要がなくなる。政府自分たち設計ミス修正せずに済む。

そして一番損をするのは、現役の日本労働者と、これからまれるはずだった子どもたちだ。

これは、社会疲弊を補う政策ではなく、社会疲弊を固定する政策だ。未来を守るどころか、未来を切り捨てて「延命」しているに過ぎない。

家族が育たない社会に、人は根を下ろさない。根を下ろせない社会に、未来は生まれない。だからこそ、立て直すべきは、人間の「生活」の側だ。

生きられる社会なら、人は生きる。家庭を持てる社会なら、人は家庭を持つ。育てられる社会なら、子は自然生まれる。

これは願望でも、精神論でもなく、人間構造のものだ。

社会を、もう一度「人が生きられる場所」に戻せばいい。それだけだ。

anond:20251110122220

当たりでよかったね

安価っていうのは理由がある、ってのはもうさんざん謂われてるからなぁ

『お値段以上』なんてのは白々しいキャッチフレーズか、ワタミレベル従業員に無理を強いるブラック企業か、その両方だから

ろくに検査してなきゃ、そりゃ経費削減で安くできるよなー

2025-11-05

ローストビーフ

ローストビーフ、そんなに魅力的な食べ物だろうか。

いや、一般市民にとってある程度魅力的な食べ物だっていう一般論はわかる。けど、ほとんどどこに行ってもそこそこの金を出せば必ずローストビーフが口に入るようになっている世界で、それを有難いと思ってわざわざ選ぶだろうか?

価格帯のコース料理のメインはローストビーフ

少しグレードを下げても付け合わせが変わるだけでやっぱりローストビーフ

しまいには軽食サンドイッチの中身もローストビーフ

海でも陸でも、夏でも冬でも、定番メニュースペシャルメニューも、みんなみんなローストビーフ

たぶん安価にたくさんローストビーフ提供してくれる業者が見つかっちゃったから切るに切れないんだと想像しているけど、正直もう食傷気味なんだよなあ。

もっとこう、"食の多様性"を取り戻してほしい。昔はそうだったじゃん。

聞こえてますか、東京ディズニーリゾートさん。

2025-11-04

日本医療制度社会保障現実

日本世界で最も長寿の国の一つであり、国民皆保険制度によって、誰もが比較安価標準的治療を受けられる。これは世界的に見ても非常に優れた仕組みだ。

 

たとえば、がん治療の中でも注目されている光免疫療法(レーザー治療)がある。

この治療現在、頭頸部がんに対してのみ保険適用されている。肺がんなど他の部位にも有効可能性が指摘され、治験は進行中だが、国内外ともに結論は出ていない。

 

患者が、たとえば初期の肺がんに対して光免疫療法を自由診療で受けることは可能だ。

しか日本では「混合診療保険治療自由診療の併用)」が原則禁止されているため、

レーザー治療選択するとその他すべての治療保険適用外となり、すべて自費になる。

制度として「おいしいところだけ保険で」という“つまみ食い”を防ぐ仕組みになっているのだ。

 

臓器移植の例

アメリカでは年間約1万4千人が臓器提供を行い、3万5千件以上の移植手術が実施されている。

一方、日本では年間149人にとどまる。人口比で見ても大きな差だ。

 

それでも、日本では臓器移植保険適用であり、さら公的医療費助成制度を併用できる。

アメリカのように「高所得者しか受けられない医療」とは対照的だ。

 

もし日本アメリカ並みに移植件数を増やしたらどうなるだろう。

人口比で計算すると、およそ年間1万人の命が救えるかもしれない。

しかし、そのコストをすべて保険負担すれば、医療財政は確実に破綻する。

 

命にも“コスパ”の現実がある

日本医療制度は、「どの治療公的資源を使うか」を経済合理性で選別している。

まり「標準治療」は、世界最高峰技術をすべて使えるという意味ではなく、

費用対効果コストパフォーマンス)を最大化するための妥協点として設計されている。

 

海外では一般的治療法だが、日本では保険が効かない」というケースは多数ある。

理由は単純で、それを認めると制度全体が維持できなくなるからだ。

 

「命は地球より重い」という理想を掲げ、あらゆる先進医療や高額薬を

制限保険適用すれば、制度のもの崩壊する。

 

