コートールド美術館展 魅惑の印象派@東京都美術館 上野
金曜日、日比谷で映画を観た後は上野に向かう.好きな印象派の画が来てるからね.
東京都美術館、金曜の午後という最適な観賞環境で観た「コートールド美術館展」.
———————————以下は同館HPから転載——————————
ロンドンにあるコートールド美術館のコレクションから、印象派・ポスト印象派の作品を
紹介します.実業家サミュエル・コートールドが収集したコレクションを核に1932年に
設立された同館は、美術史や保存修復において世界有数の研究機関である
コートールド美術研究所の展示施設です.
本展覧会では、その研究機関としての側面にも注目し、画家の語った言葉や
同時代の状況、制作の背景、科学調査により明らかになった制作の過程なども紹介し、
作品を読み解いていきます.
日本の風景のようだと語られたファン・ゴッホによるアルルの風景《花咲く桃の木々》、
19世紀後半の近代都市パリの風俗を映すルノワールの《桟敷席》やマネの
《フォリー=ベルジェールのバー》、科学調査が作品の秘密を解き明かした
ゴーガンの《ネヴァーモア》やモディリアーニの《裸婦》などをはじめ、
選りすぐりの絵画・彫刻約60点を展示します.
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《フォリー=ベルジェールのバー》は以前に日本で観たことがあるが、
この作品以外は初見の画ばかり、新鮮な印象で観賞できた.
しかも極少な観客数の環境で♪(笑).
《フォリー=ベルジェールのバー》も含めてルノワールやゴーガン、モディリアーニ
の代表作には、いちいち作図した解説までが展示されている.
余計なお世話と言いたい.第一大した内容でもない.
エドゥアール・マネ《フォリー=ベルジェールのバー》1882年
いつ観てもその背景となる鏡の中の世界の表現の妖しさにときめいてしまう
不思議な画だ.
初見の画では、モネの花の画が気になった.
クロード・モネ《花瓶》1881年
題名からも花の名は判らないのだけど、花びらは桜のように見える.
枝は違うよね.端正な花瓶と花の取り合わせが素晴らしいと思う.
もうひとつ面白かったのは、税関吏と呼ばれていたルソーの作品.
アンリ・ルソー《税関》1890年
勤め先であった税関を描いたもの.これが自らの仕事場を描いた唯一の作品だそう.
貴重というか、それを仕事場でスケッチしていたかと思うとユーモラスだ♪
その他、ロダンの彫刻にも勢いのある作品が多く有り、楽しませてくれた.
初見の作品が多く楽しめた展覧会.
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