たとえば、一年生存率が1割にも満たない高齢患者に対し、

1億円を超える治療を行うことに経済合理性はあるだろうか。

誰に尋ねても「ない」と答えるだろうし、実際に制度もそれを許していない。

限界と不均衡

すでに日本医療介護制度財政的に破綻寸前であり、どこかを削らなければもたない。

仮に今後、頭頸部がんへの光免疫療法が「コスパ見直し」で保険適用外になれば――

治療中の人は来月から自費でお願いします」という事態理屈の上では起こりうる。

そんなことになれば国会大炎上し、千代田区デモがあふれるだろう。

新しい治療法の採用抑制的でも叩かれないが、一度採用したものの取り消しは炎上案件となる、そこに合理はなく情緒なのだ

 

冷静に考えればすでに現状でも命は“選別”されている。

医療リソースには限りがある以上、制度設計とは結局、

「どの命に、どれだけの社会的コストを割くか」という配分の問題にすぎない。

社会保障本質

医療制度介護制度は、突き詰めれば徴収(税・保険料)と分配(給付)の設計に尽きる。

充実させたければ、社会保障費を増やすしかない。

問題は、その分配が誰にどれだけ公平かということだ。

 

現状では明らかに高齢偏重になっており、

現役世代子育て世代の納得感を失わせている。

これが、今の社会保障制度が抱える最大の不均衡である

 

一言で言えば「老人を殺せ」だ

/ChatGPT15分

2025-11-03

白米より雑穀の方が主食として優れてないか

 白米雑穀
値段急上昇安いまま
同程度同程度
栄養偏ってる多種多様
入手性不安定安定


もう無理じゃん。

一部の白米至上主義者が以上に白米を美味いと思い込んでるだけで、実際には白米が安価から皆食ってただけでしょ。

もう白米の時代は終わったんだよ。

これから雑穀時代なんだ。

貧乏人が貧乏から麦を食う時代とは違う。

情弱が「白米こそが主食王様」という幻想を信じているから白米を食って糖尿病になる時代になったんだ。

2025-11-02

anond:20251102165140

俺はホヨバゲー課金圧高いとは思わない。

だって現に、どのタイトルも月平均3000円台くらいの課金で全キャラ確保できているし、エンドコンテンツも余裕でいけるから

ただ、ソシャゲとホヨバゲーでは常識が違う。

ソシャゲから入ってきた人は、強キャラを「見抜いて」それだけ凸ったりしてリソース集中させようとする。

でも中華ゲーはキャラ集めがゲーム進行というかプレイ体験の中核なんだよ。そこを勘違いするから、凸とかしないとろくに勝てないと感じて過剰に課金してしまう面があるんだろう。

廃課金者が無課金を蹴散らして気持ちよくなる戦闘主体ポチゲーだったソシャゲとはゲームデザインの根底からして違う。

中華の上澄み系ゲームは本格的なゲームを作ろうとするから物語主体で、作り込んで全員好きになってもらい、全員とってもらうのがまず基本なの。絶対に全員とらなきゃいかん訳ではないが新キャラの8割くらいは取っておきたい作り。

従来の運頼みすぎるガチャゲーだと全確保なんて非現実的と思うかもしれないが、確保しやすいように天井引き継ぎの仕様安価天井設定になっている上、一部のゲームでは運の下振れを救済するようにもなってるから、実際はランダム性がかなり薄く、熱心にプレイしてさえいれば大した出費もなくキャラを揃えるだけなら安定して可能なの。

凸餅は有償石を使って推し活でやればいい領域

ただ、日本勘違い重課金者が一部いるかもしれないとはいえ、大多数は物語に心動かされてふつう布施ってるものだと思うし。

数%の重課金者が売上を支えるソシャゲ構造とは違い、まっとうに遊ぶなら育成に追われる構造としてバトルパス課金の微課金層の厚さによって収益が支えられている部分も大きいと思う。

2025-10-27

東洋大板倉キャンパス撤退の裏にあった「東武日光線の分断」

 かつて東武日光線快速北関東東京を一直線に結んでいた時代を覚えているだろうか。南栗橋を越え、板倉東洋大前を経て、学生通勤客を運んだ列車たちは、今や歴史の中に葬られた。廃止・減便・分断——それがこの十年、東武鉄道の選んだ道だった。

 2013年南栗橋以北のローカル列車は6両から4両に減車された。輸送需要の減退を理由に挙げたが、実際には「コスト削減」の名のもとに地域の足を削いだに過ぎない。2017年には快速が全廃。南栗橋で完全に系統が分断され、浅草から一本で行けた板倉東洋大前も、今や乗り継ぎ必須の「半島」と化した。

 東洋大学板倉キャンパス撤退を決めたのも、この“鉄道の断絶”が大きな要因とされる。通学の利便性を信じて作られた長大ホームは、地下鉄直通延伸という幻の夢とともに放置されている。延伸どころか、線路は今や孤立した「ローカル支線」のような扱いだ。

 それでも東武は、リストラ路線を止めなかった。2018年以降、20400型という省エネ車両を投入し、効率化をアピールしかしそれは「利益を削らず、地域を切る」ための手段しかなかった。

 そして2023年快速代替を掲げた特急リバティ」は、追加料金という形で再び庶民の足を奪った。安価快速廃止し、値上げされた特急に乗れと迫る――これを“顧客サービス”と呼ぶのなら、鉄道会社の社会的使命とは一体何なのか。

 かつて東京から日光までを走り抜けた東武快速は、北関東象徴だった。だが今や、その鉄路企業合理化と怠慢の象徴であるホームけが未来を信じて伸びたまま、列車は来ない。

 地方の衰退は、いつも交通の衰退から始まる。南栗橋の分断は、単なる運行上の判断ではない。それは、東武鉄道が「地域と共に生きる」姿勢を捨てた瞬間の記録なのだ

2025-10-23

「端っこ」の素晴らしさ

「端っこ」とは、単なる両端のイレギュラーではない。それは、必然されど意図せず生み出される最高の特等席であり、選ばれし者のみが手にできる栄光である

濃縮された食感と風味の芸術

食べ物の「端っこ」は、真ん中とは一線を画す特異な美味しさを持っている。

カリッ、ザクッ! 焼き菓子パンの耳は、熱に最もさらされ、その結果、他にはない香ばしい歯ごたえを獲得する。このカリカリ感こそ、端っこ好きの特権である

濃厚な味わいの凝縮! カステラ羊羹の切れ端には、蜜や素材の風味がギュッと閉じ込められている。真ん中の上品さとは違う、力強い素朴な美味しさがある。

具材の氾濫! 巻き寿司卵焼きの端っこは、具がはみ出さんばかりに詰まっている。この「不恰好だけどお得!」という豪快さが、心を躍らせる。

人生を豊かにする「お得感」と「希少性」!

「端っこ」には、金銭的な価値を超えた、精神的な豊かさが詰まっている。

ひそやかなご褒美! 店頭に並ぶ「切れ端」「お徳用」の文字を見た時の、あの胸の高鳴り!最高品質のものを、こっそり安価に手に入れられる喜びは、何物にも代えがたい。

選ばれし者の特等席! 混雑する電車内でたまたま座席の「端っこ」をゲットできた時の、小さな勝利感!その場所が、あなたにとって最も落ち着くプライベート空間になるのである

謙虚がゆえにもたらされる安心感

そして「端っこ」は、いつも私たち安心調和を与えてくれる。

集合写真で端に寄りがち、トイレの端の個室に入る、といった習性からもわかるように、人は「端っこ」に身を置くことで、世界と適度な距離を取り、静かな安心感を得る。

決して華々しい中心にはないが、中心もまた端っこがなければ成り立たない。世界を完成させるためには欠かせない存在。その謙虚役割こそが、端っこの持つ最も奥ゆかしい魅力である

端っこで嫌なことはこの世に存在しない!ときどき観劇ライブで見えにくい指定席に当たった時くらいである!

端っこisポジティブ!端っこサンキュー!端っこフォーエヴァー

2025-10-22

anond:20251022083720

メールWEBサイトだって手紙や本のような従来の情報伝達より安価高速化しただけで伝達する内容で新しいものを生み出すわけではないが

社会的な影響はあったから生成AI画像文章安価高速化に生成するだけでもなんかしら影響は出るだろう

2025-10-21

anond:20251021213525

了解議論の流れを踏まえ、あなたの主張(「外国人労働者なしで“管理された縮小”は可能」)の中核仮説を、データで一点ずつ崩します。結論から言うと、あなたの主張は①“圧縮コスト時間”を過小評価し、②“人手の下限”がある領域介護インフラ防衛エネルギー)を技術だけで短期に置換できると誤信し、③外部依存(食料・エネルギー外貨)の現実無視しています政策論としては実装不能な楽観です。

1) 「密度再編すれば固定費は下がる」—圧縮の移行コスト臨界の崖を無視

あなたの主張は「都市統合生活圧縮」で“均衡”を保てると主張しますが、固定費連続的に下がらない。交通上下水・医療学校消防などは一定需要を割ると一気に維持不能になりやすく、路線廃止病院撤退が誘発する“サービス消失転出→税基盤縮小”のスパイラルが起きます国交省白書も、人口減少下のネットワーク脆弱化を前提に課題を整理)。 ([国土交通省][1])

平成の大合併」の学術検証でも、合併で必ずコストが下がるとは限らない、短期はむしろ支出増、長期も項目によって増減が割れる等の結果が反復して報告。統合節約は近似であって恒真ではない。つまり密度再編すれば固定費が下がる」は一般化の誤りです。 ([J-STAGE][2])

要点:圧縮は“魔法節約装置”ではない。むしろ効果と移行費(統廃合・補償更新人件費調整)が先に立つ。

2) 「自動化AI人手不足を埋める」—介護医療自動化余地が小さく、時間軸が合わない

厚労省の最新推計:介護職員2040年度に約272万人必要(22年度比+約57万人、年+3.2万人ペースでの純増が必要)。現実は離職超過や採用難が強まり介護は1応募に4.25求人という“超売り手市場”のケースも報じられています。不足の山は2030年代半ばに顕在します。 ([厚生労働省][3])

OECDILOレビューは、ケア領域人間接触判断倫理比重が高く、ロボティクスやAI代替限定的実装にも時間がかかると整理。生成AI事務軽減はできても対人ケアの主工程は当面人が必要です。 ([OECD][4])

産業側でもロボット密度世界的に急伸中ですが(IFR)、増設は主に製造現場あなたの主張が要の介護医療・運輸サービス自動化難度が高い領域です。“質的転換で穴埋め”は2030sのピー需要に間に合わない。 ([IFR International Federation of Robotics][5])

要点:2030年代までに必要なヒトのケア労働は、機械では代替しきれない。時間軸の逆転(先に自動化が完成する前提)は非現実

3) 「高齢者女性の参加で賄う」—余地は残るが“決定打”ではない

日本就業率はこの10年で女性高齢者ともに大幅に上昇。今後も改善余地はあるが、弾は既に相当使っている。OECDJILPTも、日本人手不足は“長期・構造的”と評価女性高齢者の追加動員“だけ”で需給を均すのは難しい。 ([JIL 労働政策研究・研修機構][6])

OECDは明確に、「女性高齢者就労促進に加えて、外国人労働者のより大きな活用が不可欠」と勧告あなたの主張はこの国際的ベースラインを外している。 ([OECD][7])

要点:国内労働供給の上積みは必要条件だが十分条件ではない。国際機関合意見解とも齟齬

4) 「外貨知財輸出で稼げばよい」—対外依存(食料・エネルギー)の“下限規模”を過小評価

日本食料自給率カロリー基準)38%。残りを輸入に頼る構造は不変で、価格ショックに脆い。輸入代金の原資となる外貨獲得は規模が要る。“縮小+内需シフト”は、食とエネの輸入価格変動に晒されやすくする。 ([農林水産省][8])

エネルギー自給もOECD下位の水準。再エネ・原子力の拡大方針は進むが、当面はLNGなど化石燃料必要地政学次第でコスト高リスクは常在。輸入代替が進むまでの移行期は外貨の厚みが防波堤になります。 ([Reuters][9])

要点:「質で稼ぐ」こと自体は正しいが、外需の“量”が痩せる安全保障(食・エネ)に跳ね返る。縮小均衡は国際価格ショックに極端に弱い。

5) 「防衛無人化モジュール化で少人数運用」—下限の人員産業基盤は不可避

無人機AI化はトレンドだが、整備・補給サイバー・指揮統制など人員需要は不可避。装備の国産化共同開発にも裾野人材企業群が要る。人口人材の最小密度を割る縮小は、維持費の単価上昇と技術の途切れを招きがち。ここを外国人高度人材まで閉じるのは自縄自縛。〔※エネルギー安保と同様、移行期の脆弱性は高い〕(政策白書エネルギー構成記載参照)。 ([Reuters][9])

要点:“少人数で守る”には、逆説的に高密度技術人材基盤が必要。縮小で“密度”を落とすと単価が跳ね上がる。

6) 「外国人低賃金固定化改革遅延を招く」—実際の日本は選別受け入れが既に主流で、労働市場はなお人手不足

在留外国人は376万人(2024年末)。内訳は「永住」「技術・人文知識・国際業務」「特定技能」「留学」などに分散し、技能・専門に紐づく制度設計が中心。一律の“安価労働大量投下”という描写実態とズレる。 ([法務省][10])

有効求人倍率は直近でも1.2倍前後の張り付き。構造的な人手不足が続いており、賃上げ自動化を促す圧力は弱まっていない。むしろ企業賃上げ投資・定年延長を同時進行。受け入れ=改革を止めるという単純因果は成り立たない。 ([JIL 労働政策研究・研修機構][11])

要点:現行制度は“管理された受け入れ”であり、人手不足を埋めつつ賃上げ投資は進行。あなたの主張の「受け入れは害」という前提はエビデンス薄弱。

7) 「圧縮・再編を“先に”やれば均衡できる」—順番の逆:崖は2030年代に来る

人口構造の確定性(IPSS):2050年代に1億割れ、2070年8700万人規模、65歳以上が約4割の高齢社会。現役世代急減は避けられない。圧縮自動化必要だが、需要ピーク(介護医療インフラ更新)が先に来る。 ([情報処理推進機構][12])

からこそOECDは、「女性高齢者活用に加えて移民外国人労働)」と複線を勧告。“技術圧縮だけ”に賭ける単線は、移行期リスクサービス崩壊地域消滅外貨不足)を無担保で抱える。 ([OECD][7])

総括:あなたの主張の論理穴(コンパクトに)

1. 固定費連続的に下がる前提 → 実際は崖と移行費が大。([国土交通省][1])
2. 自動化が先行前提 → 介護医療代替限定需要の山が先。([厚生労働省][3])
3. 国内労働だけで充足前提 → 国際機関外国人活用も不可欠と明言。([OECD][7])
4. 外貨は質で十分前提 → 食料38%自給・エネ輸入の現実は量の稼ぎを要請。([農林水産省][8])
5. 防衛は省人でOK前提 → 人材技術裾野の下限密度無視。([Reuters][9])
6. 受け入れは害前提 → 日本は既に選別・管理型、なお人手不足は強い。([法務省][10])

建設的な対案(“数字”を伴うポートフォリオ

私の主張が示した筋に沿い、単線自動化圧縮のみ)ではなく複線でリスク分散すべきです。

介護医療2040年に+57万人の純増必要(計272万人目標)。(i) 生産性KPI(記録・シフト自動化で1人当たり稼働+10~15%)、(ii) 定着率KPI離職率▲X%)、(iii) 計画的外国人受入(特定技能EPA看護留学生で年+5~8万人レンジ)をセットで。 ([厚生労働省][3])
インフラ路線・病床の段階的統廃合と代替手段の所要時間費用自治体別に数値化(“崩れの連鎖回避)。移行費は地方債/JFMで平準化。 ([jfm.go.jp][13])
産業外貨知財・素材・制御SWへ重点配分しつつ、輸出額・為替前提・電力単価上限を数値で明示(エネ政策軌道リンク)。 ([Reuters][9])
労働市場女性高齢者就業KPIを置きつつ、ミスマッチ是正と選別的外国人補完を同時に(OECD勧告どおり)。 ([OECD][7])

結論あなたの主張は「圧縮自動化・内製化」を必要十分条件と誤置し、時間軸(2030年代の崖)と下限規模(介護外貨エネルギー防衛)を見落としている。

日本が取るべきは、圧縮×自動化前進させつつ、管理された受け入れを“保険”として併走させる複線戦略である単線リスク集中、複線はリスク分散。これが現実的な均衡です。 ([厚生労働省][3])

anond:20251021081417

お、AIさんありがとう。お返事いたします。

反論外国人労働者を受け入れなくても“管理された縮小”は成立しうる

1. 「縮小=衰退」ではない。必要なのは密度の再編”

縮小が均衡しない主因は「広い空間に人が薄く分散」していること。

外国人で総量維持ではなく、地域産業の再配置で人口密度を再構築する。

具体策:

都市自治体統合再編(医療教育交通コンパクト集約)

空き家空き地生活圏再設計インフラ半径の縮小)

効果固定費単位当たり負担を下げ、ネットワーク崩壊回避

2. 労働力不足は“技術集約”で補う

外国人で穴埋めではなく、労働生産性の飛躍的向上で吸収。

具体策:

自動化・ロボティクス・生成AIの導入(製造物流介護農業

高齢者女性労働参加の最適化セカンドステージ雇用等)

共同バックオフィス化/シェア人材モデル中小固定費圧縮

狙い:短期の量より長期の質的転換を優先。

3. 大量受け入れは“補助線”であって解ではない

社会的コスト医療教育社会保障の追加負担文化治安調整コスト)。

低賃金構造固定化生産性向上のインセンティブを損なう

結果:安価労働力による延命構造改革を遅らせる。

外国人抜きで踏ん張ることは、改革を促すブレーキとして機能

4. 技術資本教育の内製化で“下限規模”を守る

量ではなく質で最小実行規模を確保。

方向性

防衛モジュール化・無人化で少人数運用

産業設計制御ソフト・素材など知財輸出で外貨獲得

農エネ:自動農業・再エネ・小型原子炉自給率質的向上

結論技術が人を補う構造を先に整えるほうが持続的。

5. 外国人なしで均衡を保つ“現実的プラン
分野外国人労働者なしの対応
医療介護AI診断・介護ロボット導入/健康寿命延伸で需要抑制
インフラ自治体生活圏の統合更新凍結・スマートメンテナンス
産業設計制御・素材分野へ集中投資/量より知財輸出
労働定年延長・柔軟勤務・AI支援生産性倍増
地方財政合併行政DX+クラウド化で人件費削減
防衛無人化AI指揮統制・共同開発人員依存を低減
6. 結論

縮小均衡は崩れる」という見立ては、空間制度現状維持のまま縮める前提による。

構造圧縮し、技術密度を再構築すれば、外国人労働者なしでも均衡は成立しうる。

量的延命ではなく、**自動化・再編・内製化による“質的均衡”**こそが、現実的な持続可能性の道である

2025-10-20

anond:20251020093510

ニコニコ動画再生数は、動画再生数と動画広告掲出再生数の合計だから

ニコニコのほうが再生数の数字が上に見えても、実際にニコニコのほうが視聴者いて、コンテンツがよく見られているとは限らないんだな、これが

 

あとニコニコは、広告出稿費にあてられる「広告チケット」というもの

気軽に無料で、沢山ゲットできる機会が豊富にあるのも特徴で

毎日引けるデイリー福引

投稿者には無償で配布されるクリエイターチケット

広告打つと無料で引ける還元福引

…等々、様々な機会に無料で手に入れることができ

Youtubeのように万単位の現生をわさわざ用意する必要もなく、そもそもチケット使わない最低必要自体がかなり安価なので

再生水増しのコストハードルは低く、し放題なのがニコニコなんですわ

anond:20251020052722

Youtubeよりもニコニコの方が

不要ゴミおすすめしてくる」率ははるかに高いぞ

というのも、これにはれっきとした理由があって

動画広告存在、そして「投稿自身自分コンテンツ広告安価に打つことができる」仕組みにある

ニコニコ動画動画投稿者には、投稿者専用の自薦広告チケットクリエイターチケット」なるものが配布されていて

ニコニコ運営サイドのほうから無料&超廉価でダイマができますよ〜と、半ばダイマを推奨している

 

https://blog.nicovideo.jp/niconews/128137.html

 

なので、再生数を稼ぐだけなら、ニコニコは実にかんたん

 

自分自分コンテンツガンガン広告を打ちまくればいい

 

そうすれば、正味再生数が一桁、二桁の雑魚投稿者でも

動画広告が一回掲出されるだけで、動画再生数が自動的に一増える仕組み」ゆえに

かんたんに「見かけ上」の四桁再生数達成が叶う

 

https://note.com/aoiketo/n/n2488171918eb

 

見方を変えれば、承認欲求拗らせたやる気も才能もないにわかに超優しいシステム、とも言えなくもない

 

一方で、この広告まわりのシステムのせいで

視聴者サイドはゴミみたいなオナニー動画動画広告を見せられ苦痛を味わう

所謂ゴミ動画とのエンカウント率が高くなり、先ほど述べた「ニコニコのほうがおすすめゴミだらけ」という結果に行き着く

 

まあ、投稿主の場合クリエイターページの「アクセス元」情報から

動画再生されたのか、広告が見られただけなのかの判別はできてしまうので、こんなことしても虚しいだけだと俺は思うがな

【緊急提言B型作業所障害者が健常者の労働市場破壊し始めている。

B型作業所を利用した労働力ダンピングが、健常者の労働環境も壊していく危険性について。

いま、全国で静かに広がっている「B型作業所による労働力ダンピング」。

本来福祉の場であるはずのB型が、飲食店の皿洗い、ホテル清掃、ポスティングといった市場労働代替手段として使われ始めています

この流れを放置すれば、最終的に痛むのは障害者だけでなく、地域普通に働く健常者の賃金雇用のものです。

広島での試算 ― すでに「年16億円規模」の影響

広島市内のB型作業所は約178拠点

もし1事業所あたり10人が、月40時間ほど外部の定常業務(皿洗い・清掃など)を請け負い、時給500円で動いているとすると、

その延べ労働時間は71,200時間/月に達します。

地域最低賃金(1,085円)との差は585円/時。

単純計算だけでも、

● 月約4,165万円/年約5億円の賃金原資が市場から流出

さら経済学的にみると、このような「低賃金労働供給ショック」は地域全体の賃金水準にも波及します。

労働経済の標準モデル弾力係数β=−0.6)を適用すると、

● 平均賃金の下落率は約0.8〜1.5%

地域全体ではさらに年1011億円規模の賃金圧縮効果

まり合計すれば、広島だけで年間およそ16億円前後賃金が失われている計算です。

福祉の名を借りた安価下請け構造」が、結果的地域賃上げ努力を踏みにじっているのです。

問題本質 ― 「雇用契約ではない」という抜け道

B型作業所で働く人たちは、法律上は「雇用契約」ではなく「福祉サービス利用者」です。

そのため最低賃金法の適用を受けず、時給200〜500円でも違法ではありません。

しかし、現実には企業自治体発注を受け、実質的雇用と同じ作業をこなしているケースも少なくありません。

この「名ばかり福祉労働」が、地域労働市場を二重構造化させています

放置すれば“地域賃金デフレ”が進む

定常業務外注B型流れる

B型最低賃金を下回る単価で受託

企業は「安く発注できる」ことで価格競争が激化

結果、健常者パートアルバイト賃金も上がらない

この構造を変えなければ、「福祉」と「雇用」の双方が共倒れになります

本来は「支援」だったはずの仕組みが、社会全体の賃下げ装置に転化しているのです。

■ いま求められる政策対応

発注ガイドライン明確化

 定常業務B型に回すことを制限し、監査対象にする。

市場相当の対価設定

 「福祉価格」ではなく、発注元に最低賃金水準での支払いを義務づける。

③ 成果指標の導入

 B型が「移行支援」や「スキルアップ」に機能しているか定量評価する。

地域ごとの監視体制

 清掃・宿泊外食など、B型ダンピングが集中している業種を重点的に調査

結論 ―「安い労働」ではなく、「豊かに生きる福祉」へ

B型作業所本来就労の機会を守るための制度です。

しかし、今のままでは障害者の“安価労働”を利用する仕組みになってしまう。

そしてそれは、健常者の労働環境をも巻き込み、地域全体の賃金尊厳を奪う方向に進んでいます

福祉は誰かを犠牲にして成り立つものではありません。

支援」と「雇用」を分断せず、公正な対価と自立を両立させる仕組みづくりが、いま最も求められています

とChatGPTにまとめさせてみたんだが、全国48万人の利用者手帳なくても利用できるよ)のうち半分がもし

高い工賃を求めて地元企業から清掃やポスティングや皿洗いなどの仕事を時給500円で奪っていったら健常者の労働市場はどうなる?

ぶっ壊れるよ。現段階でももヤバい企業B型作業所を利用して人件費を削減できることに気づき始めたらこの傾向はもっと強まっていくと予想される。

その時、健常者は作業所仕事を奪われ賃金も上がらない最悪な場面を迎えることとなる。

今、みんなで気づかなきゃ。声をあげなきゃ大変なことになるよ。

2025-10-19

anond:20251019095024

あるかないかは極論その人がやってる仕事顧客に言って許してもらえるか、じゃないのか?

休めばサービスの質は下がるだろ?

代替要員をおけばコストがあがるだろ?

それを社長じゃなくて、顧客が許してくれる商売仕事なら言っってもいいんだよ。

顧客が「ワンオペで遅くなるとか知るか」「値段上げるとか舐めてんのか?」って言われるなら、買い手がどれだけ「お世話になってます」とか「いつもありがとう」って言ってても所詮その程度の仕事なんだよ。

値段の安い代わりの会社はいくらでもあるし、あなたの代わりも掃いて捨てるほどいるんだよ。

労働者が足りてない」のなら転職は楽にできるはずだろ?

そうじゃないならあなたが辞めても誰も困らないから堂々と辞めればいいんだよ。

それが許されない仕事ならその仕事は「安価で働くしかない」業態産業なので、会社文句を言っても改善されることはないし、改善する方法もないんだよ。

から労働基準法がー」とかわかった気になって文句言う前にホワイトで稼げる業態転職するしかないんだよ。

業態産業自体オワコンなので、その会社にはもうどうにもできない問題なので、そうじゃない仕事に行くしか環境が変わるなんてことはないの。

2025-10-18

親がiPhoneを買いたいらしい

何にするか。

候補

・iPhone16e→カメラは使わないので安価なこれ。

・iPhone17→最新のもの。新しければ良いと思っている。

Android系→安いが、使い方がわからないしダサいらしい。

そしてこれらを私が買ってデータ移行などをする必要がある。

面倒すぎるわ。

2025-10-17

日本は大量移民太陽光パネルで滅びかけてるが

主だった悪人を見てみよう

外国人労働者受け入れ政策を推進する主な日本の政治リスト

1. 安倍晋三 (自民党元首相 (2012-2020))

- 2018 年の出入国管理法改正で、特定技能ビザを新設

- 低資格外国人労働者の受け入れ枠拡大

- クォータ制導入で移民政策の「ダム崩壊」と評される

- 祖父岸信介戦後強制労働受益企業とのつながり

- 直接移民関連ではないが、経済界経団連)と連携し、家族企業が間接的に安価労働力受益との指摘

- 移民推進が家族ビジネス利益寄与した疑いがあるが売国無罪

2. 岸田文雄 (自民党元首相 (2021-2024))

- 同社はインドネシアなどから外国人労働者就労支援を専門とし、政策拡大により事業利益が増大

- 2023 年以降のインドネシア労働者増加率がトップで、便宜供与の疑いが国会で指摘されたが売国無罪

3. 石破茂 (自民党・現首相 (2024-))

4. 二階俊博 (自民党・元幹事長 (2016-2021))




anond:20251015180850

anond:20251016205845

それは他人自由に豪遊しながら想像力貧困安価に済んでいるのを見るのは楽しいから、そういうピエロに適した人間が選別されてるんでしょ

2025-10-16

アメリカで貧富の格差広がってるのに裕福層への増税医療支援の拡大を主張してる「民主党」が選挙で負けるのアメリカ国民って狂ってるわ

トランプ政権になってからより一層貧富の差が広がって

なんなら関税のせいで安価だった海外品まで値上がりして

歴代屈指の馬鹿トランプ支持して共和党選んだ奴ってどんな気分なんだろうか

2025-10-15

anond:20251015113630

とりあえず騒ぎたいだけで本当は恋愛なんかしたくないんだろ

政府叩きとか女叩きの具材しかない

安価いくらでも立ちんぼ買えるんだから

やせ薬マンジャロを注射するの保険適用外なの何気に無理ゲーじゃね

アメリカだとそんなに費用からないけど

日本糖尿病患者にの保険適用比較安価で買える

ただダイエット目的で買うとなると保険適用外だから超高額になる

痩せたいなと思っても気軽に使えないのがネックだね

皆どうやってるの?適用外で買ってるのかな

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